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Agileツール適合化分科会(第8回)議事録
- 1. Agile ツール適合化分科会(第8回)議事録
2015.12.11 片岡
<日時> 2015年12月8日(火)18:30~20:30
<場所> (株)IT働楽研究所 3階会議室 (東京 神田)
<出席者> 片岡、贄、鈴木、坂本、谷口、松下,奥山
<議事>
1.チュートリアル
片岡 雅憲氏より、「テスト自動化フレームワーク TDD/BDD と支援ツール」と題して発
表があった。BDD(Behavior Driven Development)のこれからの可能性について TDD(Test
Driven Development)との比較において説明がされた。そして、BDD 用のテストフレームワ
ークである JBehave を解説し、これと Selenium WebDriver との連携について説明があった。
2.次の2件の事例が発表された。
(1)事例発表1:「ダミーデータ自動生成の取り組みについて」
贄 良則氏(株式会社ジャスミンソフト)
<内容概要>国内で利用できるオープンなデータと、業務設計情報を組み合わせ、ダミー
データの自動生成を行う取り組みについて発表された。
(2) 事例発表2: 「富士電機(株)のソフトウェア開発について」
坂本 節夫氏(富士電機(株))
<内容概要> 富士電機(株)の事業内容とその製品群に関連するソフトウェア開発の状況
について発表された。
3.討議
次のような議論が行われた。
1)JBehave を使って、①テストシナリオの上位構造を自然言語風に記述すること ②それを
日本語を用いて表現すること はテストの効率向上に大きく寄与すると考える、という
のが出席者の何人かの意見であった。このようなテスト技術改善の努力は JBehave 以外
のツールに於いてもおかなわれていく方向にあると考えられる。
2)WebDriver の PageObject 機能と JBehave を組み合わせることにより、構造化されたテス
トの自動化を効果的に推進できると考えられる。
3)事例発表1にあるようにテストのためのダミーデータの自動生成機能は色々な形ですで
に提供されている。ただしこれらは、個別に、ばらばらな形で提供されており、総合的に
整理された形では提供されていない。その点の改善がこれからの課題である。
4)事例発表2では富士電機(株)における様々なエンベッディッドソフトウェアとその
開発について説明があった。記述言語としては Java, C#等を使っている。C#用のテス
トツールとしては、TechMatrix 社の.TEST を用いている。Redmine も一時使い始めたが
- 2. Agile ツール適合化分科会(第8回)議事録
2015.12.11 片岡
QA 部門の反対があって中断になった。また、産業界全体として OPC(産業オートメーシ
ョン分野やその他業界における、安全で信頼性あるデータ交換を目的とした相互運用を
行うための標準規格)への関心が高いとの報告があった。
5)贄氏より、先日に行われた Wagby Developer Day 2015 における Palsys 社の発表がテス
トの自動化技術として極めて優れたものであると紹介があった。この資料は Wagby のホー
ムページからダウンロードすることが出来る。
<資料の SlideShare での公開>
今回の当分科会での生産物(チュートリアル、事例発表資料)は、SlideShare
に登録致します。皆様、どうぞご活用下さい。
① 片岡チュートリアル:「テスト自動化フレームワーク TDD/BDD と支援ツール」
http://www.slideshare.net/masanorikataoka/agiletddbdd
② Agile ツール分科会(第8回)議事録
<その他>
今回をもちまして、Agile ツール適合化分科会は本年度の活動を予定通り完了致しまし
た。皆様のご協力に心より感謝申し上げます。来年度以降の活動につきましては超高速開
発コミュニティの幹事の皆様とも御相談の上で方針を定めた上で皆様にお知らせする
予定でございます。今後ともどうぞよろしくお付き合い頂きますようにお願い申し上げ
ます。
<以上>