RunbookによるPROヒントの実装
System Center User Group Japan 第7回勉強会
2013年7月20日
指崎則夫
お断り
 本資料に記載されているSystem Centerおよび Windows は、米国 Microsoft
Corporation の、米国、日本およびその他の国における登録商標または商標で
す。
 資料中でSP1の表記を省略しているがありますが、System Center 2012 SP1を
使用しております。
2013/07/20 1
アジェンダ
 自己紹介
 今回のテーマ
 System Center 2012
 Orchestratorとは
 Orchestrator 統合パックによるVMM、OMの連携
 PROのおさらい
 PRO設定
 PROによる最適化の実装
 Runbookによる実装
 まとめ 2013/07/20 2
 指崎則夫(さしざきのりお)
http://sashiz.seesaa.net
https://www.facebook.com/norio.sashizaki
@sshzk
 SIer勤務
 Windows Server 2012 Hyper-V、System Center 2012 SP1に加えて、
Lyncも始めました
 週末は、技術系ブログの運営、写真撮影、ガンプラ…
 高校サッカーの観戦&写真撮影も始めました
3
自己紹介
2013/07/20
今回のテーマ
フェイルオーバークラスター
を使わない環境でのリソース
最適化を行うには
2013/07/20 4
System Center 2012
製品群
5
System Center 2012
App
Controller
Configuration
Manager
Endpoint
Protection
Virtual
Machine
Manager
Operations
Manager
Data
Protection
Manager
Orchestrator
Service
Manager
UnifiedInstaller
2013/07/20
Orchestratorとは
 いろいろな製品を組み合わせて処理の自動化を実現
 統合パック(Integratioin Pack:IP)が橋渡し役
 マイクロソフト製品
Active Directory、Exchange Server、Integration Packs for System Center
等々
 マイクロソフト以外の製品
VMware vSphere等々
 どういう製品のIPがあるかは、以下のドキュメントをご参照ください
 Integration Packs for System Center 2012 – Orchestrator
http://technet.microsoft.com/en-us/library/hh295851.aspx
2013/07/20 6
Orchestrator 統合パックによるVMM、OM
の連携
2013/07/20 7
Operations
Manager
Virtual
Machine
Manager
Orchestrator
リソース、
障害の監視
アラート
の検出 VMの移
動等を指
令
Windows
Server 2012
Hyper-V
VMの移動等
を実行
PROのおさらい (1/2)
 Performance and Resource Optimization (PRO) を使用し
て、System Center Operations Manager からの特定のア
ラートを VMM の修復アクションに結びつけることができ
ます。たとえば、PRO により特定のしきい値を超えた場合
に物理ホスト間でバーチャル マシンの負荷を分散させた
り、ハードウェア障害の発生後にバーチャル マシンを別の
物理コンピューター上のホストに移行させたりできます。
2013/07/20 8
※Performance and Resource Optimization (PRO)
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc764283.aspx
より抜粋して引用
PROのおさらい (2/2)
 動的最適化との違い
2013/07/20 9
概要 前提条件
動的最適化 VMM単体で、仮想化ホストのリソース状況
を監視し、VM配置を最適化する(電力最適
化も可能)
 仮想化ホストは、フェールオーバー
クラスターとして構成する
 OMと連携不要
PRO VMMとOMが連携し、仮想化ホストのリソー
ス状況を監視し、VM配置を最適化する
