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受講生130人規模の
         英語リメディアル授業

       ブリッジ・イングリッシュⅠ・Ⅱ
              の
           実践事例紹介

           神谷 健一 (大阪工業大学)
関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)   1
出席カードの実物を回覧
• ブリッジ・イングリッシュⅠ
   – 自己申告/ミニアンケート
   – 今日の授業内容で気になったこと/今日、新たに学
     んだこと/覚えておきたい表現
   – 毎回、1点〜4点程度で評価

• ブリッジ・イングリッシュⅡ
   – 定時出席・予習状況、ミニアンケート
   – 言語・文化・教育に関する質問/今日の授業内容で
     気になったこと/今日、新たに学んだこと
   – 判子の数に記入内容を加味し、毎回1〜4点程度で
     評価
関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)   2
発表の概要
• 背景と受講者の動向
• シラバス紹介(ねらい・成績評価基準な
  ど)
• ブリッジ・イングリッシュⅠの実践事例
• ブリッジ・イングリッシュⅡの実践事例
• 出席カードと授業記録の意義
• 後期に向けての改良案
• ディスカッション
関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)   3
背景と受講者の動向(1)
• 大阪工業大学知的財産学部
   – 2012年度より全英語科目の時間割・開講方法
     の大幅見直し
   – カリキュラムマップ(履修学年・学期の目
     安)作成
• ブリッジ・イングリッシュⅠ・Ⅱ
   – 2007年度設置
   – 担当:発表者3年間→別教員2年間→発表者


関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)   4
背景と受講者の動向(2)
• 2007年度設置時
   – 主に留学生と2年次以上を対象。事前登録科
     目。1年次の受信英語・発信英語の不合格者を
     対象。
   – 1年次が履修する場合は、受信英語または発信
     英語の履修を取り消す措置(1年次は半期2
     科目を上限とするルール)
   – 前期にブリッジⅠ(音声中心)、後期にブ
     リッジⅡ(文法中心)で各2コマ開講。
   – 発表者が3年間、同一内容で担当。
関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)   5
背景と受講者の動向(3)
• 2010年度見直し
   – 担当者交代。
   – 事前登録科目のまま。
   – 一部、1年次学生も履修を認めるよう方針変
     更。半期2科目上限ルールは途中から適用せ
     ず。
   – 英文法を通年で学ぶ位置づけに方針変更。



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背景と受講者の動向(4)
• 2012年度見直し
   – 担当者交代。事前登録科目を解除。
   – 1年次の半期2科目ルールも撤廃し、1年次前
     期から希望者が自由にとれるように変更。
     (1年次も半期に最大4科目を履修でき
     る。)
   – 半期中にブリッジⅠ・ブリッジⅡ両方を開講。
   – 2科目同時履修により半期で基礎力養成を行
     うこともできる。
   – 中学英語・高校英語の再学習科目として設置。
     基礎的な英語力に自信がない者の受講を歓迎。
関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)   7
背景と受講者の動向(4)
• 2012年度見直し
            両科目とも
   – 担当者交代。事前登録科目を解除。
   – 1年次の半期2科目ルールも撤廃し、1年次前
           130名もの
     期から希望者が自由にとれるように変更。
     (1年次も半期に最大4科目を履修でき
     る。)
           受講生が!!
   – 半期中にブリッジⅠ・ブリッジⅡ両方を開講。
   – 2科目同時履修により半期で基礎力養成を行
     うこともできる。
   – 中学英語・高校英語の再学習科目として設置。
     基礎的な英語力に自信がない者の受講を歓迎。
関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)   8
背景と受講者の動向(4)
• 2012年度見直し
   – 担当者交代。事前登録科目を解除。
         でも、工夫次第で
   – 1年次の半期2科目ルールも撤廃し、1年次前
     期から希望者が自由にとれるように変更。
         何とかなるもので
     (1年次も半期に最大4科目を履修でき
     る。)
            す。
   – 半期中にブリッジⅠ・ブリッジⅡ両方を開講。
   – 2科目同時履修により半期で基礎力養成を行
     うこともできる。
   – 中学英語・高校英語の再学習科目として設置。
     基礎的な英語力に自信がない者の受講を歓迎。
関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)   9
背景と受講者の動向(5)
学期     科目名      1年    2年     3年     4年       合計
      ブリッジ      80    36      7     12       135
        Ⅰ
前期
      ブリッジ       75    38     10        13   136
        Ⅱ
      ブリッジ       35    16      7        3    61
        Ⅰ
後期
 • 2012年4月の履修登録確定後の人数(後
      ブリッジ 34 18 4  2 58
   期は開講前の人数。若干?の増減を予
        Ⅱ
   想。)
 • 各学年の学生数は約150名。
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ブリッジ・イングリッシュⅠ




