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上三川町シルバー人材センター
- 1. (公社)上三川町シルバー人材センター 〒329-0611 栃木県河内郡上三川町大字上三川 4297－１ TEL 0285-56-8766 FAX 0285-56-8728 シ ル バ ー ガ イ ド
- 2. はじめに 日本人の平均寿命は、生活水準の向上及び医療技術の発達等により、急速に延びてきました。一方では、子供た ちの出生率は年々減少し、 「少子・高齢社会」が形成されています。 こうした国民の長寿化に伴い、第三者の援助が必要とされる高齢者と、一方では、健康で働く意欲のある高齢者 も増加してきました。 このような社会環境の下、 多様化する高齢者のニーズに対応するため、 シルバー人材センターが設立されました。 Ⅰ 基本理念と事業の性格 １．基本理念 センター事業は、 「自主・自立」 、 「共働・共助」の基本理念に基づいて運営されています。 また、事業の目的、運営等から、センターは、特定の公共的・公益的業務を営む法人として位置付けされていま す。 自主・自立 行政に依存することなく、会員自らが仕事の開拓、事業運営に、参加し活動することを目指します。 共働・共助 就業は、会員相互に協力し、助け合いながら働き、会員福祉の向上に努めます。 ２．事業の性格 公共・公益性 センターは、国の労働施策の柱として法律に位置付けされた、営利を目的としない、社会全体の利 益となる事業を行う公益法人です。 Ⅱ 組織と運営 １．組織の位置付け センターは、昭和６１年１０月１日に施行された「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」に規定された団体 で、会員の自主性を尊重するという趣旨から、人の結合を基盤として運営される「公益社団法人」です。
- 3. ２．会 員 センター事業に参加する高齢者は、入会手続きを経て会員登録し、仕事の提供を受けると同時に、一人一人が運 営の主体者となります。 （１）入会資格 会員資格は、センターの目的に賛同し、事業を理解している次のいずれにも該当する者で、入会にあたっては、 理事会の承認が必要です。 入会に際しては、家族等の同意と理解を求めて下さい。 ① 上三川町に居住し、原則として６０歳以上の者であること。 ② 健康な者であって、臨時的かつ短期的な就業を通じて自己の労働能力を活用し、それによって自らの生き がいの充実や社会参加等を希望する者であること。 （２）入会手続き 「入会説明会」に出席し、十分に事業内容等を理解されてから手続きをします。 （３）退会手続き 病気、転出、就職等により退会する場合は、印鑑と会員証を事務所まで持参下さい。 また、次のいずれかに該当する場合は、退会または除名となります。 ① 会員が死亡またはセンターが解散したとき。 ② 正当な理由なく会費を１年以上納入しないとき。 ③ 会員がセンターの名誉をき損し、設立の趣旨に反し、秩序を乱し、又はこの定款に反するような行為を行 ったときは、所定の手続きを経た後、除名。 （４）会 費 会員は、センターの運営上必要な経費の一部に充てるため定款第７条の規定により、就業の有無にかかわらず、 毎年会費を納入する義務を有します。 既に納入された会費は、定款第１０条の規定により返還しません。 ① 年間会費： ２,０００円
- 4. ② 事業年度： ４月１日～翌年３月３１日 ③ 納 入： 年度途中に入会する方は、入会時に納入して下さい。 ３．総 会 センターの運営は、会員の総意により行なわれ、その機関として「総会」が開催されます。 総会は、センターの事業計画及び予算、事業報告及び決算、事業を執行する役員選任等、運営に関する事項につい て審議、決定する重要な機関です。 ４．理事会 総会で選出された理事で構成する理事会が、センターの運営上必要な事項について協議、決定し、その責任と権 限のもとに事業を執行しております。 Ⅲ 事 業 １．センター業務 センターでは、次の業務を実施しています。 （１）受託事業 センターは、地域社会の日常生活に密着した臨時的、短期的な仕事で、一般の職業紹介になじみがたいものを、 発注者（民間事業所・一般家庭・官公庁等）から請負または委任の形式で有償で引き受け、これを会員に、請負ま たは委任の形式で提供します。 ① 発注者と会員との間には雇用関係が成立しません。労働基準法等の労働関係諸法規の適用はなく、健康保険 や厚生年金保険も適用になりません。 ② 就業は、任意的なものであるため、就業日数や収入の保証はもちろんのこと、休業補償や退職金制度の適用 もありません。
