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池上慶行 YoshiyukiIkegami
1993生まれ / 東京出身
2018 京都大学大学院
人間・環境学研究科（文化人類学）修士課程卒業
2018 大手アパレル入社
2018 倉敷市地域おこし協力隊 / 倉敷市児島移住
2019~ 岡山県内高校 地域コーディネーター
2019 DENIM HOSTEL
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oat 発起 & 施設管理者
…児島にゲストハウス & カフェの複合施設
2020~ _____にまつわるエトセトラ 共同代表
…アウトドアを通して「豊かな暮らし」を考える
2021~ land down under 創業 &「循環するジーンズ」

3. ❖ 繊維産業出荷額 市区町村別 No.
1
❖ 国産ジーンズ発祥の地
ジーンズ、学生服、帆布、畳縁 No.
1
❖ 瀬戸内海の雄大な自然
❖ デニム（生地）
広島県福山市、岡山県井原市
倉敷市児島

4. 産地で感じてきた違和感
B / C反の廃棄
生地は人の目で検品
▶︎A反・B反・C反に振り分け
▶︎B/C反は納品不可
▶︎倉庫に眠り、時間が経てば廃棄
大量生産 / 大量廃棄
キズを除きながらの生産は「非効率」
消費者が求める「品質に満たない」
アンバランスな産業構造
生産者 < ブランド・消費者
B/C反の全リスクが工場
▶︎一部買い取られることもあるが、
その場合も「買い叩かれる」
▶︎700-1000円の生地が100-200円に
生地生産は手間がかかっている
数百本の糸を穴に通したり、結び合わせたり。

7. 産地で感じてきた違和感
B / C反の廃棄
生地は人の目で検品
▶︎A反・B反・C反に振り分け
▶︎B/C反は納品不可
▶︎倉庫に眠り、時間が経てば廃棄
大量生産 / 大量廃棄
キズを除きながらの生産は「非効率」
消費者が求める「品質に満たない」
アンバランスな産業構造
生産者 < ブランド・消費者
B/C反の全リスクが工場
▶︎一部買い取られることもあるが、
その場合も「買い叩かれる」
e.g.) 1m700-1,000円の生地が100-200円に
生地生産は手間がかかっている
数百本の糸を穴に通したり、結び合わせたり

10. 次世代の服づくりへ
B/C反の活用
▶︎B/C反で服づくりをし続けても、
根本的な解決には至らない
「サーキュラーエコノミー」の創出
▶︎大量生産/大量廃棄によらない服づくり
▶︎サーキュラーアパレルブランドの確立

12. サーキュラーエコノミー
（転載：https://www.huf
fi
ngtonpost.jp/entry/orix-circular-
economy_jp_5d37f69de4b020cd994b6988）
3R先進国 日本
一見、循環型社会は成立しているよう
e.g.) PETボトルリサイクル 93%（2019）
▶︎経済的利益につながる「循環型経済化」
サーキュラーエコノミーをつくる
資源（原料）が「輪」のなかを永続的に巡り
各過程においても環境負荷が生まれない
仕組みを追求していくこと

15. 「循環するジーンズ」
❖ 長く愛用したいデザイン
・国産デニム/ジーンズ技術の結晶
・ き心地を考えたシルエット
・シーンレス
・B/C反活用
❖ リサイクルを前提とした設計
・可能な限り綿糸で縫い上げる
・金属リベット不採用

16. 篠原テキスタイル株式会社

18. 角南被服有限会社

22. リペア/ユーズド販売/リメイク
▶︎倉敷近辺の個人縫製工 / リペア職人との協業

26. 視座
❖ リサイクルジーンズ開発
他社製品も含む不要ジーンズの回収
▶︎半年∼1年後 実現
段階的に100%リサイクルを目指す
現状、リサイクル率max50-60%
①30-40%、②50-60%、③80-100?%
他製品への展開の模索
“薄手の”シャツ類
❖ 回収 / 循環の仕組みづくり
返却後、次回使用できる10%OFFクーポン発行
▶︎サブスクリプションの導入検討
ブランド-ユーザーが繋がる仕組みの模索
facebook/Instagram等での継続的情報発信
▶︎コミュニティ化
リペア / リメイクの地域内ネットワーク
最寄りの職人を見つけられる仕組み

27. 製品の長寿命化と
経済性は両立できるのか？

28. サーキュラーエコノミーの経済的合理性
❖ リペア / リメイクが工場を動かす
従来は1点単位
▶︎まとまった数量が毎月入れば、工場のキャパシティを確保する価値が生まれる。
e.g.) ¥10,000円のジーンズ
原価率40%とすれば、4,000円が原価
生地が¥500/mとすれば、2,000円/着程度
▶︎
リペア 穴補修 ¥3,000-5,000（相場）

29. サーキュラーエコノミーの経済的合理性
❖ 国内生産への回帰
遅かれ早かれ、「環境負荷の少ない生産」に全ての企業が着手。
❖ 日本の服づくりが選ばれなくなる
例えば、欧米・アジア諸国で「OEKO TEX（エコテックス）」認証が広がる
▶︎繊維産地レベルでは、安全基準への理解も薄い
▶︎国内繊維産地を軸にサーキュラーエコノミーの輪が生まれることで、次世代に国内服づくりが継承される

31. サーキュラーアパレルブランドの確立
❖ 一つのブランドで終わらない
▶︎産地 / 産業の「サーキュラーエコノミー」化を先導する
❖ 新素材開発と並行した、仕組みづくり
▶︎どれだけリサイクル可能でも「仕組み」整備が必要
▶︎今回、新技術は用いていない、既存の技術の組み合わせで循環の輪は描ける