劉備、徐庶を失い臥龍を訪ねる
- 2. 第 26 集 回馬薦諸葛(徐庶、馬を返して劉備に孔明を推薦す)2009.5.22 更新
―「3 時間で~」第 28、29 話参照
チャプター① 劉備、旅装束の徐庶と並んで橋を渡る~
チャプター② 屋外に用意された東屋の宴席。劉備、徐庶に杯を勧める~
チャプター③ 徐庶より孔明の話を聞き、少し元気を取り戻して城にもどる劉備たち~
チャプター④ 孔明を訪ねに行く道中、大雪にあい酒場に立ち寄る劉備ら三兄弟~
~雪の降る中、御簾(みす)の向こうで朗読する相手に向って挨拶する劉備。
③この第 26 集は、孔明が登場する一つ前の場面。孔明大好き人間の私は「ここらへんはサ
ッと飛ばして、早く孔明に会いたい!」と思っていた。ところが意外や意外、結構この集
も面白いことが分かった。それは、孔明の前に劉備の軍師となっていた徐庶が、曹操にだ
まされて許都にやってきた時の徐庶の母の反応が、ものすごく過激で迫力があったからだ。
今まで劉備から神様のように敬われていた徐庶も、この母の前では手も足も出ず、けんも
ほろろに貶されても、ひたすらうなだれて聞いているだけ。何だか気の毒になってきた。
←母親に
ケチョン
ケチョン
に言われ、
うなだれ
る 徐 庶
(左)
この母の言い分をまとめると次のようになる 「自分が書いてもいない偽手紙に誘われて、
:
おびき寄せられるとは情けない。忠義と孝行はとかく両立できないもの。自分としては孝
を捨ててでも名君である劉備に仕え、国賊・曹操のもとに来て欲しくなかった。劉備を捨
て曹操につくのは大恥であり、先祖の名前を汚す行為。何と馬鹿なことをしてくれたのだ」