関西AWS勉強会
- 10. 価 格 安 心予約制
の特徴
すべての駐車場が
予約できる
※10日前〜即利用
コインパーキング
よりかなり安い
24時間の
サポート体制
Editor's Notes
- こんばんはakippaで技術責任者をしております東垂水です。
本日はよろしくお願い致します。
今日はAWSの勉強会ということでAWSを褒めちぎれば何か良いことがあると伺いまして、やってきました
それは冗談ですが、今日は「エンジニアが少ない中でのクラウド活用術」というお題でakippa株式会社におけるAWS活用術をお話させてください。
- まずはじめに自己紹介からです
ひがしたるみずたいちと申します。
名前が珍しいので悪いことはできません。新聞に載るとすぐわかってしまいます。
名前の由来は鹿児島で、父親が鹿児島出身です。
大阪生まれ大阪育ちの37歳です。2児の父親。
大学は実は外国語学部を卒業していまして現在の職業とはあまり関係がないと言えばないのですが、
学生時代に初めて触ったパソコンというものに興味をもちこの世界で生きて行こうとキャリアのスタートは上場企業の社内SEでした。
5年程度働いて何を思ったのか東京で腕試ししたいななんて思いいきなり辞めて東京に引っ越ししました。
何故か六本木ヒルズに移る前のイケイケのときのGREEにご縁があり課金エンジニアとしていわゆる射幸心を煽るお仕事に加担させて頂いておりました。
その後家族の事情で大阪に戻ってこないといけなくなったのですが、大阪でもWEBの仕事がしたいと思い探していたら楽天の大阪支社で募集をしている
というのを聞きつけてお世話になることに。
楽天ではエンジニアとしてだけではなくマネージャとしても様々な経験をさせていただき、いまakippaで技術責任者をさせていただいています。
- akippaの会社紹介です
Akippaをご存知の方挙手をお願いします
ありがとうございます、我々まだまだ未熟なところもあり日々がんばらないとと思っていますがこれほどの方に認知されているとは
身が引き締まる思いです。
2009年に会社自体は設立されていまして、もう7年めになります
当初は人材広告の営業会社をしていましたがあるとき社長の金谷が
「このままでは社会のためにならない。なくてはならぬをつくろう」ということで
社員を全員あつめて今困っていることをポスト・イットに書き出して
全て精査したら残ったのが
「出かけたときに駐車場がなくて困る」
「家の駐車場が空いている」
この困りごとからakippaというサービスが始まりました
- Akippaというサービスは
契約されていない月極の駐車場や個人宅の駐車場を1日単位もしくは15分単位で予約して駐車できるサービスです
15分単位で予約できるのは先月リリースしたばかりの新しい機能です、1日まるまる停める方もいらっしゃるのですが
ちょっとコンビニにとかちょっと誰かの迎いにきてとか営業で1時間だけとか短い期間で安く止めたいというニーズがあり
そのニーズを満たそうということで新しくリリースされました。
- 全国の駐車場登録台数は7600万台あるのに対して
時間貸しの駐車場は500万台しかありません
その結果、警視庁によると
東京では毎秒6万3千台
大阪では毎秒3万1千台が
路上駐車されています
【その一方で】
- 月極駐車場や個人宅の駐車場は、合わすと1億台分以上あって
そのうちの3000万台分は全く使われていません
【そこで】
- この空き駐車場と、一時的に駐車したいニーズをakippaでつないでいます。
【普通のコインパーキングにあるような】
- 精算機など、機械は一切ありません
【クリック2回】
これは予約も支払いも
【クリック1回】
すべてweb / スマホでできるからです
【精算機がない変わりに、現地には】
- このようなコーンを設置しています
タイムズカーシェアみたいな感じで
これをどけて、普通の月極駐車場に止めていただけます
【akippaの特徴は】
- まずは予約制であることで
10日前から全て予約できます
続いて安心というところですが
24時間コールセンターが対応していたり
シェアリングなのですが法律や規制に一切ひっかからないので
安心して貸し借りしていただいています
最後に価格がコインパーキングと比べ
かなり安いというところです
【このサービスは開始2年となりまして】
- 駐車場拠点は、通常のコインパーキング業者も含めると
1位タイムズさんの1万5000拠点
2位三井のリパークさんの1万拠点に
Akippaはそれに次いで3位の駐車場拠点数になっております
【こちらが駐車場獲得の推移です】
- 今では月に600拠点ほど
増加していまして
【このペースでいくと】
- 2016年には
三井のリパークさんを超えて業界2位に
2017年には
タイムズさんを超えて業界1位になるペースです。
【続いて駐車場を借りる人の、利用推移ですが】
- 12月は前年同月比で
20倍の利用がありました
ある程度集客できている理由としまして
【広報に力を入れている部分があります】
- 事業自体は順調に推移していますが
ひとが足りません
エンジニアがいない
私含めて正社員のエンジニアは2人
- そんなあなたの救世主
アマゾンウェブサービス!
