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20170707_VR解剖図進捗報告
- 1. 獣医VR解剖図 1
- 2. 自己紹介 • 山田 涼太 • 経歴 2010年~ 東大理Ⅱ -> 農学部獣医学科 2015年~ 引きこもり -> 放浪 2017年~ 東大工学部システム創成学科PSI
- 3. 3 従来の獣医解剖学 ✖ 平面的な教科書 ✖ 一度きりの解剖実習 ✖ 動物福祉への配慮
- 5. 5 ビジネスモデル 無料版 学生の復習 スマホ + VRゴーグル seated 有料版 大学の講義 病院の資料 HoloLens room-scale
- 6. 6
- 7. 7
- 8. 8
- 9. 9
- 10. 10 展望 ビジネス面検討 3Dモデル細分化 スマホ版操作性向上 HoloLens版開発 フィードバック
Editor's Notes
- Problem ①教育的観点 教科書: 平面情報、繋がりがわかりにくい 解剖実習: 一度きり、脱水している => 3Dで繰り返し確認できる教材が必要 ②動物福祉的観点 卒業生の75%が非臨床系（東京大学） 動物福祉・愛護団体からの圧力 => 世界的に生体を使った実習を縮小する流れにある 現状の解剖学は、教科書を用いた座学と生体を用いた実習で構成されます。 学生の学習の観点から評価すると、2Dの教科書はイメージがしにくい点と実習は一度きりで反復できない点が難点です。 また動物福祉の高まりを鑑みれば生体を用いた実習は自粛、規制の流れを辿ると考えられます。
- Solution ①教育的観点 3次元構造を何度でも確認できる ②動物福祉的観点 生体を使わなくなる VRを用いたアプリで、CTスキャンを雛形とした3Dモデルを観察する。 繰り返し立体構造を学習することができ獣医師の育成に貢献します。 組織毎あるいは部位毎など、関心のある領域を選択表示する。 様々な角度、位置から観察することや、微細な構造を詳細に拡大することができる。 また生体を使用しなくなるので、これまで両立できなかった反復学習と動物福祉を同時に実現できます。 これまでスマートフォンやタブレットのアプリ上で三次元構造を確認することはできましたが、VRというより現実感のある手法を用いたものは未だ確立されていません。
- CTスキャンから3Dモデルを抽出し、 Unityに乗っける。 Android版 ジャイロで首の傾きに合わせている。 # 課題 3Dモデル60MBぐらいあるからか、描画にラグがある。 観察角度を変えるための操作盤が必要
- HoloLens版 カメラの回転、移動、ズーム、リセットを実装できた。 # 課題 HoloLensの入力形態を適用
- Future OsiriX 範囲を限定して、骨を個別に取得 臓器や血管も取得 それぞれにラベリング スマホアプリ 操作性向上（3Dモデルを軽くする？） メニュー追加 視点切り替え追加 HoloLensアプリ 開発開始 形になったら大学の講義で使ってもらってフィードバックを得る 教育過程での無償利用で利便性を認知させる-> 開業医、研究職に就いた後有料の高機能版を販売する 東大に導入することで国内のデファクトスタンダードとして流布させることができる。 大学と連携することで得難いCTデータの入手ができるので、後の疾病予測用のデータも集まりやすい。
- Future VR解剖図 代表例のCTデータ: 勉強や資料 術前検討 個々の患者に合わせたCTデータ: 術前に術野をイメージ 手術再現 触覚を再現: 手術のシミュレーション
- 06/28 4th 参考: 30分で作れる事業計画書「リーン・キャンバス」とは ～実践編～ https://ferret-plus.com/3175 0. 先々週の小問で考案した新しい「シェアリング・エコノミー」サービスの要点を（できれば一言で）転記して下さい。 * （注） 先々週の小問に未回答の場合は、先々週の Google Form （ https://goo.gl/U96iz8 ）を参照して新しいサービスを考えて下さい。先々週の小問への回答よりもいいアイデアを思い付いた場合や、独自にビジネス・アイデアを持っている場合（シェアリング・エコノミーのサービスでなくても構いません）は、その旨を明記した上で、ビジネス・アイデアの概要を記述して下さい。 先々週の小問に未回答なので、自身が現在進めているプロジェクトについて述べます。 VRを用いた3D獣医解剖図を考えています。 現状の解剖学は、教科書を用いた座学と生体を用いた実習で構成されます。 学生の学習の観点から評価すると、2Dの教科書はイメージがしにくい点と実習は一度きりで反復できない点が難点です。 また動物福祉の高まりを鑑みれば生体を用いた実習は自粛、規制の流れを辿ると考えられます。 VRを用いることで繰り返し立体構造を学習することができ獣医師の育成に貢献します。 また生体を使用しなくなるので、これまで両立できなかった反復学習と動物福祉を同時に実現できます。 これまでスマートフォンやタブレットのアプリ上で三次元構造を確認することはできましたが、VRというより現実感のある手法を用いたものは未だ確立されていません。 1. PROBLEM（課題） * EXISTING ALTERNATIVES（現行の代替策）が存在する場合は、それが何かにも触れて下さい。 既存の教材は2点。 教科書は立体構造やページをまたぐ時のつながりがわかりにくい。 生体はホルマリンによって脱水しており組織が変性している。加えて、一度限りしか学習に使えない。 現在、3Dモデルを確認するアプリなどがあるが、スマートフォンやタブレットで用いる場合視認性が悪い。 2. CUSTOMER SEGMENTS（顧客層） * 顧客のうち、どんな顧客層が特に EARLY ADOPTERS（初期採用者）になりそうかにも触れて下さい。 獣医学過程に所属する学生（3、4年生）。 特に平面情報から立体構造を把握するのが苦手なものや、記憶力に優れず反復学習を必要とする学生。 また、動物福祉に関心があり生体を用いたくない学生（実際に毎年一定数存在する）。 3. UNIQUE VALUE PROPOSITION（独自の価値） * よりリアルであり、反復して使える点。 4. SOLUTION（ソリューション） VRを用いたアプリで、CTスキャンを雛形とした3Dモデルを観察する。 組織毎あるいは部位毎など、関心のある領域を選択表示する。 様々な角度、位置から観察することや、微細な構造を詳細に拡大することができる。 5. CHANNELS（チャネル） 獣医大学の教育課程への導入。 学生連盟。 SNS。 6. REVENUE STREAMS（収益源） 教育過程での無償利用で利便性を認知させる-> 開業医、研究職に就いた後有料の高機能版を販売する 7. COST STRUCTURE（コスト構造） VRゴーグル、MRヘッドセット、人件費、サーバ費、交通費、OsiriX、書籍、勉強会参加費用 8. KEY METRICS（評価指標） ・獲得(ユーザーはどうやってあなたを見つけるのか？): 利用大学の学生数 ・アクティベーション(ユーザーは最初の体験に満足したか？): アプリのインストール数、評価 ・定着(ユーザーは戻ってくるのか？): アプリの利用率 ・収益(どうやってお金を儲けるのか？): 卒業後の高機能版の利用 ・紹介(ユーザーはほかのユーザーに紹介してくれるのか？): SNSや口コミ 9. UNFAIR ADVANTAGE（差別的優位性） 東京大学農学部獣医学科の協力。 東大に導入することで国内のデファクトスタンダードとして流布させることができる。 大学と連携することで得難いCTデータの入手ができるので、後の疾病予測用のデータも集まりやすい。