2021年10月19日開催のウェビナー「Qlik Tips : Qlik Sense SaaSでクラウドストレージからデータをロード」で使用した資料です。

1. Qlik Tips
Qlik Sense SaaSでクラウドストレージ
からデータをロード
2021年10月19日
中嶋 翔
Solution Architect, Qlik Japan

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Qlik Sense SaaSのコネクター
現在対応しているストレージ関連コネクター
ストレージ系コネクタ

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Amazon S3コネクター
• Qlik Amazon S3 Connectorでは、Amazon S3バケットに保存されているデータを取得すること
ができ、ローカルファイルと同じようにAmazon S3アカウントからQlik Senseアプリに直接デー
タをストリーミングすることができます。
• また、テーブルデータをリモートのAmazon S3バケットにエクスポートしてアップロードするこ
ともできます。
Amazon S3 Connector を認証すると、Amazon S3 アカウント全体が接続を通じて利用可能になります。Amazon S3 接続を
持つアプリを共有する場合、アプリのユーザーは、接続の作成に使用されたアカウントにアクセス可能なすべてのデータにアクセスできます。

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Amazon S3への接続
• データロードエディタ右側[データ接続]からAmazon S3コネク
タを新規作成します。
• S3に関する以下の情報を使用して認証を行います。
- access key
- secret key
- リージョン
- S3バケット名
• [Test Connection]で接続確認を行い、問題が無ければ
[Create]でコネクタを作成します。
Amazon S3接続を作成する最初のステップは、Amazon S3の認証情報でコネクタを認証することで
す。

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Amazon S3からデータを選択
作成したS3コネクタを開き、ロードしたいデータファイルが存在するフォルダに移動し、ファイルを
指定します。ファイルを選択したら[選択]を押します。データのプレビュー画面が表示されますので、
通常のデータと同様に必要な項目の選択やヘッダーサイズの調整などを行い、[スクリプトを挿入]し
ます。
※ 対応しているファイル形式：.html, .xml, .xlsx, .xls, .qvd, .qvx, .kml, .csv, .txt
※ QS SaaSのリージョンとS3のリージョンの地理的距離が離れているほど、プレビューが表示されるまでの時間が長くなります。
※ ファイルのデータ量が大きいほど、プレビュー表示までの時間が長くなります。

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Amazon S3へデータを保存
データロードエディタでStoreコマンドを使用して、CSV/TXT/QVDファイル形式でS3バケットに
データを保存できます。

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制限事項
• Amazon S3の既知の問題により、ピリオド[ . ]を含むバケット名はサポートされません。
• フォルダーは、末尾にスラッシュ文字を付けた構文で指定する必要があります。[ / ].
- 例: LOAD * FROM [lib://<S3Connection1>/<Path>/<Folder>/]
• また、[ / ] という名前のフォルダーには対応していません。これには、MyFolder/MySubfolder//のように、複数のスラッ
シュを持つオブジェクトキーも含まれます。
• 区切り文字としてサポートされているのは、スラッシュ文字 [ / ] だけです。
• dirlistコマンドは末尾のピリオド文字[ . ]を返します。
• STORE コマンドで作成したフォルダが、ツリービューに正しく表示されないことがあります。回避策として、STOREを実行
する前にフォルダ構造を作成してください。
• パーシャルパスはサポートされていませんが、Amazon S3 APIでプレフィックスがサポートされているため、結果が返される
ことがあります。
• 同じ名前のフォルダーやファイルはサポートされません。
• ワイルドカード／マスキング構文には対応していません。指定された個々のファイル、または指定されたフォルダー内のすべ
てのファイルのみを読み込むことができます。
Amazon S3 Connector で使用するLoad/Store スクリプトを作成する際には、Amazon S3 バケッ
トの内部ファイル構造に起因する特定の制限に注意する必要があります。

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バケット(フォルダ)内の複数ファイルの一括ロード
• Amazon S3 Connector はワイルドカードに対応しないため、特定バケットから複数ファイルを
取得したい場合には、For each文で取得できます。
• Filelistの引数にS3接続の定義を渡せるため、これによってバケット内のファイルリストを取得し
ます。
• リストからIF+WildMatch関数で指定した条件(ここにワイルドカード＊を使用)のファイル名の
データを取得します。

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参考文献
• Qlik Connector Help - Amazon S3
• Use of * for files in Amazon S3
• For each..next
• ファイル システム アクセス制御