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2018年3月19日 初版
2018年3月23日 更新
株式会社いろはソフト
三浦 幸太郎
オープンソースのeラーニングシステム
「iroha Board」
~開発の背景とシステムの特徴~
日本OSS推進フォーラム クラウド技術部会
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1. 株式会社いろはソフト・代表者について ・・・8分
1. 会社のご紹介
2. 代表者プロフィール
3. 弊社の独自開発製品
2. オープンソースのeラーニングシステム「iroha Board」 ・・・12分
1. 開発に至った背景
2. プロダクトの概要
3. ビジネスモデル
3. 質後応答・・・5分
アジェンダ
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株式会社いろはソフト
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株式会社いろはソフト
設立
2015年11月(創業: 2002年3月)
沿革
– 2015年株式会社いろはソフトを設立
– 2006年有限会社エデュケーション・アンド・テクノロジーを解散後、業務を引き
継ぎ、個人事業として「いろはソフト」を設立
– 2004年有限会社エデュケーション・アンド・テクノロジーを設立
– 2002年合資会社エデュケーション・アンド・テクノロジーを設立
所在地
東京都 武蔵野市 (最寄駅 : JR三鷹駅)
代表取締役
三浦 幸太郎
理念
ソフトウェアの力で「自ら学び、考え、歩むことのできる社会」を実現
https://irohasoft.jp/
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代表者プロフィール
山形県 山形市出身 1978年生まれ
16歳の頃から独学でプログラミングを始め、
1998年にSE-DBMSという自己学習用のカード型データベース用のソフトウェアを開
発、一般にも公開する。
2000年、デジタル・ナレッジ社に入社。オーサリングツールやLMSの開発に携わる。
2002年、有限会社エデュケーション・アンド・テクノロジーを設立。主に携帯電話向け
のeラーニングソフトウェアを独自開発。eLearning Worldに出展。
2003年、日本初のeラーニング専門大学のシステム開発プロジェクトに参加。
2006年、有限会社エデュケーションアンドテクノロジーを解散し、いろはソフトを設立。
アメリカ、フランスなど海外で活動を行う。
2010年、帰国後、iroha Note や iroha Quiz など個人向けに学習に役立つソフトウェ
アを開発、提供。
2014年、AIIT(産業技術大学院大学) 修士課程を修了し、現在、JAIST(北陸先端科
学技術大学院大学)博士課程に在籍。
アメリカ、ヨーロッパ、アフリカを中心に、20カ国以上、4年近い海外滞在経験あり
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6あ
事業内容
◆ 学校・企業様向け教育用ソフトウェアの設計、開発
各種e ラーニングシステム、学務管理システム、電子書籍/ 教材制作ツール、ソーシャル
リーディングシステム、動画コメントシステム、スマートフォン/ タブレット用アプリなど様々な
ソフトウェアの開発を行っております。大手の学習塾、企業内研修向けを100を超えるソフト
ウェアの開発実績があります。
◆ 教育用ソフトウェアの技術調査、コンサルティング
新規にソフトウェアを開発する上で直面する様々な技術的な障害や課題に対する調査、実現
性の検証、調査報告書の作成、コンサルティングなどを行っております。
◆ 教育用独自ソフトウェアの企画、設計、開発、販売
個人向け、法人向けに独自ソフトウェアの企画、設計、開発、販売を行っております。主力の
iroha Note は既に50万人以上にダウンロードされ、学習やアイデア整理などに利用されてい
ます。
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iroha Note シリーズ
クラウド版
デスクトップ版 アプリ版
• Windows, Mac, iOS, Android に対応
• データは全てクラウド側で管理
• iOS/Androidからはブラウザにて利用
(将来的にはアプリ版も提供予定)
有償版
(印刷や画像リーフに対応)
• iOS, Androidに対応
• Dropbox と連携が可能
Windows, Macに対応
フリーウェア版
累計40万ダウンロード
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iroha Note シリーズの変移と今後のロードマップ
2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016以降
iroha Note リリース
iroha Note+ リリース
iroha Note Webリリース
iroha Note Cloud リリース
iroha Note 2.0 リリース予定
iroha Note for Android リリース
iroha Note for iOSリリース
サービス終了
クラウド版
デスクトップ版
アプリ版 クラウド連携追加
クラウド連携追加
サポート継続
統合予定
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掲載実績 (国内の雑誌)
週刊アスキー Mac People 美的
アスキードットPC 日経PCビギナーズ Mr.PC
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掲載実績 (海外のサイト)
日本で生まれたユニークなノート作成ソフトウェアとして、アメリカ、ドイツ、チェコ、ロシア、ブラジ
ル、アルジェリア、韓国など、世界中のIT系ニュースサイトで大きく紹介されました
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オープンソースのeラーニングシステム
「iroha Board」
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iroha Boardとは?
