20191011_Route 53

マネージメントサービス株式会社
Route 53
デジタルビジネスイノベーションセンター
酒井佑子
Copyright Management Service Corp. All Rights Reserved.

アジェンダ
• Route 53とは
• できること（メリット・特徴）
• ドメインとIPアドレスの関連付けを行う
• おまけの余談
Copyright Management Service Corp. All Rights Reserved. 2

Route 53とは
★読み方:ルートフィフティスリー
★可用性と拡張性に優れた
ドメインネームシステム（DNS）ウェブサービス
⇒ 一言で表すなら…
AWS上のDNSのことである

• 可用性と拡張性に優れた
⇒システム障害で停止することがない…
⇒ほかの機能が付加されている…
• ドメインネームシステムウェブサービス
⇒?????????
• AWS上のDNS
⇒?????????

人間にとってわかりやすいウェブページの文字列アドレスは、
パソコンにとって全然わからない文字列になっている
Yahooと書いてあるから
www.yahoo.co.jpは
ヤフーのページだってすぐわかる!
www.yahoo.co.jp…?
IPアドレスで言って
くれないとわからない!
＜ドメインネームシステムウェブサービスとは＞

DNS（Domain Name System）
インターネット上の住所（ Domain ）を
読み取る双方がわかりやすい名前（ Name ）に
置き換えてくれる仕組み（ System ）
置換
人間が分かりやすい
アドレス(文字列)
パソコンが分かりやすい
IPアドレス(数字)

つまり、、
①人間が、アクセスしたい文字列アドレスを入力する
②パソコンが、入力された文字列アドレスと
紐づけられたIPアドレスを探す
⇒このとき、紐づけられたIPアドレスに
置き換えてくれるサービスのこと
※この機能を司るサーバーをDNSサーバーという

＜AWS上のDNSとは＞
その通りだが・・・
AWS上のサービスを使用している場合は
Route53を使用するべきである!
⇒AWS他サービスとの統合が可能になる
別にDNSの設定は
AWSじゃない環境でもできるよ

できること（メリット・特徴）
AWSサービスであるELB,S3などと関連付けることができる
• ELB ・・・サーバーに負荷がかからないよう
分散させサーバーを振り分ける
• S3 ・・・ファイル保存場所として
静的ファイルサーバーを借りられる
AWS環境下でDNSを使用するのであれば
Route53が最適!

• 速い
全世界33箇所にロケーションを配置しているため
アクセス元に一番近いロケーションに転送される
• 信頼性が高い
AWS判断でコスト効率のいい方法が
適用されるように設計されている
• 低コスト
使用した分だけを支払う
従量課金制なので、最低料金が存在しない

＜ほかのレンタルサーバーではできないこと＞
• トラフィックフローの定義
Webサイトにアクセスする場所、
時間の混雑状況を総合的にみて、
最適な箇所に接続するかルールの定義ができる
• ヘルスチェック
サーバーが稼働しているか否かを
定期的に調査する機能が備わっている
→外部ツールを使用しなくても生存確認が可能かも

ドメインとIPアドレスの関連付けを行う
＞ドメインを取得（購入）できるところ
・AWS Route53
・さくらネット
・お名前.com
・freenom
・名づけてねっと
・ムームードメイン etc…
⇒Route53では月100円程度の費用がかかる
⇒今回はドメイン取得だけお名前.comでやってみる

・「お名前.com」で検索後サイトへ行き、
自分が設定したいドメインを入力する
・「設定したドメイン名.○○」が
何種類かあるので好きなものを選択する
!Route53が対応していないトップレベルドメインがあるので注意!
(トップレベルドメイン:通称TLD。URLの末尾→.comとか.jpとか）

EC2ダッシュボードよりElasticIPを選択し、
IPアドレス（固定）の割当／取得を行う
⇒クリック３回くらいで簡単にできる

Route53を選択後「ホストゾーンの作成」ボタンを押し、
必要な情報を入力する
NSレコードの４つのアドレスが表示されるが、
次作業で必要になるので画面を閉じないようにする
（NSレコード:ドメインを定義する材料の一つ
NS =Name Servers）
--------------------------------------------------------
※ここから少しだけお名前.com での作業
・ネームサーバーの登録
購入したドメインの
「ネームサーバーの設定」＞「ネームサーバーの変更」
を開き、NSレコードの４つのアドレスを入力する
・DNS設定
購入したドメインの
「ネームサーバーの設定」＞「DNS関連機能の設定」
を開き、AWSで取得したIPアドレスを設定する

EC2のダッシュボードから対象のインスタンスに対して、
IPアドレスを割り当てればOK。
⇒「ネットワーキング」＞「IPアドレスの管理」
から割り当てることができる

設定後、最低10分ほど待ちpingコマンドを実行する
…ローカルPCにて「ping ドメイン名」と入力しpingを飛ばす
⇒pingが返ってきたら関連付け成功!(返ってくる=ドメインが生きてる）

結構簡単にできちゃう…
※Route53でやる場合もほぼ同じ作業
⇒ドメインは他サイトで取得しても
AWSの中で取得してもどちらでもOK!
柔軟な対応…
さすが可用性と
拡張性に優れている

おまけの余談
自分のクレジットカードで登録したアカウントにて
EC2を作成するなどしてAWSを弄っていた8月。
気が付いたら500円ほどの請求がきていた。

原因①
リージョン選択が
オハイオになっていたため
通信料金がかかった
原因②
セキュリティグループが
無料枠の個数を超えていた
気づかないまま半月過ごした酒井
※対処済のスクショ

!無料で利用したい場合は必ず確認すること!
【AWS無料利用枠一覧】
https://aws.amazon.com/jp/free/?all-free-tier.sort-
by=item.additionalFields.SortRank&all-free-tier.sort-
order=asc
※無料だと思ったのにお金が引かれている時の
焦燥、驚愕、恐怖、憤怒の感情は計り知れません。
高額ではなかったものの塵積には注意です。

参考ページ
• ドメイン登録の仕組み
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/Route53/latest/DeveloperGui
de/welcome-domain-registration.html
• Amazon Route53 とは
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/Route53/latest/DeveloperGui
de/Welcome.html
• Route 53の基本設定
http://blog.serverworks.co.jp/tech/2013/03/08/route53_basic/
• お名前.comを使用し、ドメイン名からIPアドレスの関連付けを行う
https://style.potepan.com/articles/9942.html#Amazon_Route_53
• 独自ドメインのウェブページを表示させる方法
https://avinton.com/academy/route53-dns-vhost/

ありがとうございました。
終

20191011_Route 53

Recommended

Recommended

More Related Content

Similar to 20191011_Route 53

Similar to 20191011_Route 53 (20)

More from yamamotomsc

More from yamamotomsc (13)

20191011_Route 53