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ブリッジⅠ:授業のねらい
        (1)
• 今年度の「ブリッジ・イングリッシュI」
  「ブリッジ・イングリッシュII」は中学英
  語・高校英語の再学習科目として、英語
  に苦手意識を持つ皆さんのために、それ
  ぞれ独立した内容で開講します。これら
  は英語への恐怖心をなくし、皆さんが積
  極的に英語にチャレンジできるようにな
  ることを目指して、様々な「練習」を行
  います。
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ブリッジⅠ:授業のねらい
        (2)
• 英語に対して苦手意識を感じている人の
  大部分は、英語の「学習」が苦手なので
  はなく、単に英語の「練習」に慣れてい
  ないだけ、という印象があります。全て
  の英語学習の土台ともなる「練習」を通
  じた英語の基礎固めは是非とも早いうち
  にやっておくことを強く勧めます。

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ブリッジⅠ:授業のねらい
         (3)
•    「ブリッジ・イングリッシュI」では特に
    英語の音とリズムに焦点を当て、さまざまな
    発音練習を行いながら、繰り返し英語の音を
    聞いて耳を慣らしていく練習、繰り返し英文
    を音読して口を慣らしていく練習を、かなり
    の時間をかけて行います。最初は r と l の発
    音の違いや音の強弱など基本的なことから始
    めていきますが、一通り英語の音声の体系を
    学んだ後は、言語学の知見に基づき、日本語
    と英語の発音の違いについても検討していき
    ます。
関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)   14
ブリッジⅠ:授業のねらい
        (4)
• 普段何も意識せずにしゃべっている日本
  語の音声にも不思議なところはたくさん
  あります。例えば Chicago の最初の音と
  「シカゴ」の最初の音は全然違う音です
  し、日本語の「ん」の音には7種類の音
  があります。知っていましたか?このよ
  うな英語の周辺にある様々な事柄も含
  め、知的好奇心を大切にしながら積極的
  に取り組んで下さい。
関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)   15
ブリッジⅠ:授業のねらい
        (5)
• 発音練習は最初は上手にできなくてもか
  まいません。でも恥ずかしがらずに積極
  的に取り組んでください。きっと使える
  英語力が身につきます。そしてカラオケ
  では洋楽をきれいな発音で歌えるように
  なることでしょう。
• なお「ブリッジ・イングリッシュII」を同
  時履修することもできますので、英語の
  基礎固めをより短い期間で行いたい場合
  は、両方を履修して下さい。
関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)   16
ブリッジⅠ:授業計画
• 各回ごとに教科書各課タイトルを示した
  内容
  – アトキンズ・ダイエットって有効?それとも
    …
  – あなたは携帯電話なしで暮らせますか?
  – レム・スリープって何?ノンレム・スリー
    プって?
• 実際には半期15回の授業で第9課まで
  しか進まず。
• 第10課〜第15課は教科書問題の解答 17
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ブリッジⅠの実践事例(1)
• 出席カード




                 18
ブリッジⅠの実践事例(2)
• 自己申告欄・ミニアンケート欄に毎週異
  なる質問(数値・○△×・自由記述によ
  る回答など)
  – どのぐらい頑張ったか
  – どのぐらい授業に集中できたか
  – この授業を通じて英語への苦手意識は治った
    か
  – どのぐらい復習しているか
  – 隣の人よりも上手に発音できたか
  – 自分で点数をつけるとしたら
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ブリッジⅠの実践事例(3)
• (承前)自己申告欄・ミニアンケート欄に毎
  週
  異なる質問
  – ARCS動機付けモデルを参考にした質問
    • A: この授業は面白そうだと感じているかどうか。
    • R: この授業の学習課題が何であるかを知っており、
       やりがいをかんじているかどうか、学習のプロセス
       自体を楽しんでいるかどうか。
    • C: 達成感を感じているか、やって無駄だと思っていな
       いか、やればできるという気持ちがわいているか、次
       に目指す
       方向は見えているか、自分なりの工夫をこらして勉強
       できて
       いるか、学習の自己管理はできているか
    • S: この授業に満足しているか、過去7回の授業を振り
       返って自分自身の取り組みにも満足しているか
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ブリッジⅠの実践事例(4)
• 今日の授業で気になったこと/今日、新
  たに学んだこと/覚えておきたい表現
   – 出席カードに記入し、毎回1〜4点程度で評
     価
• 成績評価方法
   – 出席カードへの記入 15回分で60点
   – 穴埋ディクテーション小テスト 5点×3回
     で15点
   – 個別の音読テストを2回
      • 1回目は10点満点 2回目は15点満点
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ブリッジⅠの実践事例(5)
• 教科書の利用
   – 独自に編集したポーズ入り音源も併用
• Phrase Reading Worksheetの利用
   – あらかじめフレーズ訳が入っている。英文を和訳
     するという作業からは解放
• 授業の流れ
   –   出席カード配布
   –   前回の出席カードで寄せられた質問等への回答
   –   発音プリント
   –   教科書・プリントに沿った学習
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ブリッジⅠの実践事例(6)
• 穴埋めディクテーション小テスト
• 音読テスト
   – 1回目:10点満点
      • 5つの課から好きなものを選び、教科書を見ながら第2段落
        までを音読
      • 声の大きさ/文の区切り方/単語の発音/イントネーション
   – 2回目:15点満点
      • 4つの課からカードを引いて読む場所を決め、教科書を見な
        がら第2段落までを音読
      • スラッシュで切って読めているか/スラッシュ以外の場所で
        は滑らかにつなげて読めているか/全ての単語を読めている
        か/個別音が上手に発音できているか/強弱がきれいに区別
        できているか/音の上げ下げは自然か/教科書音源が物まね
        できているか


