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Azure Storage は、持続性、可用性、スケーラビリティで顧客のニーズに応える最新のアプリケーションのため
のクラウド ストレージ ソリューションです。
開発者が新しいシナリオをサポートするための大規模なアプリケーションの構築に使用できるだけでなく、
Azure Virtual Machines の堅牢性を裏付けるストレージ基盤となります。
また、Azure Storage は拡張性に富んでいます。科学、財務分析、およびメディアのアプリケーションで求めら
れるビッグ データ シナリオに対応して、数百テラバイトのデータを保存、処理ができます。 また、スモール ビ
ジネスの Web サイト用に、少量のデータを保存することもできます。
お客様のニーズがどのような規模であろうとも、料金は保存しているデータ量に応じた金額のみです。 Azure
Storage には現在、膨大な数のお客様のプロジェクトが保存され、1 秒間に平均数百万の要求が処理されていま
す。
Azure Storage は弾力性に富んでいるため、広範なグローバル ユーザー向けにアプリケーションを設計し、必
要に応じて、格納されるデータの量とアプリケーションに対する要求の数の両面からそれらのアプリケーション
の規模を変更できます。
出展:https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/storage/storage-introduction
4. Storage Blobの機能紹介
サービス名 概要
ファイル
シンプルな分散型のクロスプラットフォーム ファイル システム
・リフト アンド シフト方式による移行
・シンプルで低価格
・コード作成不要でクラウドにデータを移動
ディスク
I/O 集中型アプリケーション向け Premium Storage
・待機時間の短縮、スループット向上
・自動トリプル レプリケーション
・エンタープライズ レベルの持続性
BLOB
高度なスケーラビリティを持つ非構造化データ用オブジェクト ストレージ
・コスト効率よく大容量に対応
・階層型記憶域のオプション
・単一のインフラストラクチャでグローバルに展開
キュー
大容量のクラウド サービス向けの永続キュー
・シンプルでコスト効率のよいメッセージング
・分離されたコンポーネントの柔軟性
・復元性のあるスケーリングとバッファー処理
テーブル
柔軟な NoSQL データベース
・キー値テーブル記憶域
・構造化されたデータまたは構造化されていないデータ
・インターネット規模でも短い待機時間
5. 便利なツール
AzureStorageを管理するための便利ツールの紹介です。
・Azure Storage Exploere(無料)
マイクロソフトが提供するStorage管理ツールです。無料で使えてAzure Storageの基本機能であるBlob /
Queue/ Table / Filesの管理が出来ます。個人的な感想ですが使い勝手はイマイチです。
http://storageexplorer.com/
・Azure Management Studio(有料)
Cerebrata社が提供する管理ツールです。費用が高いですがかなり高機能です。
ちなみにMS MVPになるとトライアルアカウント貰えます。
http://www.cerebrata.com/
・CloudXplorer(有料)
かなり古くからあるStrage管理ツールです。
ファイル系のサービスしか管理できませんがAWSのS3やOneDrive、GoogleStorage等も同時に管理できます。
またディレクトリ階層化して表示してくれるので扱いやすいUXとなっています。
5年前から個人的に気に入って利用しています。
http://clumsyleaf.com/products/cloudxplorer
9. 費用について
出展:https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/storage/blobs/
ストレージ料金 (StorageBlob アカウント)
LRS-COOL LRS-HOT GRS-COOL GRS-HOT RAGRS-COOL RAGRS-HOT
最初の 50 TB/月 ¥1.53 ¥2.04 ¥3.06 ¥4.08 ¥3.83 ¥5.10
次の 50 TB/月 ¥1.53 ¥2.04 ¥3.06 ¥4.08 ¥3.83 ¥5.10
次の 400 TB/月 ¥1.53 ¥1.96 ¥3.06 ¥3.92 ¥3.83 ¥4.90
次の 500 TB/月 ¥1.53 ¥1.88 ¥3.06 ¥3.76 ¥3.83 ¥4.70
次の 4,000 TB/月 ¥1.53 ¥1.88 ¥3.06 ¥3.76 ¥3.83 ¥4.70
5,000 TB 超/月 ¥1.53 お問い合わせ ¥3.06 お問い合わせ ¥3.83 お問い合わせ
• LRS(ローカル冗長ストレージ)
対象のデータセンターでのみ3重のレプリカを作成して冗長化を行います。
• GRS(GEO冗長ストレージ)
ジオ内の複数のデータセンターで3重のレプリカを作成して冗長化を行います。
• RA-GRS(読み取りアクセスGEO冗長ストレージ)
ジオ内の複数のデータセンターで3重のレプリカを作成して冗長化を行い片方を読取オンリーでアクセスします。
10. 費用について
出展:https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/storage/blobs/
アクセス料金 (StorageBlob アカウント)
LRS-COOL LRS-HOT GRS-COOL GRS-HOT RAGRS-COOL RAGRS-HOT
Put Blob/Block、List、Create Container 操作
(10,000 件あたり)
¥10.20 ¥5.10 ¥20.40 ¥10.20 ¥20.40 ¥10.20
Delete (無料) 以外のその他すべての操作
(10,000 件あたり)
¥1.02 ¥0.41 ¥1.02 ¥0.41 ¥1.02 ¥0.41
データ取得 (GB あたり)
¥1.02 無料 ¥1.02 無料 ¥1.02 無料
データ書き込み (GB あたり)
¥0.26 無料 ¥0.51 無料 ¥0.51 無料
Geo レプリケーション データ転送 (GB あたり)
該当なし 該当なし ¥9.18 ¥9.18 ¥9.18 ¥9.18
• Cool-Storage
アクセスされる頻度は低いものの、保管期間が長いデータの格納に適しています。
データ保存にかかる費用は安いですがアクセス料金が高めになっています。
• Hot-Storage
頻繁にアクセスされるデータの格納に適しています。
データ保存にかかる費用は高いですがアクセス料金が安めになっています。