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米・韓・中・日における核軍縮・プルトニウム政策
- 4. 包括的核実験禁止条約(CTBT)
(クリントン大統領が1996年に署名)
ここでも、批准には上院の100票のうち67票が必要。
共和党は、もう、米国が核実験を再開すべきだとは言っていない。
しかし、オバマ政権は、核兵器への投資という点で、共和党に対
し、与えられるものをすべて与えてしまった。
CTBTが近いうちに発効するというのは、ありそうにない。
だが、北朝鮮以外の国が予見できる将来に核実験をするという
のもありそうにない。
- 5. 使用済燃料中のプルトニウム:
未使用低濃縮
長崎型核爆弾25発分/炉・年
ウラン燃料
使用済み
燃料
12 Feet (3.6m)
92.6%
95.6 % U-238 &
U-238 U-236
0.8% U-235
1.2%プルトニウム
5.4%核分裂生成物・
4.4% U-235 各種放射性 同位
体 8 inches
(20.3cm)
- 6. 今日の燃料サイクル:ワンススルーとプルトニウム再利用。
世界はどちらに向かうか?
低濃縮ウラン 使用済み低濃縮
水冷却炉
米・独 燃料 ウラン燃料貯蔵
仏・日
MOX 燃料
使用済み
MOX燃料 MOX 燃料 使用済み低濃縮
製造工場 ウラン燃料
使用済みMOX
燃料貯蔵
再処理工場
分離済み 放射性
プルトニウム 廃棄物
分離済みウラン
- 12. 日本
中間貯蔵容量を増やすことが政治的に不可能だというのが再
処理の主要な正当化の議論となっている。
六ヶ所再処理工場は、予定より15年遅れている。
従って、日本は、中間貯蔵容量を増やす必要がある。
むつ使用
済み燃料
中間貯蔵
施設が建
設中。
日本の原
発から出
てくる使
用済み燃
料5年分
を貯蔵で
きる。