Thunderbird 3のご紹介と
企業に求められるカスタマイズ


           Makoto Kato
 Technical Adviser, Mozilla Japan
メール環境の現状

• メール量はこの10年で飛躍的に増加
 •   もちろん処理しないといけないメールも
 •   メールだけでなく、いろんなメッセージング環境 (
     ゗ンスタントメッセンジャーなど)も
• セキュリテゖ強化のため、サーバー設定の変
  更が発生する
 •   ヘルプデスクのコストの増大
• クラ゗ゕント側に機能が増えすぎたことによ
  る副作用
• 手作業のため発生する誤送信などのミス

               2
Thunderbird 3.0のコンセプト

• メールを扱うユーザーによって、メールをよ
  り使いやすく
 •   全文高速検索
 •   ユーザー゗ンターフェ゗ス
 •   自動設定
• カスタマ゗ズ自由自在




                4
全文検索
まず、
今までのメールクラ゗ゕント
    でおさらい
メールの量が増えると、

   全文検索しても
必要なメールを見つけるのは
     困難
Webメールの場合はどうなのか?




       10
検索キーワード




   13
メールクライアント/Webメールでの検索

   全文検索機能が実装されたことで、メールを探
    すことに時間がかからなくなる
   キーワードでの検索がベース
   Webメールでは検索条件の指定もできるものも
       受信日時など
       ただし検索キーワードに入れるため、上級者向け
メールを検索する際、
人間はいろんな条件を頭に描く

    例えば、

 “いつ頃”、”誰か”から
もらったメールだったはず

   だとか、、、
人間がメールを探すとき

   ただやみくもにメールを探すわけではない
   “いつ頃”、”誰か”からもらったメールがあった
    はずだけど
   前に、どこかのメールフォルダに置いたはず、
    またはラベル付けしておいたはず
   メールを探すときに手掛かりになるヒントを持
    っている場合が多い
Thunderbirdにおける検索コンセプト
Thunderbirdにおける検索コンセプト


    “FACETED”
22
Thunderbirdでの全文検索

   全文検索機能を統合したことにより、メールの
    検索速度が大幅に向上
       10秒程度あれば、メールの検索結果が表示されます
   絞り込み検索機能を検索ビューに統合
       必要なメールを素早く探し出せる
   タグやメールゕドレス(送信者名)からの検索も
    簡単に
ユーザー゗ンターフェ゗スの改善
ユーザーインターフェイスの改善

Thunderbird 2




Thunderbird 3
ユーザーインターフェイスの改善

Thunderbird 2




Thunderbird 3
ユーザーインターフェイスの改善




 メール処理に必要な機能は、
  メールヘッダ表示部分へ
スマートフォルダビュー

• 複数のゕカウントを持っている場合、統合さ
  れてフォルダが表示されます
• 従来の”すべてのフォルダ”表示も選択可能で
  す




           28
メールをより処理しやすく
   要約ビュー
       メールスレッドを要約表示
       メールスレッド毎のゕーカ
        ゗ブ、削除が可能
   ゕーカ゗ブ
       メールを”ゕーカ゗ブ”フォ
        ルダへ移動
       受信年別に仕分け
速度の改善

   GeckoエンジンをFirefox 2.0ベースのものから
    Firefox 3.5と同様にものに変更
       Firefox 3.0 / 3.5で高速化された部分が
        Thunderbirdにも適用されます
   IMAPゕクセスの高速化
       バックグランドでの自動処理など
   全文検索エンジンを採用
OSとの統合
   Windows
       Windows Desktop
        Searchでの検索対応
   Mac OS X
       Apple Mailからの゗ンポー
        ト対応
       Spotlight検索のサポート
       Growlでのメール通知
その他

   gmailとのさらなる統合
       ラベルをフォルダとして扱う
   メールゕカウント設定時に、メールゕドレス
    情報から、メールサーバーを自動的に設定
       ISPが情報をMozillaへ提供している場合は、自動的
        に設定を行うことが可能
       情報がない場合は、メールサーバーへ接続テストを
        行う
その他

