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- 3. 現状定義と問題点の原因明確化
現状定義
• DA社の最重要目標:売上の最大化
• DA社の問題:本年度からの成長率低下
新規事業・プロジェクト制導入
6
150%
4
100%
億
円 2
50%
0
0%
2009 2010 2011 2012
DA社の問題の原因仮説化
売上
成長率(昨対)
• 現状売上を支える健康管理アプリの不振?
• 新規事業立ち上げのためのプロジェクト制導入による社内リソース配分のミス?
問題の原因としてどちらの仮説がより重要かを検討する
- 4. 問題点① DA社メインコンテンツ”健康管理アプリ”の不振?
市場は十分か
• 規模:2013年時点で200億円規模(うちDA社4億円)
• 成長率:3年以内に倍の400億円規模に成長
DA社のメイン事業として、長期的に取り組むべき
シェアを維持・伸ばせる可能性は十分か
• iTunes Store/Google Playのヘルスケア・フィットネスランキングは全体的に変動
が激しく、長期にわたって突出しているメインプレーヤーが存在しない
• 健康管理アプリは同じものを使い続けることに意味があるので、
ユーザーは現在以下のことを検討している段階という仮説がたてられる
– 健康管理アプリをそもそも使うかどうか
– 何を目的として健康管理アプリを使うか
– どのアプリを使うか
いまはシェア拡大によって固定ユーザーを増やし、アプリの地盤を固めるべき
時期
人員・予算が新規事業領域に流れたため売上が不当に伸び悩んでいる
- 5. 問題点② 新規事業プロジェクト制導入によるリソース配分ミス?
新規事業領域への人数配分は適切か
• 仮に1チームの平均人数が3人だとすると、
• 3 (人/チーム) × 10 (チーム) = 30 (人)が新規事業に関わっている (全社員の6割)
元々”健康管理アプリ”に投入していた人的資源が、新規事業によって削ら
れ、結果としてDA社全体の売上が下がった可能性
すべての新規事業の価値は同じではない
各新規事業への予算配分・その他会社資源の分配は適切か
• 現状各プロジェクトリーダーが自身の決定を客観的に評価・改善してもらえるシ
ステムが存在しない
全社を俯瞰してリソース配分を最適化する視点がない
会社の売上を最大化するために、どの事業にどれくらいの人を割くか?