iroha Board とはオープンソースのeラーニングシステム(LMS)です。
シンプルでフラットな構造が特徴で、小規模なeラーニングシステムの
構築に向いており、商用/非商用問わず自由にカスタマイズして利用
頂けます。
Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 13
開発の背景
現在、高価な商用のLMSは数多く存在するが、オープンソースの
LMSはほとんど存在しない。数少ないオープンソースのLMSの中で、
最も有名なものとしては Moodle があげられるが、機能が多く、複雑
でハードルが高く、小規模なeラーニングに向いていない。
eラーニングの導入コストが高く、
自由度が少ない
小規模なeラーニングに適した
オープンソースのLMSが存在しない
eラーニング市場が拡大しない
そこで小規模なeラーニングに適したシンプルかつオープン
ソースのLMSの開発を行った。
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iroha Board の位置づけ
商用パッケージ/ASP
オープンソース
大規模
Moodle
B社
パッケージ
A社
ASP
iroha Board
ASPの場合、カスタマイズできない。
また毎月費用が発生する。
C社
ASP
B社
ASP
A社
パッケージ
C社
パッケージ
Blackboar
d
価格は数十万~数千万円が主流。カスタマイズ
する場合、数億円以上になることも。
非常に機能が多いが、設定や画面仕様が複雑
でハードルが高い。
シンプルでフラット。手軽にeラーニングサービス
が立ち上げられる。自由にカスタマイズも可能。
小規模
※空白地帯
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iroha Board のターゲット
ITリテラシー
低
高
A
フルスクラッチでシステ
ムの開発ができるレベ
ルの人々。
B
WordpressやEC-Cube
などオープンソースソフ
トウェアの扱える人々
C
Amazonや楽天などネッ
トサービスを日常的に利
用している人々。
D
インターネットやパソコ
ンをあまり使ったことが
ない人々。
効率面からフルスクラッチで開発するよ
りもオープンソースを活用して開発する
という選択が考えられる。
オープンソースソフトウェアへの理解が
あり、Wordpress 感覚で試してもらえ
る可能性が高い。
サポート無しでの導入が難しいハード
ルが高く。ASPサービスが有力候補。
サポート無しでの導入が難しい。システ
ムベンダーへの丸投げが有力候補。
iroha Board の導入にはサーバやオープンソースソフトウェアについての最小限
の知識や理解が求められる。そのため以下の層をプロダクトのターゲットとした。
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iroha Board のポジショニング
ITリテラシー 高
低
小規模
(予算少ない)
大規模
(潤沢)
手作業
フルスクラッチ/
商用パッケージ
カスタマイズ
ASP
iroha Boardをベースとした
SI/新規開発iroha Board
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システムのイメージ
iroha Board の利用者には、学習者と、管理者(先生)の2種類があり、学
習者はコースの受講、学習履歴の確認などを行い、管理者の方では利用
者管理、受講登録、学習コンテンツ/テストの作成、コース管理、学習履
歴の管理などを行う。
学習者
iroha Board
管理者(先生)
利用者管理
グループ管理
お知らせ管理
コース管理
学習コンテンツ作成
テスト作成
学習履歴の管理
コースの受講
学習履歴の閲覧
お知らせの閲覧
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学習フロー
学習画面
コース選択画面
目次/学習履歴画面
ログイン画面
学習者
テスト実施画面
配布資料
テスト結果画
面
学習したいコースを選択
学習コンテンツを選択
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先生側の運用フロー
先生
学習者
受講者の追加
及び受講登録
コースの作成
配布資料の登録
テストの作成
学習履歴の確認
ログイン画面
学習
コース目次の作成
学習コンテンツの作成
リッチテキストエディタを内蔵ドラッグアンドドロップで
並べ替えが可能
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レスポンシブデザイン
iroha Board はレスポンシブデザインを採用しています。
その為、タブレット、スマートフォンでも画面表示が最適化され、違和感
なく学習できます。
Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 21
21
iroha Board の動作環境
サーバ環境
OS Linux, Windows
Webサーバ Apache 2.x
データベースサーバ MySQL 5.x
言語 PHP5.3以上 (PHP7を除く)
フレームワーク CakePHP 2.7
クライアント環境
OS Windows, Mac, iOS, Android
