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学術情報リテラシーの習得に影響を
及ぼす学習経験の検討
―質問紙調査の結果から―
別紙資料
京都大学大学院教育学研究科
博士後期課程1回生
飯尾 健
2017年9月18日
日本教育工学会 第33回全国大会
(島根大学)
調査概要
日時:
2016年6月15~16日
方法:
インターネット調査会社に依頼
対象:
全国の4年制大学に通う
大学生248名
調査対象者に関する性別/学年のクロス集計表
調査項目
Input
性別
学年
所属学部の学問領域 (日本学術振興会, n.d. をもとに作成)
高校時代の学習経験 10項目4件法 (ベネッセ教育研究開発センター, 2012を一部改変)
Environment
大学での授業経験 20項目4件法 (ベネッセ教育研究開発センター, 2012を使用)
大学図書館利用経験 14項目4件法 (京都大学図書館機構, 2015を一部改変)
学術情報リテラシー
学習経験
7項目4件法 (自作項目)
Output
学術情報リテラシー
質問項目
27項目4件法 (飯尾, 2017の27項目の合計点を使用)
分析プロセス
①統制変数・独立変数の因子分析
項目をいくつかの尺度としてまとめ、合計点を変数として使用
②階層的重回帰分析
Inputを統制変数(ステップ1)、Environmentを独立変数(ステップ2)として
投入し、Output(従属変数)に対するそれぞれの変数の効果を明らかにする
(学年は順序尺度として、所属学部の学問領域はダミー変数を作成して
それぞれ投入)
調査項目①
Input (統制変数)
a. 性別
b. 学年
c. 所属学部の学問領域
M SD
1 学校や地域の図書館を利用し、調べ物をした 4 3 2 1 2.46 .99
2 インターネットを利用し、調べ物をした 4 3 2 1 3.17 .85
3 調べたことを友だちと話し合った 4 3 2 1 2.75 .94
4 調べたことを図や表にまとめた 4 3 2 1 2.69 .89
5 調べたことを文章にまとめた 4 3 2 1 2.96 .91
6 友だちと協力して発表資料をまとめた 4 3 2 1 2.69 .94
7 調べたことを人前で発表した 4 3 2 1 2.82 .90
8 PCを活用して動画編集や画像の作成をした 4 3 2 1 2.22 1.04
9 ホームページやPC等で動作するプログラムまたはアプリを作成した 4 3 2 1 1.92 .98
10 インターネットの使い方やマナーについて学んだ 4 3 2 1 2.90 .82
記述統計量
(n =248)
あなたは高校時代の学習に際して、次のようなことをどの程度
経験しましたか。
以下の各項目について、最もあてはまるもの1つを選択してください。
よ
く
あ
っ
た
時
々
あ
っ
た
ほ
と
ん
ど
な
か
っ
た
全
く
な
か
っ
た
d. 高校時代の学習経験
1 男性 132 2 女性 116 合計 248
(教示文なし)
1 1年生 66 2 2年生 66 3 3年生 56 4 4年生以上 60 合計 248
あなたの学年にあてはまるものを選んでください。(ひとつだけ)
1 人文学 54
2 社会科学 78
3 自然科学 50
4 医療・看護 41
5 学際領域 25
6 その他(自由記述をもとに1~5に割り当て)
合計 248
あなたの所属している学部の分野について、もっとも近いものを1~6の中から1つ選んでください。
判断しづらい場合やあてはまるものがない場合は、「その他」を選び、
ご自身の所属する学部名をお答えください。
調査項目②
Environment (独立変数)
a. 大学での授業経験
M SD
1 高校で勉強する教科の補習授業 4 3 2 1 2.14 .96
2 大学での学習方法を学ぶ授業 4 3 2 1 2.36 .96
3 少人数のゼミ・演習形式の授業 4 3 2 1 2.75 1.02
4 実験や調査の機会を取り入れた授業 4 3 2 1 2.58 1.00
5 教室外で体験的な活動や実習を行う授業 4 3 2 1 2.35 1.01
6 毎回、授業内容に関するコメントや意見を書く授業 4 3 2 1 3.16 .85
7