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ブリッジⅠの問題点
• 質問・コメントへの回答がいつの間にか
  「言語・文化・教育に関する質問コー
  ナー」に
  – 本来はブリッジⅡのみ実施だが両科目を履修
    する者が70名程度いたことによる混同も原
    因か。
  – 後期は出席カードの様式を変更することで授
    業内容以外に関する質問を書きにくくする方
    針
• 本来行うべき英語の音とリズムに関する
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  学習がやや不十分となった
ブリッジ・イングリッシュⅡ




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ブリッジⅡ:授業のねらい
        (1)
• 今年度の「ブリッジ・イングリッシュI」
  「ブリッジ・イングリッシュII」は中学英
  語・高校英語の再学習科目として、英語
  に苦手意識を持つ皆さんのために、それ
  ぞれ独立した内容で開講します。これら
  は英語への恐怖心をなくし、皆さんが積
  極的に英語にチャレンジできるようにな
  ることを目指して、様々な「練習」を行
  います。(ブリッジⅠと同一内容)
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ブリッジⅡ:授業のねらい
        (2)
• 英語に対して苦手意識を感じている人の
  大部分は、英語の「学習」が苦手なので
  はなく、単に英語の「練習」に慣れてい
  ないだけ、という印象があります。全て
  の英語学習の土台ともなる「練習」を通
  じた英語の基礎固めは是非とも早いうち
  にやっておくことを強く勧めます。(こ
  の内容もブリッジⅠと同一内容)

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ブリッジⅡ:授業のねらい
       (3)
• 「ブリッジ・イングリッシュII」では特に
  英語の
  しくみと文法に焦点を当て、中学・高校
  とはちょっと違った角度から英語を眺め
  ていきます。特に言語学の知見を取り入
  れながら英語の姿を再検討していく作業
  は、中学・高校で英語が嫌いになってし
  まった人にもきっと楽しんでもらえるこ
  とでしょう。よく分からなかった英語も
  補助線を引いてみる(見方を変えてみ 28
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ブリッジⅡ:授業のねらい
       (4)
• また、この授業では英作文の力をつける
  ことも目標に掲げます。基礎的な英作文
  の力をつけ、それを口から出す練習もし
  ますので、英会話の練習にもなるでしょ
  う。授業中の学習形態は音読と筆写が中
  心となるため、口と手が疲れる練習をた
  くさん行うことになりますが、こういっ
  た基本が身に付いていないと、TOEI
  Cなどの資格試験でも十分に点数が伸び
  ませんし、総合的な英語力も伸びません。
                                   29
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ブリッジⅡ:授業のねらい
        (5)
• また、この授業では英語のみならず言
  語・文化・教育の全般に関して、受講生
  の皆さんから寄せられる質問に毎回答え
  ます。英語の周辺にある様々な事柄も含
  め、知的好奇心を大切にしながら積極的
  に取り組んで下さい。
• なお「ブリッジ・イングリッシュI」を同
  時履修することもできますので、英語の
  基礎固めをより短い期間で行いたい場合
  は、両方を履修して下さい。
関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)   30
ブリッジⅡ:授業計画
• 言語・文化・教育に関する質問(後述)
• 各回ごとに教科書を1課〜3課分ずつ
   – Be動詞と一般動詞
   – 否定文 疑問文
   – 助動詞
   – 第1文型・第2文型・第3文型・第4文型…
• 中学・高校の英文法とは尐々異なる視点
  から
   – 言語学の知見やレキシカルグラマーなど
関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)   31
ブリッジⅡの実践事例(1)
• 出席カード




                 32
ブリッジⅡの実践事例(2)
• 中学・高校6年間の英語学習をわずか1
  5回でやるので相当厳しい。予習・復習
  もたくさん必要。
   – 実はそんなに難しくない。英作文を中心とし
     た教科書だが答えも予め渡すので、答えを写
     してくるだけでも構わない。1課分につき1
     ポイント。
   – 授業終了時に同じ範囲のプリントをもう1枚
     配布。翌週までにやってくれば1課分につき
     2ポイント。
• 多量の英文を書き(写し)ながら考えさ 33
関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)
ブリッジⅡの実践事例(3)
• 定時出席・予習状況の確認
   – あらかじめ判子を押した状態のものを印刷。
   – 定時出席で判子1つ。(遅刻者には判子を一つ、
     ×で消してから配布)
   – 毎回、予習として教科書1課分〜3課分を埋めて
     くることを指示。その状況に応じて判子の数を変
     えたものを配布。
      • 実際には3課分を指示した時も課題内容の一部を
        ざっとチェックして判子1個または4個のカードを配
        布。
• ミニアンケート欄はブリッジⅠと同様の用途。
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ブリッジⅡの実践事例(4)
• 言語・文化・教育に関する質問
   – 各自の判断で言語・文化・教育と関係がある
     ものならどんな内容でも受け付ける。
   – なるべく全員の質問に答える。
   – 質問(および回答の一部)はブログ(後述)
     に掲載
• 質問を思いつかなければ板書事項のまと
  めなどを書いても良い。
• 出席カードは判子の数に記入内容を加味
  し毎回1〜4点程度で評価。
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ブリッジⅡの実践事例(5)
• ミニレポート(第2回のテーマより一部抜粋)
   – これまでに質問コーナーで扱ったテーマから1つ選び、
     さらに調べてまとめる。
   – 能動態と受動態の書き換えと使い分けについて、優
     先されるべき話題という観点からまとめる。
   – 第5文型とはどういう文型であるか、例文を引用しな
     がら解説を行う。
   – p.41とp.46の to不定詞の用法を「未来志向」「時差」
     という観点から詳しくまとめる。
   – 完了形の経験・結果・完了・継続の4用法は全て
     「経験」にまとめることができる件について。
   – 動名詞と不定詞の名詞的用法の違いについて。
   – 不定詞の3つの用法をどのように見分けるか。