Webブラウザ Chrome
Firefox
Safari
Internet Explorer 10以上
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iroha Board ソースの入手方法
Iroha Board のソースは全てGitHub上で公開されており、誰でも自由
にダウンロードして、カスタマイズすることができます。
https://github.com/irohasoft/irohaboard
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インストール方法
iroha Board にはインストーラが付属しております。
ソースファイルをアップロード後、ブラウザで http://(your-domain-
name)/install を開くことでインストール可能です。
※事前に空のデータベースを作成する必要があります。
*********
Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 24
オープンソース・ソフトウェアの
ビジネスモデル
Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 25
オープンソース・ソフトウェアのメリット/デメリット
オープンソース プロプラエタリ
メリット  多くの場合、無料で利用することが
できる。
 自由に改変、配布ができる。
 進化のスピードが早い。
 企業がサポートしているという安
心感がある。
 マニュアル等が充実している。
デメリット  誰も責任を持つことがないためリス
クが伴う。
 技術力が足りないと、かえって高く
つく場合がある。
 ベンダーロックインしやすい。
 価格が高価な場合が多い。
 カスタマイズができない。
オープンソース・ソフトウェアは多くの場合、無料で利用でき、自由にカスタマ
イズができるという大きなメリットがあるが、利用には一定の技術力が必要で、
トラブル等でかえって高くつくというケースがある。
Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 26
オープンソース・ソフトウェアのビジネスモデル
オープンソース・ソフトウェアのビジネスモデルにはいくつか類型があります。
a. 有償サポート提供型モデル
オープンソース・ソフトウェアのサポートを有償にて行うビジネスモデル。
Red Hutなどが採用。
最初の目標
b. 仲介型モデル
オープンソース・ソフトウェアの開発元は市場に対して大きな影響力を持ち、コミュニ
ケーションのハブとなる。そのポジションを利用し、SIを行う開発会社の紹介や、サー
バ会社を仲介を行い、広告料や手数料を徴収。
c. 有償製品誘導型モデル
オープンソース・ソフトウェアを無償で配布し、顧客を囲い込み、自社の有償製品の
購入へと誘導。
Microsoft などが採用。 例 : Visual Studio Code
Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 27
オープンソース・ソフトウェアのビジネスモデル
d. プラットフォーム型モデル
オープンソース・ソフトウェア自体は利益にならなくても、オープンソースの圧倒的な伝播
力を利用し、市場に普及させ、プラットフォームの作り手としての地位を獲得する。プラッ
トフォームの作り手は市場に大きな影響力を持ち、また様々な決定権があり、ビジネス
を有利に進めることが可能となる。
代表例として Google の Android が挙げられる。
最終目標
Android 採用が急速に進み、事実上標準となる
各社が独自にOSを開発
Google の影響力が大きくなり、ビジネスも拡大
Android 誕生
ガラパゴス化
世界シェア : 85%
(2014年時点)
広告/アプリ市場を支配
2008年
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iroha Board のビジネスモデル
レンタルサーバ会社と提携し
、サーバとアプリケーションの
ホスティングを行います。
導入サービス
カスタマイズサービス
保守・サポートサービス
ホスティングサービス
iroha Board を構築、運営す
るにあたって様々なアドバイ
スや、サポート、トラブルシュ
ーティングを行います。
iroha Boardへの機能・デザインの追
加や変更、他のシステムとの連携な
どのカスタマイズを行います。
iroha Board のインストールや初期
設定、利用方法の説明、初期サポー
トなどをパッケージにしたサービス。
スポット 月額制
商用ライセンスの販売
GPLライセンスに準拠したくない場合
に購入して頂きます。
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オープンソース化によって得られるもの
社内の技術力の向上
ブランド力の向上
優秀な人材の獲得
市場への影響力の拡大
Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 30
オープンソースの目指すもの
オープンソースソフトウェア
A社
〇〇システム XXシステム △△システム
リソース
C社
〇〇システム XXシステム △△システム
※ 独自性のあるシステム、
機能に集中投資
A社
〇〇システム XXシステム △△システム