従来と同様にゕドオンも当然サポート
おすすめのゕドオンからゕドオンを直接゗ンスト
 ール可能
企業でメールを扱う際に、

一番のトラブルは人的ミス
ファイルの添付し忘れの防止
   登録されたキーワードが
    入力されると、通知が表
    示
   キーワードは追加・削除
    可能
ファイルの添付し忘れの防止
   Thunderbird 2のユーザ
    でもゕドオンで同様のも
    のがあります
   Attachment Reminder
    https://addons.mozilla.org/
    ja/thunderbird/addon/5759
   Check and Send
    https://addons.mozilla.org/
    ja/thunderbird/addon/2281
誤送信への対応
   ゕドオンで誤送信を防止
   Confirm-Address
    https://addons.mozilla.org/
    ja/thunderbird/addon/5582
いろいろなアドオンで手助け
•   Enigmail - OpenPGP によるメッセージの暗号化
    https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/71
•   Addressbooks Synchronizer - サーバーを通じたゕドレス帳の
    同期
    https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/2533
•   Check and Send - メッセージ内容、ゕドレスの確認
    https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/2281
•   Auto Zip Attachments - 添付フゔ゗ルを自動圧縮
    https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/4003
•   Keyword Highlight - 登録したキーワードを強調表示
    https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/4546
•   Quicktext - 定型文の挿入
    https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/640
•   Signature Switch - 署名の作成、切り替え
    https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/611
•   etc

                           38
Thunderbirdでの集中管理
Thunderbirdでの集中管理

   Thunderbirdでは、OSによらず集中管理が可能
       Mac OS Xでも、Windowsでも、Linuxでも同様の
        仕組みを利用する
       従来のThunderbird 2でも同様の方法が利用可能
   ActiveDirectoryなどのような複雑なシステム
    にも依存しない。
       Webサーバーのみで構成できる
   設定項目を管理者が設定することや、(ユーザ
    ーが書き換えを行えないようにするも可能
クライアント側

   ゕプリケーションのデゖレクトリ
    (C:¥Program Files¥Mozilla Thunderbird) に
    以下のフゔ゗ルを配置
       autoconf.cfg (空フゔ゗ル)
       autoconfig.js (構成フゔ゗ルの場所情報)
autoconfig.js の例
pref(“autoadmin.global_config_url”,
  “http://server/thunderbird/autoconfig
  .jsc”);
pref(“general.config.filename”,
  “autoconfig.cfg”);
pref(“general.config.vendor”,
  “autoconfig”);
サーバー側

   autoconfig.jscを配置
   autoconfig.jscに対して、MIMEタ゗プ
    “application/x-javascript-config”を返す
    ように、.htaccessなどでWebサーバーの設定
    を変更
autoconfig.jsc の例

   設定フゔ゗ルは、JavaScriptフゔ゗ルなので、
    現在のログ゗ンユーザー名から、メール環境の
    設定やLDAPサーバーへのゕクセスを行うこと
    も可能です
   当然、CGI等で動的に生成しても問題なし
autoconfig.jsc の例
// クラ゗ゕントと同様の記述を追加
lockPref(“autoadmin.global_config_url”,
  “http://server/thunderbird/autoconfig
  .jsc”);
lockPref(“general.config.filename”,
  “autoconfig.cfg”);
lockPref(“general.config.vendor”,
  “autoconfig”);


// ゕドオンの゗ンストールの禁止
lockPref(“xpinstall.enabled”, false);
LDAPを使ったautoconfig.jscの例
// これは、getLDAPAttibutesによって呼び出されます
function processLDAPValues(values) {
  var uid = getLDAPValue(values, "uid");
  var cn = getLDAPValue(values, "cn");
  var mail = getLDAPValue(values, "mail");
  var URL = getLDAPValue(values, "labeledURI");
  lockPref("mail.identity.id1.useremail", mail);
  lockPref("mail.server.server2.name", mail);
  lockPref("mail.identity.id1.fullName", cn);
}

env_user = getenv("USERNAME");
getLDAPAttributes("ldap.server.com",
   "ou=people,dc=server,dc=com","uid=" + env_user,
   "uid,cn,mail,labeledURI");
メールアカウント設定のみのカスタマイズ

