NPO団体・DiODENで制作している「ニューロダイバーシティのパターン・ランゲージ」についての中間報告を、公開用に一部抜粋したものです SlideShareにアカウント登録をしていただいた上で、パワーポイントをダウンロードをしていただくと、赤文字・下線部のリンクから参照元のホームページを確認できるようになります

1. ニューロダイ
バーシティのパ
ターン・ラン
ゲージ制作計画
yuki

2. ニューロダイバーシティとは？
 ニューロダイバーシティ（社会学者のJudy Singerが命名 cf. 生物多様性と生態系保
護）
Neuro（神経系の） + diversity（多様性）：全く同じ脳は存在しない
 1990s~ 「ニューロダイバーシティ運動」
「ニューロマイノリティ」の地位を向上させることを目的とした、継続的に進化
する公開討論・公民権運動 by Judy Singer
発祥：主にイギリスの自閉権利運動 （アスペルガー症候群の当事者運動）
 Neurotype：知覚認知特性の様式, 神経系・脳のタイプ（有利にも不利にもなりう
る）
 ニューロマイノリティ：Autistic（自閉スペクトラム）, ADHD ... など
 Neurotypical（定型発達）
 ”Neurotype”の差異が多様性として認識・尊重されること

3. ニューロダイバーシティは政策用語？
Is Neurodiversity a scientific term?
No, it's a political term by Judy Singer
個人の行動特性のパターン < 環境やコミュニティの特性のパターン（社会モデル）？
Research Question：ニューロダイバーシティのコンセプトに賛成する人がいるのは、個人の経験をもとにした実感・
共感があるからでは？
例：自分の特性に関して強みを確立すると「違い」を肯定的にも捉えられるようになり、心の健康や自律につながる
→ 仮説：“ニューロダイバーシティのコンセプト” は個人レベルにも応用できる
個人レベル 政策レベル
異なるNeurotypeに（単純
には）優劣が措定できない
一部の人の実感？
・環境や社会の影響
・能力＋ニーズ
ニューロダイバーシティ
・社会モデル
・SBMN（強みベース）
一部のコミュニティ（偶然）
優劣を措定できる 治す（医学モデル） 国民の同質化（・優生学）

4. 今回のパターンランゲージの制作方法
 論文：
Takashi Iba, Taichi Isaku. 2016. “A pattern
language for creating pattern languages:
364 patterns for pattern mining, writing,
and symbolizing”
→ これを参考にマイニング・クラスタ
リングを実施