関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)   36
ブリッジⅡの実践事例(6)
• 予習→授業→復習のサイクル
  – 毎回、教科書2課分〜4課分の学習が必要
• 成績評価方法(106点満点を100点上限
  に)
  – 定時出席 15回分で15点
  – 出席カードへの質問等書き込み 15回分で15
    点
  – 授業当日までの予習 全22課分で22点
  – 授業翌週までの復習 全22課分で44点
  – ミニレポート 5点満点を2回で10点
関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 37
ブリッジⅡの問題点
• 第2回で人数が激増したことで第1回の内容を
  再度説明しなければならず、早々に進度に乱
  れが発生。(事前登録科目を解除したことの
  弊害)
• 受講生が多いため、質問コーナーにかなりの
  時間がかかることに。
  – 質問コーナーと英文法学習の時間のバランスに検
    討が必要。授業中の時間配分は1:1。
  – ただし予習・復習の時間を加味すれば1:3程度
    となり、理想的と言えるのではないか?
  – 一方で予習範囲を授業時間に説明できないことも
    …。
• 「口から出す練習」がほとんどできなかった。
                                  38
関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)
出席カードと授業記録の意義




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出席カードと授業記録ブログ
• 出席カード?大福帳?LMSでの学習ポート
  フォリオ?
   – ブログ記事
   – 出席カードへの記入は一種のノート提出
• 一種のティーチングポートフォリオとし
  ての授業記録ブログの利用
   – ブリッジ・イングリッシュⅠ
   – ブリッジ・イングリッシュⅡ

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後期に向けての改良案




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ブリッジⅠ:授業内容の改良
• 英語の音とリズムについて、シラバスに
  明記しているように練習の分量を増やす
• 日本語と英語の音声の比較は興味を持つ
  学生が多かった印象
• 洋楽を使ったカラオケ対策?
• せめてあともう2〜3課程度は進めたい。



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ブリッジⅡ:授業内容の改良
• ゆとりをもった授業設計
   – 授業時間中の質問コーナーと教科書学習の割
     合をせめて1:2ぐらいに?
   – 復習プリントをその場で考えさせる?
   – 次の範囲の予習を授業時間中にも行う?
• 予習・復習の方法は学生に任せる?
   – 予習1ポイント、復習2ポイントの妥当性?



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ブリッジⅠ:出席カード改良
• 自己申告欄とミニアンケート等回答欄はまと
  める
• ①今日学んだ英語発音のコツ ②授業中に自
  分で調べたこと ③授業内容に関する質問
  ④教科書からの抜き書き ⑤意見・その他
  のどれかを選んで番号と一緒に書かせる。①
  >②>③>④>⑤の順番で高く評価。
• ①〜③は教室でしかできない学習。④は自習
  でもできる学習。⑤は出席カードではなく、
  学期中に2回実施する授業アンケートの方で
  書いてもらうことを優先。
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ブリッジⅡ:出席カード改良
• ミニアンケート等 回答欄 → 自己申告・ミニ
  アンケート
• ①言語・文化・教育に関する質問 ②授業中に自
  分で調べたこと・周囲の人と議論したこと ③板
  書内容で役に立ったこと ④教科書からの抜き書
  き ⑤意見・その他 のどれかを選んで番号と一
  緒に書かせ、①>②>③>④>⑤の順番で高く評
  価。
• ①〜③は教室でしかできない学習。④は自習でも
  できる学習。⑤は出席カードではなく、学期中に
  2回実施する授業アンケートの方で書いてもらう
  ことを優先。
関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)   45
ディスカッション
• カリキュラムマップとの整合性
• この科目の目標設定は妥当か?
   – 良くできる学生・頑張りすぎる学生
   – 一種の「保険」として取る学生(決して楽できる科目では
     ない)
   – それでもついてこれない学生
• 成績評価方法の妥当性
• 言語・文化・教育に関する質問を扱う意義
   – 本当にリメディアルになっているのか?
   – 知的好奇心の向上から学習意欲の向上につながるか?
   – そもそもこのような授業形態はリメディアルと言えるの
     か?
• ティーチング・ポートフォリオとしてのブログ

