論文紹介:Automated Classification of Model Errors on ImageNet
OpenFlow
1. Open Flow
Twitter ID : @takashi_ohmoto
Offical Site : http://www.assioma.jp/
Facebook : http://www.facebook.com/assioma.jp
DATE 201 2/02/11.
2012/02 11.
Copyright (C) 201 2 copyrights. Takashi.Ohmoto All Rights Reserved.
2012
2. 自己紹介
■氏名:大元隆志
:
IT業界のトレンドをわかりやすく伝えることを得意とするITジャーナリスト。10年以上
に渡る通信事業者のインフラ設計、提案、企画経験を活かし、技術者視点、経営層
視点、ユーザ視点の三つの包括的な視点からITの今をお届けします。
日経コミュニケーション、日経ネットワーク、誠Biz、ITmediaオルタナティブブログ等、
様々なIT系メディアで活躍している。SNSビジネス特集でNHK教育テレビに出演。約
600名が参加したソーシャルメディア系イベントとしては国内最大級となるソーシャル
カンファレンス主催者でもある。
■主なメディア出演
・紙媒体 日経コミュニケーション、日経Network、ITイニシアティブ
・テレビ NHK ITホワイトボックス
■著書
ASSI MA
3. Open Flowとは?
Flowとは
ソフトウェア定義型ネットワーキング (SDN)を構築
ソフトウェア定義型ネットワーキング (SDN)を構築
するための標準化技術。 Point①
Point①
するための標準化技術。 Open Flowコントローラ
Open Flowコントローラ OpenFlowコントローラとOpenFlowスイッチの
二つのコンポーネントから成り立つ。
従来のルーティングテーブル、MACアドレステーブル
従来のルーティングテーブル、MACアドレステーブル
に基づいたパケット転送では無く、各パケットの識
に基づいたパケット転送では無く、各パケットの識 Open Flow Controller(OFC)
Controller(OFC)
別子から「フロー」を判定し、転送先を決定する
別子から「フロー」を判定し、転送先を決定する Open Flow Protocol フローの制御、ポリシーの配布を行う。
通信規格。
通信規格。 Open Flow Switch(OFS )
Switch(OFS)
ポリシーに従い、パケットの転送、破棄等を行う。
また、単なる転送処理だけで無く、
また、単なる転送処理だけで無く、 Secure Channel
Secure Channel
破棄、ラベルの付与なども指定することが可能。
破棄、ラベルの付与なども指定することが可能。
これらの特徴により、下記のメリットが得られる。
これらの特徴により、下記のメリットが得られる。
- 重複したIPアドレスの混在
- 重複したIPアドレスの混在
- VLAN数の制約からの解放
- VLAN数の制約からの解放
Group Table
- 仮想サーバモビリティへの対応
- 仮想サーバモビリティへの対応
- スイッチの低価格化
- スイッチの低価格化 Flow Table Flow Table
Pipe Line
Point②
Point②
従来のルーティングテーブルとは異なり、15タプル
のフロー情報によるパケットの転送を行う。
Ethernet MPLS IP TCP/UDP/SCTP
In Meta VLAN VLAN
Port Data ID Priority Traffic ARP/ Src/ Dst/
SA DA Type Label SA DA ToS
Class Proto ICMP Echo ICMP Code
Open Flowのフロー識別に利用可能な15種類のフィールド
ASSI MA
6. Open Flowの特徴1:Flow Table
Flowの特徴
OpenFlowのFlowTable は下記三要素から構成される
OpenFlowのFlowTableは下記三要素から構成される
Match Field Counters Instructions
フロー識別フィールド 統計情報 処理内容
入力ポート、送信元IP、送 送受信パケット数、送受信 帯域制御、破棄制御等の
信元MAC等、15種類の項 バイト数、エラー数などの情 指示を指定する。
目を識別することが可能。 報統計情報を、ポート単位、
フロー単位といった単位で取
得可能。
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7. Open Flowの特徴2:Flow Counter
Flowの特徴
OPEN Flow Counter
OPEN Flow Counter
Open Flow では左記のカウンター値を定義している。
Open Flow では左記のカウンター値を定義している。
これらのカウンター値を参照しパケットの転送処理を変化させることが可能である。
これらのカウンター値を参照しパケットの転送処理を変化させることが可能である。
例
例
- 特定のフローで接続時間(Duration)が300分を超えた物はDropする。
- 特定のフローで接続時間(Duration)が300分を超えた物はDropする。
- 特定のフローで受信パケットが10GByteを超えた物は転送速度を低下させる。
- 特定のフローで受信パケットが10GByteを超えた物は転送速度を低下させる。
また、Flow単位で受信バイト数、接続時間が記録されるため、これらの情報に基づいて
また、Flow単位で受信バイト数、接続時間が記録されるため、これらの情報に基づいて
アプリケーションの可視化を行う事が可能。
アプリケーションの可視化を行う事が可能。
ASSI MA
8. Open Network Foundation
Open Flowを推進する団体。Google、Facebook等の巨大DC事業者が中心となり、現在50社以上がメンバーに名を連ねる。
ポイントはベンダー中心の団体では無く「利用者中心」で設立された団体であること。
■Founding & Board Member 7社
Founding ■Member
Member
Microsoft Big Switch Networks IP Infusion Vello Systems
Facebook Broadcom Ixia VMware
Google Brocade Juniper Networks ZTE Corporation
Yahoo! Ciena Korea Telecom
Verizon Cisco LineRate Systems
Deutsche Telecom Citrix LSI
NTT Communications Comcast Marvell
CompTIA Mellanox
Cyan Metaswitch Networks
Dell Midokura
Elbrys NEC
Ericsson Netgear
ETRI Netronome
Extreme Networks Nicira Networks
EZCHIP Nokia Siemens Networks
Force10Networks NTT
Fujitsu Plexxi Inc.
HITACHI Pronto Systems
HP Radware
Huawei Riverbed Technology
IBM Samsung
Infoblox SPIRENT
Intel Tencent
TEXAS INSTRUMENTS ASSI MA
9. Open Network Foundation内部の対立
Foundation内部の対立
OpenFlow採用の目的
DC事業者 ・より低価格にNWを構築/運用したい
Microsoft ・ベンダーロックオンを避けたい
Facebook
Google
Yahoo!
Verizon
Deutsche Telecom
・OpenFlowを武器に商圏を NTT Communications ・コモディティ化を避けたい
獲得したい ・自社の商圏を守りたい
新興NWベンダー 大手NWベンダー
Nicira Networks Brocade
Big Switch Network Cisco
NEC Juniper
IP Infusion HP
Midokura IBM
Citrix
ボードメンバーのDC事業者は低コスト化を目的としているが、旧来の大手NWベンダーは自らの利益が削減されることを快く思わない。
OpenFlowを武器に旧来の大手ベンダーの商圏に入り込みたいと考える新興NWベンダーも存在する。
ASSI MA