アプリ開発の裏側
2015/3/26
マネーフォワード PFM本部 石田勝信
• 大学在学中より ITベンチャーに参画
• 2009年よりモバイルアプリ開発。累計数千万DLの日記アプリ他
• フリーランス
• 個人開発アプリがApp Store Japanベストアプリの一つに
• 2014年 (株)マネーフォワード入社
• 家計簿アプリ開発
• 好きなもの:とんかつ(高田馬場が聖地)
いしだ かつのぶ
石田 勝信
マネーフォワード
PFM本部 エンジニア
今日ご紹介すること
• 会社、サービス紹介
• アプリ開発の裏側
• 開発体制
• 利用ツール
• 開発案件への取り組み例
今日ご紹介すること
• 会社、サービス紹介
• アプリ開発の裏側
• 開発体制
• 利用ツール
• 開発案件への取り組み例
会社紹介
• 設立 :2012年5月
• 資本金 :22億344万5000円
• 主要株主:ジャフコSV4、マネックスベンチャーズ、三菱UFJキャピ
タル他
• メンバー:金融業界出身者、大手Web事業会社出身者、大手ゲーム会
社、元ベンチャー企業のCTO、起業経験者など
ビジョン
「お金を前へ。人生をもっと前へ。 」
マネーフォワードは、お金に関するNo.1の
インターネットサービスを目指しています
個人向け家計・資産管理サービス 中小企業向けクラウドサービス
残高や入出金も、全自動で見える。
自動だから、続く。
200万人が利用する無料自動家計簿
複数の口座を一元管理
全自動で資産や
収入や支出をカテゴリ分類
クラウドで情報管理
PC,タブレット,アプリに対応
1800以上の
金融機関口座情報を一括管理
(日本最大の連携状況)
約200万人の利用者を有する国内最大のお金の管理サービス。
無料・自動なので、誰でも続き、圧倒的な顧客満足と継続率を誇ります。
256 bit SSL暗号化通信を採用
お預かりするデータは全て暗号化
大手金融機関も出資
TRUSTeプログラムライセンスを取得
画面イメージ
PCサイト スマートフォンアプリ
AppStore
評価 4.511
GooglePlay
評価 4.5
Android、iPhoneどちらもレビューでは高評価をいただいており、
GooglePlay「ベストアプリ2014」を受賞しました。
今日ご紹介すること
• 会社、サービス紹介
• アプリ開発の裏側
• 開発体制
• 利用ツール
• 開発案件への取り組み例
開発体制(メンバー構成)
• 現在は家計簿チーム総数で十数名に
• プロダクトオーナー x 1
• デザイナー x 1.5
• マーケ x 1.5
• CS x 数名
• エンジニア x たくさん
• iOS/Android
• Rails
• インフラ
▶ 大所帯になるにつれ、チーム体制そのものが課題に
開発体制(チーム体制)
• 家計簿プロジェクト全体を目的、KPI毎に複数チームに分割
• 人数の増加に伴い、個人プレイからチームプレイとしての全体最適
を考えるフェーズになった
• チーム開発の良い習慣をチーム毎に自ら取り入れている
• 開発プロセスの振り返りMTG
• デイリースタンドアップMTG
• タスクボードでの共有
• アジャイル/スクラムの開発体制の導入
• 現在一部チームにて、スクラムを本格的に導入中。まさに守破離の
「守」の最中。
今日ご紹介すること
• 会社、サービス紹介
• アプリ開発の裏側
• 開発体制
• 利用ツール
• 開発案件への取り組み例
開発利用ツール
• 開発効率があがるものは自分たちでどんどん取り入れる文化
• チャット、情報共有、ChatOps
• Slack、ChatWork、Qiita:team、Hubot
• プロダクトバックログ管理、タスク管理
• Trello、Taiga、Google Docs、...
• VCS
• Gitlab
• CI
• Jenkins
• 計測
• 自前ツール、Google Analytics
• デプロイ
• DeployGate
• バグ管理
• Crashlytics
自動化を主軸に置いた開発フロー
Merge
Request
デプロイ
レビュー 動作確認
通知
今日ご紹介すること
• 会社、サービス紹介
• アプリ開発の裏側
• 開発体制
• 利用ツール
• 施策の取り組み例
施策取り組み例
今日はA/Bテストで面白い結果となった施策をご紹介します
施策取り組み例(背景、仮説)
• 施策内容
• ユーザ登録時のユーザ属性情報入力施策(性別、年齢、都道府県
などのデモグラ情報)
• 背景
• マネーフォワードとしては、ユーザをセグメント化しよりユーザ
それぞれにとってうれしい施策を打てるように、ユーザ属性情報
が欲しい。
• ただ、ユーザはユーザ属性を入力したがらないのではないか。ユ
ーザ登録率が下がるのではないか(仮説)
施策取り組み例(検証)
• 検証方法
• 次の3ユーザグループでABテストをする。
• Aグループ:ユーザ登録時に入力必須なユーザ属性情報入力画
面を出す。
• Bグループ:ユーザ登録時にスキップ可能なユーザ属性情報入
力画面を出す。
• Cグループ:入力画面を出さない(今までどおり。このグルー
プを比較対象としてのベースとする)
施策取り組み例(結果)
• 結果
• Aグループの入力必須パターンでも90%強が最後まで登録してくれて
いる(想定よりも全然ユーザー登録率が下がっていない)
• Bグループのスキップ有りパターンでもAグループとほぼ同じくら
いのユーザー登録率
• さらに、副次効果としてKPIの一つとしてみている金融機関登録率が
アップした。(サンクコスト効果)
• 最終的に、当初の仮説とは異なりユーザー登録率は落ちずに済み、ユ
ーザ属性情報入力画面を出したほうがよい、という結果となった。
施策取り組みフロー
先ほどの例のように仮説と結果が異なる事はよくあるため、先入観や数値
の根拠無しに判断するのは非常に危険です。
マネーフォワードでは、各施策で仮説MVP構築、計測、学習のループを繰
り返しながら、このループを出来るだけ数多く回せるように開発をしてい
ます。
Thank You
マネーフォワードでは一緒にサービス開発を行う
エンジニア・デザイナー絶賛募集中です

MoneyForwardアプリ開発の裏側

Editor's Notes