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1
東京電力株式会社 早坂房次
平成28年2月26日
新宿エコ市民大学
「持続的社会構築について」
~エネルギー問題から環境問題を考える~
(本資料には講演として引用許諾を得ているものがあります。
無断での、引用・複写・頒布等は法律に反する場合があります。)
2
原子力発電所の安全性について
原子力発電所・ジェット旅客機・自動車でどれが一番危ないとお聞きすると
(一般の方の答え) 原子力発電所>ジェット旅客機>自動車
(実際には) 自動車>ジェット旅客機>原子力発電所
交通事故による死者(早坂推計)
(昭和30年~平成20年の累計)
24時間以内 約557,000人
3日以内 約644,000人
1年以内 1,000,000人超
ジェット旅客機
第四世代旅客機で今世紀
に入って先進国の死亡事故
はブラジル沖のエールフラ
ンス機墜落のみ
原子力発電所
1966年の東海発電所
運転開始以来原子炉の事
故での死亡者は国内ゼロ
• ユニオンカーバイド社事故:インド・ボパールの化学工場から有毒ガスが流れ出た事
故。その夜のうちに2000人以上が死亡し、15–30万人が被害を受けた。数ヶ月以内
に新たに1500人以上が死亡し、最終的に、様々な要因で1万5000人~2万5000人
が死亡したとされる。 (1984年12月3日)
• ブラジル沖エールフランス航空エアバスA330-200型機事故、乗客・乗員228名の生
存は絶望的(2009年6月1日)
• JR西日本福知山線事故 死者107名(2005年4月25日)
チェルノブイリ事故(1986年4月26日)
・事故そのものの死者は31名(爆発による死者
など3名を含む)最終的には58名。
・小児甲状腺ガンの増加があるが99%は存命と
言われる
JCO事故(1999年9月30日)
・死者2名、燃料加工工場での事故
美浜3号機事故(2004年8月9日)
・死者4名、二次冷却系の復水配管から
蒸気漏れ
スリーマイルアイランド事故(1979年3月28日)
・放射性物質による住民や環境への影響は
ほとんど無かった。
<参 考>
3出典:http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/6820.html
交通事故発生件数・死者数・負傷者数の推移
(昭和23年~平成25年)
4
ダニエル・カーネマ
ン(Daniel
Kahneman、1934
年3月5日 - )は、経
済学と認知科学を
統合した行動ファイ
ナンス理論及びプロ
スペクト理論で有名
なアメリカ合衆国(
ユダヤ人)の心理学
者、行動経済学者。
2002年ノーベル経
済学賞受賞。
人間の認識におけるバイアスについて
■認知バイアス
■確証バイアス
■確認バイアス
■後知恵バイアス
■正常性バイアス…
秘密は進化の過程で生まれた脳の三重構造にある?
5
無責任でアジテーショナルな報道や言動について
チェルノブイリの事故の時
ヨーロッパでは数千人が人工中絶をしたと言われる。
数千の生命を奪った
日本でも例外ではない
・ハンセン病隔離政策
・ダイオキシン騒ぎ…
ハンガリーの女性科学者トスさん
(Toth, Eszter RAD
Laboratory, National Center
for Public Health)は事故当時
啓蒙に努めハンガリー国内では公
式にはチェルノブイリ事故による人
工中絶は無かったと言われてい
る。
【こちらも是非ご覧ください】
政府インターネットテレビ
http://nettv.gov-
online.go.jp/prg/prg11536.html
?t=115&a=1
福島事故の場合、国や県、県立
福島医科大学、医師の方が連携
し、啓蒙に努めた結果、2014年
の福島県の出生率は東日本一
に!
6
平成22年9月16日
電気新聞
出典:WHO2009
http://www.who.int/healthinfo/global_burden_disease
/GlobalHealthRisks_report_full.pdf?ua=1
大気汚染で2012年全世界で
年間700万人が死亡
(WHO・世界保健機関推計)
http://www.who.int/mediacentre/news/releases/201
4/air-pollution/en/
日本でも年間33,000人~
52,000人死亡
(WHO・世界保健機関推計)
7
年代 法規制等 背景など
1962 ばい煙規制法
• 戦後の高度成長前期で大気汚染が社会問題化
• 四日市等特に工業地帯近辺で健康被害が増大
• 硫黄酸化物の規制レベルが緩く根本解決ならず
1967 公害対策基本法
• 各地で公害が発生
• 事業者の責務、国民の健康保護と生活環境保全
等を記した基本原則
1968 大気汚染防止法
• ばい煙規制法を廃止し制定
• 地域全体における硫黄酸化物の排出を基準値ま
で削減
1970
光化学スモッグ
頻発
• 東京都で国内初の光化学スモッグ発生
• 工場や自動車の排気ガスが原因
• 関東南部臨海部から南風で関東平野に拡がる
 高度経済成長に呼応する形で、ばい煙の拡散等による大気汚染が深刻化
 各自治体は、条例により原因物質への規制を強めていく
東京都心の光化学スモッグ
高度成長期の大気汚染深刻化
8
 「ばい煙を発生させる設備(ボイラー等)は極力集中化」という考えのもと、東京
都は1970(昭和45)年「東京都公害防止条例」において地域冷暖房計画を規定
 同年、千里ニュータウン(大阪)にて日本初の地域冷暖房が誕生
供給地区 千里中央地区
供給許可 昭和45年2月15日
供給区域 大阪府豊中市新千里西町1丁目ほか
区域面積 300,000m² H25.3.31現在
延床面積 637,141m² H25.3.31現在
出典:日本熱供給事業協会HP
【千里ニュータウン熱供給概要】
公害対策を契機とした地域冷暖房の誕生
http://www.jdhc.or.jp/article/%e5%8d%83%e9%87%8c%e4%b8%ad%e5%a4%ae/
9
都市部のコージェネレーションシステムから排出される
NOxの年平均濃度予測(建物影響によるNox滞留)①
http://criepi.denken.or.jp/jp/kenkikaku/report/detail/T02007.html
出典:佐藤歩・市川陽一『都市部から排出されるコージェネレーションシステムによる窒素酸化物の大気環境濃度予測』
電力中央研究所報告T02007 2003年3月 地図:(株)アルプス社
建物を考慮しないケース
10
都市部のコージェネレーションシステムから排出される
NOxの年平均濃度予測(建物影響によるNox滞留)②
http://criepi.denken.or.jp/jp/kenkikaku/report/detail/T02007.html
出典:佐藤歩・市川陽一『都市部から排出されるコージェネレーションシステムによる窒素酸化物の大気環境濃度予測』
電力中央研究所報告T02007 2003年3月 地図:(株)アルプス社
建物を考慮したケース
11
12
13
都心部の都市排熱が海風で23区北西部へ移動する様子①
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ejgeo/1/2/1_2_79/_pdf
出典:日本地理学会電子ジャーナル E-journal GEO 第1巻2号 三上岳彦首都大学東京名誉教授・帝京大学客員教授 pp77-88
2004年7月8日
午前5時
14
都心部の都市排熱が海風で23区北西部へ移動する様子②
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ejgeo/1/2/1_2_79/_pdf
2004年7月8日
午後3時
出典:日本地理学会電子ジャーナル E-journal GEO 第1巻2号 三上岳彦首都大学東京名誉教授・帝京大学客員教授 pp77-88
15
ヒートアイランドに対するエコキュートの効果
■条件:
風の弱い真夏日(ヒートアイラ
ンド現象が強く表れやすい日)
■シュミレーション:
東京23区内の全ての住宅(
約400万戸)にエコキュートが
普及したときの気温変化量を
シュミレーションで予測。
■結果:
貯湯運転時の大気吸熱によ
り、東京23区内のほとんどの
地域で早朝5時の気温が0.5℃
低下すると予測された・。
出典:田村英寿・岩坪哲四郎・平口博丸『東京23区内を対象としたヒートポンプ給湯機による熱環境変化の数値解析』
空気調和衛生工学会学術講演会論文集 pp721-724 2003年
16
出典:『Forbes 2012年6月10日号』
“How Deadly Is Your Kilowatt? We Rank The Killer Energy Sources “
http://www.forbes.com/sites/jamesconca/2012/06/10/energys-deathprint-a-price-always-paid/
あなたが使う電気1kWhのためにどれだけの人が命を落としているのか?