- 5. ③ センターで得られる収入は、追加的な収入です。生活を維持するために必要な収入を希望される方は、職業 安定所等でご相談下さい。 『就業基準』 （参考） 前述の「臨時的、短期的な就業」とは、概ね月に数日程度と規定されています。就業の提供に際しては、会員の 健康及び依頼者への業務継続保護の観点から、以下事項に留意しています。 ① 会員就業日数は月９日以内、かつ就業時間は１日あたり６時間以内を目安としています。 ② 長期間、長時間にわたる仕事は、複数会員による交代制（ローティション）就業により対応します。 （２）独自事業 会員の就業機会を拡大し、確保するため、センターが自主的に行なう事業で、会員の創意と工夫により企画、実 施しています。本センターでは、ふくべ細工、陶芸品の製作販売があります。 （３）講習会 技能習得、技術向上のため、多様な講習会を実施しています。 （植木手入れ、襖張替等） ２．就業手順 （１）就業情報の提供 センターでは、直接会員へ、就業情報を提供しています。 （２）就業の決定 就業は、会員自らの意思で決定します。 なお、会員が就業する際には、本センター「就業規約」を遵守しなければなりません。 （３）契 約 仕事内容、期限、請負金額等の諸条件について、会員、発注者及びセンターとの三者間に合意が成立すると契約 を締結します。契約成立の最終決定は、会員の自主性に基づいて決定されます。
- 6. また、受注内容によっては、当該就業希望会員や事務局職員があらかじめ、現場を確認したり、見積等を行い、 契約の適正化を図っています。 （４）報酬（配分金）の支払い ① 配分金 配分金は、センターが請負った、又は委任された仕事に従事した会員の就業報酬及び当該就業に要した経費 であり、一般的な雇用関係に基づいて支払われる賃金とは異なり、税法上「その他の雑所得」として取り扱 われます。 ② 受取り 職種別に配分金基準額が定められていますので、会員は自分の指定する口座で就業実績に応じ、配分金を受 け取ります。 振込みに際しては、 「配分金明細書」が郵送されますので内容を確認下さい。 なお、住所・氏名・金融機関等を変更する場合は、事前に事務局に連絡下さい。 ③ 支払日 配分金支払日は、原則として毎月１５日です。ただし、支払日が土・日その他の休日にあたるときは、繰り 下げて金融機関営業日が支払日となります。 ④ 確定申告 配分金は、賃金でないため給与所得の対象となりません。所得税を源泉徴収しませんので、町県民税及び所 得税の確定申告は、自己申告によります。 申告にあたっては、毎年１月下旬にセンターから郵送されます「配分金支払証明書」を持参の上、役場又は 税務署で相談下さい。 （５）就業報告書 就業報告書は、就業内容の確認、電算入力、配分金計算基本帳票ですので、紛失や提出忘れのないよう取り扱 いに注意して下さい。 ① 記 入 就業の形態等により記入方法が異なりますので、担当職員と相談下さい。 なお、 時間を基準とする就業の場合は、 就業開始・終了時間及び就業実時間を記入して下さい。 原則として、 お昼休み等の休憩時間、就業先と自宅の往復時間は、実時間に含まれません。
- 7. ② 確 認 発注者・会員が、記入内容を確認し、確認印を押印下さい。 ③ 提出・締切 郵送・持参・ＦＡＸいずれかの方法で、翌月３日までに事務局に提出して下さい。 Ⅳ 心得・留意事項 １．就業心得 （１）就業には、センター会員としての「誇り」を持って当り、お互いに仲良く協力して就業しましょう。 （２）就業先の往復には、交通事故の無いように、良く注意しましょう。 （３）就業先の諸規則を遵守し、事故やケガの無いように注意しましょう。 （４）自分の健康管理を十分にして、無理な健康状態では就業しないよう注意しましょう。 （５）家庭の都合や健康上の理由で約束の就業ができない時は、事前に発注者と事務局へ必ず連絡して下さい。 （６）就業の始業・終業時間は、正しく守って下さい。 （７）就業先で、苦情（盗難・破損等）を受けることの無いように配慮しましょう。 （８）就業中の飲酒は、たとえ少量といえども厳禁です。 （９）就業を通して知り得た事項は、他にもらさないで下さい。 （10）就業に際して、事故・疑問等があった場合は速やかに事務局へ連絡し、その指示を受けて下さい。 ２．安全心得 （１）就業は、安全第一を心がけ、決して無理をせず、急いだり、あわてたりしないようにしましょう。 （２）服装・履物は、就業にあった、動きやすいものにしましょう。 （３）就業前には、軽い準備体操をして体をほぐしておきましょう。 （４）健康には常に留意し、年に 1 度は健康診断を受け、健康な状態で就業しましょう。 （５）就業の前日は、十分睡眠をとるようにしましょう。 （６）グループ就業の際は、合図・連絡・伝達を正確に行い、他の会員に迷惑をかけないようにしましょう。 （７）自転車を利用する場合は、道の端を通り、段差に注意し、走行中の自動車には近寄らず、脇道から出るとき
- 10. シルバー人材センター団体傷害保険及び賠償責任保険 概 要 センター会員の就業中、あるいはその途中での事故については、発注者と会員の間に雇用関係が生じないため、 「労働者災害保険」が適用されません。 従って、センターでは就業上の事故について、全会員を非保険者として、次のような保険に加入しています。 もし、事故に遭った場合は、速やかに事務局まで連絡して下さい。報告が遅くなると保険請求ができなくなること があります。 また、シルバー保険は国の示した額による統一的な保険金となっておりますので、増額したいときは、個人で一般 の傷害保険に加入するようお願いします。 内 容 １．団体傷害保険 （１）主 旨 会員が、 仕事に従事中に被った傷害事故に対して、 会員と発注者 （仕事依頼者） の間に雇用関係がないため、 労災補償保険の摘要がないので、代わって「シルバー人材センター団体傷害保険」に加入しています。 （２）保険の概要 ア、保険契約者 公益社団法人上三川町シルバー人材センター イ、被保険者 センターの全ての正会員 ウ、保険の摘要 ａ センターから提供された仕事に従事中に被った傷害 ｂ 仕事に従事するために、指定された場所と自宅との往復途中上で被った傷害 ｃ センターの主催する講演会・研修会（仕事に関する知識､技能を目的としたもの）総会に参加中及びそ の場所と自宅の往復途中上で被った傷害 エ、保険の給付内容 ａ 死亡保険金 事故の日から１８０日以内に死亡したとき５００万円 ｂ 後遺傷害保険金 事故の日から１８０日以内に後遺障害が生じたとき、14 級 4％２０万円から 1 級 100％５００万円
- 11. ｃ 入院保険金 傷害により入院したとき、事故の日から１８０日を限度に１日あたり３,０００円 ｄ 通院保険金 傷害により医師の治療を受けたときは、９０日を限度に１日あたり２,０００円 ｅ 手術保険金 通院保険金が支払われる場合で、所定の手術を受けた場合は入院日額の５倍 入院保険金が支払われる場合で、所定の手術を受けた場合は入院日額の１０倍 ２．賠償責任保険 （１）主 旨 会員が仕事に従事中発生した事故により、他人の身体を害したり、財物を滅失､き損、汚損したことに対し､ センターが法律上の損害補償責任を負担することによって被る損害をてん補する「賠償責任保険」に加入して います。なお、交通事故での補償は自動車保険が優先されるため対象外となります。 （２）保険の内容 ア、請負業者賠償責任保険 会員が各種の請負作業を遂行中に生じた偶然の事故によって第三者に被害を与えた場合 対人１人 ３,０００万円 １事故 １億円 対物１事故 １,０００万円（免責１万円） イ、生産物賠償責任保険 会員が完成した生産物に欠陥があったために作業終了後（或いは引き渡し後）生じた偶然の事故による もの 対人１人 ３,０００万円 １事故 １億円 対物１事故 １,０００万円（免責１万円） ウ、受託者賠償責任保険 センターが他人の受託物を保管中、火災、盗難､取扱の不注意などにより、受託物を滅失、き損、汚損し たことにより、その受託物の正当な権利を有する者に対するもの 対物１事故 １,０００万円（免責１万円）