Recommended
Recommended
More Related Content
Featured
Featured (20)
アルゴリズムいちねんせい AGC010 B
- 2. AGC010 問題B • 問題を眺めます。 • ピンときた人は、「アルゴリズムいちねんせい」卒業です。このファイルを閉じ てください。 • ピンと来なかった人は、次のページを見てみましょう。
- 3. AGC010 問題B 上記の状態から、箱２を「君に決めた！」と言いつつ、箱３から１個、箱４から２個、箱５から３個、 その次の箱１から４個、箱２から５個、石を取り出します。 • 入力例１の解説 箱１ 箱２ 箱３ 箱４ 箱５ ４ ５ １ ２ ３ 箱１ 箱２ 箱３ 箱４ 箱５ ４ ５ １ ２ ３ －４ －５ －１ －２ －３ ０ ０ ０ ０ ０ すべての箱の中の石を取り除けたので、「YES」を出力します。
- 4. 入力例１では説明文がついていましたが、ここには解説がありません。いきなり大海原に投げ 出された気分ですね。 入力例１では４，５と１，２，３となんとなく数字が単純に増えていましたが、今回は減っている箇 所があります。（赤の矢印のところ） AGC010 問題B • 入力例２の解説 箱１ 箱２ 箱３ 箱４ 箱５ ６ ９ １２ １０ ８ 箱１ 箱２ 箱３ 箱４ 箱５ ６ ９ １２ １０ ８
- 5. 円構造であることを分かりやすくするため、箱５のあとに箱１を追加しました。 こう見ると、３箇所で減っているのが分かります。しかも綺麗に２ずつです。 どの箱からかは分かりませんが、そこを起点に１，２，３，４，５個を取り出していきます。 途中で取る個数が減るのは、５→１のところです。そこに当てはめて考えてみます。 AGC010 問題B • 入力例２の解説 箱１ 箱２ 箱３ 箱４ 箱５ 箱１ ６ ９ １２ １０ ８ ６
- 6. 上記の表のように、石を取っていくとすべての箱の中の石を取り除くことができます。 なので、答えは「YES」です。 AGC010 問題B • 入力例２の解説 箱１ 箱２ 箱３ 箱４ 箱５ 箱１ ６ ９ １２ １０ ８ ６ －３ －４ －５ －１ －２ －３ －２ －３ －４ －５ －１ －２ －１ －２ －３ －４ －５ －１ ０ ０ ０ ０ ０ ０
- 8. 勝手に入力例４を作りました。減る箇所は１箇所です。 入力例２では減る箇所の減る数は２でしたが、今回は１２も減っています。なぜでしょうか？ これは、隣り合う箱の数の差は、１回の操作では１箇所以外は「右の箱」引く「左の箱」が１で、 １箇所だけマイナスN-1（今回はNが5なので-4）だからです。 入力例２の３回の操作では、増える回数が２、減る回数が１で「+1」「+1」「-4」で合計-2でした。 これが重なると「-4」「-4」「-4」で合計-12になる訳ですね。 AGC010 問題B • 入力例４ 箱１ 箱２ 箱３ 箱４ 箱５ 箱１ ３ ６ ９ １２ １５ ３ －１ －２ －３ －４ －５ －１ －１ －２ －３ －４ －５ －１ －１ －２ －３ －４ －５ －１ ０ ０ ０ ０ ０ ０
- 9. ※「取り出す箇所の切れ目」は、今までのページに出てきた、矢印の部分のことです。 AGC010 問題B • まとめると • 1度も減らない箇所は、取り出す操作の回数だけ増える • 上記に当てはまらない箇所は、「取り出す箇所の切れ目」がある。 「取り出す回数に足りない数」÷(N-1) で、何回切れ目になっているか分かる
- 11. AGC010 問題B • 実装 配列の最後に1番めの箱の石の数を追加して います。 一度も切れ目がない箇所では、$diffは0になり ます。 あ 今見返してみると、27行目と29行目は1行で済みますね。 （$kaisuuの意味がない……） $diffがマイナスで$cutもマイナスで数えている ため、 $round==$cut ではなく、 $round==-$cut になっています。 $round+$cut==0 の方が分かりやすい かもしれませんね。
- 13. おしまい