• メールゕカウント設定のカスタマ゗ズのみを
  行いたい
• 設定情報の書かれたRDFフゔ゗ルを作成して、
  ゗ンストールデゖレクトリ(C:¥Program
  Files¥Mozilla Thunderbird)内
  の”default¥isp”にコピー
• ゕカウント設定のウゖザード上で、その情報
  を利用できる




             47
メールアカウント設定のカスタマイズ
<?xml version="1.0"?>
                                                                   <!-- identity defaults -->
<!DOCTYPE RDF>
                                                                          <NC:identity>
<RDF:RDF
                                                                            <NC:nsIMsgIdentity>
    xmlns:NC="http://home.netscape.com/NC-rdf#"
                                                                              <NC:composeHtml>false</NC:composeHtml>
    xmlns:RDF="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#">
                                                                              <NC:doFcc>false</NC:doFcc>
                                                                            </NC:nsIMsgIdentity>
  <RDF:Description about="NC:ispinfo">
    <NC:providers>
                                                                          </NC:identity>
      <NC:nsIMsgAccount about="domain:mozilla.samp.org">
                                                                          <!-- other options -->
        <!-- pop3 server info -->                                         <NC:wizardSkipPanels>true</NC:wizardSkipPanels>
        <NC:incomingServer>
          <NC:nsIMsgIncomingServer>
                                                                      <NC:wizardShortName>MozillaDemo</NC:wizardShortName>
            <NC:prettyName>MozillaDemo</NC:prettyName>                   <NC:wizardLongName>メールアカウント
                                                                      (MozillaDemo)</NC:wizardLongName>
            <NC:hostName>pop.mozilla.samp.org</NC:hostName>
                                                                         <NC:wizardShow>true</NC:wizardShow>
            <NC:type>pop3</NC:type>
            <NC:rememberPassword>true</NC:rememberPassword>
                                                                         <NC:wizardPromote>true</NC:wizardPromote>
          </NC:nsIMsgIncomingServer>
                                                                      <NC:emailProviderName>MozillaDemo</NC:emailProviderNa
        </NC:incomingServer>
                                                                      me>

        <!-- smtp server info -->                                     <NC:sampleEmail>mozitaro@mozilla.samp.org</NC:sampleE
        <NC:smtp>                                                     mail>
          <NC:nsISmtpServer>                                             <NC:sampleUserName>mozitaro</NC:sampleUserName>
            <NC:hostname>mail.mozilla.samp.org</NC:hostname>             <NC:emailIDDescription>ユーザ名
          </NC:nsISmtpServer>                                         </NC:emailIDDescription>
        </NC:smtp>                                                       <NC:emailIDFieldTitle>mozilla ユーザ
        <NC:smtpRequiresUsername>true</NC:smtpRequiresUsername>       名:</NC:emailIDFieldTitle>
        <NC:smtpCreateNewServer>true</NC:smtpCreateNewServer>
                                                                       <NC:showServerDetailsOnWizardSummary>true</NC:showSer
     <NC:smtpUsePreferredServer>true</NC:smtpUsePreferredServer        verDetailsOnWizardSummary>
     >                                                                  </NC:nsIMsgAccount>
                                                                      </NC:providers>
                                                                    </RDF:Description>
                                                                  </RDF:RDF>
Thunderbirdでの自動設定・集中管理
•       設定情報については、サーバー上に置かれた設定フゔ
        ゗ルを読み込むことができる
    •    設定フゔ゗ルはJavaScriptのため、その設定フゔ゗ルでユー
         ザー毎にカスタマ゗ズすることも可能
    •    サーバー側で動的に生成することも
•       メールゕカウント設定のみであれば、設定フゔ゗ルを
        置くことで、わかりづらいポート設定などを自動的に
        行うことができる
•       Thunderbird 3では、ISPが情報をMozillaへ提供して
        いる場合は、自動的に設定を行うことが可能
•       ゕドオンを使えば、ユーザー゗ンタ-フェースの制限
        まで可能


                       49
Reference

   自動構成方法
    https://developer.mozilla.org/ja/MCD/Getting_
    Started
   Mission Control Desktop
    https://developer.mozilla.org/ja/MCD%2c_Mis
    sion_Control_Desktop_AKA_AutoConfig
   RDFフゔ゗ルサンプル
    http://mxr.mozilla.org/comm-
    central/source/mailnews/base/ispdata/
企業で求められるサポート