教員と学生が授業時間内にコミュニケーション
(議論・質問・対話など)がとれる授業
4 3 2 1 2.64 .95
8
上級生や下級生と授業時間内にコミュニケーション
(議論・質問・対話など)がとれる授業
4 3 2 1 2.00 .98
9
インターネットやメールなどを利用して、授業以外 でも教員や学生
とコミュニケーション(議論・質問・ 対話など)がとれる授業
4 3 2 1 2.50 1.04
10 学期末以外にもテストが課される授業 4 3 2 1 3.06 .80
11 学期末以外にもレポートが課される授業 4 3 2 1 3.11 .84
12 提出物に教員からのコメントが付されて返却される 授業 4 3 2 1 2.47 .99
13 学生の意見や授業評価の結果を反映させた授業 4 3 2 1 2.67 .92
14 グループワークなどの協同作業をする授業 4 3 2 1 2.92 .83
15 ディスカッションの機会を取り入れた授業 4 3 2 1 2.76 .92
16 プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 4 3 2 1 2.77 .86
17 コンピュータやインターネットを活用する授業 4 3 2 1 2.90 .89
18 学んでいる内容と将来のかかわりについて考えられる授業 4 3 2 1 2.62 .92
19 語学以外の授業で、外国語で行われる授業 4 3 2 1 2.04 1.07
20 企業等と連携した実践的な授業 4 3 2 1 1.99 .97
記述統計量
(n =248)
あなたはこれまで大学で、
次のような授業をどのくらい経験しましたか。
以下の各項目について、最もあてはまるもの1つを
選択してください。
よ
く
あ
っ
た
あ
る
程
度
あ
っ
た
ほ
と
ん
ど
な
か
っ
た
全
く
な
か
っ
た
調査項目③
b. 大学図書館利用経験
M SD
1 自習を行う 4 3 2 1 2.88 1.12
2 グループでの学習を行う 4 3 2 1 1.89 1.00
3 図書を利用する 4 3 2 1 2.79 1.02
4 雑誌を利用する 4 3 2 1 1.85 1.00
5 図書館の資料を使って、分からないことを調べる 4 3 2 1 2.54 1.08
6 他大学から文献の取り寄せを行う 4 3 2 1 1.41 .76
7 CD・DVDを利用する 4 3 2 1 1.68 .94
8 新聞を利用する 4 3 2 1 1.73 .97
9 インターネットを利用する 4 3 2 1 2.46 1.13
10 電子ジャーナルを利用する 4 3 2 1 1.67 .92
11 データベースを利用する 4 3 2 1 2.13 1.09
12 図書館のPCに入っているソフトを使って作業する 4 3 2 1 1.87 1.03
13 図書館員やサポートスタッフに相談する 4 3 2 1 1.56 .83
14 図書館で開催されるイベント・講習会に参加する 4 3 2 1 1.43 .81
記述統計量
(n =248)
現在通っている大学に附属している図書館の利用方法について
質問します。
あなたはこれまで、大学の図書館で
どのようなことをしたことがありますか。
以下の各項目について、最もあてはまるもの1つを選択してください。
よ
く
あ
っ
た
た
ま
に
あ
っ
た
あ
ま
り
な
か
っ
た
全
く
な
か
っ
た
c. 学術情報リテラシー学習経験
M SD
1 情報の探し方について書かれた図書やウェブサイトを見て自習した 4 3 2 1 1.83 .93
2 情報探索・アカデミックスキルに関する授業を履修した 4 3 2 1 1.85 .96
3 図書館で行われる図書館ツアーやスタンプラリーに参加した 4 3 2 1 1.59 .90
4 友人と自主的な勉強会を行ったり、友人からアドバイスをもらったりした 4 3 2 1 2.31 1.03
5 図書館で行われる図書や資料の探し方についての講習会に参加した 4 3 2 1 1.79 .99
6
授業の中で、教員や図書館員から図書や情報の探し方についての講義や
指導があった
4 3 2 1 2.30 1.02
7
授業時間外に、教員や図書館員、学習サポートスタッフなどから個人的に
アドバイスや指導を受けた
