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論文に関する基礎知識2016

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2018年分差分Upしました.
https://www.slideshare.net/tallzelkova/2018-99872316

研究室に入ったB4向け論文の読み方探し方講座のスライド.ほんのり更新しました.論文の書き方は結構更新があったのですがUpしていいかわからなかったのでとりあえずOFFで.
// --- 以下昨年のコピペ ---------
本スライドは前所属の立命館大学 田村・木村・柴田研究室OBの一刈さんに始まり,大槻,石黒君,現D3の森君,他によるBrushupによって現行の形になりました.ここにお礼を申し上げます.

シンポジウムとジャーナル,国際会議の論文の評価や価値については分野によって異なる可能性があります.あくまで大槻の研究分野での話であることはご承知おきください.
また,内容は個人の見解によるところも大きいです.よろしくお願いいたします.

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論文に関する基礎知識2016

  1. 1. 論文の基礎知識 2016年4月12日 大槻麻衣
  2. 2. このプレゼンの目的  情報分野の科学技術論文に関する知識提供 論文の種類や発行学会等を紹介  具体的な調査方法 検索方法や入手方法等を紹介 今すぐに理解できなくてもOK!! この資料を読み直したり, 先輩や先生に聞いたりして覚えていこう!!
  3. 3. 質問 みなさん, 論文読んでますか?
  4. 4. そもそもなぜ論文を読むの?  端的に言えば,研究のため 思いついた or 与えられたテーマ: 「エスノメソドロジーにもとづく 遠隔作業支援システムの開発」 「エスノメソドロジー」とは? 「遠隔作業支援」とは? どこまで研究されている? 思いついた内容は新しい? 先生に 尋ねる 実装,実験,考察 論文執筆(卒論,学会) 先輩に 尋ねる 書籍を 調べる 論文を 調べる ※survey 【名】 見渡す事, 外観,調査(英辞郎より)
  5. 5. その1:論文の種類と雑誌 Keywords:大会論文,研究会報告, フルペーパー,査読,論文誌,学会誌
  6. 6. 用語説明  学会 1. 学術団体のこと 例 「今度,HI学会の理事をすることになった」 2. 学術団体が主催する研究発表会のこと 例 「○○君,今度9月のXX学会で発表しようか」  研究会 1. 学術団体のサブグループ 2. 学術団体(or サブグループ)が主催する研究発表会 文脈で 判断しよう!
  7. 7. 論文 (Paper) の種類 大会論文 学術論文,原著論文 (フルペーパー) シンポジウム,研究会報告 査読:無し ページ数:1–4p 特徴:速報性が高い 査読:シンポジウムは有り, 研究会は無いことが多い ページ数:4–6p程度 査読:有り ページ数:6p以上 特徴:信頼性が高い +国際会議
  8. 8. 査読 (Peer Review) 論文に対する審査  通常2人以上で行われる  投稿してから結果が出るまで3ヶ月〜1年以上  審査結果は3種類 採録 (Accepted) 条件付き採録 (Conditionally Accepted) 不採録 (Rejected) 教員・研究者が 無給でやってます
  9. 9. 論文 (Paper) の種類とステップアップ 大会論文 学術論文,原著論文 (フルペーパー) シンポジウム,研究会報告 査読:シンポジウムは有り, 研究会は無いことが多い ページ数:4–6p程度Step up! Step up! GOAL! 査読:無し ページ数:1–4p 特徴:速報性が高い 査読:有り ページ数:6p以上 特徴:信頼性が高い +国際会議
  10. 10. 論文誌 (Journal/Transaction)  全て査読アリ  原著論文(フルペーパー) 研究の集大成 10p程度の事が多い  レター論文(ショートペーパー) フルペーパーに準じて扱われるが, より速報性が重視される 通常2–4p程度であることが多い  サーベイ論文 あるテーマ/分野について動向を整理, 解説した論文 survey 【名】 見渡す事,外観,調査(英辞郎より) 近年,電子化が進みつつある (例:情報処理学会論文誌は 2008年から電子版のみ)
  11. 11. 参考:学会誌  知識を深めるための記事や各種報告が掲載 特集記事,解説記事,会議・研究会参加報告,コラム等
  12. 12. 学会の例  国内 日本バーチャルリアリティ学会(VR学会) 情報処理学会(情処; IPSJ) ヒューマンインタフェース学会(HI学会) 電子情報通信学会(信学会; IEICE)  国外 ACM (The Association for Computing Machinery)  ACMが主催(共催)する国際会議:CHI, CSCW, UIST, VRST, etc. IEEE (The Institute of Electrical and Electronics Engineers)  IEEEが主催(共催)する国際会議:HRI, RO-MAN, IEEE-VR, etc.