関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)   46
ご指導よろしくお願いします!
• 背景と受講者の動向
• シラバス紹介(ねらい・成績評価基準な
  ど)
• ブリッジ・イングリッシュⅠの実践事例
• ブリッジ・イングリッシュⅡの実践事例
• 出席カードと授業記録の意義
• 後期に向けての改良案
• ディスカッション
関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)   47

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受講生130人規模の英語リメディアル授業 ブリッジ・イングリッシュⅠ・Ⅱの実践事例紹介

  • 1. 受講生130人規模の 英語リメディアル授業 ブリッジ・イングリッシュⅠ・Ⅱ の 実践事例紹介 神谷 健一 (大阪工業大学) 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 1
  • 2. 出席カードの実物を回覧 • ブリッジ・イングリッシュⅠ – 自己申告/ミニアンケート – 今日の授業内容で気になったこと/今日、新たに学 んだこと/覚えておきたい表現 – 毎回、1点〜4点程度で評価 • ブリッジ・イングリッシュⅡ – 定時出席・予習状況、ミニアンケート – 言語・文化・教育に関する質問/今日の授業内容で 気になったこと/今日、新たに学んだこと – 判子の数に記入内容を加味し、毎回1〜4点程度で 評価 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 2
  • 3. 発表の概要 • 背景と受講者の動向 • シラバス紹介(ねらい・成績評価基準な ど) • ブリッジ・イングリッシュⅠの実践事例 • ブリッジ・イングリッシュⅡの実践事例 • 出席カードと授業記録の意義 • 後期に向けての改良案 • ディスカッション 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 3
  • 4. 背景と受講者の動向(1) • 大阪工業大学知的財産学部 – 2012年度より全英語科目の時間割・開講方法 の大幅見直し – カリキュラムマップ(履修学年・学期の目 安)作成 • ブリッジ・イングリッシュⅠ・Ⅱ – 2007年度設置 – 担当:発表者3年間→別教員2年間→発表者 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 4
  • 5. 背景と受講者の動向(2) • 2007年度設置時 – 主に留学生と2年次以上を対象。事前登録科 目。1年次の受信英語・発信英語の不合格者を 対象。 – 1年次が履修する場合は、受信英語または発信 英語の履修を取り消す措置(1年次は半期2 科目を上限とするルール) – 前期にブリッジⅠ(音声中心)、後期にブ リッジⅡ(文法中心)で各2コマ開講。 – 発表者が3年間、同一内容で担当。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 5
  • 6. 背景と受講者の動向(3) • 2010年度見直し – 担当者交代。 – 事前登録科目のまま。 – 一部、1年次学生も履修を認めるよう方針変 更。半期2科目上限ルールは途中から適用せ ず。 – 英文法を通年で学ぶ位置づけに方針変更。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 6
  • 7. 背景と受講者の動向(4) • 2012年度見直し – 担当者交代。事前登録科目を解除。 – 1年次の半期2科目ルールも撤廃し、1年次前 期から希望者が自由にとれるように変更。 (1年次も半期に最大4科目を履修でき る。) – 半期中にブリッジⅠ・ブリッジⅡ両方を開講。 – 2科目同時履修により半期で基礎力養成を行 うこともできる。 – 中学英語・高校英語の再学習科目として設置。 基礎的な英語力に自信がない者の受講を歓迎。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 7
  • 8. 背景と受講者の動向(4) • 2012年度見直し 両科目とも – 担当者交代。事前登録科目を解除。 – 1年次の半期2科目ルールも撤廃し、1年次前 130名もの 期から希望者が自由にとれるように変更。 (1年次も半期に最大4科目を履修でき る。) 受講生が!! – 半期中にブリッジⅠ・ブリッジⅡ両方を開講。 – 2科目同時履修により半期で基礎力養成を行 うこともできる。 – 中学英語・高校英語の再学習科目として設置。 基礎的な英語力に自信がない者の受講を歓迎。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 8
  • 9. 背景と受講者の動向(4) • 2012年度見直し – 担当者交代。事前登録科目を解除。 でも、工夫次第で – 1年次の半期2科目ルールも撤廃し、1年次前 期から希望者が自由にとれるように変更。 何とかなるもので (1年次も半期に最大4科目を履修でき る。) す。 – 半期中にブリッジⅠ・ブリッジⅡ両方を開講。 – 2科目同時履修により半期で基礎力養成を行 うこともできる。 – 中学英語・高校英語の再学習科目として設置。 基礎的な英語力に自信がない者の受講を歓迎。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 9
  • 10. 背景と受講者の動向(5) 学期 科目名 1年 2年 3年 4年 合計 ブリッジ 80 36 7 12 135 Ⅰ 前期 ブリッジ 75 38 10 13 136 Ⅱ ブリッジ 35 16 7 3 61 Ⅰ 後期 • 2012年4月の履修登録確定後の人数(後 ブリッジ 34 18 4 2 58 期は開講前の人数。若干?の増減を予 Ⅱ 想。) • 各学年の学生数は約150名。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 10