4 3 2 1 1.78 .95
レポートに使用する資料や情報の探し方について学んだ経験について
質問します。
あなたはこれまで、以下にあげる学習方法について
どの程度行ったことがありますか。
以下の各項目について、最もあてはまるもの1つを選択してください。
記述統計量
(n=248)
全
く
な
か
っ
た
あ
ま
り
な
か
っ
た
た
ま
に
あ
っ
た
よ
く
あ
っ
た
調査項目④
Output (従属変数)
学術情報リテラシー質問項目
M SD
1 自分の専攻での関心や先行研究に基づいて調査テーマを設定できる 4 3 2 1 2.77 .78
2 普段の問題意識や自分の興味・関心と結びつけて調査テーマを設定できる 4 3 2 1 2.81 .76
3 今から調査することについて、自分に不足している情報を挙げられる 4 3 2 1 2.67 .73
4 自分が今から調べる課題に関係するキーワードをリストアップできる 4 3 2 1 2.80 .73
5
自分の調査するテーマについて多く取り上げられている
学術雑誌を挙げることができる
4 3 2 1 2.33 .83
6
インターネットを使ってレポートに関する調べものをするときの
注意点を挙げることができる
4 3 2 1 2.99 .78
7
情報を探すときに手助けをしてくれる人や大学でのサービスを
挙げることができる
4 3 2 1 2.78 .84
8
探し漏れのないように二つ以上の探索ツールを用いて情報を
探すことができる
4 3 2 1 2.56 .83
9
インターネットでは情報を見つけられなかった場合、他の情報源を使って
探すことができる
4 3 2 1 2.93 .81
10
著者名、タイトル、発行年などの条件を複数組み合わせて
文献を探すことができる
4 3 2 1 2.80 .85
11
情報検索をするときに、キーワード選びや組み合わせを工夫して効率的に
必要な情報を見つけることができる
4 3 2 1 2.91 .74
12
今持っている情報よりも新しい情報がないかどうかを判断する
ことができる
4 3 2 1 2.65 .75
13
見つけた情報の引用元を確認して、情報の信頼性を判断する
ことができる
4 3 2 1 2.81 .73
14
本や記事の著者の情報を確認し、その内容について信頼できる立場の人間
や団体かどうか判断できる
4 3 2 1 2.58 .78
15 見つけた資料に自分の探していた情報が含まれているかどうか判断できる 4 3 2 1 2.90 .82
16
対立した意見があるテーマについて、さまざまな情報を比較検討して自分
の立場を表明できる
4 3 2 1 2.71 .77
全
く
あ
て
は
ま
ら
な
い
記述統計量
(n =248)
大学での課題やレポートおよび研究のために行う情報探索や文献調査のこ
とについて質問します。
以下の各項目について、最もあてはまるもの1つを選択して
ください。
非
常
に
あ
て
は
ま
る
や
や
あ
て
は
ま
る
あ
ま
り
あ
て
は
ま
ら
な
い
調査項目⑤
学術情報リテラシー質問項目 (続き)
17
文献の中から事実を述べた箇所と、筆者の主張を述べている
部分を区別して示せる
4 3 2 1 2.75 .84
18 自分の研究テーマについての先行研究を調べてまとめることができる 4 3 2 1 2.60 .74
19
自分の立場と反対の意見について反論できるよう、適切な情報をまとめる
ことができる
4 3 2 1 2.61 .77
20
自分のテーマに不都合な意見や情報を無視せずに情報を
集めることができる
4 3 2 1 2.77 .73
21 参考文献リストを自分で作成できる 4 3 2 1 2.88 .85
22
引用する必要のない一般的な知識か、引用が必要な知識か
どうかを判断できる
4 3 2 1 2.70 .79
23
文章の引用元のタイトル、著者などを指定された様式通りに示すことが
できる
4 3 2 1 2.94 .79
24 正しい引用と剽窃・盗用との違いを知っている 4 3 2 1 2.90 .84
25
必要な情報が見つからないとき、探す情報の範囲を広げたり絞ったりして
見つけられるように工夫できる
4 3 2 1 2.90 .72
26
