第15回図書館総合展
パスファインダー作成・共有ツール「LibGuides」の最新情報
2013年10月30日 10:00-11:30
主催 : プロクエスト日本支社/株式会社紀伊國屋書店(協賛)

LibGuides : パスファインダーを超えて
九州大学附属図書館 eリソースサービス室
天野絵里子
目次
LibGuidesとは?
なぜLibGuides?

LibGuidesの機能
九州大学の場合
これからのLibGuides
LibGuidesとは?
○○をウェブ上に作成して公開するツール
 パスファインダー
 サブジェクトガイド
 授業ごとの資料リスト
 研修・講習会資料
 コレクション紹介・・・

図書館ウェブサイト (CMS) ←NEW!
LibGuides in the world
390,828 guides
61,200 librarians

4,386 libraries (as of October 27, 2013)
日本では?
15図書館
例:慶應義塾大学メディアセンター
http://libguides.lib.keio.ac.jp/
なぜLibGuides? (1)
 ブラウザのみの簡単操作でHTMLなどの
知識がなくてもコンテンツを作成でき
る。

 図書館が作りたいコンテンツを実現する
ために、機能が最適化されている。
 さまざまなメディアにリンクできる。

 一からコンテンツを作らなくても、他の
図書館が作ったガイドを流用できる。
 スマートフォン対応
なぜLibGuides? (2)
図書館員の価値を伝える。”顔が見える図書館”
 Cf. レファレンスガイド(京都大学)
 プロフィールの表示
 専門知識

つながれる。
 コミュニティの存在。シェアの文化
 SummonやLMSとの連携により、学生の学習フローの
中にコンテンツをそっと埋め込める。

なんとなく、おもしろそう!
LibGuidesの機能
ほんの一部だけ
基本構成

ガイド

ページ

ボックス
ボックスの種類
テキスト、リンク
Books from the catalog ・・・本のリスト

RSS feed ・・・RSSフィードの表示
Interactive poll ・・・投票
Survey box (CMS only) ・・・ アンケート
プロフィール
管理者機能
全体のデザインの変更
アカウントの管理
 Administrator
 Librarian

言語、文言の設定

統計
他のサービスとの連携
Summon
 検索対象への追加
 Best Bets 例:TOEIC、線形代数
 Summon 2.0

SerialsSolutions
 データベースの A-Zリスト

その他
 ウィジェット

ウィジェットの例
LibGuides as a library website
LibGuides CMS
図書館のウェブサイトとして

例:神田外国語大学附属図書館
http://kuis.libguides.com/
九州大学の場合
教材作成ツールとしてのLibGuides
九大百年メッセージ
九つの目指す姿と行動計画

3. アクティブ・ラー
ナーを育成する大学

9. 知の蓄積と継承・発
信を推進する大学

 生きた学問の体験

 学術情報基盤の強化

 主体的な知の体系化

 知の体系と活用

 学修プロセスの重視

 知の蓄積と発信
 社会連携の推進

教育の質向上支援
プログラム (EEP)

 卒業生との交流促進と連携
強化
Cute.Guides
EEPの取り組みの一つ
教材作成ツールとして

医学教育支援
作成者
 図書館職員
 学生サポーター
 医学系教員
ガイドライン (ゆるめ)
明確なターゲット層を想定する。
必ず friendly URLをつける。

デザインを工夫する。
本の紹介では自分なりのコメントを付け
る。
プロフィールで信頼性を高める。
コンテンツ
 理系科目攻略本リスト
「線形代数」
 授業連携
「国語学・国文学」

 Cuterの紹介

 新入生へのメッセージ
 ビブリオバトル動画

 文献管理ツール
(比較表付き)
「iPS細胞」「海底熱水鉱床」

 研究分野の解説
「GPS」

 レポートの書き方

 ディスカバリサービスの解
説(初任者研修用)

 TOEIC攻略法

 患者向け本リスト(予定)
ワークフロー
1. 作成者によるテーマの表明
2. 管理者による調整
3. 作成
4. 校正・・・「査読」
5. ブラッシュアップ
 デザイン、リンク

6. 管理者による “Publish”
7. 管理者による Summonの設定
メンテナンス
作成者により更新
co-owner, editor機能で共同編集

著作権、原則的には譲渡
 書面による

作成者が立場を離れた時
1. 別の作成者に引き継ぐ
2. 放置する
3. 閉じる
これからのLibGuides
人=専門知識をシェアしてつなげる
導入のヒント
わからない人に一言で
 「教材作成ツールです。」
 「図書館のホームページ作成サービスです。」
 「海外の大学図書館ではスタンダードです。」

図書館の人にも一言で
 「パスファインダーが簡単に作れます。」
 「専門性が発揮できます。」
機能面の課題
デザインがイマイチ。
カスタマイズも限定的。
多言語切り替えに未対応
日本語の管理画面

いくつかはヴァージョンアップで解消
つながりを生み出すために
大学コミュニティ
図書館、図書館員の価値を可視化

“エンベデッド・ライブラリアン”
LibGuidesユーザコミュニティ
日本からの要望を伝える。
シェアの文化を日本でも。
参考
 Cute.Guides: LibGuidesのガイド
http://guides.lib.kyushu-u.ac.jp/libguidesintroduction

 LibGuides Community
http://libguides.com/
ガイドの検索、導入図書館リスト

 LibGuides Best Of
http://bestof.libguides.com/
すごいガイドのコレクション。シェア可

 LibGuidesに関するブックマーク
http://b.hatena.ne.jp/Sabarya/search?q=libguides
Have fun with
LibGuides!

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