LinkedIn勉強会(入門編)


  2011年5月10日
LinkedInとは
• 2003年にサービス開始
• ビジネスパーソン向けのSNS
• 2011年3月に全世界で1億人のユーザー
• 2011年6月に日本語でのサービスが開始されるとの
  もっぱらの噂 → 確定しました
• つながるのは、取引先や交流会で知り合った人など、
  リアルな人間関係がベース。
• 「知り合いの知り合いなら安心」という感覚で使われる
主な機能
• プロフィール機能→ワンクリックで履歴書に出力できる
• Twitter連携関連機能:Twitterにつぶやきを反映、
  Twitterのつぶやきを反映、Twitterのユーザーを
  LinkedIn上で探すことが可能、など
• グループ
• リコメンド広告:人物リコメンド、採用リコメンド、グループ
  リコメンド
• リコメンデーション:同僚、上司、取引先などがユーザー
  を推薦する(推薦状のようなイメージ)
• 有償アカウント
• その他:LinkedInアプリ、外部サービス連携、アドレスイ
  ンポート、専門家への質問機能、読書リスト共有、近況
  まとめメールの配信などなど
収益源
1. プレミアム会員

2. 広告出稿費

3. 法人向け採用ソリューション

以上の3つの収益源に分散している。
有償アカウント
• LinkedInでは基本的に知らない人にはアクセスで
  きない。
• 月額20$~75$程度で3パターン
• 知らない人にメールできる機能
• 知らない人のプロフィールを閲覧できる
• 自分のプロフィールを閲覧した人を知ることがで
  きる
• 知らない人が自分にメールできる機能 などなど
アプリの種類
•   ブログ投稿アプリ
•   プロフィールにスライドを組み込めるアプリ
•   「読んだ本リスト」アプリ
•   投票アプリ
•   作成したソフトウェアを公開するアプリ などなど
使い方は主に4つ
1. 採用マッチング

2. ビジネスマッチング

3. 業種・職種に特化したビジネスニュースサイト

4. ビジネス広告、ビジネスパーソン向けキャンペー
   ン
①採用マッチング
• ユーザーは希望の就職先を探し、人事担当は採
  用候補者を探す
• 詳細な履歴書+知人のリコメンドで人物像を把握
  できる
• 企業の人事部には有料で採用ソリューションサー
  ビスを提供している
②ビジネスマッチング
• 広告出稿時に詳細なターゲティングが可能。これ
  によりターゲット顧客にアプローチ。
• 広告で知ったサービスを既存取引先がリコメンド
  をした場合、「サービス情報に他社事例が付加さ
  れた」と考えることができる
③業種・職種に特化した
      ビジネスニュースサイト
• 2011年3月にソーシャルニュースサイト
  “LinkedIn Today”をリリース。
• ユーザーに合わせてニュースをリコメンドしてくれる。(自
  分の知り合いの間で話題になっている、自分の業界で話
  題になっている、周辺の業界で話題になっている、など)
• キュレーションの力が働く:同業者・専門家によるニュー
  スに関するつぶやきや、記事がどれだけシェアされてい
  るのかを併せて確認可能
• 今後は業界紙や経済誌に成り代わっていくだろう
• iPhoneアプリからの閲覧も可能
④ビジネス広告、
     ビジネスパーソン向けキャンペーン