石炭 =世界平均= 170,000 (世界の発電電力量の50%)
石炭 =中国= 280,000 (中国の発電電力量の75%)
石炭 =アメリカ= 15,000 (アメリカの発電電力量の44%)
石油 36,000
(世界のエネルギー消費の36%
世界の発電電力量の8%)
天然ガス 4,000 (世界の発電電力量の20%)
バイオマス・バイオ燃料 24,000 (世界のエネルギー消費の21%)
屋上太陽光 440 (世界の発電電力量の1%未満)
風力 150 (発電電力量の1%弱
水力 =世界平均= 1,400 (発電電力量の15%)
原子力 =世界平均= 90 (発電電力量の17%)
発電電力量1兆kWh当たりの死者数
※ 1兆kWhは日本の年間発電電力量に相当
17
ジャレド・ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄』も有名ですが…
ジャレド・ダイアモンド
『銃・病原菌・鉄(上・下)』草思社
K.ポメランツ『大分岐』名古屋大学出版会(2015年)
1,700年まで揚子江下流域など東ア
ジアなどと西ヨーロッパは経済的に
大きな差はなかった。
石炭によるエネルギー革命
植民地獲得による資源制約の回避
土地(資源)の頸木からの脱却
大分岐
朝日新聞『ゼロ年代(2000-2009)の50冊』トップ http://book.asahi.com/reviews/column/1399.html
18
短期的に所得が増えても人
口が増えることで常に相殺
(マルサスの罠)
1250年~1800年のイギリスでは富裕層の
出生率が貧困層の2倍→貧困家庭が断絶
→富裕層からの下方移動「種の淘汰」→
人々の嗜好が中産階級化→利子率低下・
殺人件数低下・労働時間延びる・暴力志
向弱まる・読み書き計算の習慣が下層階
級にも広がった。
・先進国の内部では平等化が進展、国家間の経済力の面で格差
拡大
・労働者の時間当たり賃金の国家間格差の拡大→実際には経済
発展の遅れている国の労働者は実際には仕事をしていない→実
際に仕事をしている時間当たり賃金格差は小さい
・近代的な生産技術を活用するためには規律正しく良心的で仕事
熱心な労働者が必要
出典:グレゴリー・クラーク 久保恵美子訳『10万年の世界経済史』2009年日経BP社
本資料は日経BP社殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
19
文明論から経済を論じるのは最近のブーム?
20
出典:国連人口基金(UNFPA)東京事務所ホームページ
http://www.unfpa.or.jp/publications/index.php?eid=00033
世界の推定人口:2011年時点70億人
60年前の1950年には25億人、10億人を超えたのも18世紀に入ってから。
世界人口は2050年には97億人になる見込み。
僅か100年で4倍弱に。
世界人口の推移
21出典:平成24年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2013)
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2013/index.htm
世界エネルギー消費量と人口の推移
22
エネルギー革命
人や家畜の力・
自然エネルギー(風力・バイオマス)の頸木からの解放
生産力の増大
交通革命⇒国際的な分業体制の進展
【リカードの比較優位論】
人類の繁栄・豊かさを造ったものは何か
23
17億人
61億人
78億人
100億人
1900
ローマクラブ『成長の限界』(1972)より
西暦
(年)
1970 2000 2020 2050 2100
2010年
食糧問題が始まる
2020年
成長の限界
資源
食糧
人口
汚染
工業生産
24
西田正規『人類史の中の定住革命』
2007年講談社学術文庫
およそ一万年前の地球の
温暖化とともに定住社会
が出現
25
季報 エネルギー総合工学 Vol28 No.1(2005. 04)
2004年11月1日の日本学術会議第5部/(社)日本工学アカデミーエネルギー基本戦略部会他/(財)エネルギー総合工学研究所共催
の公開シンポジウム「日本のエネルギーに未来はあるか-有限の地球に生きる-」における石井吉徳先生基調講演より
?
安い石油の時代がグローバル化を支えた
26
旧石器時代以降、人類は遺伝学的にも解剖学的にも生理学的にも本質
は何ら変わっていないという見方もあるが…
(2型糖尿病・心筋梗塞・脳卒中・乳癌他生殖器系がん・骨粗鬆症・アレルギ
ー・腰痛・近眼などはミスマッチの結果?)
