島と暮らしの未来研究所Vol.2 2017年11月18日

1. 地域が支える食と農
～農漁業のブランディングとファンづくり～
兵庫県有機農業生産出荷組合 事務局⾧
ファームアンドカンパニー株式会社 代表取締役
兵庫食べる通信 編集⾧
兵庫県西宮市 農業委員
光岡大介
島と暮らしの未来研究所 2017.11.18

2. 兵庫県
人口：557万人
県庁所在地：神戸市
主な食材：
神戸牛、但馬牛
丹波篠山の黒豆
淡路島の玉ねぎ
川西のイチジク
香住のカニ
神戸のイカナゴ
朝来の岩津ネギ
出石の蕎麦
赤穂の牡蠣

3. 【作る＝食べる＝生きる】
生産者、漁師と食べる人たちがつながる！
兵庫では３つの取り組みを行っています
１.食べ物や生産現場のリアリティが伝わる体験
２.顧客→ファン→サポーターになる仕組づくり
３.地域を巻き込んだ取り組み
（農家、レストラン、ホテル、旅行事業者）

5. レストラン
畑の企業研修
畑の会員制
有機野菜宅配
Café&マルシェ
農業体験
ツアー
食品ブランド
企画製造販売
食べ物つき情報誌
地産地消
Wedding

6. 野菜ビストロ レギューム
開業：2011年11月
所在地：兵庫県西宮市
坪数：40坪
席数：52席
来客：27,000人（年間）
阪急西宮北口駅より徒歩1分、
ビル最上階、テラス席やガーデン
テラスのあるフレンチビストロ。
野菜をはじめ、お肉類や魚介も
兵庫の食材を使用。
・惣菜販売（宅配用、おせち）
・加工品販売（ジュース、ソース）

7. 現在全国３９地域 食べ物つき情報誌 『食べる通信』
読んで、食べるだけではない
お届けするのは「食に向き合い、
楽しむ」一連の体験です
■名称：兵庫食べる通信
■創刊：2015年7月
■発行：隔月発行（偶数月）
■誌面形式：A4 カラー20ページ
■内容：産地取材、料理、食のコラムなど
の情報誌 ＋ 特集生産者の食材2名分
■価格：各号3,880円（税・送料込）での定
期購読
■購読申込：http://taberu.me/hyogo/

8. 料理
教室
生産者
との
食事会
畑
と
の
関
わ
り
頻度・日常性
顧客から ファン／サポーターへ
レストラン
畑 の 企 業 研 修
畑 の 会 員 制
有 機 野 菜 宅 配
Café & Shop
農 業 体 験 ツ ア ー
食 品 ブ ラ ン ド
企 画 製 造 販 売
食べ物つき
情 報 誌
マルシェ
新規就農
サポーター
27,000人／年
18,000人／年
1,800回／年
1,200回／年
300人／年
2,400人／年

9. 生産者 消費者
取引

10. 支援者 被支援者

11. 生産
料理
もてなし
食べる自然
流通

13. 黒豆とあさりのスープパリジャン
８８０ yen
篠山の黒枝豆は10月下旬～11月
上旬にだけ味わえます。
にじいろ農園 小澤 和文さんの
作る大粒でホクホクとした食感、
味の濃い黒枝豆を
あさりの旨味が広がるじゃがいも
とポロネギのパリジャンスープの
主役にしました。
梨とホタテ貝と水菜のサラダ ４種のペッパーソース ８８０ yen
昼夜の寒暖差があり、海風が吹く香住は
梨の栽培に適しています。
梨農家 田門 健太さんいわく、今年は
10年に一度の良い出来栄えだそうです。
果汁が多く、甘味と酸味のバランスの良
い「新興梨」をサラダに仕立てました。
新興梨のみずみずしい甘みに、4種の
ペッパーソースがアクセントです。
メニュー提案

14. 読者専用グループページでつながる

15. 兵庫食べるダイニング

16. 食べる通信 読者さんとの産地体験ツアー

18. 企業向け 農業体験研修

19. 地域を巻き込んだ拡がり１

20. 地域を巻き込んだ拡がり２
■ホテルセトレ（神戸舞子／姫路）では各部屋に「兵庫食べる通信」を設置
■ルームサービスの朝食で特集食材を使ったメニューを使用

21. 商品である前に 食べもの 命あるもの

22. いただきますの向こう側
見えない食卓から見える食卓へ

23. 作り手の思いに触れると
いただきますとごちそうさまがつながる

24. 作り手の思いに触れること
理解と感謝 それが最高の調味料です

25. 友人・親戚付合

26. 関係性による
ブランディング
による
仲間づくりマーケティング

27. 課題
の両立
経営者としての成長

28. 今後の展望
都市と生産地の
関係づくり