※ 独自性のあるシステム、
機能に集中投資
B社
〇〇システム XXシステム △△システム
※ 独自性のあるシステム、
機能に集中投資
A社
〇〇システム XXシステム △△システム
リソース
A社
〇〇システム XXシステム △△システム
リソース
Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 31
まとめ
• iroha Board はシンプルでフラットな構造を持つ、オープン
ソースのeラーニングシステムで、小規模なeラーニングに
最適。
• 既存のほとんどレンタルサーバーに Wordpress 感覚で導
入することができ、スマートフォンにも対応。
• オープンソースソフトウェアを提供することは、直接的な売
上以外にも、社内の技術力の向上や、ブランド力向上、優
秀な人材獲得、市場への影響力拡大など様々なメリットが
ある。
• このオープンソースソフトウェアのビジネスモデルは様々
な分野、業界で応用が可能で、オープンソースソフトウェア
が普及すれば、リソースの最適化が進み、産業競争力の
強化にもつながっていく可能性がある。
Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 32
F i n

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オープンソースのeラーニングシステム「iroha Board」~開発の背景とシステムの特徴~

  • 1. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 1 2018年3月19日 初版 2018年3月23日 更新 株式会社いろはソフト 三浦 幸太郎 オープンソースのeラーニングシステム 「iroha Board」 ~開発の背景とシステムの特徴~ 日本OSS推進フォーラム クラウド技術部会
  • 2. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 2 1. 株式会社いろはソフト・代表者について ・・・8分 1. 会社のご紹介 2. 代表者プロフィール 3. 弊社の独自開発製品 2. オープンソースのeラーニングシステム「iroha Board」 ・・・12分 1. 開発に至った背景 2. プロダクトの概要 3. ビジネスモデル 3. 質後応答・・・5分 アジェンダ
  • 3. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 3 株式会社いろはソフト
  • 4. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 4 株式会社いろはソフト 設立 2015年11月(創業: 2002年3月) 沿革 – 2015年株式会社いろはソフトを設立 – 2006年有限会社エデュケーション・アンド・テクノロジーを解散後、業務を引き 継ぎ、個人事業として「いろはソフト」を設立 – 2004年有限会社エデュケーション・アンド・テクノロジーを設立 – 2002年合資会社エデュケーション・アンド・テクノロジーを設立 所在地 東京都 武蔵野市 (最寄駅 : JR三鷹駅) 代表取締役 三浦 幸太郎 理念 ソフトウェアの力で「自ら学び、考え、歩むことのできる社会」を実現 https://irohasoft.jp/
  • 5. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 5 代表者プロフィール 山形県 山形市出身 1978年生まれ 16歳の頃から独学でプログラミングを始め、 1998年にSE-DBMSという自己学習用のカード型データベース用のソフトウェアを開 発、一般にも公開する。 2000年、デジタル・ナレッジ社に入社。オーサリングツールやLMSの開発に携わる。 2002年、有限会社エデュケーション・アンド・テクノロジーを設立。主に携帯電話向け のeラーニングソフトウェアを独自開発。eLearning Worldに出展。 2003年、日本初のeラーニング専門大学のシステム開発プロジェクトに参加。 2006年、有限会社エデュケーションアンドテクノロジーを解散し、いろはソフトを設立。 アメリカ、フランスなど海外で活動を行う。 2010年、帰国後、iroha Note や iroha Quiz など個人向けに学習に役立つソフトウェ アを開発、提供。 2014年、AIIT(産業技術大学院大学) 修士課程を修了し、現在、JAIST(北陸先端科 学技術大学院大学)博士課程に在籍。 アメリカ、ヨーロッパ、アフリカを中心に、20カ国以上、4年近い海外滞在経験あり
  • 6. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 6 6あ 事業内容 ◆ 学校・企業様向け教育用ソフトウェアの設計、開発 各種e ラーニングシステム、学務管理システム、電子書籍/ 教材制作ツール、ソーシャル リーディングシステム、動画コメントシステム、スマートフォン/ タブレット用アプリなど様々な ソフトウェアの開発を行っております。大手の学習塾、企業内研修向けを100を超えるソフト ウェアの開発実績があります。 ◆ 教育用ソフトウェアの技術調査、コンサルティング 新規にソフトウェアを開発する上で直面する様々な技術的な障害や課題に対する調査、実現 性の検証、調査報告書の作成、コンサルティングなどを行っております。 ◆ 教育用独自ソフトウェアの企画、設計、開発、販売 個人向け、法人向けに独自ソフトウェアの企画、設計、開発、販売を行っております。主力の iroha Note は既に50万人以上にダウンロードされ、学習やアイデア整理などに利用されてい ます。