  • 12. ブリッジⅠ:授業のねらい (1) • 今年度の「ブリッジ・イングリッシュI」 「ブリッジ・イングリッシュII」は中学英 語・高校英語の再学習科目として、英語 に苦手意識を持つ皆さんのために、それ ぞれ独立した内容で開講します。これら は英語への恐怖心をなくし、皆さんが積 極的に英語にチャレンジできるようにな ることを目指して、様々な「練習」を行 います。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 12
  • 13. ブリッジⅠ:授業のねらい (2) • 英語に対して苦手意識を感じている人の 大部分は、英語の「学習」が苦手なので はなく、単に英語の「練習」に慣れてい ないだけ、という印象があります。全て の英語学習の土台ともなる「練習」を通 じた英語の基礎固めは是非とも早いうち にやっておくことを強く勧めます。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 13
  • 14. ブリッジⅠ:授業のねらい (3) • 「ブリッジ・イングリッシュI」では特に 英語の音とリズムに焦点を当て、さまざまな 発音練習を行いながら、繰り返し英語の音を 聞いて耳を慣らしていく練習、繰り返し英文 を音読して口を慣らしていく練習を、かなり の時間をかけて行います。最初は r と l の発 音の違いや音の強弱など基本的なことから始 めていきますが、一通り英語の音声の体系を 学んだ後は、言語学の知見に基づき、日本語 と英語の発音の違いについても検討していき ます。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 14
  • 15. ブリッジⅠ:授業のねらい (4) • 普段何も意識せずにしゃべっている日本 語の音声にも不思議なところはたくさん あります。例えば Chicago の最初の音と 「シカゴ」の最初の音は全然違う音です し、日本語の「ん」の音には7種類の音 があります。知っていましたか?このよ うな英語の周辺にある様々な事柄も含 め、知的好奇心を大切にしながら積極的 に取り組んで下さい。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 15
  • 16. ブリッジⅠ:授業のねらい (5) • 発音練習は最初は上手にできなくてもか まいません。でも恥ずかしがらずに積極 的に取り組んでください。きっと使える 英語力が身につきます。そしてカラオケ では洋楽をきれいな発音で歌えるように なることでしょう。 • なお「ブリッジ・イングリッシュII」を同 時履修することもできますので、英語の 基礎固めをより短い期間で行いたい場合 は、両方を履修して下さい。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 16
  • 17. ブリッジⅠ:授業計画 • 各回ごとに教科書各課タイトルを示した 内容 – アトキンズ・ダイエットって有効?それとも … – あなたは携帯電話なしで暮らせますか? – レム・スリープって何?ノンレム・スリー プって? • 実際には半期15回の授業で第9課まで しか進まず。 • 第10課〜第15課は教科書問題の解答 17 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)
  • 19. ブリッジⅠの実践事例(2) • 自己申告欄・ミニアンケート欄に毎週異 なる質問(数値・○△×・自由記述によ る回答など) – どのぐらい頑張ったか – どのぐらい授業に集中できたか – この授業を通じて英語への苦手意識は治った か – どのぐらい復習しているか – 隣の人よりも上手に発音できたか – 自分で点数をつけるとしたら 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 19
  • 20. ブリッジⅠの実践事例(3) • (承前)自己申告欄・ミニアンケート欄に毎 週 異なる質問 – ARCS動機付けモデルを参考にした質問 • A: この授業は面白そうだと感じているかどうか。 • R: この授業の学習課題が何であるかを知っており、 やりがいをかんじているかどうか、学習のプロセス 自体を楽しんでいるかどうか。 • C: 達成感を感じているか、やって無駄だと思っていな いか、やればできるという気持ちがわいているか、次 に目指す 方向は見えているか、自分なりの工夫をこらして勉強 できて いるか、学習の自己管理はできているか • S: この授業に満足しているか、過去7回の授業を振り 返って自分自身の取り組みにも満足しているか 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 20
  • 21. ブリッジⅠの実践事例(4) • 今日の授業で気になったこと/今日、新 たに学んだこと/覚えておきたい表現 – 出席カードに記入し、毎回1〜4点程度で評 価 • 成績評価方法 – 出席カードへの記入 15回分で60点 – 穴埋ディクテーション小テスト 5点×3回 で15点 – 個別の音読テストを2回 • 1回目は10点満点 2回目は15点満点 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 21
  • 22. ブリッジⅠの実践事例(5) • 教科書の利用 – 独自に編集したポーズ入り音源も併用 • Phrase Reading Worksheetの利用 – あらかじめフレーズ訳が入っている。英文を和訳 するという作業からは解放 • 授業の流れ – 出席カード配布 – 前回の出席カードで寄せられた質問等への回答 – 発音プリント – 教科書・プリントに沿った学習 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 22
