OSC2019東京で発表したバージョン。 講師：宮原 徹（株式会社びぎねっと） 担当：株式会社びぎねっと レベル：入門編 対象者：プレゼンをしたことがない人、プレゼンに苦手意識がある人 前提知識：特になし 最近では様々なシチュエーションでプレゼンテーションが必要となっていますが、 プレゼンの仕方を教えてもらったことがない、あるいは苦手意識を持っている人も多いのではないでしょうか。 本企画では、プレゼンテーション初心者でも簡単に分かるプレゼンのポイントを解説します。 また、すぐに実践できるよう、プレゼン資料作成のワークショップ、指導講評が受けられるLT形式の発表会も合わせて実施します。 解説するポイント ・プレゼン資料の作り方のコツ ・プレゼン発表の仕方のコツ

1. 誰にでもできる！
プレゼン超入門
宮原 徹
株式会社びぎねっと
@tmiyahar

2. 今日のアジェンダ
• プレゼンとは？
• 誰にでもできるプレゼン資料の作り方
• 誰でも話せるプレゼンのポイント
• この資料はあえてPowerPoint for Macのデフォルト
白紙テンプレートで作成しています
• デフォルトが「ワイド画面」だったものを「A4」
サイズに変更しています

3. プレゼンとは？
• プレゼンテーション (英: presentation) とは、情報伝
達手段の一種。聴衆に情報を提示して、理解を得
るようにするための手段である。特に視覚情報が
重視され、視覚情報伝達手段の一種と定義されて
いる場合もある。（Wikipediaより）
• 情報を伝達する手段の一種
• 聴衆の理解を得る
• 視覚情報が重視される

4. プレゼンで大事なこと
• 伝えたい情報は何かを明確にする
• プレゼンに情報を盛り込みすぎない
• 理解してもらうためのシナリオを考える
• アウトラインを組み立ててから資料を作成する
• 結論→詳細説明の繰り返し
• 視覚的に分かりやすくする
• シンプルな資料をこころがける

5. 誰にでもできる
プレゼン資料の作り方

6. よくあるプレゼン資料の失敗
• テンプレートを使っていない
• 部分的な修正やスライドのマージが行いにくい
• 1枚のスライドに非定型情報を詰め込む
• 部分的な修正とレイアウト調整に時間がかかる
• 背景色
• 暗色系はカッコよく見えるけど、印刷で死ぬ
• アニメーション
• 過剰なアニメーションは逆に見にくい

7. プレゼンツールの活用
• テンプレートを活用する
• PowerPointだと「マスター」
• 同じテンプレートを使った他人の資料をマージしやすく
なる
• アウトラインツールとして利用する
• 構造的に資料を作成する習慣をつける
• 追加オブジェクトをできるだけ使わない
• 再利用可能性を考慮しながらスライドを作る
• スライドを部品とみなして再利用することで、作成コス
トを回収する
• 文字説明スライドと図スライドを分離

8. どこまで情報を盛り込むか
「足し算」と「引き算」
• 足し算：スライド1枚で分かるように情報を入れる
• 引き算：スライドを単純化して情報を減らす
箇条書きの活用
• 情報を構造化して記述する
• 1行に収まるように単純化する

9. 文字の話
• フォント選択はケースバイケース
• 互換性の高い「MS Pゴシック」が好きです
• MeiryoはWindowsとMacでベースラインが異なるので注意
• デフォルトの游ゴシックを使っていますが、Windowsだとあま
り綺麗じゃないという噂が
• 絶対に自分でしか使わないなら好きなフォントを選択
• ただし見やすさは大事
• 太字や斜体、下線などは使わない
• 使うなら青字がおすすめ
• フォントサイズは32ポイントが好き

10. フォントのポイント数
•36ポイント
• 32ポイント
• 28ポイント
• 24ポイント
• 20ポイント
• 18ポイント
• 16ポイント
• 14ポイント
• 12ポイント
• 11ポイント
• 見出しとして強調した
いなら28〜32ポイント
• スクリーンでの可読性
の限界は18ポイントぐ
らい？
• 紙の印刷でも16ポイン
トぐらいが限界？

11. 図はどれぐらい入れればいい？
• 図を描くのが苦手なら無理に入れなくてもいい
• 無駄な時間を使うぐらいならシナリオや文字での表現を
ブラッシュアップ
• シンプルな図の作成をこころがける
• □○△↔でそれなりの図は描ける
• オブジェクトがズレていると見映えがしないので揃える

12. 誰でも話せる
プレゼンのポイント

13. 人前で話すのは難しい？
• 幾分かは慣れ
• 結局は場数を踏むこと
• 自分に合った話し方を理解する
• プレゼンが上手な人の真似をしていませんか？
• 声の大きさを気にしていますか？
• 特にマイクを使っている時、自分の声を聞いて確認

14. プレゼンべからずのべからず
• 聴衆の方を向いて話す
• 別にスクリーン見ててもいいよ
• 感情に訴えるよりも内容の論理性
• ジェスチャーを交えて話す
• 聴衆はあまり見てないです
• 姿勢が正しいことは発声の面で大事
• 資料に書いてあることを読まない
• 読んでもいいよ
• シナリオを書いてきて読み上げるなら、プレゼンターは
要らないのでは？

15. たとえばこんなプレゼンで
• プレゼンツールで次のスライドを見れるように
• 次のスライドを意識しながら今のスライドを話す
• 1スライド1説明ポイントに絞る
• スライド全部を説明しないでも、見れば分かります
• 盛り込みすぎていたらスライドを分割しましょう
• 落ち着いた姿勢で話す
• 右手をスライドめくりのカーソルキーに置いておく
• やたらと動き回らない

16. プレゼンで大事なこと（再掲）
• 伝えたい情報は何かを明確にする
• プレゼンに情報を盛り込みすぎない
• 理解してもらうためのシナリオを考える
• アウトラインを組み立ててから資料を作成する
• 結論→詳細説明の繰り返し
• 視覚的に分かりやすくする
• シンプルな資料をこころがける