1. 新資料館に期待する
-”図書館”の立場から・発話江上敏哲
国際日本文化研究センター
司書
京都府立総合資料館
50周年記念トークセッション
2013.7.14

2. 国際日本文化研究センター
（通称：日文研）

3. 国際日本文化研究センター
世界の日本研究
（Japan Studies)を
サポートする

4. 本棚の中のニッポン
海外の日本図書館と日本研究
江上敏哲 著（笠間書院 / 2012.5）
日本人の知らない
「海外の日本図書館」。
そこはどういうところで、
今、何が必要とされているのか。

5. 「図書館の現状と課題」

6. 「図書館の現状と課題」
めいたもの

8. 知の広場
図書館に通う
アントネッラ・アンニョリ著 当世「公立無料貸本屋」事情

9. エンターテイメント
アミューズメント
ファーストフード的
公共性
文教施設
文化資源・学術資源

10. （問）
ファーストフード的な図書を
無料で貸し与える
エンターテイメント性あふれる
アミューズメントパークでは
何がよろしくないのか？

11. 何がよろしくないか
“消費”偏重

12. 何がよろしくないか
“消費”偏重
||
“知の揺籃インフラ”の不在

13. 何がよろしくないか
没・個性
||
地域性・多様性の
軽視

14. （問）
従来の図書館だったら
それを全うしてきた、
と果たして言えるか？

15. 何がよろしくないか
想定の中だけの
“ユーザ”像
（問）
アミューズメントなら来る客を
これまで“ユーザ”像として
描けてたか？

16. （問）
自分たちがイメージする、
想定の中だけの”ユーザ像”
にもとづいて、
図書館のあり方やサービスを
設計してなかったか？

17. カレントアウェアネス (2013.3.20)
「若手研究者問題と大学図書館界」

18. （問）
専門資料を必要とするのは
誰か？
・若手研究者
・在野の研究者
・専門家
・一般市民

19. （問）
公共性を持つ文教機関が、
文化資源・学術資源をもって
“支援”するにあたり、
ユーザ像を限定する、のか？

20. 大学図書館関係者
「公共図書館を整備すべき」

21. （問）
公共図書館と
大学図書館の両方に
似たような機能を重複させる
“余裕”が
いまの日本社会にあるか？

22. エンターテイメント
アミューズメント
ファーストフード的
（問）
日本の公共図書館は、
そんなに“使えない”のか？

23. 何がよろしくないか
知的生産インフラ・
知の揺籃インフラの
不在

24. 新資料館に
期待すること

25. 新資料館に期待する
公共と大学・研究とを
つなぐ・越境する

26. 新資料館に期待する
公共と大学をつなぐ
||
府民・市民と
専門知とをつなぐ
知的生産インフラ

27. 新資料館に期待する
知的生産インフラ
||
我々人類が
社会・未来を築くのに
文化・学術資源にもとづき
理性的・科学的に
思考・判断する