• Facebook並の詳細ターゲティング広告(所属業界、
  所属企業、役職、所属LinkedInグループ名、従業員
  数規模、性別、年齢など)
• 「BtoC広告はFacebook、BtoB広告はLinkedIn」の
  時代に
• APIが公開されているため、販促キャンペーン用アプ
  リも今後充実してきそう
  →オランダではフォルクスワーゲン社がキャンペーン
  に活用した
個人的な所感
• 日本ではゆっくりと浸透していくだろう(雇用の流動性の
  低さ+ネット人口の少なさ)
• 海外ではIT系やMBAホルダーなどでの利用から広まっ
  た→日本もそうなるのでは?
• 就活も変わる?→より実績重視の採用へ
• 名刺交換代わりにLinkedInでフォロー
• プロフィールでのビデオ機能を使ったアピールなど、凝り
  だしたら色々できる
  →セルフブランディングの必須ツールに
• セルフブランディングの裾野がさらに広がる
ディスカッション①
• 他のソーシャルメディアとの使い分けは?
→Facebookが採用で使われているという話もある。分化して、
  詳細アプローチしたい場合はLinkedInを使う?
• 個人ではなく組織が中心の日本社会で、日本人はうまく使い
  こなせないのでは?
• LinkedInTodayが恐ろしい。ビジネス雑誌は壊滅するか、ビ
  ジネスモデルの転換を求められるのではないか?
→今後出版社や編集者はどうあるべきかが問われるのでは
• 日本は活字民族なので、LinkedInTodayを切り口にして流行
  るのではないか?逆に、転職サイトを切り口にすると全く流
  行らなそうだ
ディスカッション②
• 色々なビジネスで使われそう。ライターなど。
• Quoraも近い気がするが、棲み分けはどうなのだろうか
• グローバルにつながれるので、ニッチな市場を抑えてい
  る中小企業がグローバルにビジネス展開するチャネルに
  なるのでは
→ビジネスマッチングに限らず、LinkedInは日本のビジネ
  スにグローバル化を強いてくるのではないか
• 利用者を選ぶサービスだ。使わない人はとことん使わな
  いだろう。活用の二極化。
ディスカッション③
• 日本の優秀な人材がLinkedInを通してどんどん海外へ流出
  するのでは(=雇用のグローバル化であり、空洞化)
• セルフブランディングが苦手な人からしたら触りたくもない
  ツール
• 利用者のリテラシーが高くないと炎上もありうる?
• 英語が使える人はLinkedIn使うべき。
• 外資希望者向け。新卒向けではない。
• 評判経済を加速する。LinkedInで一目置かれる人がどんど
  んチャンスを獲得していく。
ディスカッション④
• 組織ではなく個人でビジネスをする時代を作っていく。
  LinkedIn経由でいろんな企業の個人がつながってアライア
  ンスを組むなど。
• キャリア形成の考え方が変わる。いかに自分の持っている
  ビジネスリソース(経験+人脈+ツール)を使って、うねる
  キャリアをドライブしていくか。センスがないとなかなか出来
  ないキャリアのあり方。「キャリアは一度選べば完結するも
  のではなく、蓄積して更新するもの」という考え方が強まるだ
  ろう。
• LinkedInのプロフィールは自分のキャリアの今後を考えるヒ
  ントになる。ある種のライフログであり、人生の作品集。