  • 7. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 7 iroha Note シリーズ クラウド版 デスクトップ版 アプリ版 • Windows, Mac, iOS, Android に対応 • データは全てクラウド側で管理 • iOS/Androidからはブラウザにて利用 (将来的にはアプリ版も提供予定) 有償版 (印刷や画像リーフに対応) • iOS, Androidに対応 • Dropbox と連携が可能 Windows, Macに対応 フリーウェア版 累計40万ダウンロード
  • 8. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 8 iroha Note シリーズの変移と今後のロードマップ 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016以降 iroha Note リリース iroha Note+ リリース iroha Note Webリリース iroha Note Cloud リリース iroha Note 2.0 リリース予定 iroha Note for Android リリース iroha Note for iOSリリース サービス終了 クラウド版 デスクトップ版 アプリ版 クラウド連携追加 クラウド連携追加 サポート継続 統合予定
  • 9. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 9 掲載実績 (国内の雑誌) 週刊アスキー Mac People 美的 アスキードットPC 日経PCビギナーズ Mr.PC
  • 10. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 10 掲載実績 (海外のサイト) 日本で生まれたユニークなノート作成ソフトウェアとして、アメリカ、ドイツ、チェコ、ロシア、ブラジ ル、アルジェリア、韓国など、世界中のIT系ニュースサイトで大きく紹介されました
  • 11. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 11 オープンソースのeラーニングシステム 「iroha Board」
  • 12. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 12 iroha Boardとは? iroha Board とはオープンソースのeラーニングシステム(LMS)です。 シンプルでフラットな構造が特徴で、小規模なeラーニングシステムの 構築に向いており、商用/非商用問わず自由にカスタマイズして利用 頂けます。
  • 13. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 13 開発の背景 現在、高価な商用のLMSは数多く存在するが、オープンソースの LMSはほとんど存在しない。数少ないオープンソースのLMSの中で、 最も有名なものとしては Moodle があげられるが、機能が多く、複雑 でハードルが高く、小規模なeラーニングに向いていない。 eラーニングの導入コストが高く、 自由度が少ない 小規模なeラーニングに適した オープンソースのLMSが存在しない eラーニング市場が拡大しない そこで小規模なeラーニングに適したシンプルかつオープン ソースのLMSの開発を行った。
  • 14. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 14 iroha Board の位置づけ 商用パッケージ/ASP オープンソース 大規模 Moodle B社 パッケージ A社 ASP iroha Board ASPの場合、カスタマイズできない。 また毎月費用が発生する。 C社 ASP B社 ASP A社 パッケージ C社 パッケージ Blackboar d 価格は数十万~数千万円が主流。カスタマイズ する場合、数億円以上になることも。 非常に機能が多いが、設定や画面仕様が複雑 でハードルが高い。 シンプルでフラット。手軽にeラーニングサービス が立ち上げられる。自由にカスタマイズも可能。 小規模 ※空白地帯
  • 15. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 15 iroha Board のターゲット ITリテラシー 低 高 A フルスクラッチでシステ ムの開発ができるレベ ルの人々。 B WordpressやEC-Cube などオープンソースソフ トウェアの扱える人々 C Amazonや楽天などネッ トサービスを日常的に利 用している人々。 D インターネットやパソコ ンをあまり使ったことが ない人々。 効率面からフルスクラッチで開発するよ りもオープンソースを活用して開発する という選択が考えられる。 オープンソースソフトウェアへの理解が あり、Wordpress 感覚で試してもらえ る可能性が高い。 サポート無しでの導入が難しいハード ルが高く。ASPサービスが有力候補。 サポート無しでの導入が難しい。システ ムベンダーへの丸投げが有力候補。 iroha Board の導入にはサーバやオープンソースソフトウェアについての最小限 の知識や理解が求められる。そのため以下の層をプロダクトのターゲットとした。