27
28
原油価格の推移(1861~)
出典:BP統計 2015
http://www.bp.com/content/dam/bp/pdf/energy-economics/statistical-review-2015/bp-statistical-review-of-world-energy-2015-full-report.pdf
第二次世界大戦後の
世界的な経済成長の
源泉
29
発熱量(千kcal)当たりの燃料価格の推移
(単位:円)
30
出典:IEA “Oil Market Report”
https://www.iea.org/oilmarketreport/omrpublic/
31
原油価格の動向
出典:EIA(U.S. Energy Information Administration) “Short-Term Energy Outlook” 2016 February
https://www.eia.gov/forecasts/steo/pdf/steo_full.pdf
32
32
北米における掘削リグの推移
天然ガスや石油の価格で変化する北米のシェールオイル・シェールガスの生産
33出典:EIA Drilling Productivity Report http://www.eia.gov/petroleum/drilling/
34出典:EIA Drilling Productivity Report http://www.eia.gov/petroleum/drilling/
35
出典:EIA Drilling Productivity Report http://www.eia.gov/petroleum/drilling/
36出典:Global Energy Policy Research 『IEA「世界エネルギー見通し2015」で見る石油枯渇リスク』
2015/11/30 http://www.gepr.org/ja/contents/20151130-01/
原油価格の低迷は世界的な投
資の停滞をもたららし、将来的
な化石燃料の供給不足のリス
クを高める可能性がある。
小野章昌氏
1939年愛知県生まれ。1962
年東京大学工学部鉱山学科
卒。同年三井物産入社1964
-65年米コロラド鉱山大学
(修士課程)に短期留学。
三井物産では主として銅・
亜鉛などの資源開発とウラ
ンを含む原子燃料サイクル
ビジネス全般に従事。同社
原子力燃料部長を務め退社
後、現在はエネルギー問題
のコンサルタントとして活
動している。
『「IEA見通し2015」で見る石油枯渇リスク』
小野章昌 エネルギー・コンサルタント
IEA(国際エネルギー機関)は恒例のレポート「世界エネルギー見通し2015」を発表した。よく読むと我々
日本人が日ごろ考えない盲点が浮かび上がってくる。「将来の原油生産量」と「再生可能エネルギー(太陽
光・風力)の不都合な真実」2つの話題に絞ってその内容を紹介し、解説を加えたい。なおこのレポートの中
心となっているシナリオは「新政策シナリオ」と呼ばれるもので、気象変動対策用に各国政府がIPCCに提
出した政策目標を含めて最新のエネルギー政策をベースに2040年までの需給見通しをIEAが立てたもの
である。
1.既存油田の原油生産量は1/3になる
IEAは2040年までの世界の原油生産量について下記第1表のような見通しを立てている。実はこれこそ
が我々日本人にとって将来の一番の問題であることを示しているのである。以下に解説したい。
<解説>
一番注目を要するのは既存油田からの原油生産量が2040年には1/3にまで減少することである(表に見
るようにExisting fieldsの生産量は6660万バレル/日から2380万バレル/日へ減少)。IEAはこれまでに既
存油田の生産減少率を一斉調査しており、この減少率は確かな数字と言えよう。IEAはこの生産減少を補
うのがこれから開発される油田(Yet-to-be developed)、これから発見される油田(Yet-to-be found)、天
然ガス液(Natural gas liquids)、そしてシェールオイル(Tight oil)と超重質油・ビチューメン(Extra-heavy
oil and bitumen)の非在来型資源としている。【以下略】
第1表 世界の石油供給見通し(単位:百万バレル/日)
37
貿易収支と経済収支の推移
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_1_3.pdf
38
国際収支の推移
39
出典:平成26年度 エネルギーに関す
る年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/
whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pd
f_1_3.pdf
40
出典:平成26年度 エネルギーに関す
る年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/
whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pd
f_1_3.pdf
41
出典:平成26年度 エネルギーに関す
る年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/
whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pd
f_1_3.pdf
42出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_1_3.pdf
日本の発電電力量の推移と構成割合
43出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_1_3.pdf
原子力発電停止分を火力発電で
代替した場合の燃料費増加の試算
44出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_1_3.pdf
電気料金に係る国民負担の増加
45出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_1_3.pdf
2030年のエネルギー需給構造の見通し
46出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_1_3.pdf
2030年のエネルギー電源構成の見通し
47
産業革命(エネルギー革命)以前は
再生可能エネルギーの時代
江戸時代は理想的な循環型社会?
現実には・・・
48
禿げ山になった江戸時代の日本
歌川広重(安藤広重)
東海道五十三次 庄野
歌川広重(安藤広重)
東海道五十三次 土山
歌川広重(安藤広重)
東海道五十三次 由井
歌川広重(安藤広重)
東海道五十三次 下之阪
出典:国立国会図書館デジタル化資料
49
現代(1965年頃)と明治大正(1900年頃)の国土利用
明治期より緑の増えた日本
本資料は朝倉書店殿とPHP研究所殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
出典:養老孟司・竹村公太郎『本質を見抜く力 環境・食料・エネルギー』2008年 PHP研究所
50
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本資料はPHP研究所殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
出典:養老孟司・竹村公太郎『本質を見抜く力 環境・食料・エネルギー』2008年 PHP研究所
禿げ山になった日本
51
森林を伐採して…
本写真はイメージであって実際に森林を伐採して設置したことを意味していません。
土壌浸食は
文明崩壊の原因かもしれない
出典:デイビッド・モンゴメリー著 片岡夏
実訳
『土の文明史-ローマ帝国、マヤ文明を
滅ぼし、米国、中国を衰退させる土の話』
2010年 築地書館
森林資源の枯渇⇒文明崩壊の原因?
52
現代社会を生みだした2つのエネルギー革命
①産業革命時のエネルギー革命⇒石炭
①第二次世界大戦後のエネルギー革命⇒石油
森林資源の枯渇に対する石炭利用のけがの功名?
私の以前からの主張の内容
をご存知かの様な共通性に
思わず驚きました。
ポイントはエネルギー密度!(J or cal/kg or ㎡)
再生可能エネルギーは先祖がえり⇒主たるものになり得ない
⇒再生可能エネルギーは環境負荷が大きい!!
53
最初は火力中心
1897年(明治30年)完成の浅草火力第二期工事
本資料の目的外利用や複写による配布はご遠慮下さい。
分散型電源+蓄電池
(スマートグリッドの時代?)
黎明期の電気事業:スマートグリッドの時代?
54
駒橋-早稲田間の送電線
水主火従の時代
(1910年ころ)
再生可能エネルギーの時代
本資料の目的外利用や複写による配布はご遠慮下さい。
55
1890年(明治23年)
東京市内での電車運転は、東京電車鉄道(元の東京馬車鉄道)が1903年(明治
36年)に架空線方式によって新橋-品川間の運転を開始したのが最初。
運輸部門が全て再生可能エネルギーだった時代?
