ソフトバンク株式会社
法人事業統括 ソリューションエンジニアリング本部
クラウドデザイン統括部
大槻祐介
2021年4月21日
ネットワーククラウドシフト時代へ
~そのネットワーク、まだ必要ですか?
自己紹介
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会社 ソフトバンク株式会社
部署
法人事業統括
ソリューションエンジニアリング本部
クラウドデザイン統括部 SE第2部
経歴
2015年 ソフトバンク入社
大阪配属で関西企業向けにプリセールス
(という名の万事屋)として4年間従事
2018年 クラウドSE部に異動
Alibaba Cloud、Azure、AWS、GCPなど
パブリッククラウドの提案・構築に従事
大槻 祐介
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マイブーム
本日伝えたいこと
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ネットワークもクラウドの時代です
クラウドネットワーキングの構成例
クラウドの使い分けは?
日本ではまだまだ隆盛なIP-VPNを使った閉域網
サーバインフラのクラウド化とともにネットワークもクラウド化がトレンド
実際、どういう構成が組めるの?
いくつかの構成をご紹介
パブリッククラウドも種類が豊富ですが、
私なりの使い分けを共有します
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ネットワークもクラウドの時代です
政府の方針「クラウド・バイ・デフォルト原則」
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「クラウド・バイ・デフォルト原則」策定
要らないものを整理する
まず、SaaS(クラウドアプリ)の利用から検討
SaaSがなじまないものはPaaS、そしてIaaSの順に活用検討
最後に残ったものを従来のオンプレミスへ残す
出典: 「デジタル・ガバメント推進方針」 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/pdf/20170530/suisinhosin.pdf
「クラウド・バイ・デフォルト原則」 https://cio.go.jp/sites/default/files/uploads/documents/cloud_%20policy.pdf
クラウド移行における検討ステップ
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クラウド・バイ・デフォルト原則
※クラウドサービスの利用を第一候補として検討を行う
Step0
検討準備
Step1
SaaS(パブリック・クラウド)の利用検討
Step2
SaaS(プライベート・クラウド)の利用検討
Step3
PaaS/IaaS(パブリック・クラウド)の利用検討
Step4
PaaS/IaaS(プライベート・クラウド)の利用検討
オンプレミス・システムの利用検討
出典:「クラウド・バイ・デフォルト原則」 https://cio.go.jp/sites/default/files/uploads/documents/cloud_%20policy.pdf
オンプレミスに残す
いらないものを整理
リタイヤやサイズの変更
SaaSソリューションへ
置き換え
既存SaaS/PaaS
ソリューションの機能更改
PaaSソリューションへ
置き換え
IaaSへ最適化して/
変更せずに移行
実際の検討内容
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データセンター
Internet
IP-VPN
これまで
サーバのクラウド化に伴うネットワーク経路
9
データセンター
Internet
IP-VPN
これまで
これまでの通信経路
サーバのクラウド化に伴うネットワーク経路
サーバのクラウド化に伴うネットワーク経路
10
データセンター
Internet
IP-VPN
これまで
データセンター
Internet
IP-VPN
クラウド化すると・・・
これまでの通信経路 クラウド化した後の通信経路
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データセンター
Internet
サーバークラウド化に伴って
必要な経路を整理
12
データセンター
サーバークラウド化に伴って
必要な経路を整理
Internet
こうでいいんです。
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データセンター
サーバークラウド化に伴って
インターネットを通すのは不安?
Internet
14
データセンター
サーバークラウド化に伴って
インターネットを通すのは不安?
Internet VPN Gateway
IPsec
IPsec
IPsec
こうしたり、
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データセンター
サーバークラウド化に伴って
インターネットを通すのは不安?
Internet VPN Gateway
こうすればいいんです。
クラウドプロキシ/クラウドファイアウォール
管理者
統合管理
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データセンター
サーバークラウド化に伴って
インターネットを通すのは不安?
Internet VPN Gateway
手元はちゃんと
ふるまい検知しましょう。
クラウドプロキシ/クラウドファイアウォール
EDR EDR EDR
All-Internet化のメリット
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センター拠点の回線負荷軽減
SaaSやIaaSへの通信はオフロードすればOK。
DC回線などセンター拠点の回線・F/Wの負荷が軽減!