Wikipediaにはこう書いています
Amazon Web Services(アマゾン ウェブ サービス、AWS)とは、Amazon.com により提供されているクラウドコンピューティングサービス(ウェブサービス)である。
これらのサービスは全世界で11の地域に提供されている。AWSの有名なサービスにAmazon Elastic Compute Cloud(EC2)とAmazon Simple Storage Service(S3)がある。
これまでのクライアントが保有していた物理的なサーバファームと比較してAWSは大規模な計算処理能力を速やかに、かつ安価に提供出来る。
- ありがたいことに、akippaはメディアに取り上げられることが多く・・・
- 負荷対策するにもエンジニアが足りません・・・
- そんなあなたの救世主
アマゾンウェブサービス!
Elastic load balancerというサービスで簡単に負荷分散が可能です
この下りもう1回でてきますのでよろしくお願い致します。(笑)
- エンジニアではない人向けに説明しますと、Load balancerとは読んで字の如くloadつまり負荷をバランシングしてくれるものです
通常は高価なハードウェアを購入して設定も複雑で難しくakippaのような小さいベンチャーではとてもじゃないですが導入できません。
ところがAWSにはelastice load balancingという導入も設定も非常に簡単なロードバランサーのサービスがあります。
複数のEC2インスタンスをelastic load balancingの下に置くことで1台に集中するアクセスも複数台に分割することによってサービスを落とすことなく
運用し続けることが可能です。
- これが、これ(数回これを繰り返す)
- でも
難しいんでしょう?
お高いんでしょう?
運用大変なんでしょう?
httpsは使えないんでしょう?
全部違います
- AWSのWEBコンソールから操作するだけで、エンジニアが30分もかからずロードバランサーでバランシングできる環境が出来上がります。
ロードバランサーの作成を押して、必要な項目を入力して、そのロードバランサーに入れるEC2インスタンスを選択して追加してあげれば
ロードバランシング環境のできあがりです。非常に簡単かつ運用も大変ではない環境が労せずして手にはいります。
- つぎは別の話になりますが、akippaで検索するとGooglemapに配置された駐車場が表示されると思います
実はここのソースコードも少しづつスパゲッティ化レガシー化してきています。
機能追加しようとするとコードを少しづつ紐解いていく必要があったり影響箇所を検証したり効率が悪いのでAPI化したいと考えています。
ただ・・・
- 負荷対策するにもエンジニアが足りません・・・
- そんなあなたの救世主
アマゾンウェブサービス!
Cloud Searchを使えば二点間の緯度経度計算も思いのまま!
- 実は
わたし、その存在は知っていましたが距離計算までできるとは思っておらず、自前でsolr cloudつくるしかないと
思ってつくってしまいました。
Akippaでは地図上に駐車場を表示するという仕様なので緯度経度は必須でその距離計算も必須になります。
アプリケーションで入力された場所の緯度経度をつかってある地点の周辺半径の検索をコード上でやっているものを他のミドルウェアに処理を任せたら
アプリケーションのコードは簡潔にできると思い、apache solrの導入をしました。
導入途中で気がついたのですが、solr互換のcloud searchでも距離計算できるよと・・・もうあとの祭りなので続行です
エンジニアの意地にかけて続行です。
- cloud searchは
WEBコンソールから全て設定できます
データベースでいうところのカラムの設定もWEBからで
Indexする元になるデータはCSVやXML、JSONなどでアップロードできます
負荷分散はAWS側で勝手にやってくれるので障害なども考えなくて大丈夫で、
solrと同じようにWEBAPIのインターフェイスをもっているのでそのままデータが検索し取り出せます。
一方でapache solrを組むと
solrのWEBコンソールから設定はある程度できますが、実際にちゃんとした設定をしようとすると多少の知識は
やはり必要です。冗長性を上げるためにある程度のサーバ台数が必要になって管理コストは上がってしまいます。
またreplicationやshardingといった知識も必要になってきますし、負荷分散や障害などは自分たちで見ていかないといけません。
それでもcloud searchを使わなかった理由はあるのですがそれはまたの機会に。
- akippaは「なくてはならぬをつくる」を会社ポリシーとして世界No.1の駐車場サービスをつくりたいと考えています。
まだまだエンジニアが足らずAWSの機能に頼る必要があります、AWSの機能に頼らずできるよというエンジニアを絶賛募集していますので
興味あるかたは後で声かけて頂ければ大変うれしいです。
今日はありがとうございました。