必要な情報が見つからないとき、他の探索ツールを使ったり
手順を変えて行うことができる
4 3 2 1 2.88 .76
27
必要な情報が見つからないとき、キーワードの変更などで
見つけられるよう工夫できる
4 3 2 1 3.02 .78
分析結果①
独立変数の因子分析
a. 高校時代の学習経験
項目 M SD 因子負荷量
調べたことを人前で発表した 2.82 .90 .78
調べたことを図や表にまとめた 2.69 .89 .77
友だちと協力して発表資料をまとめた 2.69 .94 .73
調べたことを友だちと話し合った 2.75 .94 .73
調べたことを文章にまとめた 2.96 .91 .69
学校や地域の図書館を利用し、調べ物をした 2.46 .99 .59
インターネットの使い方やマナーについて学んだ 2.90 .82 .53
PCを活用して動画編集や画像の作成をした 2.22 1.04 .46
b. 大学での授業経験
項目 M SD 因子負荷量
図書を利用する 2.79 1.02 .81
図書館の資料を使って、分からないことを調べる 2.54 1.08 .76
データベースを利用する 2.13 1.09 .60
インターネットを利用する 2.46 1.13 .40
c. 大学図書館利用経験
アクティブ
ラーニング型
授業経験
基礎的な理解・
コミュニケーション
重視型授業
体験・
調査型
授業
(α =.72) (α =.76) (α =.54)
グループワークなどの協同作業をする授業 2.92 .83 .70 -.13 .11
ディスカッションの機会を取り入れた授業 2.76 .92 .61 -.04 .18
プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 2.77 .86 .57 .09 -.15
コンピュータやインターネットを活用する授業 2.90 .89 .49 .15 -.08
学期末以外にもレポートが課される授業 3.11 .84 .44 -.18 .28
少人数のゼミ・演習形式の授業 2.75 1.02 .43 .06 -.12
高校で勉強する教科の補習授業 2.14 .96 -.14 .62 .19
上級生や下級生と授業時間内にコミュニケーション
(議論・質問・対話など)がとれる授業
2.00 .98 -.05 .57 .06
インターネットやメールなどを利用して、授業以外
でも教員や学生とコミュニケーション
(議論・質問・対話など)がとれる授業
2.50 1.04 .07 .54 .06
大学での学習方法を学ぶ授業 2.36 .96 .00 .53 -.05
教員と学生が授業時間内にコミュニケーション
(議論・質問・対話など)がとれる授業
2.64 .95 .31 .45 -.02
学生の意見や授業評価の結果を反映させた授業 2.67 .92 .29 .44 -.04
教室外で体験的な活動や実習を行う授業 2.35 1.01 -.11 .11 .71
実験や調査の機会を取り入れた授業 2.58 1.00 .04 .11 .42
1 ―
2 .52 ―
3 .47 .45 ―
項目 M SD
因子間相関
分析結果②
階層的重回帰分析
M SD
性別(男性=0, 女性=1) .11 .06
学年 .07 .05
人文系ダミー -.10 -.09
社会科学系ダミー .06 .03
自然科学系ダミー .05 .07
医療・看護系ダミー -.06 -.01
高校時代の学習経験 2.69 .66 .23 ***
.16 *
アクティブラーニング型授業経験 2.87 .58 .26 **
基礎的な理解・コミュニケーション重視型授業経験 2.39 .65 -.04
体験・調査型授業経験 2.47 .83 -.05
大学図書館の利用経験 2.48 .81 .14 *
友人と自主的な勉強会を行ったり、
友人からアドバイスをもらったりした
2.31 1.03 -.12
授業の中で、教員や図書館員から図書や情報の探し方
についての講義や指導があった
2.30 1.02 .02
R 2
.08 **
.16 ***
adjusted R 2
.05 .11
ΔR 2
.08 **
*
p <.05, **
p <.01, ***
p <.001
ステップ1 β ステップ2 β
I
E