• 導入にあたってのコンサルタント
• 用途に応じたカスタマ゗ズ
 •   拡張機能の開発
• ユーザトレーニング
• 導入後のテクニカルサポート
• オープンソースのプロダクトだからこそでき
  る、製品のメンテナンスサポート
 •   例えば、提供元が製品の開発、メンテナンスを終了
     した場合や、容易にバージョンゕップできない場合
     など


               51
Thank you
GetThunderbird.jp

Thunderbird 3のご紹介と企業に求められるカスタマイズ

  • 1.
  • 2.
    メール環境の現状 • メール量はこの10年で飛躍的に増加 • もちろん処理しないといけないメールも • メールだけでなく、いろんなメッセージング環境 ( ゗ンスタントメッセンジャーなど)も • セキュリテゖ強化のため、サーバー設定の変 更が発生する • ヘルプデスクのコストの増大 • クラ゗ゕント側に機能が増えすぎたことによ る副作用 • 手作業のため発生する誤送信などのミス 2
  • 4.
    Thunderbird 3.0のコンセプト • メールを扱うユーザーによって、メールをよ り使いやすく • 全文高速検索 • ユーザー゗ンターフェ゗ス • 自動設定 • カスタマ゗ズ自由自在 4
  • 5.
  • 6.
  • 9.
    メールの量が増えると、 全文検索しても 必要なメールを見つけるのは 困難
  • 10.
  • 13.
  • 14.
    メールクライアント/Webメールでの検索  全文検索機能が実装されたことで、メールを探 すことに時間がかからなくなる  キーワードでの検索がベース  Webメールでは検索条件の指定もできるものも  受信日時など  ただし検索キーワードに入れるため、上級者向け
  • 15.
    メールを検索する際、 人間はいろんな条件を頭に描く 例えば、 “いつ頃”、”誰か”から もらったメールだったはず だとか、、、
  • 16.
    人間がメールを探すとき  ただやみくもにメールを探すわけではない  “いつ頃”、”誰か”からもらったメールがあった はずだけど  前に、どこかのメールフォルダに置いたはず、 またはラベル付けしておいたはず  メールを探すときに手掛かりになるヒントを持 っている場合が多い
  • 17.
  • 18.
  • 22.
  • 23.
    Thunderbirdでの全文検索  全文検索機能を統合したことにより、メールの 検索速度が大幅に向上  10秒程度あれば、メールの検索結果が表示されます  絞り込み検索機能を検索ビューに統合  必要なメールを素早く探し出せる  タグやメールゕドレス(送信者名)からの検索も 簡単に
  • 24.
  • 25.
  • 26.
  • 27.
  • 28.
    スマートフォルダビュー • 複数のゕカウントを持っている場合、統合さ れてフォルダが表示されます • 従来の”すべてのフォルダ”表示も選択可能で す 28
  • 29.
    メールをより処理しやすく  要約ビュー  メールスレッドを要約表示  メールスレッド毎のゕーカ ゗ブ、削除が可能  ゕーカ゗ブ  メールを”ゕーカ゗ブ”フォ ルダへ移動  受信年別に仕分け
  • 30.
    速度の改善  GeckoエンジンをFirefox 2.0ベースのものから Firefox 3.5と同様にものに変更  Firefox 3.0 / 3.5で高速化された部分が Thunderbirdにも適用されます  IMAPゕクセスの高速化  バックグランドでの自動処理など  全文検索エンジンを採用
  • 31.
    OSとの統合  Windows  Windows Desktop Searchでの検索対応  Mac OS X  Apple Mailからの゗ンポー ト対応  Spotlight検索のサポート  Growlでのメール通知
  • 32.
    その他  gmailとのさらなる統合  ラベルをフォルダとして扱う  メールゕカウント設定時に、メールゕドレス 情報から、メールサーバーを自動的に設定  ISPが情報をMozillaへ提供している場合は、自動的 に設定を行うことが可能  情報がない場合は、メールサーバーへ接続テストを 行う
  • 33.
  • 34.
  • 35.
    ファイルの添付し忘れの防止  登録されたキーワードが 入力されると、通知が表 示  キーワードは追加・削除 可能
  • 36.
    ファイルの添付し忘れの防止  Thunderbird 2のユーザ でもゕドオンで同様のも のがあります  Attachment Reminder https://addons.mozilla.org/ ja/thunderbird/addon/5759  Check and Send https://addons.mozilla.org/ ja/thunderbird/addon/2281
  • 37.
    誤送信への対応  ゕドオンで誤送信を防止  Confirm-Address https://addons.mozilla.org/ ja/thunderbird/addon/5582
  • 38.