  13. 13. その2:学会発表 Keywords:発表形式(口頭発表,技術展時発表, ポスター発表),研究会,大会
  14. 14. なぜ学外で発表するのか?  学外の専門家との意見交換で研究を推進  発表準備を進めることによって,自分の研究を 客観視し,整理する  プレゼン能力,文章作成能力 限られた時間・紙面の中で論理的に,事実を端的にまとめる 聴衆の前提知識を推測  他大学・研究機関を知る 「井の中の蛙」状態の回避
  15. 15. 発表の形式 ポスター発表 口頭発表 技術展示発表(デモ発表)
  16. 16. 全国大会・シンポジウム  学会が1年or半年に1回開催する全国的な会議 日本バーチャルリアリティ学会第XX回大会 情報処理学会第XX回全国大会 ヒューマンインタフェースシンポジウム 201X c.f. 学術論文が収録されたもの⇒論文誌 大会・研究会・シンポジウムの 発表原稿を収録したもの⇒予稿集
  17. 17. 研究会 学会内のサブグループ*が定期的に開催する 研究発表会のこと 2011年1月の研究会@立命大 *サブグループそのものを「研究会」と呼ぶことも 電子情報通信学会 PRMU,MVE研究会 情報処理学会 CVIM研究会 サイバースペースと仮想都市研究委員会 複合現実感研究委員会 アート&エンタテインメント研究委員会 VR心理学研究委員会 テレイマージョン技術研究委員会 香りと生体情報研究委員会 拡張認知インタフェース調査研究委員会 力触覚の提示と計算 情報技術と文化の融合調査研究委員会 3次元ユーザインタフェース研究委員会 デジタルミュージアム研究委員会 VRと超臨場感研究委員会 テレイグジスタンス研究委員会 (2013年4月現在) 例:VR学会
  18. 18. その3:文献探し Keywords:データベース検索,CiNii(サイニィ), 参考文献,被引用文献
  19. 19. 読むべき論文の見分け方  著名な国際会議 「学会の例」のスライド参照  口頭発表 Full paper: 2段組み8p以上のことが多い Notes, short paper: 2段組み4pのことが多い とりあえずSkipしていいもの  Poster/Demo: 2段組み1-2p  Alt.chi, works-in-progressなど: 横置き4-8p
  20. 20. 論文資料の探し方  読みたい論文が決まっている場合 データベース検索  検索  読みたい内容やジャンルだけが決まっている場合 データベース検索がお薦め ⇒ 著者名や雑誌名等のキーワードで検索可能
  21. 21. 論文検索のためのデータベース  大学図書館では,学習・研究を支援する データベースを数多く提供  大学の構成員(学生及び教職員)なら誰でも利用可能  オススメデータベース 日本語文献:CiNii 英語文献:ACM Digital library,IEEE CSDL,Google Scholar ※もちろん無料.学内からだと特に手続きなし.学外からでも 統一認証ID/PWでログイン or Tulips Warp使用でリモートアクセス可
  22. 22. 筑波大学付属図書館データベース 筑波大学→筑波大学付属図書館→データベース一覧 http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/database/database_category_ja.html
  23. 23. 国内の論文:CiNii(サイニィ)  日本語の学術論文を中心に論文検索可能  本文へのリンクがあり,その場で本文を入手可能 (PDF,一部有料)  引用情報,被引用情報があるので, 関連文献を芋づる式にたどることができる
  24. 24. CiNiiのホームページ
  25. 25. 検索結果の例
  26. 26. 検索結果の見方 著者 論文,記事タイトル ⇒クリックで詳細ページへ 論文誌,学会名等本文へのリンク 所蔵情報へのリンク 著者のHPも要チェック! 動画や補足資料が Upされているかも?
  27. 27. 参考文献 (References)  誰の論文を引用して いるか  基礎になる論文を たどることが出来る この論文 基礎技術 比較対象背景
  28. 28. 被引用文献 (Cited by)  この論文を誰が(どの 論文が)引用しているか  論文の影響度や利用例 などを探すことが可能 この論文 発展 比較対象応用
  29. 29.  Referenceをたどる 集約(要素技術) 拡大(アイデア)  Citing Document が 多い論文 重要な論文である 場合が多い データベース化の おかげ ある論文 発展 比較対象応用 基礎技術 比較対象 背景 もっと基礎 さらに基礎 別の技術 他分野 別の応用 その分野の原点 References と Citing Documents