出勤時とテレワーク時の差が軽減
インターネットを使う前提での中央監視が肝。
拠点にいても自宅にいても同じネットワークポリシーを享受!
移転・拠点追加の際など、ネットワーク自由度がUP
「まずは閉域につなげないと・・・」が不要。
業務方法に応じた柔軟なネットワークが構築可能!
All-Internet化のデメリット
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日本ではIP-VPNが安価に利用可能。
ルータレス拠点なども相まって閉域の方が安いのでは・・・?
国際IP-VPNを通しているケースでは、
国際間のインターネット回線を利用すると通信品質が低下してしまう・・・
拠点間通信やVPN設定を拠点ごとに設定するのは管理が大変。
全ルータ・F/Wのキッティング負荷が肥大化してしまう・・・
結局閉域の方が安い・・・?
グローバルネットワークの品質低下
全てインターネットVPN前提は管理が大変
19
結局閉域の方が安い・・・?
グローバルネットワークの品質低下
全てインターネットVPN前提は管理が大変
デメリット回避策
SD-WANを活用しましょう!
日本ではIP-VPNが安価に利用可能。
ルータレス拠点なども相まって閉域の方が安いのでは・・・?
国際IP-VPNを通しているケースでは、
国際間のインターネット回線を利用すると通信品質が低下してしまう・・・
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結局閉域の方が安い・・・?
グローバルネットワークの品質低下
全てインターネットVPN前提は管理が大変
デメリット回避策
SD-WANを活用しましょう!
ハイブリッド運用をしましょう!
国際IP-VPNを通しているケースでは、
国際間のインターネット回線を利用すると通信品質が低下してしまう・・・
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結局閉域の方が安い・・・?
グローバルネットワークの品質低下
全てインターネットVPN前提は管理が大変
デメリット回避策
SD-WANを活用しましょう!
ハイブリッド運用をしましょう!
クラウドネットワーキングサービスを活用!
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クラウドネットワーキングの構成例
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結局閉域の方が安い・・・?
グローバルネットワークの品質低下
全てインターネットVPN前提は管理が大変
デメリット回避策1 SD-WANを活用
SD-WANを活用しましょう!
ハイブリッド運用をしましょう!
クラウドネットワーキングサービスを活用!
デメリット回避策1 SD-WAN活用
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インターネットVPN運用は、
拠点ごとのルータ管理が必要で負荷が高い。
F/W F/W
パブリッククラウド
Internet
デメリット回避策1 SD-WAN活用
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インターネットVPN運用は、
拠点ごとのルータ管理が必要で負荷が高い。
ルータの管理はクラウド上で集中管理!
F/W F/W
パブリッククラウド
Internet
SD-WANルータ SD-WANルータ
パブリッククラウド
Internet
構成例
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Internet
SD-WAN
SD-WAN
リモートワーカー
!ポイント
• SD-WANルータで通信
は中央管理
• 拠点間通信はSD-WAN
ルータ間で実施
• リモートワーカーのアクセス
経路は要検討・・・
※VPNClientの導入など
SD-WAN
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結局閉域の方が安い・・・?
グローバルネットワークの品質低下
全てインターネットVPN前提は管理が大変
デメリット回避策2 ハイブリッド運用
SD-WANを活用しましょう!
ハイブリッド運用をしましょう!
クラウドネットワーキングサービスを活用!
デメリット回避策2 ハイブリッド運用
28
ルータレスでも十分な小規模拠点に
中央管理機能をもつSD-WANルータを
導入すると高額に。
SD-WANルータ SD-WANルータ
→too much!
パブリッククラウド
Internet
デメリット回避策2 ハイブリッド運用
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ルータレスでも十分な小規模拠点に
中央管理機能をもつSD-WANルータを
導入すると高額に。
ハイブリッド運用で拠点に応じた
ネットワーク設計を!
SD-WANルータ SD-WANルータ
→too much!
