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Code for japan Summit 2015 Civic Tech 最前線~世界の事例を学ぶ~
- 1. Code for Japan Summit 2015
Civic Tech 最前線〜世界の事例を学ぶ〜
マカイラ株式会社代表 藤井宏一郎
- 4. ● 2014年9月、もとGoogle幹部のMegan Smith が米国政府の次のCTOに任命され
るーHealthcare.govの失敗から新たなスタート
● 2014年12月、Socrataが3000万ドルのファンドレイズに成功
● 2015年2月、もとTwitter幹部 のDJ Patil が米国政府の初代 Chief Data Scientist
に任命される
● 2月、Accelaが史上最高額の14350万ドル(約177億円)の出資を受ける
● 4月、Tech Crunch記事「Civic Tech is Ready for Investment」
● 6月、Forbes記事「Why Civic Tech is the Next Big Thing」
● 6月、Urban Sustainability Directors Network (USDN)報告書
● 7月、Textizen がGovDeliveryに買収される
● 9月、GovTechが2300万ドル(約28億円)のGovTech Fundを立ち上げ
● 10月、Open Gov が2500万ドル(約30億円)の出資をAndreesen Horowitzより受
ける
市場規模拡大・本格的な投資環境が整い始める
- 12. 代表制民主主義
● Code for America のCatherine Bracy: 「我々は5年前と同じ問いを今も自分たちに投げかけている。いくつ
かの進展はあったが大きな進展ではない。」「そして “more tools(もっと多くのツールを) ”という解答に戻って
きてしまう。たとえば市民活動のためのリンクトインみたいなものを作ろう、キラーアプリがあれば変わるはず
だ、もっとデータマイニングが必要だ、と考える。」「 しかし問題はそこではない。問題は toolでなくてpeople
(人々)の部分だ。政府はどうやって意思決定をするのか。どうやって市民の声を処理するのか。市民に
フィードバックするのか。 このプロセスを変えていかないと真の変化は起きない。」
● 市民活動家でCitizen University の創設者Eric Liu:「シビックテックは透明性や効率性、コミュニティ意識や
カスタマーサービス(の醸成)には非常に強い。しかし問題は “content neutral”(内容的中立、つまり特定の
政治的方向性を持たない)だということだ。 (行政や情報への)形式的なアクセシビリティを確保するが、それ
だけでは十分ではない。」「真の目標は、政治権力の源泉と社会の決定権のあり方を変えることでなくてはな
らない」
PDF2015では、シビックテックが行政の効率化など、表面的
で身近な課題解決にとどまり、国のあり方を左右するような
政治課題への深い参加ができていない、という懸念の声