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日本における馬車の現状 2012
- 4. 馬車の歴史 ○ 紀元前2800年～2700年の古代メソポタミア遺跡から馬車の 粘土模型が発掘されている ○ 古代ローマ帝政期には、帝国全土にはり巡らされたローマ 街道を用いた郵便馬車が発展した ○ 1869（明治2）年に横浜～東京間の乗合馬車が開業した ○ 1882（明治15）年に新橋～日本橋間に馬車鉄道が開通した 日本史 世界史 ○ 1625年ロンドンに辻馬車が登場し、ヨーロッパに広まった ○ 19世紀に馬を動力として鉄道を走る馬車鉄道が発明された ○ 江戸時代より前は「騎馬文化主要説」「馬の頭数の少なさ」 「地形の問題」等により発達しなかったとの説がある ○ 江戸時代には幕府により「車」の通行が一部を除き禁止された
- 5. 日本の馬車（2012年） ※ 札幌観光幌馬車 ① 北海道開拓の村 ② ノーザンホースパーク 北海道 小嵐山・黒石温泉郷 青森屋 小岩井農場トロ馬車 厳美観光馬車 北上展勝地観光馬車 観光蔵馬車（休止中） 東北 千本松牧場 赤城乗馬クラブ グリーン牧場 国分寺プロジェクト 関東 昇仙峡トテ馬車 木曽馬乗馬センター 白樺湖観光花馬車 富山ファミリーパーク 中部・北陸 ③ 京馬車 鶴見緑地乗馬苑 三木ホースランドパーク 神戸ハーバーランド フルーツフラワーパーク 近畿 ④ 砂丘の馬車 広島ドリーム白馬車 中国・四国 ⑤ 由布院観光辻馬車 津屋崎観光馬車 東串良町レトロ馬車 ⑥ ハウステンボス 九州
- 7. 札幌観光幌馬車（札幌） 馬車 馬 頭数 １頭 馬種 ペルシュロン 馬齢 10歳 騸 設立 35 年 定員 ２８名 台数 １台 種類 日本製
- 9. 北海道開拓の村（札幌） Ｚ 馬車 馬 頭数 ２頭 馬種 北海道和種 馬齢 18・21歳 騸 設立 29 年 定員 １６名 台数 ２両 種類 日本製
- 11. ノーザンホースパーク（北海道・苫小牧） 馬車 馬 頭数 １１頭 馬種 馬齢 6～21歳 騸 設立 23 年 定員 ９～１２名 台数 ３台 種類 クライスディール ノルマンディーコブ 日本ばん系 外国製 日本製
- 13. 京馬車（京都・亀岡） 馬車 馬 頭数 ３頭 馬種 日本ばん系 馬齢 4～5歳 牝 設立 2 年 定員 ８・１６名 台数 ２台 種類 日本製
- 15. 砂丘の馬車（鳥取） 馬車 馬 頭数 １頭 馬種 中半血 馬齢 12歳 牝 設立 49 年 定員 １０名 台数 数台 種類 日本製
- 17. 由布院観光辻馬車（大分・由布） 馬車 馬 頭数 １頭 馬種 ペルシュロン 馬齢 13歳 牝 設立 37 年 定員 １０名 台数 １台（他２件） 種類 ポーランド製
- 19. ハウステンボス（長崎・佐世保） 馬車 馬 頭数 １頭 馬種 中半血 馬齢 8歳 騸 定員 ２名 台数 ３台 種類 オランダ製 設立 15 年以上
- 20. 結論 日本の「馬車」について、 ○ 馬の馬齢は4～21歳と幅広く、性別は牝馬か騸馬である ○ ほとんどの施設の馬が１～３頭の少頭数である ○ 馬の種類は様々な種類が用いられている ○ 馬車は８～２８名と多人数乗りがほとんどである ○ 全ての施設が観光地と共に存在している ◎「馬車」は観光地に「華」を添え、 主にほぼ通年営業している施設を視察した結果、 多くの馬が「馬車」馬として活躍できる可能性がある 人々に、身近な存在として親しまれている