Web体験を“最適化“するCDN
その最新動向
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ABOUTME
Job : 合同会社レッドボックス CEO
※取り扱いトラフィックは約50Gbps前後(2017年時点)
Name: 小川 かつひさ (KATSUHISA OGAWA)
Like : キャッシュ・負荷分散・WEB高速化
https://www.facebook.com/ogawaka
キャッシュ屋ブログ
Past : インフラ屋さん
サーバーやスイッチを設定したり色々やってるアレ
http://blog.redbox.ne.jp
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CDNというコンテンツ配信技術を
ご存じでしょうか。
CDNとは?
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CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)
大手AKAMAIが1990年代に提唱したといわれているコンテンツを配信
するためのネットワークのこと。
アカマイの創業者 トム・レイトンさんがコンテンツ配信のスケール問題
について解決できる仕組みを考え世の中に広めました。
コンテンツ(画像・動画)は年々リッチになり、ファイル容量自体も大き
くなっているため、アクセス集中時コンテンツ提供者側に負荷が集中して
しまい、ダウンロードできない、閲覧できない といったことが起こる問
題を解決する仕組み。
CDNとは?
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AKAMAIとは?
インターネットを通じて送受信されるデータの情報量
(トラフィック)の3分の1がAKAMAIから配信されてい
る。「ネットの巨人」とも呼ばれている。
スターウォーズの予告動画を配信した多数のWEBサイトがアク
セス集中でダウンしたが、唯一AKAMAIを導入したサイトだけダ
ウンしなかったことがAKAMAIを前進させた。
意識することがない技術
AKAMAIは別名「誰も知らないネット上最大の会社」とも呼ばれており、
おそらく社名を知っているかたはそこまで多くないのでは?
それにも関わらず、おそらく世界中のほとんどの人がAKAMAIを意識する
ことなく利用している。
CDNとは?
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このようなサービスを利用したことはありますか?
CDNとは?
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実は同時にAKAMAIや
CDNという技術も使っていたんです。
このようにユーザーが意識する事無く
WEB体験をサポートできるのがCDNという技術。
>
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CDNサービスを利用すると
どのようなメリットがあるのか。
そしてどのように変化していくのか。
というお話。
CDNの仕組み
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CDNは地理的にはなれた場所にエッジとよばれるサーバーを設置。
ユーザーのアクセス元を判別しネットワーク的に最も近い場所から
コンテンツを配信するしくみ。
多数のエッジサーバー
AKAMAIとはハワイ語で賢いという意味。
ユーザーが自分の国から一番近いミラーサイトを選ぶこと無く賢く
自動で近いサーバーから配信することができる。
賢い技術=CDN
CDNの仕組み
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ネットワーク的な距離
AからBは物理的な距離は同等でも
ネットワーク的な距離でみると
上の経路のほうが下の経路より早い。
HOP数が少ないほうが高速
インターネット自体がその名の通りルーター同士のつながりのような
メッシュ構造で出来ているネットワーク。
アクセス先に到達するまでに、アクセス元から近いルーター、そのルー
ターが知ってる次の経路、というように経由を繰り返し、ようやく目的
地のサーバーにたどり着きます。
この経由する数をHOP数といい、アクセス元から目的地まで
何HOPかけて到達するかというのがアクセス速度に比例します。
CDNの仕組み
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初回コンテンツ取得
サーバーへ
アクセスがこない
キャッシュ前
キャッシュ後
WEBサイトの前段にCDNが配置され、アクセスがあった際
オリジナルのサーバーからコンテンツのコピーを取得。
次回以降CDNから配信する。
初回リクエスト
コンテンツをコピー
CDNにコピーされた
コンテンツを配信
CDNの仕組み
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このようなしくみから、ユーザーは意識することなく
CDNを利用している状況が生まれている。
進化するCDN
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1990年代からあるように最近できた技術や仕組みではありません。
さらに、オンデマンド動画配信(ストリーミングなど)やライブ配信システ
ムでもない。
単純にファイル(画像やZIPファイル等)を配信するための技術。
しかし、AIやクラウドも過去の技術の発展版・または応用といえるように、
CDNも近年では90年代当初から比べると様々な仕組みや技術が取り入れられ
次世代CDNへ進化しています。
CDNは最新技術なのか
>レガシーCDN “次世代CDN “
進化するCDN
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次世代CDNとは
