SXSW2015インタラクティブ部門の報告会でのスライド。3Dプリンターを使用した再生医療や、3Dプリンターで作った義手、NetflixのA/Bテストなどについて。

1. 2015 SXSWインタラクティブ報告会 ＠朝日新聞メディアラボ分室
2015年5月11日（月）19:00-21:00

2. SXSWとは？
● SXSW = ”South by South West”
● 毎年3月にテキサス州オースティンで開催される、IT・映画・音楽の巨大フェス
ティバル
● 元々は1987年に音楽フェスとして開始。年々参加人数が増え続け、開催期間は
街が究極のカオスと化する。
● 参加者はインタラクティブと呼ばれるIT部門だけで、なんと82カ国から32,798
人、3部門合わせると８万人を超える。
● 開催セッション数はインタラクティブ５日間だけで、なんと合計1,100。(どんなに
頑張っても１人で網羅できるのは、全体の3％以下）

4. Keynote Speach

5. Trade Show

6. Party & Live

7. Session & Trade Showのハイライト
● 再生医療：臓器のBio-Printing
● 3Dプリンターでつくる筋電義手のExiii
● Netflix 過去10年のA/Bテストからの学び

8. 臓器を3DプリントするTeVido
● 3Dプリンターにより移植可能な臓器をつく
る
● まずは、細胞構造がシンプルであり臓器
が体の表面に位置する乳首から開始。将
来は腎臓や心臓などもっと複雑な臓器へ
と進む。”Think Big, Start Small”
● 資金調達がうまくいきプロセスをとめる必
要がなければ、6年でマーケットにでる（臨
床試験3年＋FDA承認3年）
● プリントするプロセスはとても繊細：細胞
の位置・プリンターの清潔さ、人体と同じ
温度/湿度を設定、等。

10. 3Dプリンターで筋電義手をつくるExiii
● 従来、高価格（150万円以上）であった義手を
3Dプリンター活用により3万円程度のコストにま
でおさえる
● アプリと連携し、腕の筋肉の動きをそのまま手
先に伝え腕や指先を自分の感覚で動かすこと
ができるようにする義手を提供
● 日本国内1％の普及率（対、欧米は20％）を向
上させるミッションを追求
● 元Panasonic・Sonyのエンジニア3名による日
本初スタートアップ

12. Netflix: ここ10年間のA/Bテストからの学び

13. A/Bテスト＝合理的判断の鍵
● 「判断をするときは、声の大きさや直感に委ねるのではなく、ユーザーの行動にこそ委ねる
べき」
● A/Bテスト開始前にしっかりと戦略に基づいたKPI設定を。Netflixの場合：①リテンション②
視聴時間が企業としてのKPIでありそこからぶれない。
● 属性データ（年齢・性別・居住地）＜行動データ
● 小さな改善のためにテストするのではなく、あくまでもBig Winのために（Moutain Test）
● データに即した経営判断（DVD → ストリーミングへの移行）

14. 直感的に正しいと思う結果にならないことも

16. 手をかけたものがA/Bテストに破れることも

17. 2016年参加に向けて：活用できるサービス＆ツール
● 宿泊：Airbnb (with Discount)
● チケット：Craiglist
● 移動：Uber or Rental Car
● スケジューリング：SXSWアプリ
● 事前準備：oDesk（名前が変わってUpWork）

20. Questions?