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日本教育工学会2017発表別紙資料「学術情報リテラシーの習得に影響を及ぼす学習経験の検討―質問紙調査の結果から―」

  • 2. 調査概要 日時: 2016年6月15~16日 方法: インターネット調査会社に依頼 対象: 全国の4年制大学に通う 大学生248名 調査対象者に関する性別/学年のクロス集計表 調査項目 Input 性別 学年 所属学部の学問領域 (日本学術振興会, n.d. をもとに作成) 高校時代の学習経験 10項目4件法 (ベネッセ教育研究開発センター, 2012を一部改変) Environment 大学での授業経験 20項目4件法 (ベネッセ教育研究開発センター, 2012を使用) 大学図書館利用経験 14項目4件法 (京都大学図書館機構, 2015を一部改変) 学術情報リテラシー 学習経験 7項目4件法 (自作項目) Output 学術情報リテラシー 質問項目 27項目4件法 (飯尾, 2017の27項目の合計点を使用) 分析プロセス ①統制変数・独立変数の因子分析 項目をいくつかの尺度としてまとめ、合計点を変数として使用 ②階層的重回帰分析 Inputを統制変数(ステップ1)、Environmentを独立変数(ステップ2)として 投入し、Output(従属変数)に対するそれぞれの変数の効果を明らかにする (学年は順序尺度として、所属学部の学問領域はダミー変数を作成して それぞれ投入)
  • 3. 調査項目① Input (統制変数) a. 性別 b. 学年 c. 所属学部の学問領域 M SD 1 学校や地域の図書館を利用し、調べ物をした 4 3 2 1 2.46 .99 2 インターネットを利用し、調べ物をした 4 3 2 1 3.17 .85 3 調べたことを友だちと話し合った 4 3 2 1 2.75 .94 4 調べたことを図や表にまとめた 4 3 2 1 2.69 .89 5 調べたことを文章にまとめた 4 3 2 1 2.96 .91 6 友だちと協力して発表資料をまとめた 4 3 2 1 2.69 .94 7 調べたことを人前で発表した 4 3 2 1 2.82 .90 8 PCを活用して動画編集や画像の作成をした 4 3 2 1 2.22 1.04 9 ホームページやPC等で動作するプログラムまたはアプリを作成した 4 3 2 1 1.92 .98 10 インターネットの使い方やマナーについて学んだ 4 3 2 1 2.90 .82 記述統計量 (n =248) あなたは高校時代の学習に際して、次のようなことをどの程度 経験しましたか。 以下の各項目について、最もあてはまるもの1つを選択してください。 よ く あ っ た 時 々 あ っ た ほ と ん ど な か っ た 全 く な か っ た d. 高校時代の学習経験 1 男性 132 2 女性 116 合計 248 (教示文なし) 1 1年生 66 2 2年生 66 3 3年生 56 4 4年生以上 60 合計 248 あなたの学年にあてはまるものを選んでください。(ひとつだけ) 1 人文学 54 2 社会科学 78 3 自然科学 50 4 医療・看護 41 5 学際領域 25 6 その他(自由記述をもとに1~5に割り当て) 合計 248 あなたの所属している学部の分野について、もっとも近いものを1~6の中から1つ選んでください。 判断しづらい場合やあてはまるものがない場合は、「その他」を選び、 ご自身の所属する学部名をお答えください。
  • 4. 調査項目② Environment (独立変数) a. 