LinkedIn勉強会(入門編)

  • 1.
  • 2.
    LinkedInとは • 2003年にサービス開始 • ビジネスパーソン向けのSNS •2011年3月に全世界で1億人のユーザー • 2011年6月に日本語でのサービスが開始されるとの もっぱらの噂 → 確定しました • つながるのは、取引先や交流会で知り合った人など、 リアルな人間関係がベース。 • 「知り合いの知り合いなら安心」という感覚で使われる
  • 3.
    主な機能 • プロフィール機能→ワンクリックで履歴書に出力できる • Twitter連携関連機能:Twitterにつぶやきを反映、 Twitterのつぶやきを反映、Twitterのユーザーを LinkedIn上で探すことが可能、など • グループ • リコメンド広告:人物リコメンド、採用リコメンド、グループ リコメンド • リコメンデーション:同僚、上司、取引先などがユーザー を推薦する(推薦状のようなイメージ) • 有償アカウント • その他:LinkedInアプリ、外部サービス連携、アドレスイ ンポート、専門家への質問機能、読書リスト共有、近況 まとめメールの配信などなど
  • 4.
    収益源 1. プレミアム会員 2. 広告出稿費 3.法人向け採用ソリューション 以上の3つの収益源に分散している。
  • 5.
    有償アカウント • LinkedInでは基本的に知らない人にはアクセスで きない。 • 月額20$~75$程度で3パターン • 知らない人にメールできる機能 • 知らない人のプロフィールを閲覧できる • 自分のプロフィールを閲覧した人を知ることがで きる • 知らない人が自分にメールできる機能 などなど
  • 6.
    アプリの種類 • ブログ投稿アプリ • プロフィールにスライドを組み込めるアプリ • 「読んだ本リスト」アプリ • 投票アプリ • 作成したソフトウェアを公開するアプリ などなど
  • 7.
    使い方は主に4つ 1. 採用マッチング 2. ビジネスマッチング 3.業種・職種に特化したビジネスニュースサイト 4. ビジネス広告、ビジネスパーソン向けキャンペー ン
  • 8.
    ①採用マッチング • ユーザーは希望の就職先を探し、人事担当は採 用候補者を探す • 詳細な履歴書+知人のリコメンドで人物像を把握 できる • 企業の人事部には有料で採用ソリューションサー ビスを提供している
  • 9.
    ②ビジネスマッチング • 広告出稿時に詳細なターゲティングが可能。これ によりターゲット顧客にアプローチ。 • 広告で知ったサービスを既存取引先がリコメンド をした場合、「サービス情報に他社事例が付加さ れた」と考えることができる
  • 10.
    ③業種・職種に特化した ビジネスニュースサイト • 2011年3月にソーシャルニュースサイト “LinkedIn Today”をリリース。 • ユーザーに合わせてニュースをリコメンドしてくれる。(自 分の知り合いの間で話題になっている、自分の業界で話 題になっている、周辺の業界で話題になっている、など) • キュレーションの力が働く:同業者・専門家によるニュー スに関するつぶやきや、記事がどれだけシェアされてい るのかを併せて確認可能 • 今後は業界紙や経済誌に成り代わっていくだろう • iPhoneアプリからの閲覧も可能
  • 11.
    ④ビジネス広告、 ビジネスパーソン向けキャンペーン • Facebook並の詳細ターゲティング広告(所属業界、 所属企業、役職、所属LinkedInグループ名、従業員 数規模、性別、年齢など) • 「BtoC広告はFacebook、BtoB広告はLinkedIn」の 時代に • APIが公開されているため、販促キャンペーン用アプ リも今後充実してきそう →オランダではフォルクスワーゲン社がキャンペーン に活用した
  • 12.
    個人的な所感 • 日本ではゆっくりと浸透していくだろう(雇用の流動性の 低さ+ネット人口の少なさ) • 海外ではIT系やMBAホルダーなどでの利用から広まっ た→日本もそうなるのでは? • 就活も変わる?→より実績重視の採用へ • 名刺交換代わりにLinkedInでフォロー • プロフィールでのビデオ機能を使ったアピールなど、凝り だしたら色々できる →セルフブランディングの必須ツールに • セルフブランディングの裾野がさらに広がる
  • 13.
    ディスカッション① • 他のソーシャルメディアとの使い分けは? →Facebookが採用で使われているという話もある。分化して、 詳細アプローチしたい場合はLinkedInを使う? • 個人ではなく組織が中心の日本社会で、日本人はうまく使い こなせないのでは? • LinkedInTodayが恐ろしい。ビジネス雑誌は壊滅するか、ビ ジネスモデルの転換を求められるのではないか? →今後出版社や編集者はどうあるべきかが問われるのでは • 日本は活字民族なので、LinkedInTodayを切り口にして流行 るのではないか?逆に、転職サイトを切り口にすると全く流 行らなそうだ
  • 14.
    ディスカッション② • 色々なビジネスで使われそう。ライターなど。 • Quoraも近い気がするが、棲み分けはどうなのだろうか •グローバルにつながれるので、ニッチな市場を抑えてい る中小企業がグローバルにビジネス展開するチャネルに なるのでは →ビジネスマッチングに限らず、LinkedInは日本のビジネ スにグローバル化を強いてくるのではないか • 利用者を選ぶサービスだ。使わない人はとことん使わな いだろう。活用の二極化。
  • 15.
    ディスカッション③ • 日本の優秀な人材がLinkedInを通してどんどん海外へ流出 するのでは(=雇用のグローバル化であり、空洞化) • セルフブランディングが苦手な人からしたら触りたくもない ツール • 利用者のリテラシーが高くないと炎上もありうる? • 英語が使える人はLinkedIn使うべき。 • 外資希望者向け。新卒向けではない。 • 評判経済を加速する。LinkedInで一目置かれる人がどんど んチャンスを獲得していく。
  • 16.
    ディスカッション④ • 組織ではなく個人でビジネスをする時代を作っていく。 LinkedIn経由でいろんな企業の個人がつながってアライア ンスを組むなど。 • キャリア形成の考え方が変わる。いかに自分の持っている ビジネスリソース(経験+人脈+ツール)を使って、うねる キャリアをドライブしていくか。センスがないとなかなか出来 ないキャリアのあり方。「キャリアは一度選べば完結するも のではなく、蓄積して更新するもの」という考え方が強まるだ ろう。 • LinkedInのプロフィールは自分のキャリアの今後を考えるヒ ントになる。ある種のライフログであり、人生の作品集。