More Related Content Similar to Rm20140514 5key Similar to Rm20140514 5key (12) Rm20140514 5key3. 母分散σ2が既知の場合の
1つの平均値の検定
• [手順3] α = 0.05、片側: 1.645 ≦ Z
• [手順4] X ̅ = 53, μ = 50, σx
2 = 144, n = 25
• Z=(53-50)/12/5 = 1.25... ≦ 1.645
• [手順5] 帰無仮説を採択→良いとは言えない。
• 県内平均との有意な差は認められなかった。
6. 母分散σ2が既知の場合の
1つの平均値の検定
• [手順3] α = 0.05、両側: Z ≦ −1.96 or 1.96 ≦ Z
• [手順4] X ̅ = 520.60, μ = 571.70, σx=171.90, n=42
• Z=(520.6-571.7)/171.9/√42 = −1.93 ≧ −1.96
• [手順5] 帰無仮説を採択→受験者全体との差はない
• 受験者全体の平均との有意な差は認められなかっ
た。
11. 効果量の測定
• Question
!
!
!
• この有意差にはどの程度意味がある?
• ×「p値が小さければ差が大きい」
文を掲載する傾向があるため,実質的な差を見ずに,p値のみに注意が
向いてしまいます。しかし,p値のみを判断材料にするのは危険です。
以下の表4 - 1 を見てください。これはあるプログラムの効果を証明するた
めに,T O E I C @のスコアを使って,プログラム指導前後の平均点をj f 検定
で比較した結果です。
▼表41あるプログラムの効果を証明するデータ(人数5 , 6 2 6 名)
事 前 ス コ ア 事 後 ス コ ア
平 均 値 6 2 0 . 0 0 641.25
標 準 偏 差 1 2 7 2 2 134.68
平均値の差
( 事後一事前)
21.25
p値
p<, 0 0 1
有意差あり
p値を見ると,p〈、 0 0 1 であるため,有意差があるという結論になりま
すが,平均値と標準偏差( 事後は点数の散らばりが大きい)を見てみると,
実質的な差は小さく,ほとんど差はないとわかるでしょう。つまり,有
意差があるので,プログラムの効果があったと主張するのは,ふつうに
12. 効果量の測定
• Cohen’s d = 標準偏差を単位として平均
値がどれだけ離れているか
• Cf. とある期末テストの結果: http://
www.urano-ken.com/research/
works.html
13. 効果量の測定
• Cohen’s d = 標準偏差を単位として平均値がど
れだけ離れているか
• 手順:
• http://www.mizumot.com/stats/effectsize.xlsからExcel
ファイルをDL→使用した検定に応じてシートを選択
し、必要な数値を入力
• OR http://langtest.jp Effect Size Calculator 1を利用
22. リサーチデザインとデータ収集
• 言語習得のモデルに基づく: 例. 文法性判断
• 処理過程研究: 例. 反応時間計測、移動窓法、視線計測
• インタラクションに基づく: 例. 種々のタスク・パフォーマンス
• 方略・認知過程の研究: 例. 観察法、内観法
• 社会言語学的・語用論的研究: 例. 自然環境、談話完成テスト
• 既存のデータベース利用: 例. 母語話者コーパス、学習者コーパス
23. パラメータ4: データとその収集
• 「... 洋画を題材にする英語学習をプラスする...」
• 何がデータとなるか:
• 授業の記録、面接音声・映像、アンケート回答、
テスト・スコア
• どのようにデータを集めるか:
• 授業観察、面接、アンケート、テスト
32. リサーチの準備段階
• 第4相:リサーチの計画や仮説を立てる
• “A hypothesis ... is not supposed to lead to
conclusions which cannot be tested further.... It
is part of the‘game’of science to view research
as the best possible‘guess’at a particular point
in our state of knowledge.”…反証可能性