  • 16. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 16 iroha Board のポジショニング ITリテラシー 高 低 小規模 (予算少ない) 大規模 (潤沢) 手作業 フルスクラッチ/ 商用パッケージ カスタマイズ ASP iroha Boardをベースとした SI/新規開発iroha Board
  • 17. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 17 システムのイメージ iroha Board の利用者には、学習者と、管理者(先生)の2種類があり、学 習者はコースの受講、学習履歴の確認などを行い、管理者の方では利用 者管理、受講登録、学習コンテンツ/テストの作成、コース管理、学習履 歴の管理などを行う。 学習者 iroha Board 管理者(先生) 利用者管理 グループ管理 お知らせ管理 コース管理 学習コンテンツ作成 テスト作成 学習履歴の管理 コースの受講 学習履歴の閲覧 お知らせの閲覧
  • 18. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 18 学習フロー 学習画面 コース選択画面 目次/学習履歴画面 ログイン画面 学習者 テスト実施画面 配布資料 テスト結果画 面 学習したいコースを選択 学習コンテンツを選択
  • 19. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 19 先生側の運用フロー 先生 学習者 受講者の追加 及び受講登録 コースの作成 配布資料の登録 テストの作成 学習履歴の確認 ログイン画面 学習 コース目次の作成 学習コンテンツの作成 リッチテキストエディタを内蔵ドラッグアンドドロップで 並べ替えが可能
  • 20. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 20 レスポンシブデザイン iroha Board はレスポンシブデザインを採用しています。 その為、タブレット、スマートフォンでも画面表示が最適化され、違和感 なく学習できます。
  • 21. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 21 21 iroha Board の動作環境 サーバ環境 OS Linux, Windows Webサーバ Apache 2.x データベースサーバ MySQL 5.x 言語 PHP5.3以上 (PHP7を除く) フレームワーク CakePHP 2.7 クライアント環境 OS Windows, Mac, iOS, Android Webブラウザ Chrome Firefox Safari Internet Explorer 10以上
  • 22. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 22 iroha Board ソースの入手方法 Iroha Board のソースは全てGitHub上で公開されており、誰でも自由 にダウンロードして、カスタマイズすることができます。 https://github.com/irohasoft/irohaboard
  • 23. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 23 インストール方法 iroha Board にはインストーラが付属しております。 ソースファイルをアップロード後、ブラウザで http://(your-domain- name)/install を開くことでインストール可能です。 ※事前に空のデータベースを作成する必要があります。 *********
  • 24. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 24 オープンソース・ソフトウェアの ビジネスモデル
  • 25. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 25 オープンソース・ソフトウェアのメリット/デメリット オープンソース プロプラエタリ メリット  多くの場合、無料で利用することが できる。  自由に改変、配布ができる。  進化のスピードが早い。  企業がサポートしているという安 心感がある。  マニュアル等が充実している。 デメリット  誰も責任を持つことがないためリス クが伴う。  技術力が足りないと、かえって高く つく場合がある。  ベンダーロックインしやすい。  価格が高価な場合が多い。  カスタマイズができない。 オープンソース・ソフトウェアは多くの場合、無料で利用でき、自由にカスタマ イズができるという大きなメリットがあるが、利用には一定の技術力が必要で、 トラブル等でかえって高くつくというケースがある。