大学での授業経験 M SD 1 高校で勉強する教科の補習授業 4 3 2 1 2.14 .96 2 大学での学習方法を学ぶ授業 4 3 2 1 2.36 .96 3 少人数のゼミ・演習形式の授業 4 3 2 1 2.75 1.02 4 実験や調査の機会を取り入れた授業 4 3 2 1 2.58 1.00 5 教室外で体験的な活動や実習を行う授業 4 3 2 1 2.35 1.01 6 毎回、授業内容に関するコメントや意見を書く授業 4 3 2 1 3.16 .85 7 教員と学生が授業時間内にコミュニケーション (議論・質問・対話など)がとれる授業 4 3 2 1 2.64 .95 8 上級生や下級生と授業時間内にコミュニケーション (議論・質問・対話など)がとれる授業 4 3 2 1 2.00 .98 9 インターネットやメールなどを利用して、授業以外 でも教員や学生 とコミュニケーション(議論・質問・ 対話など)がとれる授業 4 3 2 1 2.50 1.04 10 学期末以外にもテストが課される授業 4 3 2 1 3.06 .80 11 学期末以外にもレポートが課される授業 4 3 2 1 3.11 .84 12 提出物に教員からのコメントが付されて返却される 授業 4 3 2 1 2.47 .99 13 学生の意見や授業評価の結果を反映させた授業 4 3 2 1 2.67 .92 14 グループワークなどの協同作業をする授業 4 3 2 1 2.92 .83 15 ディスカッションの機会を取り入れた授業 4 3 2 1 2.76 .92 16 プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 4 3 2 1 2.77 .86 17 コンピュータやインターネットを活用する授業 4 3 2 1 2.90 .89 18 学んでいる内容と将来のかかわりについて考えられる授業 4 3 2 1 2.62 .92 19 語学以外の授業で、外国語で行われる授業 4 3 2 1 2.04 1.07 20 企業等と連携した実践的な授業 4 3 2 1 1.99 .97 記述統計量 (n =248) あなたはこれまで大学で、 次のような授業をどのくらい経験しましたか。 以下の各項目について、最もあてはまるもの1つを 選択してください。 よ く あ っ た あ る 程 度 あ っ た ほ と ん ど な か っ た 全 く な か っ た
  • 5. 調査項目③ b. 大学図書館利用経験 M SD 1 自習を行う 4 3 2 1 2.88 1.12 2 グループでの学習を行う 4 3 2 1 1.89 1.00 3 図書を利用する 4 3 2 1 2.79 1.02 4 雑誌を利用する 4 3 2 1 1.85 1.00 5 図書館の資料を使って、分からないことを調べる 4 3 2 1 2.54 1.08 6 他大学から文献の取り寄せを行う 4 3 2 1 1.41 .76 7 CD・DVDを利用する 4 3 2 1 1.68 .94 8 新聞を利用する 4 3 2 1 1.73 .97 9 インターネットを利用する 4 3 2 1 2.46 1.13 10 電子ジャーナルを利用する 4 3 2 1 1.67 .92 11 データベースを利用する 4 3 2 1 2.13 1.09 12 図書館のPCに入っているソフトを使って作業する 4 3 2 1 1.87 1.03 13 図書館員やサポートスタッフに相談する 4 3 2 1 1.56 .83 14 図書館で開催されるイベント・講習会に参加する 4 3 2 1 1.43 .81 記述統計量 (n =248) 現在通っている大学に附属している図書館の利用方法について 質問します。 あなたはこれまで、大学の図書館で どのようなことをしたことがありますか。 以下の各項目について、最もあてはまるもの1つを選択してください。 よ く あ っ た た ま に あ っ た あ ま り な か っ た 全 く な か っ た c. 学術情報リテラシー学習経験 M SD 1 情報の探し方について書かれた図書やウェブサイトを見て自習した 4 3 2 1 1.83 .93 2 情報探索・アカデミックスキルに関する授業を履修した 4 3 2 1 1.85 .96 3 図書館で行われる図書館ツアーやスタンプラリーに参加した 4 3 2 1 1.59 .90 4 友人と自主的な勉強会を行ったり、友人からアドバイスをもらったりした 4 3 2 1 2.31 1.03 5 図書館で行われる図書や資料の探し方についての講習会に参加した 4 3 2 1 1.79 .99 6 授業の中で、教員や図書館員から図書や情報の探し方についての講義や 指導があった 4 3 2 1 2.30 1.02 7 授業時間外に、教員や図書館員、学習サポートスタッフなどから個人的に アドバイスや指導を受けた 4 3 2 1 1.78 .95 レポートに使用する資料や情報の探し方について学んだ経験について 質問します。 あなたはこれまで、以下にあげる学習方法について どの程度行ったことがありますか。 以下の各項目について、最もあてはまるもの1つを選択してください。 記述統計量 (n=248) 全 く な か っ た あ ま り な か っ た た ま に あ っ た よ く あ っ た
