AWSとJAWS-UG
2019年12月14日
沼口 繁
アマゾン ウェブ サービス ジャパン
#kintonecafe_kochi
#jawsug_kochi
#kintonecafe
#jawsug
自己紹介
沼口 繁
アマゾン ウェブ サービス ジャパン
マーケティング本部 コミュニティプログラム担当
2017よりAWSにて現職
• IBMJにてAS/400 User Group支援、Nifty Serve
S/3x-400 会議室シスオペ
• MSKKにてコミュニティサポート部門の設立、
Microsoft MVPプログラムの日本担当
• Power BI勉強会初期メンバー/ MSMVP for
Power BI受賞
• 好きなAWSサービス: S3, Quicksight
本セッションの内容
• アマゾンとアマゾン ウェブ サービス
• クラウドコンピューティングとは
• コミュニティ担当が見たJapan AWS User Groupとは
• 今後の課題
• 時間があれば S3 のデモンストレーション
AmazonとAWS
コンシューマー
ビジネス
セラー向け
ビジネス
ITインフラ
ビジネス
ビジネスを支えるITインフラ
“新しいことをはじめるとき,
誤解される存在になることを
恐れてはいけない”
ー ジェフ ベゾス ー
「本屋がITの世界で成功するわけがない」
「ウォールストリートはベゾスに小売だけをやってほしいと願っている」
「クラウドなんて仮想化とどう違うんだ」
2006年 米国にてアマゾン ウェブ サービス 開始
リスクの高い賭けに出た、という特集を組んだ Business Week
誌の表紙を飾るジェフ ベゾス
AWSの基本コンセプト
必要な時に、 必要なだけ、 低価格で
 使用分のみ支払い 初期投資不要  低額の変動費
工場
送電線
発電所
インターネット
企業/IT部門 データセンター
工場毎に発電機を購入
せずに、安価で、欲しい
時に、欲しい量の電気を
購入する
企業毎にコンピュータを
購入せずに、安価で、
欲しい時に、欲しい量の
コンピューターリソースを
購入する
コスト
時間
予測
実際の推移
スケールダウンは
不可能
高額な追加
設備投資費用
キャパシティープランが難しく
最適なリソースになりづらい
ビジネスの機会損失
初期費用が膨大
実際に使用していない
資産にも費用が発生
これまでのITインフラの課題
初期購入
追加/拡張
追加/拡張
全社員利用のディレクトリサービ
ス、メール、ファイルサーバーの
移行で、コスト削減はオンプレミ
ス比で5年間で20%削減
セキュリティと可用性を担保した
グローバルSAPシステムを移行
し、約50%コスト削減、
CAPEXで削減効果は
約80~90%
日本の大学初となる All-In で、
初期投資費用は約70%削減、
10年間のCAPEXはオンプレミス
比約20%程削減
コスト削減を実現したお客さま
初期費用不要・低額な利用料金
データ転送 = 約15.4円 / 1GB
(上りは無料)
※1ドル=110円で計算
仮想サーバー
Amazon EC2 = 約1.1円~ / 時間
ストレージ
Amazon S3 = 約2.7円~ / 1GB / 月
夜間、週末など時間単位で
停止すれば更にコスト削減
 データセンター費用
 インフラ構築費用
 ハードウェア費用
 電気代
 物理ファシリティ
 セキュリティ
 仮想基盤運用保守
 センター運用費用
これらの費用が全て
利用料に含まれます。
品揃え
顧客体験
顧客数
出店社
低コスト体質・構造
低価格
成 長
規模の拡大とイノベーション… … コストダウンを促進
利用中に下がる価格
過去10年間で70回以上の値下げを実施
資本投資
技術投資
効率
改善
値下げ
より多くの
お客様
規模の経済
コスト削減ビジネスの俊敏性 運用負荷軽減
クラウドが選ばれる理由
コスト削減ビジネスの俊敏性 運用負荷軽減
クラウドが選ばれる理由
ビジネスの俊敏性を実現したお客さま
オンプレでは構築に1年かか
るデータウェアハウスを約1ヵ
月で構築
マネージドサービスを積極的に導入し、