  30. 30. 海外の論文:ACM Portal  ACM とは Association for Computing Machinery アメリカの情報分野の学会 多くのSpecial Interest Groupがある (SIG~) (例)SIGGRAPH,SIGCHI チューリング賞 コンピュータ分野の刊行物約60万件検索可能 主要雑誌25誌,会議録など50誌の全文を利用可能 ACM Portal
  31. 31. 海外の論文: IEEE CSDL  IEEE とは The Institute of Electrical and Electronics Engineers 米国に本部を持つ電気電子工学系学会 学会活動以外に標準化活動(規格の制定)も行う 例)IEEE 1394, IEEE802.11 など 31のソサエティが出している雑誌・論文誌, 4,800件以上の学会予稿集が閲覧可能 IEEE CSDL
  32. 32. ACM Digital Libraryで検索してみよう http://dl.acm.org/dl.cfm?coll=portal&dl=ACM
  33. 33. その4:論文の構成と読み方
  34. 34. 論文の構成  タイトル  概要 1. はじめに 2. 関連研究 3. 提案手法の設計 4. 実装 5. 評価,運用,実行結果,考察 6. むすび,今後の展望  参考文献 一緒になっている こともある このあたりは 論文のトピックによって 若干の変動有 (でも流れはだいたい こんな感じ)
  35. 35. 読むときの順番  タイトル  概要 1. はじめに 2. 関連研究 3. 提案手法の設計 4. 実装 5. 評価,運用,実行結果,考察 6. むすび,今後の展望  参考文献 1 2 3 4 読む前のTips 論文タイトルや著者名で検索して, 動画やスライドを眺めたり, 論文の図をざっと見て 雰囲気をつかんでから読む
  36. 36. 読むときの注目点 1. はじめに 2. 関連研究 3. 提案手法の設計 4. 実装 5. 評価,運用,実行結果 6. 考察 7. むすび,今後の展望  参考文献 • その分野で何が課題とされているか • どのように意義・新規性が説明されているか • 新規性,意義は何か • 得られた知見の一般性は何か • 実験法,評価法は利用できるか? • この分野の鉄板論文は何か?
  37. 37. ゼミで論文紹介をするときは… 以下の点について,簡潔にまとめる 1. 背景,課題,目的 2. 関連研究と比べて何が新しいか 3. 何を開発したか,何をしたか 4. どのように実験・評価したか 5. 実験結果 6. 実験結果から何がわかったか,一般性は何か 自分の研究との 比較や関連についても 忘れずに
  38. 38. 今すぐに理解できなくてもOK!! この資料を読み直したり, 先輩や先生に聞いたりして覚えていこう!! まとめ  そもそも,なぜ論文を読むのか  その1:論文の種類と雑誌,学会名  その2:学会発表  その3:文献探し  その4:論文の基本構成と読み方
  39. 39. 付録:参考文献欄の読み方(日本語) 大島登志一, 佐藤清秀, 山本裕之, 田村秀行 : “AR2ホッケー:協調型複合現実感システムの実現”, 日本VR学会論文誌, Vol. 3, No. 2, pp. 55 - 60, 1998. その研究室or グループのTop 実際に論文を 書いた人or 研究の中心人物 著者 タイトル 出典 雑誌名 巻 号 ページ番号 発行年 第4著者 (Last author) 第1著者 (1st author) p. は page の略(1pだけの原稿) pp. は page to page の略 (複数ページの原稿)
  40. 40. 付録:参考文献欄の読み方(英語)  基本的には日本語と一緒  論文誌名の省略 R. Tenmoku, R. Ichikari, F. Shibata, A. Kimura, and H. Tamura: “Design and prototype implementation of MR pre-visualization workflow,” DVD-ROM Proc. Int. Workshop on Mixed Reality Technology for Filmmaking, pp. 1 - 7, 2006  Journal → J. (主として学会の基幹論文誌)  Transactions → Trans. (主として学会等の専門論文誌)  Proceedings → Proc. (主として国際会議論文集)  Annals → Ann. (紀要・報告書)  Bulletin → Bull. (紀要,彙報)  Annual → Annu. (年鑑,年刊の)  Conference → Conf. (会議)  Congress → Cong. (会議)  International → Int'l

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