排泄問題ワークショップ2014 災害対策グループ
- 6. (NHK福祉ネットワーク取材 2011年11月)
人口 死者
市全体 40,738 336
障害者 2,268 47
肢体不自由者 953人 21
大船渡市
陸前高田市
仙台市
盛岡市
Mさん 男性 45歳
家族 :母、妻、娘
障害 :脊椎損傷
補助具 :手動車いす利用
居住地 :船渡市
勤務先 :自宅(被災当時)
ヘルパー:なし
ヒアリング対象者プロフィール
障害者の被災経験事例の紹介インプット
車いす利用者の被災実態と課題について知るため、東日本大震災の被
災地、大船渡市でのヒアリング調査をもとにした学習会を実施した。
津波で被災した自宅周辺
大船渡市の概要
- 15. 1 トイレができる環境(ハード、ソフト)
2
医療・衛生用品(カテーテル・おむつ・人口
肛門など)
3 褥瘡対策・ベッドの確保
4
水・食料(尿路感染対策、低血糖症対策等
を含む)
5 ヘルパー・看護師・その他の支援者の確保
6 電気・充電機器の確保(携帯、電動車いす)
7 寒さ・暑さ対策(体温調節が困難なため)
8 連絡方法の確保(知人・家族・支援者)
9 薬
10 帰宅手段・避難経路の確保
11 自動車(車いすで移動可能)
12 避難助のバリアフリー
13 手動車いす(電動が使えない時用)
14 要支援者の支援して欲しい事柄リスト
15 笛(助けを呼ぶ)
16 簡易シャワー・風呂
17 お薬手帳
18 バリアフリーマップ・トイレマップ
19 支援者の支援可能な事柄リスト
20 要支援者のリスト・マップ
21 風呂の確保
22 エレベータの必要ない動線
23 避難路の確保(家の中)
24 着替え
25 避難先・方法の把握
26 救援物資の事前取り決め
27 情報機器
28 知的障害者の個室
29 ガソリン
30 簡易スロープ
31 リフト・補助具
32 ヘッドライト
車いす利用者が被災した場合に必要となるモノのリストを抽出した。その結果、避難
所などでのトイレ環境、医療品、褥瘡対策、ヘルパーなどの手助け、感染症対策につ
ながる飲料水の確保、電気の確保などがあげられた。
災害時に必要なものリストづくりアウトプット
参加者11名
(車いす利用者5名)
災害時に必要なものリスト
- 18. アウトプット シンポジウムのテーマ確認
災害対策を考えるための 3つの視点と7つの質問
個人の障害に対応
した備え
コミュニティ (人間関
係) の構築
機器とテクノロジー
で乗り切る
①移動の課題
・避難時の移動の問題や日常生活の問題はどう対処したの
か?
②トイレの問題
・避難先などでのトイレの問題はどうしたのか?
③ヘルパーの問題
・支援者、ヘルパーはどのように確保したのか?
④コミュニティについて
・被災した時に助けられたコミュニティ(地縁・障害者支援)は
何か?
⑤モノ・物資・備えについて
・あって良かったもの、無くて困ったものは何か?
・支援物資は行き渡ったか?
⑥情報の問題
・フェイスブック、ツイッター、公共Wi‐Fiなどの有効性はどう
だったか?
⑦共助・公助について
・行政への要望はあるか?
・ボランティアセンターは機能したか?
3つの視点 7つの質問
障害者の災害対策を考える
ため、3つの視点から検討す
ることとした
- 22. 災害時の備えにつながる展示
展示品 出品者
災害用トイレ処理剤 株式会社エクセルシア
バイオトイレカー NPO法人 やさしくなろうよ
けん引式車いす補助装置 株式会社JINRIKI
簡易エアマット,防寒シート,熱中
症対策グッズ
株式会社オシザワ
住宅での家具転倒防止対策 有限会社地域住環境研究所
災害時用携帯トイレ ワーク・ワークス株式会社
着脱しやすいUDジャケット 国際ユニヴァーサルデザイン協議
会 衣のUD プロジェクト
「障害者の災害対策ワークショップ」であげられた障害
者に必要な備えに関する意見を参考に、募集した機器
やアイディアを展示