  • 6. 調査項目④ Output (従属変数) 学術情報リテラシー質問項目 M SD 1 自分の専攻での関心や先行研究に基づいて調査テーマを設定できる 4 3 2 1 2.77 .78 2 普段の問題意識や自分の興味・関心と結びつけて調査テーマを設定できる 4 3 2 1 2.81 .76 3 今から調査することについて、自分に不足している情報を挙げられる 4 3 2 1 2.67 .73 4 自分が今から調べる課題に関係するキーワードをリストアップできる 4 3 2 1 2.80 .73 5 自分の調査するテーマについて多く取り上げられている 学術雑誌を挙げることができる 4 3 2 1 2.33 .83 6 インターネットを使ってレポートに関する調べものをするときの 注意点を挙げることができる 4 3 2 1 2.99 .78 7 情報を探すときに手助けをしてくれる人や大学でのサービスを 挙げることができる 4 3 2 1 2.78 .84 8 探し漏れのないように二つ以上の探索ツールを用いて情報を 探すことができる 4 3 2 1 2.56 .83 9 インターネットでは情報を見つけられなかった場合、他の情報源を使って 探すことができる 4 3 2 1 2.93 .81 10 著者名、タイトル、発行年などの条件を複数組み合わせて 文献を探すことができる 4 3 2 1 2.80 .85 11 情報検索をするときに、キーワード選びや組み合わせを工夫して効率的に 必要な情報を見つけることができる 4 3 2 1 2.91 .74 12 今持っている情報よりも新しい情報がないかどうかを判断する ことができる 4 3 2 1 2.65 .75 13 見つけた情報の引用元を確認して、情報の信頼性を判断する ことができる 4 3 2 1 2.81 .73 14 本や記事の著者の情報を確認し、その内容について信頼できる立場の人間 や団体かどうか判断できる 4 3 2 1 2.58 .78 15 見つけた資料に自分の探していた情報が含まれているかどうか判断できる 4 3 2 1 2.90 .82 16 対立した意見があるテーマについて、さまざまな情報を比較検討して自分 の立場を表明できる 4 3 2 1 2.71 .77 全 く あ て は ま ら な い 記述統計量 (n =248) 大学での課題やレポートおよび研究のために行う情報探索や文献調査のこ とについて質問します。 以下の各項目について、最もあてはまるもの1つを選択して ください。 非 常 に あ て は ま る や や あ て は ま る あ ま り あ て は ま ら な い
  • 7. 調査項目⑤ 学術情報リテラシー質問項目 (続き) 17 文献の中から事実を述べた箇所と、筆者の主張を述べている 部分を区別して示せる 4 3 2 1 2.75 .84 18 自分の研究テーマについての先行研究を調べてまとめることができる 4 3 2 1 2.60 .74 19 自分の立場と反対の意見について反論できるよう、適切な情報をまとめる ことができる 4 3 2 1 2.61 .77 20 自分のテーマに不都合な意見や情報を無視せずに情報を 集めることができる 4 3 2 1 2.77 .73 21 参考文献リストを自分で作成できる 4 3 2 1 2.88 .85 22 引用する必要のない一般的な知識か、引用が必要な知識か どうかを判断できる 4 3 2 1 2.70 .79 23 文章の引用元のタイトル、著者などを指定された様式通りに示すことが できる 4 3 2 1 2.94 .79 24 正しい引用と剽窃・盗用との違いを知っている 4 3 2 1 2.90 .84 25 必要な情報が見つからないとき、探す情報の範囲を広げたり絞ったりして 見つけられるように工夫できる 4 3 2 1 2.90 .72 26 必要な情報が見つからないとき、他の探索ツールを使ったり 手順を変えて行うことができる 4 3 2 1 2.88 .76 27 必要な情報が見つからないとき、キーワードの変更などで 見つけられるよう工夫できる 4 3 2 1 3.02 .78