 仮想化ホストは、フェールオーバー
クラスターとして構成しなくともよ
い
 OMにより仮想化ホストが監視されて
いること
PRO設定 (1/8)
SC 2012 VMM SP1
 [設定]の[System Centerの設定]→[Operations Managerサーバー]
2013/07/20 10
PRO設定 (2/8)
SC 2012 VMM SP1
 VMMからOMへの接続に必要な実行アカウントを指定する
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PRO設定 (3/8)
SC 2012 VMM SP1
 OMからVMMへの接続に必要なアカウントを指定する
2013/07/20 12
PRO設定 (4/8)
SC 2012 VMM SP1
 サマリーを確認して、設定完了
2013/07/20 13
PRO設定 (5/8)
SC 2012 VMM SP1
• 接続の確認
2013/07/20 14
• [接続の状態]がOKであるこ
とがモニター、修復の前提
条件である
PRO設定 (6/8)
SC 2012 VMM SP1
 右のようなエラーが発生することがあります
 このような状態になったら、SCOMの
エージェントをHyper-Vホスト全台に導入して
ください
2013/07/20 15
※詳細は、下記ドキュメントを参照してください
Potential issues with VMM 2012/OpsMgr integration
http://blogs.technet.com/b/operationsmgr/archive/2012/01
/23/potential-issues-with-vmm-2012-opsmgr-integration.aspx
の”4. Error status in the operations manager settings.”項
PRO設定 (7/8)
SC 2012 VMM SP1
 [すべてのホスト]のプロパティ
2013/07/20 16
• 監視のみを行う場合は、[モニ
ター]をチェックする
• 修復まで自動化する場合は、[修
復]をチェックする
PRO設定 (8/8)
SC 2012 VMM SP1
 [すべてのホスト]以外のプロパティ
2013/07/20 17
• [継承]のチェックを外すことで、ホスト
グループ固有の設定も可能
• 固有の設定とした場合は、以下の設定を
変更可能
• 監視のみを行う場合は、[モニター]
をチェックする
• 修復まで自動化する場合は、[修復]
をチェックする
PROによる検出 (1/3)
SC 2012 VMM SP1
 PROヒント
2013/07/20 18
最大動的メモリ量
で、重大なエラー
が発生した例
PROによる検出 (2/3)
SC 2012 OM SP1
• Operations Managerの監視
2013/07/20 19
• Operations Managerの[監
視][→PRO]→[PROオブジェ
クト状態]が”監視しない”に
なっていた場合
• [接続の状態]、[エラーの
詳細]を確認する
• [PROテスト]の実行で動
作確認してみる
PROによる検出 (3/3)
SC 2012 OM SP1
• Operations Managerの監視
2013/07/20 20
最大動的メモリ量で、重大な
エラーが発生した例
PROの実装方法 (1/3)
 既定の管理パック(MP)では、回復タスク「最適
化(修復)」がなかった
 ハードウェアベンダーのMPでは「最適化(修復)」の
実装有り
 「最適化(修復)」の実装をRunbookで実現可能
かトライ
 MPを出していないハードウェアベンダー故、苦肉の策
2013/07/20 21
PROの実装方法 (2/3)
OrchestratorのRunbookで実現した
いこと
PROヒント(PRO Tips)を検出し、
リソースに空きがある他の仮想化ホ
ストへ、VMをライブマイグレーショ
ンする
2013/07/20 22
PROの実装方法 (3/3)
 どういった方法で検出が可能かをSC 2012 OMで確認
 既定の管理パックのモニターにより、PROヒントをアラートとして検出可能
 Virtual Machine Manager 最大動的メモリモニター
 Virtual Machine Manager バーチャルマシンメモリ不足
 捕捉: [監視]→[Pro]→[アクティブなヒント]に以下のような情報が表示されること
も確認
2013/07/20 23
PROの実装方法 (4/4)
 これで行ける?