  • 26. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 26 オープンソース・ソフトウェアのビジネスモデル オープンソース・ソフトウェアのビジネスモデルにはいくつか類型があります。 a. 有償サポート提供型モデル オープンソース・ソフトウェアのサポートを有償にて行うビジネスモデル。 Red Hutなどが採用。 最初の目標 b. 仲介型モデル オープンソース・ソフトウェアの開発元は市場に対して大きな影響力を持ち、コミュニ ケーションのハブとなる。そのポジションを利用し、SIを行う開発会社の紹介や、サー バ会社を仲介を行い、広告料や手数料を徴収。 c. 有償製品誘導型モデル オープンソース・ソフトウェアを無償で配布し、顧客を囲い込み、自社の有償製品の 購入へと誘導。 Microsoft などが採用。 例 : Visual Studio Code
  • 27. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 27 オープンソース・ソフトウェアのビジネスモデル d. プラットフォーム型モデル オープンソース・ソフトウェア自体は利益にならなくても、オープンソースの圧倒的な伝播 力を利用し、市場に普及させ、プラットフォームの作り手としての地位を獲得する。プラッ トフォームの作り手は市場に大きな影響力を持ち、また様々な決定権があり、ビジネス を有利に進めることが可能となる。 代表例として Google の Android が挙げられる。 最終目標 Android 採用が急速に進み、事実上標準となる 各社が独自にOSを開発 Google の影響力が大きくなり、ビジネスも拡大 Android 誕生 ガラパゴス化 世界シェア : 85% (2014年時点) 広告/アプリ市場を支配 2008年
  • 28. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 28 iroha Board のビジネスモデル レンタルサーバ会社と提携し 、サーバとアプリケーションの ホスティングを行います。 導入サービス カスタマイズサービス 保守・サポートサービス ホスティングサービス iroha Board を構築、運営す るにあたって様々なアドバイ スや、サポート、トラブルシュ ーティングを行います。 iroha Boardへの機能・デザインの追 加や変更、他のシステムとの連携な どのカスタマイズを行います。 iroha Board のインストールや初期 設定、利用方法の説明、初期サポー トなどをパッケージにしたサービス。 スポット 月額制 商用ライセンスの販売 GPLライセンスに準拠したくない場合 に購入して頂きます。
  • 29. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 29 オープンソース化によって得られるもの 社内の技術力の向上 ブランド力の向上 優秀な人材の獲得 市場への影響力の拡大
  • 30. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 30 オープンソースの目指すもの オープンソースソフトウェア A社 〇〇システム XXシステム △△システム リソース C社 〇〇システム XXシステム △△システム ※ 独自性のあるシステム、 機能に集中投資 A社 〇〇システム XXシステム △△システム ※ 独自性のあるシステム、 機能に集中投資 B社 〇〇システム XXシステム △△システム ※ 独自性のあるシステム、 機能に集中投資 A社 〇〇システム XXシステム △△システム リソース A社 〇〇システム XXシステム △△システム リソース
  • 31. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 31 まとめ • iroha Board はシンプルでフラットな構造を持つ、オープン ソースのeラーニングシステムで、小規模なeラーニングに 最適。 • 既存のほとんどレンタルサーバーに Wordpress 感覚で導 入することができ、スマートフォンにも対応。 • オープンソースソフトウェアを提供することは、直接的な売 上以外にも、社内の技術力の向上や、ブランド力向上、優 秀な人材獲得、市場への影響力拡大など様々なメリットが ある。 • このオープンソースソフトウェアのビジネスモデルは様々 な分野、業界で応用が可能で、オープンソースソフトウェア が普及すれば、リソースの最適化が進み、産業競争力の 強化にもつながっていく可能性がある。
  • 32. Copyright 2016-2017 all right reserved Matsuo PBL 32 F i n

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  10. 16:30-19:00 ここからは、同じオープンソースソフトウェアとして、開発したeラーニングシステム、iroha Board についてです。 OAMMS は開発、実証実験とビジネスモデルの立案までとなっているのに対して、この iroha Board は実際にビジネスを展開しております。
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  23. 14:30-16:30 ここからは本PBLのもう一つのテーマのオープンソースソフトウェアのビジネスモデルです。
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