20160209 菅付雅信の編集スパルタ塾「クックパッド 松浦弥太郎氏」

1. 「40代主婦の暮らしを助ける新しいサービスを考案せよ」

2. 課題
40代主婦の暮らしを助ける新しいサービスを考案せよ
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3. くらし【暮（ら）し】
１ 暮らすこと。一日一日を過ごして行くこと。
２ 日々の生活。生計。
ーデジタル大辞泉
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「暮らし」って、毎日食べること、寝ること、洗濯をして掃除をすることだけじゃない。
夫や子どもの世話を焼き、親族や近所・友人らと気持ちよく付き合い、退屈さに腐ら
ず、夫との喧嘩や子どもの悪事にもへこたれず、溜まったストレスを上手に発散し、
加齢や家庭に留まっていることの現実にもめげずに、今日も生きていくこと。

4. 「作業を楽にする」ことよりも「毎日を豊かに楽しくする」を
クックパッドが提供する「毎日のレシピ」は、ただ「食事の作り方」を提供するに
あらず、それぞれの家庭のやり方でどうすれば上手に、美味しく、工夫のある
料理を作れるか」という知恵や経験＝「食の豊かさ」を提供している。
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5. では、どうすれば「毎日が豊かに」なるのか
例えば、優れた芸術作品や洗練されたプロの仕事など、美しいものや綺麗なも
のに触れて感動したり驚いたりすること。胸がいっぱいになるその体験によっ
て、幸せだなあとか己の命というものを見つめなおすこと。生きていることの素
晴らしさを確認すること。
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6. 個人の「美しい」「綺麗だ」を共有できたら、豊かじゃないだろうか
それぞれの４０代女性が感じる、「美しい」を投稿するアプリプラットフォーム。
クックパッドと同じ、ジャンル特化型のCGMサービス。
サービス名は「Beautiful share」。 ”感動って、誰かに伝えたいから”
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Beautiful share

7. ４０代女性は、「美しい」がわかる人たちだから
４０歳にもなると、色んなことが分かってくる。自分の美的感覚や価値観もよく
分かってきて、教養と品性が養われてくる。そんな女性たちがいいと思えるも
のをどこで共有するのか。それは、ママ友でもない、フェイスブック友達でもな
い、芸術や洗練された文化や風物に寛容な人たちと共有したい。
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8. 「美しい」は、世界に溢れている
「昔、イビサ島で見た夕景が神々しくて、その美しさが今でも忘れられない」とか
「ミレイの『オフィーリア』を実際に見て、あまりの美しさに泣いてしまった」だとか
「パトリック・ロジェのチョコは宝石のようで、見ていてほれぼれする」でも
「横綱鶴竜の土俵入りは、重心がぶれずに形がほんとに美しい！」でもいい
「あのCMに出てくる石田ゆり子、ほんとに美しい！」でもいい 8

9. 心の栄養 摂るために、毎日見に来たくなるサイト
「体にいい」はみんな好き。じゃあ、「心にいい」も流行らないわけがない。
マネタイズは、広告＋一部課金モデル。広告は質のいいものが集まってくるでしょう。
課金のプレミアムコンテンツは、「人気順検索」のほかアーティストや著名人による
「キュレーターレコメンド」の閲覧が可能。実際の美術キュレーターや美しいものに
敏感な著名人に２ヶ月間「ビューティフルキュレーター」として定期投稿してもらう。 9

10. 美しいものがありすぎると、それに圧倒され、僕のハートは風船のように破裂
しかける。そういうときは体の緊張を解く。
するとその気持ちは、雨のように胸の中を流れ、感謝の念だけが後に残る。
僕の愚かな、とるに足らぬ人生への感謝の念が。
戯言に聞こえるだろう。大丈夫、いつか理解出来る。（「American Beauty」）
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11. 11
ありがとうございました。