鉄道馬車
路面電車
本資料の目的外利用や複写による配布はご遠慮下さい。
56
 電気事業の始まりは1882(明治15)年、銀座のアーク灯への点灯から
 以降、無秩序な競争時代、戦時下の国営化等を経て、1951(昭和26)年に9電力体
制による供給区域を独占した発電・送電・配電の一環体制へ移行
1932
競争時代
1942
電力国家統制
1951
9電力体制(民営)
東京電力設立
2度の
オイルショック
バブル期
需要急増
1997
京都議定書
1883
東京電燈設立
(東京電力前身)
2000
電力部分自由化
2011
東日本大震災
出典:「数表で見る東京電力」より作成
電力民営化以降の最大電力の推移(東京電力)
57
人間は賢明…きっと誰かが解決してくれる。
しかし、現実には…
ジャレット・ダイアモンド 楡井 浩一訳
『文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの』
2005年草思社
COLLAPSE How Societies to Fail or Succeed
by
Jared Diamond
2005 Viking Penguin
イースター島
緑豊かだったイースター島。人口が増大。人々は石像建築
を競い、樹木を伐採。ついには食糧危機に…さらには殺し合
い、そして…
マヤ文明
人口増加と森林破壊。度重なる旱魃による飢餓により、支
配者階級がスケープゴートに。
ノルウェー領グリーンランド
1300年頃には5000人の人口。寒冷化による食糧生産の低下
にあっても、上流階級は牛の飼育にこだわる。人々は比較的
豊富だった魚を忌避。貧富の差が時代とともに拡大。イヌ
イットから生活の知恵を学ばず、急激に崩壊。
ルワンダ大虐殺(現代)
フツ族とツチ族の部族対立が原因と言われているが、人口
圧力による農耕地不足も大きな要因。
本資料は草思社殿の承諾を得て転
載しています。無断での再複写・
転載・配布等は法律に反します。
58
★物事には必ず二面性(光の部分と陰の部分)
があります。
★この二面性を考えてバランスをとり総合的に
判断していく必要があると思います。
私から皆さまにお願いしたいこと
目白大学環境倫理学講座にて
59
出典:平成24年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2013)
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2013/index.htm
エネルギー資源の供給過程と利用形態
60出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_2.pdf
世界のエネルギー消費量の推移
(エネルギー源別・一次エネルギー)
←実は薪や牛の糞などが結構多い
61
出典:平成26年度(2014年度)エネルギー需給実績(速報)(資源エネルギー庁・総合エネルギー統計)
http://www.enecho.meti.go.jp/statistics/total_energy/pdf/stte_019.pdf
日本の一次エネルギー国内供給の推移
(エネルギー源別)
殆どを海外から輸入した化石燃料に頼る日本
62
出典:平成26年度(2014年度)エネルギー需給実績(速報)(資源エネルギー庁・総合エネルギー統計) http://www.enecho.meti.go.jp/statistics/total_energy/pdf/stte_019.pdf
エネルギー源別一次エネルギー国内供給の推移
63
わたくしたちの生活
炊事
洗濯
掃除
冷房
暖房
給湯
移動
・
・
・
あらゆるところで
奴隷や召使・家畜の
代わりにエネルギー
を使う事で成り立っ
ている
64
100W/人×3,600s/h×8h/日×365日/年=1,051,200,000Ws(J)/人・年
(100w/人=100J/s 人100J×3600s/h×24h/日=8640kJ
1cal=4.18605Jより8,640kJ=2064kcal←一日の食物摂取量に相当)
原油1㍑=39,340kJより 奴隷一人は26.72㍑/年に相当
原油の比重は、
特軽質油:0.8017未満、軽質原油:0.8107- 0.829、
中質原油:0.830 – 0.903、重質原油:0.904-0.965、
特重質原油:0.965以上
0.8665kg/㍑で計算すると
奴隷一人は26.72㍑ /年× 0.8665kg/㍑=23.15kg /年の石油の熱量に相当
エネルギー消費/人
(石油換算㌧/人)
奴隷換算
ア メ リ カ 7.05 324人
イ ギ リ ス 3.39 146人
ド イ ツ 4.08 176人
フ ラ ン ス 4.28 185人
E U 2 7 3.51 152人
ロ シ ア 3.51 207人
日 本 4.79 167人
中 国 1.45 63人
ア ジ ア 1.01 44人
ア フ リ カ 0.346 15人
世 界 1.69 73人
一人当たり一次エネルギー消費は日本エネルギー経済研究所『エネルギー・経済統計要覧』
日本エネルギー経済研究所はIEA「Energy Balances of OECD Countries」「 Energy Balances of Non-OECD
Countries 」,World Bank「World Development Indicators」より推計
一人当たりエネルギー消費を奴隷に換算すると
65
EPR(Energy Profit Ratio)とは
「究極資源量」と「確認(可採)埋蔵量」
究極資源量
確認埋蔵量
現在の技術で経済的に採取
できる資源の量
(資源の価格や技術進歩で
変わる)
出力エネルギーと投入エネルギーの比
1960年代の中東の石油はEPRが100を超えていたといわれる。
人間は採りやすいところから採掘。今後開発が考えられている超深海や北
極海などではEPRは著しく低下が予想される。
オイルシェールやオイルサンド、オリノコタールなども低EPRにならざるを得
ない。
メタンハイドレートはそもそも資源と言えるかを確認している状態。
66
メソポタミア文明のエネルギー収支比(EPR)
フィリューゲルの描いたバベルの塔
種まき時=小麦1粒
収穫時=小麦50粒
EPRorEROI=50
このエネルギー収支比が維持できなくなったときメソポタミア文明は崩壊!
67
EPRが下がる(安い石油が無くなる)ということは…
奴隷や召使・
家畜の代わり
にエネルギー
を使う事で成
り立っている
生活ができな
くなる。
生活レベルを
下げるか…
他の安価
なエネル
ギーを確
保しなけ
ればなら
ない
EPR=27 EPR=5
68
これから石油
価格が上が
ると予想
省エネや代替エ
ネルギーの開発
に努める
石油価格における期待のパラドックス
(逆説)
石油価格は
上がらない
これから石油
価格が下が
ると予想
省エネや代替エ
ネルギーの開発
に努めない
石油価格
が上がる
69
資源とは
• 濃縮している
• 大量にある
• 経済的な位置にある
出典:
石井『石油最終
争奪戦 世界を
震撼させる
「ピークオイ
ル」の真実』
1のエネルギーを得るのにそれ以上のエネルギーがかかったら意味がない!
