Reactive Extensions Inside? 
UniRx 勉強会 
wilfrem
自己紹介 
ハンドル名: wilfrem 
普段はPHPerでサーバサイドやってます。 
趣味プロはずっとC++/C# 
ここ数年はMono系をちょこちょこと。
What’s Rx 
The Reactive Extensions (Rx) is a library for composing asynchronous and 
event-based programs using observable sequences and LINQ-style query 
operators. Using Rx, developers represent asynchronous data streams 
with Observables, query asynchronous data streams using LINQ operators, 
and parameterize the concurrency in the asynchronous data streams 
using Schedulers. Simply put, Rx = Observables + LINQ + Schedulers. 
わからん! 
Rx公式のBrief Introより
というわけで 
Unity(C#3.0)むけに分かりやすくするよ!
C#3.0(Unity)ユーザのための 
Reactive Extensions Inside 
UniRx 勉強会 
wilfrem
Rxは何のライブラリなのか? 
Reactive Extension(以下Rx)は 
• イベントを使ったプログラミング 
• 非同期プログラミング 
• メッセージパッシングプログラミング 
を扱いやすくするための便利ライブラリです 
Rx.NET以外にも、UniRx/RxJava/rx.js/RxCpp/RxCocoa/RxPy/RxPHP等の実装あり
UnityでRx使う主な利点 
Unity(ゲーム制作)でRxを使うと 
• Eventより高機能なRxを使える 
• イベントの複雑な処理を綺麗に書ける 
• 重たい処理で”ザ・ワールド” を防げる 
• 通信周りを書きやすくなる 
• 短いコードでバグを減らせる 
などなど
つまり 
Rx is 神
Rxの考え方入門
Rxを使いこなすために 
Rxは素晴らしい便利なライブラリ 
しかし、使いこなすためには 
背景にある共通した考え方の習得が必要
C#におけるevent 
C#のイベントとは 
• イベントが発生したタイミングで 
• EventArgsと一緒にpushされる 
push 
push 
push 
push 
Event 
Event 
Event 
Event 
time Args 
Args 
Args 
Args
メッセージパッシング 
メッセージパッシングとは 
• メッセージを送信すると 
• 購読側にメッセージがpushされる 
push 
push 
push 
push 
messa 
messa 
messa 
messa 
time ge 
ge 
ge 
ge
非同期処理 
非同期処理とは 
• 処理を別スレッドに投げる 
• 処理が終わったら結果がcallbackされる 
callback 
結果time 
処理 
投げ
UnityのUpdate 
ゲームにおけるフレームのUpdateとは 
• 各フレームが開始したタイミングで 
• Update関数が呼び出される 
time 
call call call call
push 
Eve 
nt 
Args 
callbac 
k 
結 
果 
time call call call call 
つまり 
time 
push 
Eve 
nt 
Args 
push 
Eve 
nt 
Args 
push 
Eve 
nt 
Args 
処 
理 
投 
げ 
time 
Event/ 
メッセージ 
非同期 
Update 
すべてが「時間」というシーケンス上の「要素」となる
シーケンス化の利点? 
我々Unity使いは、すでに知っている。 
C#には 
「LINQ」があることを 
(注1) ハイラルの勇者ではありません 
(注2) アイドルグループでもありません
LINQとは 
端的に言えば 
イテレータ(IEnumerable<T>)=シーケンスを 
• フィルタ 
• 合成 
• 射影 
などなど、イテレータをこねこねできる機能 
Rxはこれを時間軸シーケンスに拡張する!
つまりRxとは 
端的に言えば 
時間軸シーケンス(IObservable<T>)を 
• フィルタ 
• 合成 
• 射影 
などなど、時間軸をこねこねできる機能 
+便利な機能が付いたライブラリである
Rxの便利機能一覧 
• IObservableのの合成・フィルタ・射影 
• スケジューラー機能 
• Subject<T> 
• 時間系機能 
• 遅延やバッファ 
• Cold/Hot 
• Event→IObservable<T>変換 
• (Unity向け)コルーチン→IObservable<T>変換 
• (Unity向け)EveryUpdate() 
などなど 
https://github.com/neuecc/UniRx 
http://www.slideshare.net/okazuki0130/reactive-extensionsv01
機能比較
Rx VS event 
• Rxが後発 
• Rxもeventも、コールバック登録は同じ 
• 送付終了&エラーはeventには無い 
• eventにはフィルタや射影の機能は無い 
• Rxはdelegate定義要らない 
Eventの上位互換なので置き換えましょう。
Rx VS async/await(Future) 
• RxはFutureパターンもできる。 
– Task<T>=1個だけ値を返すIO<T> 
• Task<T>の利点 
– ランタイム&コンパイラのサポート 
– ワーカスレッドの自動割り当て 
• Task<T>の欠点 
– Unityではどう頑張っても使えない。
具体的に何を使うのか? 
実際にどう使うのか? 
今日の勉強会で実際にやってみましょう。
ご清聴ありがとうございました

UniRx勉強会 reactive extensions inside(公開用)