  • 23. ブリッジⅠの実践事例(6) • 穴埋めディクテーション小テスト • 音読テスト – 1回目:10点満点 • 5つの課から好きなものを選び、教科書を見ながら第2段落 までを音読 • 声の大きさ/文の区切り方/単語の発音/イントネーション – 2回目:15点満点 • 4つの課からカードを引いて読む場所を決め、教科書を見な がら第2段落までを音読 • スラッシュで切って読めているか/スラッシュ以外の場所で は滑らかにつなげて読めているか/全ての単語を読めている か/個別音が上手に発音できているか/強弱がきれいに区別 できているか/音の上げ下げは自然か/教科書音源が物まね できているか 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 23
  • 24. ブリッジⅠの問題点 • 質問・コメントへの回答がいつの間にか 「言語・文化・教育に関する質問コー ナー」に – 本来はブリッジⅡのみ実施だが両科目を履修 する者が70名程度いたことによる混同も原 因か。 – 後期は出席カードの様式を変更することで授 業内容以外に関する質問を書きにくくする方 針 • 本来行うべき英語の音とリズムに関する 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 24 学習がやや不十分となった
  • 26. ブリッジⅡ:授業のねらい (1) • 今年度の「ブリッジ・イングリッシュI」 「ブリッジ・イングリッシュII」は中学英 語・高校英語の再学習科目として、英語 に苦手意識を持つ皆さんのために、それ ぞれ独立した内容で開講します。これら は英語への恐怖心をなくし、皆さんが積 極的に英語にチャレンジできるようにな ることを目指して、様々な「練習」を行 います。(ブリッジⅠと同一内容) 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 26
  • 27. ブリッジⅡ:授業のねらい (2) • 英語に対して苦手意識を感じている人の 大部分は、英語の「学習」が苦手なので はなく、単に英語の「練習」に慣れてい ないだけ、という印象があります。全て の英語学習の土台ともなる「練習」を通 じた英語の基礎固めは是非とも早いうち にやっておくことを強く勧めます。(こ の内容もブリッジⅠと同一内容) 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 27
  • 28. ブリッジⅡ:授業のねらい (3) • 「ブリッジ・イングリッシュII」では特に 英語の しくみと文法に焦点を当て、中学・高校 とはちょっと違った角度から英語を眺め ていきます。特に言語学の知見を取り入 れながら英語の姿を再検討していく作業 は、中学・高校で英語が嫌いになってし まった人にもきっと楽しんでもらえるこ とでしょう。よく分からなかった英語も 補助線を引いてみる(見方を変えてみ 28 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)
  • 29. ブリッジⅡ:授業のねらい (4) • また、この授業では英作文の力をつける ことも目標に掲げます。基礎的な英作文 の力をつけ、それを口から出す練習もし ますので、英会話の練習にもなるでしょ う。授業中の学習形態は音読と筆写が中 心となるため、口と手が疲れる練習をた くさん行うことになりますが、こういっ た基本が身に付いていないと、TOEI Cなどの資格試験でも十分に点数が伸び ませんし、総合的な英語力も伸びません。 29 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)
  • 30. ブリッジⅡ:授業のねらい (5) • また、この授業では英語のみならず言 語・文化・教育の全般に関して、受講生 の皆さんから寄せられる質問に毎回答え ます。英語の周辺にある様々な事柄も含 め、知的好奇心を大切にしながら積極的 に取り組んで下さい。 • なお「ブリッジ・イングリッシュI」を同 時履修することもできますので、英語の 基礎固めをより短い期間で行いたい場合 は、両方を履修して下さい。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 30
  • 31. ブリッジⅡ:授業計画 • 言語・文化・教育に関する質問(後述) • 各回ごとに教科書を1課〜3課分ずつ – Be動詞と一般動詞 – 否定文 疑問文 – 助動詞 – 第1文型・第2文型・第3文型・第4文型… • 中学・高校の英文法とは尐々異なる視点 から – 言語学の知見やレキシカルグラマーなど 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 31
  • 33. ブリッジⅡの実践事例(2) • 中学・高校6年間の英語学習をわずか1 5回でやるので相当厳しい。予習・復習 もたくさん必要。 – 実はそんなに難しくない。英作文を中心とし た教科書だが答えも予め渡すので、答えを写 してくるだけでも構わない。1課分につき1 ポイント。 – 授業終了時に同じ範囲のプリントをもう1枚 配布。翌週までにやってくれば1課分につき 2ポイント。 • 多量の英文を書き(写し)ながら考えさ 33 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)
  • 34. ブリッジⅡの実践事例(3) • 定時出席・予習状況の確認 – あらかじめ判子を押した状態のものを印刷。 – 定時出席で判子1つ。(遅刻者には判子を一つ、 ×で消してから配布) – 毎回、予習として教科書1課分〜3課分を埋めて くることを指示。その状況に応じて判子の数を変 えたものを配布。 • 実際には3課分を指示した時も課題内容の一部を ざっとチェックして判子1個または4個のカードを配 布。 • ミニアンケート欄はブリッジⅠと同様の用途。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 34
  • 35. ブリッジⅡの実践事例(4) • 言語・文化・教育に関する質問 – 各自の判断で言語・文化・教育と関係がある ものならどんな内容でも受け付ける。 – なるべく全員の質問に答える。 – 質問(および回答の一部)はブログ(後述) に掲載 • 質問を思いつかなければ板書事項のまと めなどを書いても良い。 • 出席カードは判子の数に記入内容を加味 し毎回1〜4点程度で評価。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 35
