時代はサーバレスだけどAmazon Lightsailの話をする

1. 時代はサーバレスだけど
Amazon Lightsailの話をする
2019/5/18
Yasunori Murakami

2. 自己紹介
村上泰徳 株式会社パンセ プログラマ
2003年にマークアップエンジニア（アルバイト）として入社し、
Web制作とサービス開発を行ったり来たりしながら今に至る
普段は長野県の自宅で作業している
趣味
○ カメラを買うこと
○ 年賀状を外注すること

3. Amazon Lightsailとは
安い速い強いVPS

4. VPSとは
VPS = Virtual Private Server
（仮想専用サーバ）
誤解を恐れずに言うと
レンサバ並の値段でつかえる専用サーバ

5. Demo

6. Amazon Lightsailのストロングポイント

7. 初期費用がない
Amazon Lightsail
0円
GMO クラウドVPS
4320円
さくらのVPS
1080円

8. 月額費用が安いプランがある
Amazon Lightsail
$3.50〜
※他に5,10,20,40,80,160ドルプランがある
※スペック上は他と比べ割高に見えるかも
GMO クラウドVPS
780円〜
さくらのVPS
685円〜

9. テンプレートが豊富
Amazon Lightsail
13＋1種類
GMO クラウドVPS
5種類
さくらのVPS
なし
※カスタムスクリプトという形で提供されている
※minecraftサーバが簡単に立てられるのが珍しい

10. リージョンが豊富
Amazon Lightsail
11カ国13地域
※国内にAvailability Zoneが3つある
GMO クラウドVPS
1カ所
さくらのVPS
3カ所
東京・大阪・石狩
※国内のみ

11. その他の強み
● 親しみやすいUI
● 簡単に使えるファイアウォール
● 簡易的なサーバ利用状況の視覚化
● すべてのプランがSSD
○ さくらはSSDにすると容量が減る
○ GMOは（少なくとも安いプランは）HDDっぽいので遅く感じることもある
● 便利な有料オプション
○ マネージドデータベースサーバ
○ ロードバランサーと管理不要のSSL
● 限界を感じたら迅速にEC2へ移行出来る

12. Amazon Lightsailのウィークポイント

13. あまりないけど上げるとすれば
● ネットワーク機能が弱い（というかほぼない。ただそれがやりたいならAWSを使ったほうが良い）
○ さくらなどはネットワークが画面でいじれたりするので強い
● 監視系が弱い（Lightsailのみでやるなら自分で作るしかない）
○ さくらは落ちたらSlackに飛ばせたりするらしい
● EC2と比べるとセキュリティの機能が弱い
○ Security GroupのようにIP制限などをすることができない
● EC2以外のAWSサービスと連携できない
○ ぶっちゃけいろいろやりたければAWS使えという神のお告げ

14. ケース別月額利用料金例

15. ブログ/企業サイト
● 一番安いインスタンス×1
合計: $3.50
NginxやCloudFrontでキャッシュをすればそこそこいけるはずなので、
WordPressでサイトを作る場合この最安プランから始めるのもよいかも

16. 落ちないWebサイト
● $5のインスタンス×2
● $30のマネージドデータベースサーバ（高可用性）×1
● ロードバランサー
合計: $58
管理不要なSSLが付属し、ほぼダウンしない
レスポンスを速くするためにCloudFrontを追加するのもあり

17. 落ちないWebサービス
● $20のWeb用インスタンス×2
● $10のNFS用インスタンス×2
● $120のマネージドデータベースサーバ（高可用性）×1
● ロードバランサー
合計: $198
月額イチキュッパでなんとかなる（かもしれない）
でもここまでやるならAWSでよいかも？

18. まとめ
Amazon Lightsail は
安い速い強いVPS
複雑なWebサービスなどはAWSで

19. ご清聴ありがとうございました