パブリッククラウド
Internet
SD-WANルータ ルータレス
パブリッククラウド
Internet IP-VPN
構成例
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Virtual WAN
Internet IP-VPN
大規模拠点 小規模拠点
中規模拠点
SD-WAN
SD-WAN ルータレス
リモートワーカー
!ポイント
• 主要拠点はSD-WAN
ルータで冗長化
• 大規模・中規模な拠点
はインターネット回線で通
信をオフロード。IP-VPN
センター回線の負荷軽減。
• SD-WANルータで通信
は中央管理
• 小規模拠点はルータレス
でコストカット
構成例
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Virtual WAN
Internet IP-VPN
大規模拠点 小規模拠点
中規模拠点
SD-WAN
SD-WAN ルータレス
リモートワーカー
Overlay Network
!ポイント
• 主要拠点はSD-WAN
ルータで冗長化
• 大規模・中規模な拠点
はインターネット回線で通
信をオフロード。IP-VPN
センター回線の負荷軽減。
• SD-WANルータで通信
は中央管理
• 小規模拠点はルータレス
でコストカット
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結局閉域の方が安い・・・?
グローバルネットワークの品質低下
全てインターネットVPN前提は管理が大変
デメリット回避策3 クラウドネットワーキング
SD-WANを活用しましょう!
ハイブリッド運用をしましょう!
クラウドネットワーキングサービスを活用!
デメリット回避策3 クラウドネットワーキング
33
国際間のPOPを経由する際、インターネット
経由だと通信品質が現地ISPに依存し
低品質に。
日本Internet
中国Internet
ISP A
ISP E
ISP D
ISP C
ISP B
デメリット回避策3 クラウドネットワーキング
34
国際間のPOPを経由する際、インターネット
経由だと通信品質が現地ISPに依存し
低品質に。
クラウドベンダーが提供する
グローバルネットワークサービスで
国際間通信にIP-VPN並の品質を!
日本Internet
中国Internet
ISP A
ISP E
ISP D
ISP C
ISP B
日本Internet
中国Internet
構成例
35
!ポイント
• グローバル拠点間を
Alibabaの安定したバック
ボーンで通信可能
• 例えば特定SaaS宛通信
を日本のプロキシ経由で
抜けるような設定も
• 国際IP-VPNより安価に
運用可能!
• ガバナンスはzscalerなど
で中央監視が有効!
東京本社
CEN
中国現法
ベトナム支社
日本Internet
中国Internet
越南Internet
構成例
36
!ポイント
• グローバル拠点間を
Alibabaの安定したバック
ボーンで通信可能
• 例えば特定SaaS宛通信
を日本のプロキシ経由で
抜けるような設定も
• 国際IP-VPNより安価に
運用可能!
• ガバナンスはzscalerなど
で中央監視が有効!
東京本社
CEN
中国現法
ベトナム支社
日本Internet
中国Internet
越南Internet
こーんな通信も◎
その他 全部クラウドでやっちゃう
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!ポイント
• デスクトップ、サーバー、
ネットワーク、全てクラウド
で運用
• 例えば特定SaaS宛通信
を日本のプロキシ経由で
抜けるような設定も
• 国際IP-VPNより安価に
運用可能!
• ガバナンスはzscalerなど
で中央監視が有効!
WVD サーバー
CP
日本Internet
リモートワーカー
海外Internet
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クラウドの使い分けは?
使い分けサマリ(※個人の意見です)
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Alibaba Cloud
Cloud Enterprise Network
Azure Plan
Virtual WAN
日中間ネットワーク ◎
Alibabaのみで可能
△
Alibabaとの組み合わせが必要
中国内ネットワーク ◎
豊富な中国リージョン
?
現地法人契約で可能
APACネットワーク ◎
豊富なAPACリージョン
〇
必要な場所にリージョン有
欧米ネットワーク 〇
必要な場所にリージョン有
◎
豊富な欧米リージョン
VDIサービス親和性 〇
SBCのVDIサービス有
◎
WVDとの組み合わせが可能
SD-WANルータ親和性 〇
機種によってアプライアンスモデル有
〇
機種によってアプライアンスモデル有
国内DR △
国内は東京リージョンのみ
〇
国内に東日本と西日本リージョン
コスト ◎
かなり安価
〇
安価
Alibaba CloudとAzure Planの場合
さいごに
40
すみません、宣伝です
https://www.softbank.jp/biz/future_stride/
ソフトバンク技術ブログサイト FUTURE STRIDE
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Sb tech night#1_document_otsuki_202104