動的なコンテンツの配信
 頻繁に更新されるニュースサイト
 静的コンテンツから動的コンテンツに変化している
 PC・スマホ対応の動画配信(HLS連携)
 HTTPプロトコルベースの動画配信の普及が加速
 ワンタイムURLとの連携
 コンテンツのセキュリティを担保するキャッシュ
セキュリティ
 DDos攻撃対策
 WAFなどに変ってCDNで攻撃を吸収する。
 SSL化
 CDNを終端SSLにする(WEBサーバーの設定を変更する必要が無い)
CDNがもたらすメリット
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アクセス集中時
従来まで、アクセス集中時WEBサイトが見られなくなった際
エンジニアは一体どうしていたのか。
1:サーバーをセットアップ
2:タクシーでデータセンターに運ぶ
3:頑張って運んだサーバーを設置
4:静かに見守る
AWSに代表されるクラウドサービスは、2 3という部分をカバーしている。
WEBでポチポチすればOK。または、自動で追加する仕組みを実装できる。
クラウドサービスで
カバーが可能。
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CDNがもたらすメリット
サーバーのスケールではカバーできない領域
それは、ネットワーク転送量(トラフィック)
クラウド事業者で利用できる上位回線の上限は決まっている。
リソースはあくまで他のユーザーとシェアである。
CDNがもたらすメリット
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CDNがサポートできる領域
1:サーバーをセットアップ
2:タクシーでデータセンターに運ぶ
3:頑張って運んだサーバーを設置
4:静かに見守る
サーバーのリソース負荷以外に、上位レイヤーのネットワークまでサポート
できる。
CDN側は十分なネットワークを確保しており、初回以降アクセスがWEBサ
イトに着信しないため、見守る必要もない。
さらに、既存のWEBコンテンツや、サーバーの設定などを変える必要がなく
導入できることもポイント。
CDNで
カバー可能
クラウドで
カバー可能
CDNがもたらすメリット
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WEB表示が遅い場合
WEBサイトが遅い、表示しづらいとどうなるか?
1:ユーザーはどんどんアクセスしてくる
2:余計に見られなくなる 3:さらにサーバー負荷拡大
離脱率上昇
アクセス低下
コンバージョン率低下
CDNがもたらすメリット
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大きく2つのメリット
CDNを導入すると、サイトにアクセスするユーザーの
WEB体験を低下させることなく、常に安定したアクセスが期待できる。
1:コンテンツ事業者は本来の業務に集中でき、
新たな価値を生み出すことが出来る。
1:提供側であるエンジニアを救済する。
2:利用者であるユーザーのWEB体験を向上させる。
2:ユーザーは待たされる時間が
削減され、本来のアクション
(購入や登録)に移れる。
3:コンテンツ事業者はその収
益により新たな価値を生み
出せる。CDN
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CDNサービスの動向
CDN
(Content Delivery Network)
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今後のCDN
コンテンツの大容量化 = ネットワークトラフィックが増加
スマホやタブレットの普及 = ピークアクセスがより集中しやすい
まさに、CDNサービスは導入を検討するのではなく、
どのような規模でもデフォルトで導入する状況となっている。
CDNの需要が増している理由
CDNサービス事業者数
約2倍
2013年事業開始 2017年 現在
> ※当社調べ
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OPENなCDNサービス
数年前のCDNに対するイメージ
 知っているようでよく分からない。専門的な何か。
 大企業しか使わないサービス。
 利用料金が高価。価格が公表されていない。
 難しい技術で導入の敷居が高そう。
OPENで透明性があり、誰にとっても手軽なソリューションであるべき
私達のミッションと今後のCDN
 言い値ではない適正価格で提供し、オープンな価格帯を定着させる
 常にお客様とその先のユーザーまで考慮したアドバイスやチューニング
 担当者の不安を取り除くためのコンサルティング
 CDNという技術・サービスの普及活動
Rapid START CDNサービス
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無料で開始 プリセットを用意 マルチプラットフォーム
https://cdn.tokyo
「CDN 無料」で検索
ラピッドスタート
Rapid START CDNサービス
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Rapid STARTの特徴
 無料でSTART
 DNSを変更するだけでOK
 1秒以下の高速キャッシュ削除
 WordPressやDrupalをCDN化するプリセット
 SSL(HTTP/2)配信も無得で可能
 即時キャッシュを削除するAPIも提供(予定)
アクティブドメイン = 281個
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デジタルコンテンツ提供の鍵
エンジニアの負荷を下げる
ユーザーのWEB体験を向上させる
スピードと安定性が重要
THANK YOU!!

Web体験を最適化するCDNとは?