70
太陽定数(大気表面の単位面積に垂直に入射する太陽のエネ
ルギー量)が1366W/m2であるので地球の断面積を127,400,000
km²をかけると地球全体が受け取っているエネルギーは
1.740×1017 W
1Ws=1J だから1年間に大気表面で受ける太陽エネルギーは
1.740×1017
W×60s/m×60m/h×24h/d×365d/y=5.487×1024J
人類が全世界で1年間に使うエネルギーの量は原油換算で
11,099.3×106t 1t=1.176kℓ 原油1ℓ=9,126kcal 1cal=4.2J
1.10993×1010t×1.176kℓ/t×103ℓ/kℓ×9,126kcal/ℓ×4.2J/ca
l×103cal/kcal=5.003×1020J
出典:BP統計 http://www.bp.com/sectiongenericarticle.do?categoryId=9023766&contentId=7044197
石油連盟 http://www.paj.gr.jp/statis/kansan.html
約1万倍 しかし広く薄くしか存在しない
過去の太陽からのエネルギーを
濃縮したものとしての化石燃料に
頼ることに
71
太陽のエネルギーは核融合(主に水素⇒ヘリウム)
恒星の核融合では鉄までしかできない
それ以上重い元素は超新星爆発(恒星の死)できたもの
地球は超新星爆発のゴミ(廃棄物の塊)
ウランもその時にできたもの
化石燃料も広い意味でのバイオマスエネルギー
(石油天然ガス生成に無機起源説=非生物起源説もあるが
現在はそれを唱える人はほとんどいない)
石油・石炭・天然ガスは昔の貯金を取り崩して使って
いるようなもの
ウラン
72
72
73
星のライフサイクル
本資料は化学同人殿・宮原ひろ子さまの承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
出典:宮原ひろ子『地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか』2014年化学同人
【参考】核融合では鉄までしかできない。それより重い元素は超新星爆発による。
74
出典:「原子力・エネルギー」図面集
75出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_1.pdf
最終エネルギー消費と実質GDPの推移
76出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_1.pdf
日本のエネルギー国内供給構成及び自給率の推移
77
OECD諸国の一次エネルギー自給率比較(2012年:推計値)
出典:平成25年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2014)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2014pdf/
78
長期的な問題、脱原子力の影響
山名 元 京都大学教授 2012年8月4日シンポジウム資料より
過度な原子力削減 エネルギー自給率の低下
CO2排出の増加
化石資源輸入依存増大
燃料費高騰リスク
電気代上昇
ユーザ負担増
国際圧力
膨大な資金の
海外流失
貿易収支、経
常収支の悪化
国富流出
投資の減少
利益減少
生産コスト
上昇
過度なエネルギー消費制限、需要管理
家計や業務
への影響
生活の質の低下
雇用の減少 産業の空洞化
人件費制限
ユーザによる付加
的な設備投資
競争力低下
GDPの減少
生産制限や生産調整
事業廃止
海外移転
生産移転
再エネ設備投資
系統安定化措置
送電系の強化
固定価格買取増
省エネ拡大 再エネの拡大 火力発電依存増大
国力の低下
エネルギー安全
保障低下
79
チェルノブイリ事故のウクライナの悲劇
 日本とウクライナと似ている。石油などの資源がない。91年に
独立をし、ウクライナにある全部の原子力発電所を止めた(当
時の電力の50%が原子力)
国会議員が「ここにいる人たちは皆死ぬかもしれない」と言っ
て、パニック発生。
 原子力発電所をやめて、5年以上たったら経済破綻。塗炭の苦
しみ。自殺急増。
 2年間の経済破綻の中で原子力を使わざるを得ないと分かっ
て反対派は減った。93年に法律を改正して原子力を再稼動さ
せた。
 安全性向上に注力。新たに3基稼動させ、現在15基。更に
2030年までに2基建設。
 電力は必要だし、原発を止めると燃料代がものすごくかかる。
 原発で公害も減った。
奈良林 直 北海道大学教授 2012年8月4日シンポジウム資料より
80
2009年推計人口
1,353,311,033
1,198,003,272
501,061,526
319,081,833
229,964,723
193,733,795
180,808,096
162,220,762
中国
インド
EU
アメリカ
インドネシア
ブラジル
パキスタン
ナイジェリア
バングラデシュ
154,728,892
140,873,647
ロシア
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
127,156,225
2030年予測人口 2050年予測人口
世界計 6,900,000,000(2010年10月推計値) 8,308,895,000 9,149,984,000
1,462,468,000 1,417,045,000
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
中国
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
1,613,800,000
インド
1,484,598,000
中国
インド
…
…
⑬ 117,424,000 101,659,000
アメリカ
インドネシア
369,981,000
271,485,000
パキスタン
ナイジェリア
ブラジル
バングラデシュ
ロシア
エチオピア
217,146,000
265,690,000
226,651,000
203,214,000
131,561,000
128,864,000
アメリカ
パキスタン
ナイジェリア
インドネシア
バングラデシュ
ブラジル
⑰
エチオピア
コンゴ
403,932,000
335,195,000
289,083,000
288,110,000
222,495,000
218,512,000
173,811,000
147,512,000
81
1950年推計人口
中国
インド
アメリカ
インドネシア
ブラジル
日本
ドイツ
ロシア
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
世界計 2,529,346,000
イタリア
イギリス
544,951,000
371,857,000
157,813,000
102,702,000
82,824,000
77,152,000
68,376,000
53,975,000
50,616,000
46,367,000
結局昔から『国力』=『人口力』?
人口データ出典:UN, World Population Prospects(世界の人口推計)
http://www.un.org/esa/population/unpop.htm
World Population Prospects The 2008 Revision
http://esa.un.org/unpp/index.asp
国立社会保障・人口問題研究所中位推計では
2,050年の日本の人口 95,151,684,000 (19位相当)
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/suikei07/suikei.html
82
出典:平成25年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2014)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2014pdf/
最終エネルギー消費の構成比
83出典:平成24年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2013)に加筆
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2013/index.htm
民生分野におけるエネルギー消費の現状
(2010年度)
ヒートポンプ利用による効率改善余地のある分野(赤枠内)
84
民生部門のエネルギー消費構成
出典:平成25年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2014)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2014pdf/
85
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)に加筆
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_1.pdf
意外に少ない家庭の冷房需要によるエネルギー消費
52%を占める暖房と給湯(赤い波線の部分)にヒートポンプ利用
による省エネの余地が大きい
世帯当たりエネルギー消費原単位と用途別エネルギー消費の推移
×一般的には省エネ=エアコンの温度を下げると
いうのは理解不足!!
2.6%
86
家庭部門におけるエネルギー源の推移
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_1.pdf
87
家庭におけるエネルギー消費
暖房や給湯に比べ冷房は実
は少ない
⇒ヒートポンプだから!
