107. 桝形石垣の整備方針
• (1)幕末期の枡形石垣の姿に復元整備する
• ① 範囲:発掘及び絵図資料より幕末期の石垣範囲を顕わす
• ② 高さ:礎石上端から5尺の高さを採用する
• ③ 工法:石材種、加工法、積み方等従来の工法を用いる
• (2)既存部分は基本的に現状修理とする
• ① 御用邸期石垣:根石から上1石を存置し、石垣範囲を保存する
• ② 震災復旧石垣(昭和初期):現状修理を行い、石は再用に努める
• (3)門の礎石は使用せず、遺構として保護する
• ① 整備地盤:馬出門旧礎石上端より約30cm上とし、遺構を保護する
• ② 石垣整備高さ:新たに据える礎石上端から5尺の高さを基準とする