『ブッタの〈呼吸〉の瞑想』
作者:ティク・ナット・ハン
発刊日:2012年10月10日
発刊元:野草社
「Book Digest」
1.目次
息してごらん、ほら、あなたは生きている!
いったん止まって、息をしましょう
【呼吸による完全な気づきの経典】
◎呼吸の瞑想
はじめに/十六の呼吸による気づきの瞑想/四種の気づきの確立(四
念処)/ 目覚めの七つの要因(七覚支)/完全なる心の解放/むすび
十六種の呼吸法のまとめ
◎日常のなかで生かせる七つの瞑想法
日常的な呼吸への気づき/身体への気づき/身体と心の統一(身心一
如)の実現/喜びと幸福から糧を得る/感覚の観察/心をいたわり解
放する/すべての現象の本質(諸法実相)を深くみつめ、光を注ぐ
呼吸を楽しみましょう
◎呼吸の瞑想のヒント
呼吸の唱え
誘導瞑想
「今ここに到着する」ということ
私自身の島になる
付録
大安般守意経/瞑想の背景について/経典成立の歴史
追補
プラムヴィレッジで使われている新しいバージョンの
呼吸瞑想
訳者あとがき[訳語について]
2.著者紹介:
ティク・ナット・ハン(Thich Nhat Hanh)は、一九ニ六年、ベトナ
ム中部のフエ(順化)生まれの禅僧にして詩人、平和運動家である。
十六歳のとき、臨済正宗柳館派でフエにあるトゥヒゥ(慈孝)寺で出
家。若い頃より聡明であり、プリンストン大学やコロンビア大学でも
学んだ。
1960年代初めにサイゴンで、仏教の非暴力と慈愛にもとづく社会福祉
青年学校、ヴァン・ハン仏教大学、ティエプ・ヒエン(相互存在)教
団を創設。1966年、平和使節としてアメリカとヨーロッパを歴訪。ア
メリカ政府やペンタゴンに平和提案を行う。その中立的な立場からの
平和と停戦の主張を理由に、政府から帰国を拒否され、以後フランス
での亡命生活に入る。1982年に南部ボルドーに仏教の僧院・共同体で
ある「プラムヴィレッジ」を開き、難民を受け入れ、生活と一体に
なった瞑想を実践しつつ、著作・講演活動を通じて仏教の教えと平和
の実践を説く。
ティク・ナット・ハンの説く仏教の教えの核心には、今こ
の瞬間への気づき(マインドフルネス)を重視するという
ことがある。この、気づき(パーリ語ではサティ)は、タ
イやミャンマーなどのテーラワーダ仏教(南伝仏教)圏で
は、大変重視されている教えである。しかし、従来日本仏
教界においては、この気づき(サティ)に対する理解は乏
しく、長年研究者の間でも正念(正しい気づき)を「正し
い記憶」と誤って解釈してきたほどであった。
参考サイト: URL//http://real-japan.org/ 不屈のベトナム僧、ティク・ナット・ハンより引用
参考動画: http://youtu.be/XkFyEjeXFjA
3.本の概要:
アナパーナ・サティ・スッタ(呼吸による完全の気づき)の呼吸の方法
そしてその時の心に在り方、見方について説明。
単なる健康法ではなく、いかにハッピーに人生を生きるかを説く。
以下は私が感銘した言葉
・不幸と感じるのは自分思考、考え方がそう感じるのです。
・間違った考え方、見方をしていれば現実を正しく認識できません。
・苦しみの原因はもののとらえ方の誤りにあるのです。
・正しく認知、気づくことが重要です、その手助けとなるのが呼吸です。
・自分の体の足の指から髪の毛そして心臓、肝臓に至るまで呼吸をしな
がら認知、気づくのです。生きている素晴らしさ、奇跡を・・、そうす
ればその場で今すぐに幸せになれるです。
・ブッタは説きます。「過去はすでに去り、未来はまだやってこない。
貴方が生きていられるのはこの一瞬しかない」
私が特に感動した言葉
息を吸いながら一輪の花を観る。
息を吐きながらその花の無常を深く見つめる
(花を観る、花の無常を深く見つめる)
4.プラムヴィレッジで使われている新しい
バージョンの呼吸瞑想
1.息を吸いながら、入ってくる息に気づく。息を吐きながら
出て行く息に気づく。
2.息を吸いながら入ってくる息を端から端までたどる。息を
吐きながら出て行く息を端から端までたどる。
3.息を吸いながら全身にくまなく気づく。息を吐きながら全身
にくまなく気づく。
4.息を吸いながら全身の緊張に気づく。息を吐きながら、全身
の緊張を緩める。/リラックスさせる/静める。
5.息を吸いながら喜びを引き起こす。
6.息を吸いながら幸せを引き起こす。息を吐きながら幸せを引
き起こす。
7.息を吸いながら不快な気持ちに気づく。息を吐きなが
ら不快な気持ちに気づく。
8.息を吸いながら不快な気持ちを和らげる。息を吐きな
がら不快な気持ちを和らげる。
9.息を吸いながら、心の活動に気づく。息を吐きながら心
の活動に気づく。
10.息を吸いながら心を快活にする。息を吐きながら心を
快活にする。
11.息を吸いながら心を集中させる。息を吐きながら心を
集中させる。
12.息を吸いながら心を解放させる。息を吐きながら心を
解放させる。
13.息を吸いながらあらゆる現象(法)の無常を見つめる
。息を吐きながらあらゆる現象の無常を見つめる。
14. 息を吸いながら欲に消滅を見つめる。息を吐きながら
欲の消滅を見つめる。
15.息を吸いながら終熄(涅槃)を見つめる。息を吐きな
がら終熄を見つめる。
16.息を吸いながら放棄を見つめる。息を吐きながら放棄
を見つめる。
5.リンク:
・Plum Village
フランスにあるティク・ナット・ハン師のリトリート・センター
「東京サンガ☆すもも村」
禅僧ティク・ナット・ハンの紹介するマインドフルネス(今ここに
覚醒める)幸せ、メディテーションの集いなどの情報ブログ
Interbeing in Japan
インタービーイング・イン・ジャパンはヴェトナムの禅僧、
ティク・ナット・ハン師の教えに従ってマインドフルネス
(気づき・念)を実修する日本のサンガ(コミュニティ)
関西エリア版です。
Wind of Smile ~ 微笑みの風 ~
ティク・ナット・ハン師、プラムヴィレッジの教えを共に学び、
実践に役立てるためのポータルサイトです。
こちらのサイトも参考、願いします
関連サイト:仏陀の呼吸道

ブッタの〈呼吸〉の瞑想 ティク・ナット・ハン