ジグソー活動調査2021'OCT.
- 1. 以下は高校 3 年文系時事問題(筆者担当)で活用した知識構成型ジグソー法(三宅, 2011)についてあるクラスで
調査した結果統計的に有意であったため以下にその内容を簡易に述べる。2021/10/29 実施
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質問:カードの色やテーマでメンバーが入れ替わり自分の意見が熟成されていくジグソー活動型授業形態について
以下の5つの選択肢で最も近いものを〇で囲んで理由も添えて下さい。
項目1.カードの色やテーマでメンバーが入れ替わる授業形態は参加している満足感がありましたか
大いにあった あった どちらでもない ない 全くない
項目2.カードの色やテーマでメンバーが入れ替わる授業形態は楽しかったですか
大いに楽しかった 楽しかった どちらでもない 楽しくない 全く楽しくない
項目3.エキスパート学習(各エネルギーの専門家集団)の達成度
大いにあった あった どちらでもない ない 全くない
項目4.ジグソー学習(各エネルギー専門家が混ざるグループ)の達成度
大いにあった あった どちらでもない ない 全くない
- 2. 項目5.ジグソー活動型授業をどれくらい行って欲しいですか
毎回 週 1 回 月に 1,2 回 学期に 1,2 回 やりたくない
項目6.ジグソー活動型授業を他教科でも実施して欲しいですか
毎回 週 1 回 月に 1,2 回 学期に 1,2 回 やりたくない
項目1~4では7~8 割の生徒が知識構成型ジグソー法を利用した時事英語の授業を指示した結果となった。
項目5でのしたくない理由は「普段話さない人物とのコミュニケーションに抵抗があった」などであった。
項目6でのしたくない理由は教科特性などを考慮して選んだものが複数いた。しかし残りの好意的な数値から
言えることはただグループになって話したい生徒だけが話す誤ったアクティブラーニングではなく役割と目的
がはっきりしたこの知識構成型ジグソー法を他教科特に総合的な学習(探求)の時間での活用を望む声であるこ
とを示唆しているのではではなかろうか。