クラウドファンディングで一般に広がるプロジェクトの条件とは？
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2016年年末に向けて実行しましたクラウドファンディングは、多くの方々のご支援がありましたが、あいにく未達に終わりました。 「何が必要だったのか」を振り返りました。
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クラウドファンディングで一般に広がるプロジェクトの条件とは？
- 1. クラウドファンディングで 一般に広がるプロジェクトの 条件とは？ - 挫折の先に、始まった奇跡 - 2017.4.3 一般社団法人セオリー・オブ・チェンジ・ ジャパン（ToCJ、設立準備中） 田辺 大 1
- 2. はじめに • 2016年年末までの「世界的方法論のセオリー・オブ・チェンジを日本に導 入したい！」プロジェクト https://readyfor.jp/projects/theoryofchangejapan で、シェアや応援 メッセージをくださった皆様、へご支援を下さった皆様、心から、ありが とうございます。 • 「絶対達成したい」と、必死にチャレンジを続けました。そして、「奇跡 を起こしてほしい」とのお声を相次ぎいただきました。「必死な事業をす ると、必死に応援くださる方々と出会える」との学びがあり、かけがえな く思っております。 • 今回、未達という結果でしたが、「早く失敗したことからの学び」を、恥 を偲び、勇気をもって率直にシェアいたします。今回の情報は今まであま り語られていなかったことかもしれません。ですが、「事前に知っておけ ば、もし未達で失敗して、凹む期間を大幅に短縮できたはず」と、今にし て思います。今回、未達で失敗して、プロジェクト終了後の貴重な数ヶ月 間を凹んで過ごすというもったいない経験もしました。今後実行者となる 方々に、事前情報なく、結果的に凹むロスを味わってほしくないとの思い もあります。 • 今後のクラウドファンディング実行や、キュレーションの一参考にいただ けましたら、幸甚です。 2
- 3. 目次 1. クラウドファンディング実行に伴う課題 2. 「一般化」に必要な視点とは？ 3. クラウドファンディング実行とサッカー との類似性 4. 本プロジェクトの振り返りと御礼 5. 挫折の先に、始まった奇跡 3
- 5. 1.クラウドファンディング実行に 伴う課題 埋没する中、 実行者は、その友人知人に 個別声がけして支援を無理強い。 残念ながら、 いわば「焼畑農業」が 奨励され、横行してしまう。 5 2) 焼畑農業
- 9. 2. 「一般化」に必要な視点とは？ a) プロジェクトの設計に必然性がある。 b) ストーリーがある。 c) 実行体制をチームで組めている。 d) 対話最優先で、厳しい声も聴く。 e) 嫌われない。 f) 人々の「無言の問いかけ」を察知する。 g) 実行者が最後まで台風の目になり続ける。 9
- 25. 4. 本プロジェクトの振り返りと御礼 • プロジェクト序盤戦から、ReadyFor?キュ レーターさんからの個別声がけの助言を「焼 畑農業になる」とお断りしてきました。 • どちらかといえば「一見してすぐ理解される プロジェクト」ではないので、むしろ考え方 を極力連日の新着情報で説き続け、高品質の 情報提供に努めました。 • しかし、川端さんと田辺以外から、客観的な お勧めの応援メッセージを頂ける段階までは、 長く停滞し続けました。 25
- 26. 4. 本プロジェクトの振り返りと御礼 • ReadyFor?ウェブサイトへの掲載基準（募集終了まで1ヶ月を切り、 40%以上を達成しているプロジェクト）に12/28まで達せず、結果 的に一般的なReadyFor?ファンの方々からは本プロジェクトは埋没 し、認知されることが12/28までありませんでした。 • 今後プロジェクトを される方は、ぜひご留意を お願い申し上げます。 早期に掲載されれば、より 一般の方々からのご支援を お預かりする確率が高まり ます。 26