2013/07/20 24
Runbookによる実装 (1/10)
 実装したRunbookの全体フローは以下の通り
 処理概要は以下の通り
 アラートを検出
 アラートに含まれる
仮想ホスト名から、そのうえで
稼働しているVM情報、
その移行先となる仮想ホストを特定
 稼働しているVMが無ければ、
アラートに”解決済み”を設定
 移行先ホストへVMを移動
 移動後、アラートに
”解決済み”を設定 2013/07/20 25
Runbookによる実装 (2/10)
”Get Alert”アクティビティ
 OrchestratorにSC 2012 OMの
Orchestrator IPを組み込むことで
利用可能なアクティビティ
 以下のフィルターを設定
 [解決状態]が”新規”
 [モニターオブジェクトのヘルス状態]が
”Clitical”
 [名前]が
”PRO 最大動的メモリ使用量”
2013/07/20 26
Runbookによる実装 (3/10)
”移行対象のVMと、その移行先ホストを決定”アクティビティ (1/2)
 OrchestratorにSC 2012 VMMの
Orchestrator IPを組み込むことで利用可能な
[Run VMM PowerShell Script]アクティビティ
 戻り値として、以下を設定
 DeployHost:移行先ホスト
 VMPath:移行先ホストにおけるVMの配置先
 VMId:VMのGUID
 VM:移行対象のVMオブジェクト
 onerror:稼働中のVM無しを通知
 0:稼働中のVM有り
 1:稼働中のVM無し
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Runbookによる実装 (4/10)
”移行対象のVMと、その移行先ホストを決定”アクティビティ (2/2)
2013/07/20 28
Runbookによる実装 (5/10)
処理分岐
 ライブマイグレーション可能なVMが
有る場合(正常系)の分岐条件を記載
2013/07/20 29
Runbookによる実装 (6/10)
”Move VM”アクティビティ
 OrchestratorにSC 2012 VMMの
Orchestrator IPを組み込むことで
利用可能なアクティビティ
 以下の入力値を設定
 [Host Name]は、
”移行対象のVMと、その移行先ホストを決定”
アクティビティの” DeployHost”
 [VM ID]は、
”移行対象のVMと、その移行先ホストを決定”
アクティビティの” VMId”
 [Path]は、
”移行対象のVMと、その移行先ホストを決定”
アクティビティの” VMPath”
 [Use LAN]は、”True”
2013/07/20 30
Runbookによる実装 (7/10)
”Update Alert”アクティビティ
 OrchestratorにSC 2012 OMのOrchestrator IP
を組み込むことで利用可能なアクティビティ
 ”Get Alert”アクティビティで取得したIDの
下記フィールドを更新
 [解決状態]を”解決済み”とする
 [カスタムフィールド1]を
”Orchestrator Updated”とする
 [カスタムフィールド2]を”VM Moved”とする
2013/07/20 31
Runbookによる実装 (8/10)
処理分岐
 ライブマイグレーション可能なVMが
無い場合(異常系)の分岐条件を記載
2013/07/20 32
Runbookによる実装 (9/10)
”Update Alert (2)”アクティビティ
 ”Get Alert”アクティビティで取得したIDの
下記フィールドを更新
 [解決状態]を”解決済み”とする
 [カスタムフィールド1]を
”Orchestrator Updated”とする
 [カスタムフィールド2]を
”稼働VMが無いため解決済みとする”
とする
2013/07/20 33
Runbookによる実装 (10/10)
 ここまで説明してきたRunbookですが、PowerShellで完結させても良いかと思
いました
 よって以下のRunbookによるデモをご覧ください
2013/07/20 34
Move-SCVirtualMachine -VM $VM -VMhost $DeployHost
-Path $VMPath –UseLAN を追加しMove VMアクティ
ビティを削除
まとめ
 OchestratorのRunbookによりVMホストのリソース
最適化も可能
 応用すれば、ハードディスク障害時に、VMの一斉
退避といったことも可能
 SC 2012 SMと連携して、インシデント管理に基づ
く自動復旧も実装していけます
2013/07/20 35
参考資料
 System Center 2012 Orchestrator と System Center 2012 Operations Manager
を連携させる方法
http://blogs.technet.com/b/systemcenterjp/archive/2012/06/01/3501427.a
spx
2013/07/20 36
補足 検証環境
2013/07/20 37
SC 2012
Orchestrator
SP1
SC 2012
VMM SP1
SC 2012 OM
SP1
AD DC その他数台
のVM
Windows
Server 2012
Hyper-V
Windows
Server 2012
Hyper-V
移行先のVMホスト

RunbookによるPROヒントの実装