  • 8. 分析結果① 独立変数の因子分析 a. 高校時代の学習経験 項目 M SD 因子負荷量 調べたことを人前で発表した 2.82 .90 .78 調べたことを図や表にまとめた 2.69 .89 .77 友だちと協力して発表資料をまとめた 2.69 .94 .73 調べたことを友だちと話し合った 2.75 .94 .73 調べたことを文章にまとめた 2.96 .91 .69 学校や地域の図書館を利用し、調べ物をした 2.46 .99 .59 インターネットの使い方やマナーについて学んだ 2.90 .82 .53 PCを活用して動画編集や画像の作成をした 2.22 1.04 .46 b. 大学での授業経験 項目 M SD 因子負荷量 図書を利用する 2.79 1.02 .81 図書館の資料を使って、分からないことを調べる 2.54 1.08 .76 データベースを利用する 2.13 1.09 .60 インターネットを利用する 2.46 1.13 .40 c. 大学図書館利用経験 アクティブ ラーニング型 授業経験 基礎的な理解・ コミュニケーション 重視型授業 体験・ 調査型 授業 (α =.72) (α =.76) (α =.54) グループワークなどの協同作業をする授業 2.92 .83 .70 -.13 .11 ディスカッションの機会を取り入れた授業 2.76 .92 .61 -.04 .18 プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 2.77 .86 .57 .09 -.15 コンピュータやインターネットを活用する授業 2.90 .89 .49 .15 -.08 学期末以外にもレポートが課される授業 3.11 .84 .44 -.18 .28 少人数のゼミ・演習形式の授業 2.75 1.02 .43 .06 -.12 高校で勉強する教科の補習授業 2.14 .96 -.14 .62 .19 上級生や下級生と授業時間内にコミュニケーション (議論・質問・対話など)がとれる授業 2.00 .98 -.05 .57 .06 インターネットやメールなどを利用して、授業以外 でも教員や学生とコミュニケーション (議論・質問・対話など)がとれる授業 2.50 1.04 .07 .54 .06 大学での学習方法を学ぶ授業 2.36 .96 .00 .53 -.05 教員と学生が授業時間内にコミュニケーション (議論・質問・対話など)がとれる授業 2.64 .95 .31 .45 -.02 学生の意見や授業評価の結果を反映させた授業 2.67 .92 .29 .44 -.04 教室外で体験的な活動や実習を行う授業 2.35 1.01 -.11 .11 .71 実験や調査の機会を取り入れた授業 2.58 1.00 .04 .11 .42 1 ― 2 .52 ― 3 .47 .45 ― 項目 M SD 因子間相関
  • 9. 分析結果② 階層的重回帰分析 M SD 性別(男性=0, 女性=1) .11 .06 学年 .07 .05 人文系ダミー -.10 -.09 社会科学系ダミー .06 .03 自然科学系ダミー .05 .07 医療・看護系ダミー -.06 -.01 高校時代の学習経験 2.69 .66 .23 *** .16 * アクティブラーニング型授業経験 2.87 .58 .26 ** 基礎的な理解・コミュニケーション重視型授業経験 2.39 .65 -.04 体験・調査型授業経験 2.47 .83 -.05 大学図書館の利用経験 2.48 .81 .14 * 友人と自主的な勉強会を行ったり、 友人からアドバイスをもらったりした 2.31 1.03 -.12 授業の中で、教員や図書館員から図書や情報の探し方 についての講義や指導があった 2.30 1.02 .02 R 2 .08 ** .16 *** adjusted R 2 .05 .11 ΔR 2 .08 ** * p <.05, ** p <.01, *** p <.001 ステップ1 β ステップ2 β I E