リードタイムを従来の2か月から
約5日まで短縮
AWS を導入することで約
20% のコスト削減だけでな
く、
2週間かかっていたインフラ調達
期間を約1~2日まで短縮
必要なインフラが数クリックで手に入る
数分で必要なITリソースが
調達可能
10
Instance Type M3 Extra Large
Availability Zone US-West-2b
Launch
aws.amazon.com/managementconsole
Number of Instances
開発環境の構築
本番環境構築
設定実施
新規環境を北米に構築
10台 のサーバ追加
1PB のDWHを構築
納品まで4~8週間
取り付けて2週間
OS・ミドルインストール
で1週間・・・
今まで AWSなら
Stockholm
Hong Kong
建設中リージョン
グローバルインフラストラクチャー
22 リージョン / 69アベイラビリティゾーン
1 ローカルリージョン(大阪)
4 建設中リージョン
200+ エッジロケーション
リージョンを結ぶ世界規模のネットワーク
コスト削減ビジネスの俊敏性 運用負荷軽減
クラウドが選ばれる理由
100種類以上2,000台の
サーバーをAWSへ移行、
従来の約30% に運用工数
を縮小
運用面での作業はほぼ不要、
従来型のアーキテクチャー比
7分の1程度にまで削減
API を使ってインスタンスを
自動作成、
バックヤードのシステムと連携、
わずか3名体制で運用をスタート
運用工数削減を実現したお客さま
クラウド活用
優先度の
高い業務
優先度の高い業務
インフラの管理・運用
クラウド
の管理
70%
30%70%
オンプレミス
インフラ
30%
クラウドにより運用負荷が軽減
→ 作業内容をより高付加価値に
オンプレミス ミドルウェア on EC2 マネージドサービス
お客様がご担当する作業 AWSが提供するマネージド機能
電源、ネットワーク
ラック導入管理
サーバーメンテナンス
OSのパッチ
ミドルウェアのパッチ
バックアップ
スケーラビリティ
可用性
ミドルウェアの導入
OSの導入
アプリからの利用
電源、ネットワーク
ラック導入管理
サーバーメンテナンス
OSのパッチ
ミドルウェアのパッチ
バックアップ
スケーラビリティ
可用性
ミドルウェアの導入
OSの導入
アプリからの利用
電源、ネットワーク
ラック導入管理
サーバーメンテナンス
OSのパッチ
ミドルウェアのパッチ
バックアップ
スケーラビリティ
可用性
ミドルウェアの導入
OSの導入
アプリからの利用
マネージドサービスの特性
開発、そしてビジネスを支えるテクノロジー群
165以上のAWSのサービス群
Analytics Application IntegrationAR&VR
AWS Cost ManagementBlockchain
Biz Applications
Compute
Customer Engagement Database
Developer Tools
End User Computing Game Tech Internet of Things
Machine Learning
Management & Governance
Media Services
Migration & Transfer
Mobile
Networking & Content Delivery
Robotics SatelliteSecurity, Identity, and Compliance
Storage
日本で数十万以上のお客さま
時は遡り 2010年 日本
2010年前後のクラウドを取り巻く環境
セキュリティが不安
どこにデータがあるか、どのように
管理されているかわからない・・・
ネットワークパフォーマンスが不安
東京リージョンが無く、海外のリージョンしか
利用できなかった
かかる費用が見えないのが不安
どれだけ使うかわからない
青天井で請求されるかもしれない
事例・前例がないのが不安
2006年に米国でサービス開始したばかり
会社のサポートが不安
英語のみのサポート
日本語の技術情報が少ない
本屋のアマゾンが?