第28回国有財産の有効活用に関する検討・フォローアップ有識者会議 資料
http://www.mof.go.jp/singikai/zaisanfollow_up/siryou/20080415/02a.pdf
88
欧米各国は暖房部分にヒ
ートポンプ導入による大
幅なエネルギー効率改善
余地がある
本資料は東京電力の公式見解ではなく早坂の個人的見解です。また、目的外利用や複写による配布はご遠慮下さい。
日本が世界に向かっ
て発信する必要性
家庭におけるエネルギー消費
8989
ヒートポンプについて
★高効率な高効率空調機
★高効率なヒートポンプ式給湯器
90出典:平成25年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2014)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2014pdf/
業務部門業種別エネルギー消費量の推移
91
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告
(エネルギー白書 2015)に加筆
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_1.pdf
91
業務部門業種別エネルギー消費量の推移
ヒートポン
プによ
る改善
余地
92
業務部用エネルギー源の推移
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告
(エネルギー白書 2015)に加筆
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_1.pdf
93
地域冷暖房の総合エネルギー効率(平成23年度実績) 全国
0.2
0.4
0.6
0.8
1.0
1.2
1.4
10,000 100,000 1,000,000 10,000,000
販売熱量[GJ]
総合エネルギー効率
蓄熱(未利用エネルギー活用)
蓄熱
ガス(コージェネ排熱利用方式)
ガス
グループ分類
蓄熱(未利用エネ) 電気比率80%以上、かつ、河川水・地下水・下水利用
蓄熱 電気比率80%以上
ガス(コージェネ排熱) ガス比率問わず、コージェネをプラント内に設置している地区を除く
ガス ガス比率70%以上
蓄熱 0.65~1.28
(未利用エネ活用 0.95~1.28)
ガス(コージェネ排熱利用方式) 0.52~0.92
ガス(一般) 0.29~0.92
(注) コージェネをプラントに設置している地点を除く。
総合エネルギー効率 = 販売熱量(GJ) / 原燃料使用量(GJ)
(出所)熱供給事業便覧 平成25年版 (24年度実績値)より作成
コージェネレーションの効率性を考える
94
(注) コージェネをプラントに設置している地点を除く。
総合エネルギー効率 = 販売熱量(GJ) / 原燃料使用量(GJ)
(出所)熱供給事業便覧 平成25年版 (24年度実績値)より作成
地域冷暖房の単位販売熱量当たりのCO2排出量(平成23年度実績) 全国
20.0
40.0
60.0
80.0
100.0
120.0
140.0
160.0
180.0
10,000 100,000 1,000,000 10,000,000
販売熱量[GJ]
単位販売熱量当たりのCO2排出量[kg-CO2/GJ]
蓄熱(未利用エネルギー活用)
蓄熱
ガス(コージェネ排熱利用方式)
ガス
グループ分類
蓄熱(未利用エネ) 電気比率80%以上、かつ、河川水・地下水・下水利用
蓄熱 電気比率80%以上
ガス(コージェネ排熱) ガス比率問わず、コージェネをプラント内に設置している地区を除く
ガス ガス比率70%以上
蓄熱 26.5~66.0
(未利用エネ活用 26.5~35.7)
ガス(コージェネ排熱利用方式) 47.5~81.5
ガス(一般) 51.0~156.3
コージェネレーションの環境性を考える
95
ここで比較してしまっている!
ヒートポンプの効率性
96
97
98
99http://www.slideshare.net/FusajiHayasaka/200908epr-27834247 http://www.slideshare.net/FusajiHayasaka/200908epr
エネルギー・システムの効率性を考える
100
運輸部門のエネルギー消費構成
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告
(エネルギー白書 2015)に加筆
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_1.pdf
101
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_1.pdf
運輸部門のエネルギー源別消費量の割合
102(出典:平成24年度版国土交通白書)
我が国のエネルギー利用量と石油製品使用量
部門別石油依存度
103
国内貨物輸送の輸送機関別分担率の国際比較(トンキロベース)
(出典:平成24年度版国土交通白書)
104
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_1.pdf
旅客部門のエネルギー消費量の推移
105
都道府県別家庭の一人当たりエネルギー消費
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
50
北
海
道
秋
田
福
井
石
川
富
山
青
森
岩
手
新
潟
福
島
山
形
宮
城
山
口
徳
島
高
知
島
根
岡
山
愛
媛
鳥
取
広
島
香
川
三
重
大
阪
愛
知
和
歌
山
兵
庫
長
野
千
葉
大
分
佐
賀
宮
崎
静
岡
福
岡
長
崎
岐
阜
奈
良
東
京
群
馬
京
都
鹿
児
島
神
奈
川
熊
本
山
梨
滋
賀
栃
木
茨
城
埼
玉
沖
縄
自動車
家庭
東京
京都
大阪
出典:独立行政法人 経済産業研究所 都道府県別エネルギー消費統計
個人の生活では必ずしも地方に比べ都会のエネルギー消費が多いわけではない
自動車次第
都会より地方の方が
エネルギー価格高騰の
インパクトが大きい?
106
都道府県別自家用車の一人当たりエネルギー消費
自家用車による一人当たりエネルギー消費
0
2
4
6
8
10
12
14
北
海
道
青
森
岩
手
宮
城
秋
田
山
形
福
島
茨
城
栃
木
群
馬
埼
玉
千
葉
東
京
神
奈
川
新
潟
富
山
石
川
福
井
山
梨
長
野
岐
阜
静
岡
愛
知
三
重
滋
賀
京
都
大
阪
兵
庫
奈
良
和
歌
山
鳥
取
島
根
岡
山
広
島
山
口
徳
島
香
川
愛
媛
高
知
福
岡
佐
賀
長
崎
熊
本
大
分
宮
崎
鹿
児
島
沖
縄
出典:独立行政法人 経済産業研究所 都道府県別エネルギー消費統計
本資料は東京電力の公式見解ではなく早坂の個人的見解です。また、目的外利用や複写による配布はご遠慮下さい。
東京
京都
大阪
都道府県間で3倍近い差
107
• ヒートポンプの活用 • 電気自動車の活用
エネルギー消費サイドへの取り組み
108
出典:田口一雄『石油はどうしてできたか』1993年 青木書店
本資料は青木書店殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
無機起源説まで含めた過程を炭素循環の視点からまとめた化石燃料生成過程
109
石油ができるまで
110
110
地層の背斜構造での石油のたまり方
出典:田口一雄『石油はどうしてできたか』1993年 青木書店
本資料は青木書店殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
111
本資料は青木書店殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
貯留岩中に石油が含まれている状態
出典:田口一雄『石油はどうしてできたか』
1993年 青木書店
112
112
112
113
本資料は青木書店殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
世界の堆積盆地と主な油田の分布
出典:田口一雄『石油はどうしてできたか』1993年 青木書店
114
【上】出典:石井吉徳『石油最終争奪戦』日刊工業新聞
本資料は日本放送出版協会殿・日本工業新聞殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
ピークを越して減退する非OPEC、非FSU諸国
自噴する油田(EPR=100)
1の投入エネルギーで100のエネ
ルギーが得られていた時代
オケマ(オクラホマ)の油井やぐら, 1922
出典:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3
%E6%B2%B9
左写真:自噴する油田→このような油田は少なくなっている
→水や二酸化炭素・メタンなどを注入し回収量を増やしている
(EOR=Enhanced Oil Recovery )
115
・油田発見は1960年代がピーク
・発見量を生産量が上回っている
・確認埋蔵量が減らないのは回収技術の進歩と石油価格の上昇による
投入できるコストの増大による
石油生産量を下回る油田発見
116
116116
116
資料ご提供 芦田譲京都大学名誉教授
117
中東地域の石油とガス田
本資料は作品社
殿の承諾を得て
転載しています。
無断での再複
写・転載・配布等
は法律に反しま
す。
出典:ジャン=マリー・シュヴァリエ 増田達夫監訳 林昌宏翻訳『世界エネルギー市場』2007年 作品社
ガワール油田
118
ガワール油田の規模 出典:石井吉徳「石油ピークが来た」日刊工業新聞
本資料は日本工業新
聞殿の承諾を得て転
載しています。無断で
の再複写・転載・配布
等は法律に反します。
119
出典:『英和ビジュアルディクショナリー-分解博物館』同朋出版
1億年前の白亜紀の頃、地
球は非常に暖かくなりまし
た。地球からは氷が消え、
海水準は現在より300
メートルもあがりました。
海水の温度も平均で20℃
まで上がり、北極も南極も
暖かくなり両極地方には大
森林が生まれ、生物が爆発
的に増えました。その化石
が石油と石炭なのです。特
に石油は、ほとんどがこの
時にできています。
出典:丸山重徳『「地球温
暖化」論に騙されるな!』
白亜紀の地球
120
出典:『英和ビジュアルディクショナリー-分解博物館』同朋出版
いまから2億年くらい前、
世界の大陸は一カ所にまと
まっていた。超大陸である
。これが分かれる過程でい
まの地中海、ペルシャ湾地
域に「テチス海」と呼ばれ
る内海が出来、長い間赤道
付近に停滞した。二酸化炭
素は今より一桁も高く、気
候は温暖、活発な光合成が
作った藻類など、大量の有
機物がテチス海に沈殿した
。このテチス海が内海であ
ったため酸欠状態であり、
これが石油生成に幸いした
。
中東の超巨大油田群は、
このように地球史的な偶然
によるものである。このよ
うな場所は他にはない、つ
まり第2の中東は無いのであ
る。人類はこの億年単位の
地球遺産をたった百年、し
かも20世紀後半の2・3
0年で一気に使ったのであ
る。このようなことが長続
きするはずはない。「地球
は有限」なのである。
出典:石井吉徳
「石油が危ない:瀕死のガ
ワール油田」
http://www007.upp.so-
net.ne.jp/opinions/ghawar.htm
テチス海
石油資源に限りが
あり、中東に集中
している理由
120
121
・太陽からのエネルギーがあるから大丈夫?