- 28. 4. 本プロジェクトの振り返りと御礼 • ReadyFor?様へ感謝とともにご提案があります。社会を動かす、一般化す るプロジェクトがより発生するために、何卒ご検討をお願い申し上げます。 1. 支援者コミュニティの拡充（例：ReadyFor?ウェブサイト等で「成功 者」のみならず「支援者」のお声もどんどん紹介） 2. ReadyFor?媒体のパワーアップ（例：オンライン番組を開設して注目 プロジェクトの実行者にプレゼンいただく） 3. ReadyFor?媒体（メルマガ、FBページ等）への掲載基準をプロジェク ト開始前から共有する。 4. ReadyFor?スマホアプリを開発し、日常生活へより訴求。 5. Apple IDでの支援を可に。 6. 各新着情報のページURLを開いても、過去の全新着情報も同一ページ 上で表示され、支援検討者がそのまま読み返せるようにする。 7. 「プロジェクトの分析」ページの情報を、もっと実行に活かせるよう に拡充する（例：新着情報別のアクセス数ランキング、検索された キーワードの表示等） 8. 支援者アンケートの一層の拡充。 28
- 29. 4. 本プロジェクトの振り返りと御礼 • 今回最終局面で「個別声がけの3つの効 用」に気付きました。よって序盤戦から 着手が必要だったと痛感しました。 1) 自分ごとにしていただくことで、埋没を避 ける。 2) ご批判を早くいただき、早く修正する。 3) シェア協力をいただくことで、認知を拡大 する。 29
- 31. 4. 本プロジェクトの振り返りと御礼 • 応援メッセージを下さいました皆様に、重ねて、御礼を申 し上げます。 松田悠介さん (認定NPO法人 Teach For Japan 代表理事) 小笠原祐司さん (NPO法人 bond place 代表理事) 井上英之さん 小澤いぶきさん (NPO法人 PIECES 代表理事) 石本貴之さん (認定NPO法人 新潟NPO協会 理事・事務局次 長) 山本未生さん (一般社団法人World in Tohoku 代表理事) 小林忠広さん (スポーツコーチング・イニシアチブ代表) 水谷衣里さん (三菱UFJリサーチ＆コンサルティング） 31
- 32. 4. 本プロジェクトの振り返りと御礼 • 終了となる12/28 23:00まで「絶対に達成する」と川端さんも田辺も 必死に臨み続けました。 • プロジェクト中、今まで怒涛の日々の中で、予想外の誤解の発生など、 様々の厳しいご指摘があり、大変こたえました。しかし一言一言が心に しみました。 • さらには、深夜1時に新着情報をアップしても、内容が訴えるものだっ た場合、直後の2時3時にご支援をくださる方々のお気持ちもしみまし た。さらには、引換券の最小額の3,000円を捻出してご支援くださる、 「3,000円の重み」を、今回ほど痛切に感じたクラウドファンディング はありません。 • 最終局面で相次ぐご支援や、多くのメッセージを頂戴し、本当に、最後 まであきらめないサッカーの試合のようでした。「必死な事業には、必 死になって応援くださる方々が出現する」と初めて学びました。多くの 方々からの応援くださるお気持ちを胸に、最後まで闘い続けました。 32
- 33. 5. 挫折の先に、始まった奇跡 Our miracle has just started. 困難なチャレンジではありましたが、今や、美しくまぶしい青空のように、 「やりきった」とのすがすがしい気持ちです。そして、年明け以降に、日本各 地のご賛同くださる皆様と、世界的方法論の日本への普及という新しい動きを 始められると思うと、わくわくする気持ちでいっぱいです。 今回のチャレンジにて、「奇跡を起こしてほしい」とのお声を、何人もの方々 から、伺いました。ですが、どうでしょう。考えてみました。 「もう奇跡は始まった」と思います。 「今のNPOの素晴らしい取り組みを、社会と対話をより良くして、共有した い。」 「世界的方法論に今回で興味が湧いて、学びたい。」 「自分の勤務先は営利企業だが、それでもToCが必要ではないかと今回思っ た。」 日本各地から寄せられた、これらのお声。そして、これからいよいよ、皆様と ご一緒だから、新しいスタートが切れるのです。「もはや、奇跡が始まった」 と、私は感じざるを得ないのです。今後各地でのToC普及を通じて成果を挙げ ていきます。皆様と共に今後も歩んで行きたく、よろしくお願い申し上げます。 We are together!! 33
- 34. ありがとうございました。 34