アマゾンは本屋・小売りの会社で
IT専業じゃないから信用できない
破壊的サービスゆえの先行ユーザーの存在
サーバーワークス 大石社長のプレゼンテーション
https://www.slideshare.net/serverworks/201111-jawsugaws3
JAWS-UGとAWSジャパン
2006 米国にてS3/EC2のサービス開始
2009 AWS日本法人の設立準備開始(2009年8月 アマゾン データ サービス ジャパン設立)
2010 先行ユーザー100人を集めて第0回 AWS User Group Japan勉強会開催 2月23日
AWS日本語サイトがオープン
JAWS-UG 東京支部、名古屋支部、大阪支部、福岡支部、仙台支部
支部数 5
2011 東京リージョン開設 3月2日
第1回 JAWS-UG Summit 開催(後の JAWS DAYS)3月4日(金)
Amazon VPC 東京リージョンで利用可能 8月4日
支部数 17
2012 AWS Direct Connect 東京リージョンで利用可能
Amazon CloudFrontとRoute53のエッジロケーションが大阪に追加
Amazon DynamoDB 東京リージョンで利用可能
第2回 JAWS-UG Summit 開催(後のJAWS DAYS)
AWS Summit Tokyo 初開催
支部数 29
2013 JAWS DAYS 2013 開催
AWSマネジメントコンソールが日本語化
JAWS FESTA 2013 Osaka 開催
支部数 43
東京リージョン
開設後に東日本
大震災発生
東日本大震災の教訓が生かされていない
Kindle版のみ 無料
<記憶の継承シリーズ>
会社の枠を越えたウェブサイト復旧支援
~東日本大震災時にAWSユーザーグループのメンバー
はどう行動したか~
震災当日から何が起こり、どのようにウェブサイトを復旧していったの
か、その原動力は何だったのかについて、JAWS-UGの主要メンバーの皆
様にインタビューした(2016年2月収録)記録です。
2010年2月
第1回 JAWS-UG 勉強会
(後の東京支部)
2011年3月
#1 JAWS Summit
2011年3月
AWS東京リージョン開設
2011年3月
東日本大震災
黎明期
2010-2012
Bond/Passion/Local Development
成長期
2013-2016
from Local to Context
成熟期
2017-
2012年9月
AWS Summit Tokyo
2012年3月
JAWS Summit 2012
2013年3月
JAWS DAYS 2013
5
17
29
43
52
64
70 72 76
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
78
2019
2013年9月
#1 JAWS FESTA
2014年7月
CLI専門支部 #1
2015年
初心者支部
IoT専門支部
アーキテクチャ
HPC専門支部
Ops-JAWS
情シス支部
関西女子会
磐田支部
六本木一丁目
関西IoT
京王線支部
2016年5月
Security-JAWS
AI支部
ビックデータ
NW-JAWS
金沢支部
白山支部
2017年
Fin-JAWS
X-Tech JAWS
2019年
Media-JAWS
JAWS-SG
2018年
Sales
群馬支部
新潟支部
2010年
東京支部
名古屋支部
大阪支部
福岡支部
仙台支部
2011年
北陸支部
女子会支部
札幌支部
山口支部
京都支部
佐賀支部
宮崎支部
鹿児島支部
沖縄支部
熊本支部
浜松支部
静岡支部
2012年
長崎支部
神戸支部
大分支部
湘南支部
岡山支部
盛岡支部
福井支部
徳島支部
広島支部
つくば支部
横浜支部
シンガポール支部
2013年
長岡支部
函館支部
青森支部
さいたま支部
秋田支部
山形支部
北九州支部
会津支部
千葉支部
高知支部
島根支部
中央線支部
E-JAWS
2014年
うどん県支部
愛媛支部
和歌山支部
岩手支部
長野支部
岐阜支部
上越妙高支部
中央線東海支部
CLI専門支部
5,395
6,856
9,037 9,487
12,409
16,500
102
186
284
270
254
300
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
14,000
16,000
18,000
0
50
100
150
200
250
300
350
2014 2015 2016 2017 2018 2019
JAWS-UG 勉強会と参加申込者数の推移