・メタンハイドレードがあるから大丈夫?
・石油もオイルシェールやオイルサンド、オリノコタールがあ
るから大丈夫?
・ウランも海水中には確認埋蔵量の1000倍ある
100年×1000=10万年分?
(高速増殖炉利用で更に100倍なら1,000万年分?)
エネルギーの質を考えていない議論
122
化石燃料はまだまだあるという意見もありますが・・・
量の問題より質(エネルギー収支比)の
問題が重要
全ての物には二面性(光と影)があります。
それをどう折り合いをつけていくかが重要!
123
http://gcep.stanford.edu/events/workshops_NEA2015.html
http://news.stanford.edu/news/2014/june/net-energy-analysis-062414.html
エネルギー収支比研究の海外の動向例
124
124
45.7年
62.8年
119年
100年
187兆4900億㎥
8,260億トン
547万トン1兆3,331億
バーレル
●石油、天然ガス、石炭可採年数=確認可採埋蔵量/年間生産量……出典(1)
●ウラン可採年数=確認可採埋蔵量/2006年消費量(原子力発電実績(2,675 TWh)に基づく)……出典(2)
出典:(1)BP統計2010 (2)NEA「URANIUM2007」
石油
(2009年末)
天然ガス
(2009年末)
石炭
(2009年末)
ウラン
(2007年1月)
世界のエネルギー資源確認埋蔵量
124
石油・天然ガスは景気後退による消費(分母)減
に伴い今回増加。
石炭は消費量の急増により近年急速に低下。
ウランは探査すればいくらでもあるとの
見方もある。例えば、オーストラリアやモ
ンゴルにも新鉱山があるようですが、コ
ストの関係で未開発。
BP統計2015では52.5年
BP統計2015では54.1年
BP統計2015では110年
125
可採年数(R/P)
確認可採埋蔵量
現在の確認可採埋蔵量をその年の生産量で割ったモノ
現在の確認可採埋蔵量/その年の生産量
面積×厚さ×孔隙率×(1-水分飽和率)×回収率
回収率:自噴(約20%)、回収率向上技術(40~50%)
既に発見されて採り出しうる量
(出典)芦田譲京都大学名誉教授 2007年6月9日
京都科学カフェ講演「日本周辺の資源エネルギーと地域調和型社会の構築」資料 スライド26枚目
http://education.ddo.jp/kagaku/ashida/ashida.pdf
科学カフェ京都 http://ameblo.jp/kagaku/entry-10035268328.html
126
出典:石油連盟 今日の石油産業2015
http://www.paj.gr.jp/statis/data/data/2015_data.pdf
原油系資源の可採埋蔵量と生産コスト
127
世界の原油確認埋蔵量(2012年末)
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次
報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/white
paper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_2.pdf
128
我が国への供給ルート上のチョークポイントの現状(2013年)
出典:平成25年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2014)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2014pdf/
129
原油の輸入量と中東依存度の推移
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_1.pdf
130
地域別天然ガス埋蔵量(2011年末)
出典:平成26年度 エネルギーに関す
る年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about
/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015
pdf_2_2.pdf
131
我が国への供給ルート上のチョークポイントの現状(2013年)
出典:平成25年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2014)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2014pdf/
132
世界の輸送方式別天然ガス貿易量の推移
石油、天然ガスの貿易比率(2009 年)
天然ガスのうちLNG利用
率の推計
30%×30.7%=9.2%程度
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_2.pdf
133
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次
報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/white
paper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_1.pdf
世界のLNG輸入(2013年)
134出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_1.pdf
LNG の電力、都市ガス用販売量の推移
135
0
50
100
150
200
250
2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
?