  • 36. ブリッジⅡの実践事例(5) • ミニレポート(第2回のテーマより一部抜粋) – これまでに質問コーナーで扱ったテーマから1つ選び、 さらに調べてまとめる。 – 能動態と受動態の書き換えと使い分けについて、優 先されるべき話題という観点からまとめる。 – 第5文型とはどういう文型であるか、例文を引用しな がら解説を行う。 – p.41とp.46の to不定詞の用法を「未来志向」「時差」 という観点から詳しくまとめる。 – 完了形の経験・結果・完了・継続の4用法は全て 「経験」にまとめることができる件について。 – 動名詞と不定詞の名詞的用法の違いについて。 – 不定詞の3つの用法をどのように見分けるか。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 36
  • 37. ブリッジⅡの実践事例(6) • 予習→授業→復習のサイクル – 毎回、教科書2課分〜4課分の学習が必要 • 成績評価方法(106点満点を100点上限 に) – 定時出席 15回分で15点 – 出席カードへの質問等書き込み 15回分で15 点 – 授業当日までの予習 全22課分で22点 – 授業翌週までの復習 全22課分で44点 – ミニレポート 5点満点を2回で10点 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 37
  • 38. ブリッジⅡの問題点 • 第2回で人数が激増したことで第1回の内容を 再度説明しなければならず、早々に進度に乱 れが発生。(事前登録科目を解除したことの 弊害) • 受講生が多いため、質問コーナーにかなりの 時間がかかることに。 – 質問コーナーと英文法学習の時間のバランスに検 討が必要。授業中の時間配分は1:1。 – ただし予習・復習の時間を加味すれば1:3程度 となり、理想的と言えるのではないか? – 一方で予習範囲を授業時間に説明できないことも …。 • 「口から出す練習」がほとんどできなかった。 38 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新)
  • 40. 出席カードと授業記録ブログ • 出席カード?大福帳?LMSでの学習ポート フォリオ? – ブログ記事 – 出席カードへの記入は一種のノート提出 • 一種のティーチングポートフォリオとし ての授業記録ブログの利用 – ブリッジ・イングリッシュⅠ – ブリッジ・イングリッシュⅡ 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 40
  • 42. ブリッジⅠ:授業内容の改良 • 英語の音とリズムについて、シラバスに 明記しているように練習の分量を増やす • 日本語と英語の音声の比較は興味を持つ 学生が多かった印象 • 洋楽を使ったカラオケ対策? • せめてあともう2〜3課程度は進めたい。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 42
  • 43. ブリッジⅡ:授業内容の改良 • ゆとりをもった授業設計 – 授業時間中の質問コーナーと教科書学習の割 合をせめて1:2ぐらいに? – 復習プリントをその場で考えさせる? – 次の範囲の予習を授業時間中にも行う? • 予習・復習の方法は学生に任せる? – 予習1ポイント、復習2ポイントの妥当性? 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 43
  • 44. ブリッジⅠ:出席カード改良 • 自己申告欄とミニアンケート等回答欄はまと める • ①今日学んだ英語発音のコツ ②授業中に自 分で調べたこと ③授業内容に関する質問 ④教科書からの抜き書き ⑤意見・その他 のどれかを選んで番号と一緒に書かせる。① >②>③>④>⑤の順番で高く評価。 • ①〜③は教室でしかできない学習。④は自習 でもできる学習。⑤は出席カードではなく、 学期中に2回実施する授業アンケートの方で 書いてもらうことを優先。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 44
  • 45. ブリッジⅡ:出席カード改良 • ミニアンケート等 回答欄 → 自己申告・ミニ アンケート • ①言語・文化・教育に関する質問 ②授業中に自 分で調べたこと・周囲の人と議論したこと ③板 書内容で役に立ったこと ④教科書からの抜き書 き ⑤意見・その他 のどれかを選んで番号と一 緒に書かせ、①>②>③>④>⑤の順番で高く評 価。 • ①〜③は教室でしかできない学習。④は自習でも できる学習。⑤は出席カードではなく、学期中に 2回実施する授業アンケートの方で書いてもらう ことを優先。 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 45
  • 46. ディスカッション • カリキュラムマップとの整合性 • この科目の目標設定は妥当か? – 良くできる学生・頑張りすぎる学生 – 一種の「保険」として取る学生(決して楽できる科目では ない) – それでもついてこれない学生 • 成績評価方法の妥当性 • 言語・文化・教育に関する質問を扱う意義 – 本当にリメディアルになっているのか? – 知的好奇心の向上から学習意欲の向上につながるか? – そもそもこのような授業形態はリメディアルと言えるの か? • ティーチング・ポートフォリオとしてのブログ 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 46
  • 47. ご指導よろしくお願いします! • 背景と受講者の動向 • シラバス紹介(ねらい・成績評価基準な ど) • ブリッジ・イングリッシュⅠの実践事例 • ブリッジ・イングリッシュⅡの実践事例 • 出席カードと授業記録の意義 • 後期に向けての改良案 • ディスカッション 関連情報は http://goo.gl/1nw2i をどうぞ!(随時更新) 47