参加申込者数 開催回 2019年9月末で13,332人、241回
JAWS-UG 3つの特徴
1) オフライン勉強会と懇親会
参加者のパッションと顔の見える関係
2) アウトプットカルチャー
アウトプットしないのは知的な便秘
アウトプットすることで存在価値と新規参加者を獲得
3) 自走するコミュニティー
ベンダー(AWS)との緩い関係、各支部間とも疎結合
150
400 800
1,300
1,532 1,513
1,738
1,921
2,450
2days
東京ビッグサイト
ベルサール
新宿グランド
ベルサール
新宿グランド
ベルサール
新宿グランド
TOC
五反田メッセ
TOC
五反田メッセ
TOC
五反田メッセ
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
2days
JAWS Summit
ベルサール六本木
JAWS Summit
秋葉原富士ソフト
東京リージョン
サービス開始
第1回 AWS Summit
東京 開催
JAWS DAYSの軌跡
AWS re:Invent
初開催
JAWS FESTA2013
大阪開催
会場キャパシティ
1500人
会場キャパシティ
2000人
疎結合組織をつなげるリズム
3月
JAWS DAYS
東京
10月
JAWS FESTA
東京以外
6月
AWS Summit
東京 / 大阪
12月
AWS re:Invent
米国ラスベガス
re:Cap / 勉強会 re:Cap / 勉強会
re:Cap / 勉強会re:Cap / 勉強会
Rhythm of
Community
Save the date!
JAWS DAYS 2020
サメの恩返し
~ Your Next Cloud Journey ~
2020年3月14日(土)
TOC五反田メッセ
AWSのコミュニティサポート
• 勉強会 会場手配・提供
• 東京 目黒セントラルスクエア AWSオフィスセミナールーム
• 大阪 中之島 アマゾン/AWS オフィス セミナールーム
• ノベルティ提供
• AWSステッカー / JAWS-UGステッカー、ピンバッジなど
• イベントスポンサー / イベントサポート
• AWS Samurai / AWS HEROES アワードの授与
• AWSイベント JAWS-UGコーナーの提供
• 公式アカウント/Blog を使ったJAWS-UGの露出
• AWS社内サポータープログラム JAWS Ambassador
• 社内向け JAWS-UG マンスリーレポート
• AWSグローバルコミュニティプログラム
無償の外部ベンダー
ではない
コミュニティの
独自性を尊重する
2019年 東京以外延べ36拠点
JAL Fly On Point 107,622
コミュニティマネージャーの出張記録
AWS Expert Online for JAWS-UG
2か月に1度のAWSテクニカルエキスパートによる
オンライン登壇 Amazon Chime利用で双方向の
質疑応答が可能
AWSハンズオン
AWSJ エバンジェリスト亀田氏作成のハンズオンシナリオ
https://github.com/harunobukameda/
シナリオは随時追加予定です(現在13)
申請いただければ25USDのクーポン発行します
AWS Community Day スポンサー
AWSが会場、ノベルティ作成のスポンサー
世界へ
今後の課題
• 成長期から成熟期へ
• 東京はマジョリティ層の参加者が増加
• 無料のAWS勉強会と勘違い / 登壇しない・運営しない
• 地域はこれから成長期
• 東京とは違い、地域パートナー、自治体、大学・高専と
の関係
• それぞれの地域の特色
• JAWS-UGを知らないAWS社員
• 社内での認知度維持・向上
• JAWS-UG勉強会やイベントへの参加機会の提供
AWSを知らない方はまだ多い。
そしてJAWS-UGも。
まだまだ伸びしろがあります。
是非多くの人に採用、参加してもらえ
ればと思います。
References
• JAWS-UG HP
https://jaws-ug.jp/
• JAWS-UG Facebook
https://www.facebook.com/jawsug/
• JAWS-UG on ASCII
https://ascii.jp/jaws-ug/
• AWS User Group Meetup Information
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/?nc2=h_ql_exm_ev#ug
AWSとJAWS-UG

AWSとJAWS-UG