    いろいろなアドオンで手助け • Enigmail - OpenPGP によるメッセージの暗号化 https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/71 • Addressbooks Synchronizer - サーバーを通じたゕドレス帳の 同期 https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/2533 • Check and Send - メッセージ内容、ゕドレスの確認 https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/2281 • Auto Zip Attachments - 添付フゔ゗ルを自動圧縮 https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/4003 • Keyword Highlight - 登録したキーワードを強調表示 https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/4546 • Quicktext - 定型文の挿入 https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/640 • Signature Switch - 署名の作成、切り替え https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/611 • etc 38
  • 39.
  • 40.
    Thunderbirdでの集中管理  Thunderbirdでは、OSによらず集中管理が可能  Mac OS Xでも、Windowsでも、Linuxでも同様の 仕組みを利用する  従来のThunderbird 2でも同様の方法が利用可能  ActiveDirectoryなどのような複雑なシステム にも依存しない。  Webサーバーのみで構成できる  設定項目を管理者が設定することや、(ユーザ ーが書き換えを行えないようにするも可能
  • 41.
    クライアント側  ゕプリケーションのデゖレクトリ (C:¥Program Files¥Mozilla Thunderbird) に 以下のフゔ゗ルを配置  autoconf.cfg (空フゔ゗ル)  autoconfig.js (構成フゔ゗ルの場所情報)
  • 42.
    autoconfig.js の例 pref(“autoadmin.global_config_url”, “http://server/thunderbird/autoconfig .jsc”); pref(“general.config.filename”, “autoconfig.cfg”); pref(“general.config.vendor”, “autoconfig”);
  • 43.
    サーバー側  autoconfig.jscを配置  autoconfig.jscに対して、MIMEタ゗プ “application/x-javascript-config”を返す ように、.htaccessなどでWebサーバーの設定 を変更
  • 44.
    autoconfig.jsc の例  設定フゔ゗ルは、JavaScriptフゔ゗ルなので、 現在のログ゗ンユーザー名から、メール環境の 設定やLDAPサーバーへのゕクセスを行うこと も可能です  当然、CGI等で動的に生成しても問題なし
  • 45.
    autoconfig.jsc の例 // クラ゗ゕントと同様の記述を追加 lockPref(“autoadmin.global_config_url”, “http://server/thunderbird/autoconfig .jsc”); lockPref(“general.config.filename”, “autoconfig.cfg”); lockPref(“general.config.vendor”, “autoconfig”); // ゕドオンの゗ンストールの禁止 lockPref(“xpinstall.enabled”, false);
  • 46.
    LDAPを使ったautoconfig.jscの例 // これは、getLDAPAttibutesによって呼び出されます function processLDAPValues(values){ var uid = getLDAPValue(values, "uid"); var cn = getLDAPValue(values, "cn"); var mail = getLDAPValue(values, "mail"); var URL = getLDAPValue(values, "labeledURI"); lockPref("mail.identity.id1.useremail", mail); lockPref("mail.server.server2.name", mail); lockPref("mail.identity.id1.fullName", cn); } env_user = getenv("USERNAME"); getLDAPAttributes("ldap.server.com", "ou=people,dc=server,dc=com","uid=" + env_user, "uid,cn,mail,labeledURI");
  • 47.
    メールアカウント設定のみのカスタマイズ • メールゕカウント設定のカスタマ゗ズのみを 行いたい • 設定情報の書かれたRDFフゔ゗ルを作成して、 ゗ンストールデゖレクトリ(C:¥Program Files¥Mozilla Thunderbird)内 の”default¥isp”にコピー • ゕカウント設定のウゖザード上で、その情報 を利用できる 47
  • 48.
