Study for my own sake on world history and politics. These slides mainly are the summary of "世界史の極意"（written by 佐藤優）.

1. 世界を知りたい①
世界史わからない
2 0 1 5 . 3 . 1 4 ゼ ミ 発 表 用 資 料

2. 今回とくに参考にした本
『 世 界 史 の 極 意 』
佐 藤 優
N H K 出 版 新 書

3. 今ってどういう時代？
時 代 に よ っ て 変 わ る 経 済 と 国 家 の 関 係

4. 資本主義も時代によって変化した
 資本主義の変遷
1. 重商主義
2 . 自由主義
3. 帝国主義（独占資本主義）
4 . 国家独占資本主義
5. 新自由主義
6. 新 ・ 帝国主義 ←現 在

5. • 国家が商工業育成（経済へ強く介入）し、貿易振
興し国富を蓄積した
• 重商主義時代の変遷
– 1. 重 金 主義
– 2 . 貿 易 差額主義
– 3. 産 業 保護主義
資本主義も時代によって変化した
重商主義の時代：16世紀

6. • 覇権国家：イギリス｜産業革命の時代
• 強くなった産業資本家にとって国家の規制が邪魔
になる
• 自由貿易の確立及び植民地化の推進
資本主義も時代によって変化した
自由主義の時代：19世紀

7. • 技術革新／重化学工業の発達
⇒大企業による生産と資本の集中・独占
⇒ 独 占 資 本 が 国 家 と 結 び つ き 、 自 国 資 本 の 保 護 へ （ 国 家 の
市 場 へ の 介 入 ）
• 帝国主義の条件（ レ ー ニ ン 著 『 帝 国 主 義 論 』 ）
1 ) 生 産 と 資 本 の 集 中 ・ 集 積 に よ る 独 占 の 形 成
2 ) 産 業 資 本 と 銀 行 資 本 の 融 合 に よ る 金 融 資 本 の 成 立
3 ) 商 品 輸 出 に か わ り 資 本 輸 出 の 増 大
4 ) 国 際 カ ル テ ル に よ る 世 界 市 場 の 分 割
5 ) 帝 国 主 義 列 強 に よ る 植 民 地 分 割 の 完 了
資本主義も時代によって変化した
帝国主義の時代

8. • ロシア革命（1917年）以降、冷戦期
• 社会主義革命を阻止し、資本主義システムを維持
するために、国家があえて資本の暴発を抑え福祉
政策や失業対策等、労働者保護（のような）政策
を取るようになる
• 国家が資本に強く介入する資本主義＝「国家独占
資本主義」
資本主義も時代によって変化した
国家独占資本主義の時代

9. • ソ連崩壊後、1991年以降、アメリカ覇権の時代
• 福祉国家の行き詰まり
• “政府による社会保障や再分配は極力排し、企業や
個人の自由競争を推進することで、最大限の成長
と効率のいい富の分配が達成される”と唱える経済
学的な立場＝「新自由主義」
資本主義も時代によって変化した
新自由主義の時代

10. • 2000年代
• 新興国経済の成長に伴うアメリカ弱体化
• ⇒資本と国家が結びついて、外部からの搾取と収
奪により生き残りを図る
– 相手国に最大限の要求を突きつける
• 資本主義のグローバル化→国内の貧困、格差拡大
→社会不安の増大→国家機能の強化
資本主義も時代によって変化した
新・帝国主義の時代

11. 民族の問題って何？
ナ シ ョ ナ リ ズ ム と 争 い

12. 3つのナショナリズム論と民族アイデンティティ
• ナショナリズムとは？
1. ベネディクト・アンダーソンの「道具主義」と「公定
ナショナリズム」
2 . アーネスト・ゲルナーの産業と結び付いたナショナリ
ズム論
3. ア ン トニー・ D・スミスの“エトニ”
• ナショナリズムと争い

13. 3つのナショナリズム論
• 国家のエリートの統治目的のために道具としてナ
ショナリズムを利用する＝「道具主義」
⇔ 「 原 初主義」：民族には根拠となる源が具体的にある
という実態主義的考え
• 国民意識は、「自分たちは同じ民族だ」というイ
メージをみんなが共有することで成り立つ
←標 準 語の使用・国語 ←出版資本主義（出版用の言語）
• 「公定ナショナリズム」：支配者層・指導者層が
上から「国民」を創出しようとする
– Ex. 中 央 アジア
ベネディクト・アンダーソンの
「道具主義」と「公定ナショナリズム」

14. 3つのナショナリズム論
• 近代：産業化→人々の流動化→同質性⇒ナショナ
リズム
– 同質化を生むもの＝国家による教育制度の整備による言
語の標準化
アーネスト・ゲルナーの
産業と結び付いたナショナリズム論

15. 3つのナショナリズム論
• エトニ＝“共通の祖先・歴史・文化をもち、ある特
定の領域との結びつきをもち、内部での連帯感を
もつ、名前をもった人間集団”
• エトニは民族意識が生まれた後、歴史的な根拠と
して事後的に発見される
アントニー・D・スミスの“エトニ”

16. ナショナリズムと争い
• “ナショナリズムは、同質性が高いほど、その差異
をめぐって暴発しやすい”
– Ex. ウ ク ライナ危機

17. What’s NEXT?
• 戦争かな
– セキュリタイゼーション
– 第三次世界大戦？