認知症にやさしいまちづくりに向けた
企画提案
http://www.facebook.com/makoto.okada
okadamkt@jp.fujitsu.com
2016.10.03
専修大・社会情報応用演習
「共創型ワークショップからの認知症にやさしいまちづくりに向けた企画提案」
認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ(DFJI)
/ 富士通研究所 R&D戦略本部協創推進PJ
岡田 誠
専修大×川崎×認知症
http://www.city.kawasaki.jp/350/cmsfiles/contents/0000078/78743/02-01_houdouhappyousiryou.pdf
「共創型ワークショップによって、認知症にやさしいまち
づくりに向けた企画を提案する」
武蔵小杉を舞台に、写真を活用して認知症にやさしいまち
づくりのワークショップの企画を開発するのが、この授業
の狙いです。
応用演習(社会情報)
武蔵小杉
認知症にやさしい
写真
ワークショップ
まちづくり
開発
「共創型ワークショップからの認知症フレンドリーなまち
づくりへの企画提案」
武蔵小杉を舞台に、写真を活用した認知症フレンドリーな
まちづくり企画を、ワークショップを通じて開発するのが、
この授業の狙いです。
応用用演習(社会情報)
認知症にやさしい
写真
ワークショップ
まちづくり
①
②
③
① 写真を使ったワークショップ
~ 富士宮プロジェクト ~
富士宮プロジェクト
写真を媒介とし、認知症の高齢者を含む多世代の交流の場を
作り出す(「高校生」×「商店街」)
【高校生への問い】
古い写真を使ってさ、十六市で
なにかしてくれないかなぁ。
写真を介したコミュニケーションの場
を演出してくれないか?
高校生側の課題
高校として寄合処(高齢者コミュニティスペース)を運営、
「どんな風に何を話したらよいか」 に悩んでいた
駅前商店街側の期待
高校生に「十六市に来て」と言えなかった
だからすごく嬉しい。
ヒストリーピン(英国レディング市)
写真を媒介に
多世代で話を
ロンドンから
西に60km
人口:約14万人
ヒストリーピン・紹介ビデオ:https://vimeo.com/26111772
学校とのコラボレーション
動画リンク http://vimeo.com/89067319
富士宮プロジェクト
「懐かしかったです、すごく。こういうお嬢さんたちと話
せること。めったにないですもんね。」
「懐かしくて、ほっとする感じで、良かったです。チャー
ミングで笑顔も素敵だし。若い人となかなか話することが
ないから、楽しかったです」
「すごい若い方々が、高校生たちがすごい楽しそうにやってい
るというのが本当に印象的で、みんな生き生きとしていて、
楽しそうで本当によかったです。」
「ないまぜのイベント」
「いろんな世代」
「個人的なつきあい」
「特別な日」
「わくわく実行委員会」
対面ではなく、肩を寄せ、同じものをみる関係性が生まれる
ポストイットが、役割を生む
寄合処参加者 市役所
社会福祉
協議会
おかみさん会 地元
新聞社
写真
愛好家
生徒
先生
「高校生× 写真」という「問い」がつながりを生む
地域寄合処
市役所
社会福祉協議会
商店街おかみさん会
地元新聞社
写真愛好家 高校生
先生
足りなさが誘引する
② 認知症にやさしいまちづくり
多世代コミュニティを誘発する
社会のデザイン
~ 仕掛けの設計 ~
孤立する高齢者(英国統計情報等)
多世代コミュニティ
30代: 60% => 10 %
高齢者との同居
40% => 10 %
65歳以上のうち50万人がクリスマスを一人で過ごしている
65歳以上のうち60万人が週1回以下の外出頻度
「認知症の人にやさしいまちづくりガイド」
http://www.glocom.ac.jp/project/dementia/113
「認知症の人にやさしいまちづくりガイド」
http://www.glocom.ac.jp/project/dementia/113
http://www.alzheimers.org.uk/site/scripts/download_info.php?fil
eID=1916
視点(英国アルツハイマー協会)
街のいろいろな人がかかわる。。。
30の組織が名前を連ね、加盟している団体は、バス会社、図書館、大学、
海軍基地、クリニック、介護施設、学校、非営利団体、弁護士など
学校ができること。。。。
Prime Minister’s challenge
on dementia
バス会社ができること。。。
http://www.amazon.co.jp/dp/4272360825
確かにできないことが増え
ましたが、できることもま
だまだたくさんあります。
適切な支援さえあれば、認
知症になっても普通の生活
が楽しめます。失った機能
を嘆くのではなく、残され
た機能に感謝し、新しいこ
とに挑戦し続けたいと思っ
ています。
【佐藤さんがよく話されていること】
「旅のことば」
http://tabinokotoba.sfc.keio.ac.jp/
“認知症とともによりよく生きるためのヒント”を「ことば」に
インタビューをベースにして、パターン
ランゲージの考え方を使って作成
慶應大学SFC(井庭准教授/学部1年生-4年生)
認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ
ことばにすれば
知恵や工夫を
共有しやすい。
ことばをヒントに
自分なりの経験を
話合える。工夫が
できる。
いきいきとしたポジティブな「ことば」の価値
発見のための対話の誘発
希望ビジョン
経験
今を楽しむ
特別な日
旅の計画
対話の空間
本人のパターンより
http://www.amazon.co.jp/dp/4621089277/
家族のパターンより
http://www.amazon.co.jp/dp/4621089277/
みんなのパターンより
③ まちづくりの企画
~ 「旅のことば」を道具として ~
Part 1
Part 2
Part 3
“好きなことば”を探す
イベントを考える
振り返り
「自分」という眼差しで話す、共有する
全員が聞き手であり、語り部である
演習のポイント
1. 40枚のカードをテーブルの上に並べる
2. カードをグループでながめてみる
3. いいなと思うカードを個人ごとにみつける
一人3つ、自分色のポストイットをつける
1. なぜよいと思ったかを話してみる
Part 1:“好きなことば”を探す
1. 各自小さなイベントのアイディアを考える
(旅行でも、家族でも、街づくりでもよい)
2. グループで企画するイベントを1つ決める
Part 2:“ことば”を使ってみる
3. イベントで一番大事にしたいことを、各自
がカードから1つ選び、なぜそれが大切か
を話してみる
4. グループで1つか2つに絞り、イベントの
演出を考える
コミュニケーションをつくる
自分という眼差しで話す、共有する
全員が聞き手であり、語り部である
ワークショップを企画する
Howも大事だけれど、一番大事なのは目指して
いるビジョン
目指しているビジョンを実現するために、どん
なことが起こってほしいかが、演出を決める
Part 3:振り返り
認知症
フレンドリージャパン・
イニシアチブ

専修大ワークショップ演習

Editor's Notes

  • #4 私にとって『これ以上はない』と思えるくらい大切なものは:人々の輝く笑顔
  • #5 私にとって『これ以上はない』と思えるくらい大切なものは:人々の輝く笑顔