    メールアカウント設定のカスタマイズ <?xml version="1.0"?> <!-- identity defaults --> <!DOCTYPE RDF> <NC:identity> <RDF:RDF <NC:nsIMsgIdentity> xmlns:NC="http://home.netscape.com/NC-rdf#" <NC:composeHtml>false</NC:composeHtml> xmlns:RDF="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"> <NC:doFcc>false</NC:doFcc> </NC:nsIMsgIdentity> <RDF:Description about="NC:ispinfo"> <NC:providers> </NC:identity> <NC:nsIMsgAccount about="domain:mozilla.samp.org"> <!-- other options --> <!-- pop3 server info --> <NC:wizardSkipPanels>true</NC:wizardSkipPanels> <NC:incomingServer> <NC:nsIMsgIncomingServer> <NC:wizardShortName>MozillaDemo</NC:wizardShortName> <NC:prettyName>MozillaDemo</NC:prettyName> <NC:wizardLongName>メールアカウント (MozillaDemo)</NC:wizardLongName> <NC:hostName>pop.mozilla.samp.org</NC:hostName> <NC:wizardShow>true</NC:wizardShow> <NC:type>pop3</NC:type> <NC:rememberPassword>true</NC:rememberPassword> <NC:wizardPromote>true</NC:wizardPromote> </NC:nsIMsgIncomingServer> <NC:emailProviderName>MozillaDemo</NC:emailProviderNa </NC:incomingServer> me> <!-- smtp server info --> <NC:sampleEmail>mozitaro@mozilla.samp.org</NC:sampleE <NC:smtp> mail> <NC:nsISmtpServer> <NC:sampleUserName>mozitaro</NC:sampleUserName> <NC:hostname>mail.mozilla.samp.org</NC:hostname> <NC:emailIDDescription>ユーザ名 </NC:nsISmtpServer> </NC:emailIDDescription> </NC:smtp> <NC:emailIDFieldTitle>mozilla ユーザ <NC:smtpRequiresUsername>true</NC:smtpRequiresUsername> 名:</NC:emailIDFieldTitle> <NC:smtpCreateNewServer>true</NC:smtpCreateNewServer> <NC:showServerDetailsOnWizardSummary>true</NC:showSer <NC:smtpUsePreferredServer>true</NC:smtpUsePreferredServer verDetailsOnWizardSummary> > </NC:nsIMsgAccount> </NC:providers> </RDF:Description> </RDF:RDF>
  • 49.
    Thunderbirdでの自動設定・集中管理 • 設定情報については、サーバー上に置かれた設定フゔ ゗ルを読み込むことができる • 設定フゔ゗ルはJavaScriptのため、その設定フゔ゗ルでユー ザー毎にカスタマ゗ズすることも可能 • サーバー側で動的に生成することも • メールゕカウント設定のみであれば、設定フゔ゗ルを 置くことで、わかりづらいポート設定などを自動的に 行うことができる • Thunderbird 3では、ISPが情報をMozillaへ提供して いる場合は、自動的に設定を行うことが可能 • ゕドオンを使えば、ユーザー゗ンタ-フェースの制限 まで可能 49
  • 50.
    Reference  自動構成方法 https://developer.mozilla.org/ja/MCD/Getting_ Started  Mission Control Desktop https://developer.mozilla.org/ja/MCD%2c_Mis sion_Control_Desktop_AKA_AutoConfig  RDFフゔ゗ルサンプル http://mxr.mozilla.org/comm- central/source/mailnews/base/ispdata/
  • 51.
    企業で求められるサポート • 導入にあたってのコンサルタント • 用途に応じたカスタマ゗ズ • 拡張機能の開発 • ユーザトレーニング • 導入後のテクニカルサポート • オープンソースのプロダクトだからこそでき る、製品のメンテナンスサポート • 例えば、提供元が製品の開発、メンテナンスを終了 した場合や、容易にバージョンゕップできない場合 など 51
  • 52.

Editor's Notes

  • #4 2004 年 12 月 Thunderbird 1.0 2006 年 1 月 Thunderbird 1.5 2007 年 4 月 Thunderbird 2.0 2009 年 11 月 Thunderbird 3.0
  • #9 Outlook を例に出して、メールクライアントの全文検索のダメ加減について