新潟で開催されたCode For Japanサミット2018で「新しいキャリア・働き方がもたらす地方創生」というセッションで登壇した際の資料です。

1. 現場発、官民連携の「実験」と複業
サイボウズ株式会社
蒲原 大輔

2. 蒲原 大輔（かんばら だいすけ）
【略歴】
1988年 横浜市生まれ
2011年 品川区役所に入庁
2016年 サイボウズに転職
2017年 公務員コミュニティ「はた楽.comu」立ち上げ
2018年 地域フィールドラボで鎌倉市へ
「役所の働き方改革に、骨を埋める」
【複業】
①サイボウズ株式会社 公共営業
②役所の働き方改革に関すること
（コミュニティ運営、ライティング、執筆 etc）

3. 役所の組織改革を通じて、もっと「共創」を生み出したい
公有財産（モノ）
財源（カネ）
ブランド（情報）
外部リソース
（住民・企業・他自治体）
公共サービス
インプット（リソース）
アウトプット
職員（ヒト）
老朽化
減少トレンド
勝者なき競争
（人口争奪戦）
2040年問題
官民連携・共創
減少
職員がポテンシャルを最大限に
発揮できるチームビルディング

4. トライしてきたこと

5. 公務員業界の蛸つぼを壊す
～孤軍奮闘から共闘へ～

6. 地方公務員×国家公務員でプロジェクトを創出する試み

7. 首長との壁を壊す 横瀬町町長・副町長とのディスカッション

8. IT企業と公務員を繋いでみる
#1 Tableau Japan
#2 ORACLE

9. 公務員LT会で、繋がりを創る
＊LT=ライトニングトーク

10. ▌イベントや勉強会を開催しても、後に続かない
▌プロジェクトアイデアが、「実装」に向かわない
▌なぜ？
 そこまでの熱量がない
 実現方法がわからない
繋がりやアイデアは生まれた！けれど…

11. 培ってきた公務員との繋がりを、民間に接続してみる

12. 民間発、官民連携プロジェクトの始動
 公務員LTで繋がった「公務員アーティスト」と共同で、行政とコラボしたい民間人MEETUPを開催
 稼げる自治体事業をプロジェクト化→行政と連携して「社会実装」を目指す 【熱量がある初めてのPJ】

13. ▌実は、どちらも全く同じ内容のアイデア出しワークショップを実施
 しかし、その後の活動量・コミュニケーション量には大きな開きがある。なぜ？
興味深い事象
公務員イベント（4月） 官民イベント（9月）

14. 事業創出と「複業」の関係
～熱量の高いプロジェクトが発足した要因の考察～

15. 新規事業が生まれるプロセスと、キーとなる要素
1つの新規事業
プロジェクトアイデア
人の繋がり
【KEY】 ビジョンへの共感 × 熱量
【KEY】 繋がりの数 × 多様性

16. 複業メンバーのジョインによる、多様性アップ
1つの新規事業
プロジェクトアイデア
人の繋がり
【KEY】 ビジョンへの共感↑ × 熱量↑
【KEY】 繋がりの数 × 多様性↑
アイデアの質 「実装性」↑

17. ▌自分が培ってきたモノは、誰かにとって「砂漠の水」
 サイボウズにとっては、自治体に関する知見
 自治体にとっては、ITや働き方改革に関する知見
▌複数のコミュニティの橋渡しをしていると、「言語化」「アウトプット」の機会に恵まれる
▌発信から、さらに繋がりが増えるサイクルへ
▌社会におけるプロジェクト総量が増えていく 持続可能な地域のデザインへ
複業がもたらすメリット

18. ご清聴、ありがとうございました！