『Linuxサーバー構築標準教科書』
V4をリリースしました
標準教科書プロジェクト
みやはら とおる(@tmiyahar)
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© LPI-Japan / EDUCO all rights reserved.
『Linuxサーバー構築標準教科書』とは
LPI-Japan 標準教科書プロジェクトで開発
クリエイティブコモンズの「表示 - 非営利 - 改変禁
止 4.0 国際 (CC BY-NC-ND 4.0) 」 でライセンス
電子版を無償で配布
Kindle版は少しだけお金もらってる
印刷版は印刷実費
バージョン4に改訂し、AlmaLinux 9.3対応
バージョン3に比べて細かい部分が変更に
仮想マシンを使って単独実習可能にしました
VirtualBoxを使用
より実習が進めやすいスタイルに調整
必要最低限の解説を心がけました
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印刷版できました
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章構成
 1章 Linuxサーバー構築の概要
 本教科書で行う実習の全体像や事前に説明しておくべき事項を解説しています。
 2章 仮想マシン環境の準備
 仮想マシンについての解説と、VirtualBoxのインストール、仮想マシンの作成を行い
ます。
 3章 Linuxのインストールと設定
 仮想マシンにLinuxをインストールします。
 4章 Webサーバーのインストールと設定
 LinuxにWebサーバーとしてApache HTTPサーバーをインストールします。
 5章 DNSサーバーのインストールと設定
 LinuxにDNSサーバーとしてBINDをインストールして、ドメインを設定し、名前解決が
行えるようにします。複数の仮想マシンを用意し、相互に名前解決で接続できるよう
にします。
 6章 メールサーバーのインストールと設定
 LinuxにメールサーバーとしてPostfixやDovecotをインストールし、メールの送受信が
行えるように設定します。
 7章 ネットワークとセキュリティの設定
 Linuxのネットワークやセキュリティを設定します。
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テキストの入手方法
『Linuxサーバー構築標準教科書』は
PDF版・EPUB版を無償でダウンロードできます
開発版はGitHubで読めます
GitHub Actionsの実行結果からPDF・EPUB取得可能
MarkdownからpandocでPDFとEPUBを生成
https://linuc.org/textbooks/linux/
https://github.com/lpi-japan/server-text/
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PDF版はGitHub Actionsで生成中
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V4改訂で気がついた点
CentOS 7からAlmaLinux 9.3に変更
MTA(Mail Transfer Agent)がデフォルトでインス
トールされなくなった!?
以前はPostfixが入ったり、Sendmailを入れたり
mailコマンドも入ってない!?
s-nailをインストール
rootでのログインがデフォルト不可になった
一般ユーザーを作成してsudoコマンド等を実行
Thunderbirdも結構変わった
初期セットアップは手動でやりやすくなった
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改訂にあたって考えたこと
自習スタイルに変更
元々は専門学校などで教室内演習で使う教科書
行間などを先生が補ってくれることを想定
自習では手順の間違いは致命的
一本線にするための手順の枝切りが死にそうだった
クラウド時代にどこまで教えるべきか
当初DNSとメールは解説程度に抑えるつもりだった
演習が欲しいという声に応えて書いたが、DNS 3台構
成構築は手順が多すぎて死ぬ

2024/03/02 『Linuxサーバー構築標準教科書』V4をリリースしました

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    2 © LPI-Japan /EDUCO all rights reserved. 『Linuxサーバー構築標準教科書』とは LPI-Japan 標準教科書プロジェクトで開発 クリエイティブコモンズの「表示 - 非営利 - 改変禁 止 4.0 国際 (CC BY-NC-ND 4.0) 」 でライセンス 電子版を無償で配布 Kindle版は少しだけお金もらってる 印刷版は印刷実費 バージョン4に改訂し、AlmaLinux 9.3対応 バージョン3に比べて細かい部分が変更に 仮想マシンを使って単独実習可能にしました VirtualBoxを使用 より実習が進めやすいスタイルに調整 必要最低限の解説を心がけました
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    3 © LPI-Japan /EDUCO all rights reserved. 印刷版できました
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    4 © LPI-Japan /EDUCO all rights reserved. 章構成  1章 Linuxサーバー構築の概要  本教科書で行う実習の全体像や事前に説明しておくべき事項を解説しています。  2章 仮想マシン環境の準備  仮想マシンについての解説と、VirtualBoxのインストール、仮想マシンの作成を行い ます。  3章 Linuxのインストールと設定  仮想マシンにLinuxをインストールします。  4章 Webサーバーのインストールと設定  LinuxにWebサーバーとしてApache HTTPサーバーをインストールします。  5章 DNSサーバーのインストールと設定  LinuxにDNSサーバーとしてBINDをインストールして、ドメインを設定し、名前解決が 行えるようにします。複数の仮想マシンを用意し、相互に名前解決で接続できるよう にします。  6章 メールサーバーのインストールと設定  LinuxにメールサーバーとしてPostfixやDovecotをインストールし、メールの送受信が 行えるように設定します。  7章 ネットワークとセキュリティの設定  Linuxのネットワークやセキュリティを設定します。
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    5 © LPI-Japan /EDUCO all rights reserved. テキストの入手方法 『Linuxサーバー構築標準教科書』は PDF版・EPUB版を無償でダウンロードできます 開発版はGitHubで読めます GitHub Actionsの実行結果からPDF・EPUB取得可能 MarkdownからpandocでPDFとEPUBを生成 https://linuc.org/textbooks/linux/ https://github.com/lpi-japan/server-text/
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    6 © LPI-Japan /EDUCO all rights reserved. PDF版はGitHub Actionsで生成中
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    7 © LPI-Japan /EDUCO all rights reserved. V4改訂で気がついた点 CentOS 7からAlmaLinux 9.3に変更 MTA(Mail Transfer Agent)がデフォルトでインス トールされなくなった!? 以前はPostfixが入ったり、Sendmailを入れたり mailコマンドも入ってない!? s-nailをインストール rootでのログインがデフォルト不可になった 一般ユーザーを作成してsudoコマンド等を実行 Thunderbirdも結構変わった 初期セットアップは手動でやりやすくなった
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    8 © LPI-Japan /EDUCO all rights reserved. 改訂にあたって考えたこと 自習スタイルに変更 元々は専門学校などで教室内演習で使う教科書 行間などを先生が補ってくれることを想定 自習では手順の間違いは致命的 一本線にするための手順の枝切りが死にそうだった クラウド時代にどこまで教えるべきか 当初DNSとメールは解説程度に抑えるつもりだった 演習が欲しいという声に応えて書いたが、DNS 3台構 成構築は手順が多すぎて死ぬ