石炭の可採年数の推移
BP統計を基に作成
比較的豊富にあると言われる石炭も…
136
世界の石炭可採埋蔵量(2011年末時点)
出典:平成26年度 エネルギーに関
する年次報告(エネルギー白書
2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/abou
t/whitepaper/2015pdf/whitepaper20
15pdf_2_1.pdf
137
再生可能エネルギーへの投資動向
出典:平成26年度 エネルギーに関
する年次報告(エネルギー白書
2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/abou
t/whitepaper/2015pdf/whitepaper20
15pdf_2_1.pdf
138
世界のエネルギー需要実績と予測
出典:平成25年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2014)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2014pdf/
139出典:BP統計 2015
http://www.bp.com/content/dam/bp/pdf/energy-economics/statistical-review-2015/bp-statistical-review-of-world-energy-2015-full-report.pdf
世界の地域別一次エネルギー総供給の違い
石油
北米 中南米 ヨーロッパ 中東 アフリカ アジア・太平洋
天然ガス
原子力
水力
再生可能エネルギー
石炭
140
天然ガスを例に改めてエネルギーの質と量の問題を考える
開発が簡単なものは量が少ない
メタン・ハイドレート
シェールガス
141
在来型天然ガスと非在来型天然ガス
在来型は穴を掘れば採掘出来たが、それ以外は簡単ではない
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_1_1.pdf
142142
シェール・ガスの掘削について
143
急激に低下するシェールガスの生産量
144
バッケン油田の採掘孔
出典:The Oil Drum 2012.4.1
元三井物産理事燃料部長小野章昌様ご提供資料
145
出典:平成25年12月24日『海洋エネルギー・鉱物資源開発計画』経済産業省
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shigen_nenryo/pdf/report01_01_00.pdf
メタンハイドレート
資源として見ていいか判断している段階
146
出典:メタンハイドレート資源開
発研究コンソーシアムHP
http://www.mh21japan.gr.jp/pd
f/BSR_2009.pdf
メタンハイドレートについて(日本周辺海域のBSR の分布)
BSRとは:
メタンハイドレートの調査は、石油や天
然ガスと同様に、音波を使った物理探
査(反射法地震探査)によって実施され
ます。この調査データからBSR(海底
擬似反射面:Bottom Simulating
Reflector)と呼ばれる特徴的な反射面
を確認することによって、地層中のメタ
ンハイドレートの存在を推定しています。
BSRは、地層中に海底とほぼ並行す
る形で表れます。地質学的には、BSR
はメタンハイドレートが安定的に存在す
る領域の基底部に相当します。つまり、
BSRがあるということは、その上部に
メタンハイドレートが存在することを知
る手がかりとなります。
147出典:資源エネルギー庁 『エネルギー白書2011』
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2011/index.htm
メタンハイドレート開発計画の概略(フェーズ2以降)
148
出典:メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアムHPに加筆
http://www.mh21japan.gr.jp/mh/02-2/
メタンハイドレートの安定領域図
温水加温法
減
圧
法
149
原子燃料サイクル(現状)
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_1.pdf
150
150
原子燃料サイクル
海外に依存し
ない!
経済産業省資源エネルギー庁資料 150
151
【FBRサイクル】エネルギー問題・地球環境問題の同時解決
原子力は消費する資源あたりに発生するエネルギーが極めて大きく、その発
電過程で殆ど温室効果ガスを発生しません。放射性廃棄物を適切に処理・処分
することで、クリーンなエネルギーといえます。
とはいえ、現在の原子力で利用しているウランにも限りがあります。FBR
サイクルは、ウランをプルトニウムに変換でき、ウランの持つ潜在的なエネル
ギーを最大限引き出すことができる技術です。このため、FBRサイクルは、
エネルギー問題・地球環境問題の同時解決に向けて大きく期待されています。
出典:独立行政法人 日本原子力研究開発機構HP
http://www.jaea.go.jp/04/fbr/top.html
152
高レベル放射性廃棄物の地層処分の概要
出典:平成25年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2014)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2014pdf/
153
時間とともに減衰する高レベル放射性廃棄物の放射能
出典:公益財団法人 原子力環境整備促進・資金管理センターHP
http://www.rwmc.or.jp/disposal/high-level/1-2.html
高レベル放射性廃棄物は、当初は放
射能が高く発熱量も高い状態にあるが
、30年から50年で埋設可能な発熱量
となり、含まれる大部分の放射性物質
の放射能は数百年の間に急速に減少
する。一方、一部の放射性物質は放射
能は低いものの寿命が長いため、長
期にわたって放射能が存在する。
放射能レベルは非常に高いが半
減期は比較的短い放射性物質(
例えば、セシウム-137は約30年、
ストロンチウム-90は約29年)
放射能レベルは比較的低いが半減期
の非常に長い放射性物質(例えば、ネ
プツニウム-237は約214万年、ジルコ
ニウム-93は約153万年)
154出典:平成25年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2014)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2014pdf/
地層処分の安全確保の考え方
155
諸外国における高レベル放射性廃棄物の処分について
http://www2.rwmc.or.jp/publications:hlwkj2015#紹介 世界的には地層処分でコンセンサス
出典:原子力環境整備促進・資金管理センター『諸外国における高レベル放射性廃棄物の処分について(2015年版)』pp3-4
156
各国の高レベル放射性廃棄物の処分事業の進捗状況
出典:原子力環境整備促進・資金管理センター
『諸外国における高レベル放射性廃棄物の処
分について(2015年版)』pp3-4
http://www2.rwmc.or.jp/publications:hlwkj2015#紹介
157
出典:平成27年12月18日『最終処分関係閣僚会議(第五回)』資料 http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/saisyu_syobun_kaigi/dai5/siryou1.pdf
科学的有望地について、地層処分の実現に至る長い道のりの最初の一歩として国民や 地域に冷静に受け止められる環境
を整えた上で、平成28年中の提示を目指す。
高レベル放射性廃棄物地層処分に関する最近の動向
158
平成28年1月16日撮影
国立研究開発法人日本原子力研究開
発機構 バックエンド研究開発部門
出典:国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
バックエンド研究開発部門パンフレット『地層処分技術に関する研究開発』
http://www.jaea.go.jp/04/tisou/pamph/pdf/100222.pdf
我が国における高レベル放射性廃棄物の地層処分における研究
159出典:国立研究開発法人日本原子力研究開発機構パンフレット『地層を科学する』
http://www.jaea.go.jp/04/tono/pamph/tgcpamph.pdf
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
バックエンド研究開発部門
毎月一回土曜日に見学会を実施
http://www.jaea.go.jp/04/tono/k
engaku/kengaku_miu1.html
160出典:平成25年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2014)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2014pdf/
東アジア地域における原子力発電所建設計画
161
月刊Wedge 2014年7月号 (http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3952)
本資料は株式会社ウェッジ様のご好意により講演会資料限りで使用の許諾を頂戴しています。
無断での二次利用・頒布等は法律に反する可能性がありますのでご注意下さい。
162(出典:平成26年度版国土交通白書)
http://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h26/hakusho/h27/pdf/np101100.pdf
我が国人口の推移
163
(出典:平成24年度版国土交通白書)
http://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h24/hakusho/h25/pdf/np101000.pdf
我が国人口の推移
164
0
20000
40000
60000
80000
100000
120000
-9000 -8000 -7000 -6000 -5000 -4000 -3000 -2000 -1000 0 1000 2000
西暦
0
100
200
300
400
500
600
-8800 -7800 -6800 -5800 -4800 -3800 -2800 -1800
出典:鬼頭宏『人口から読む日本の歴史』講談社学術文庫より作成
本資料は講談社殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
0
20000
40000
60000
80000
100000
120000
140000
725 925 1125 1325 1525 1725 1925
歴史時代の人口
現在
古代の人口
縄文早期
縄文前期
縄文中期
縄文後期
縄文晩期
弥生時代
日本列島の地域人口:縄文早期~2000年
江戸時代
人口3000万人台で停滞
165
出典:鬼頭宏『人口か
ら読む日本の歴史』講
談社学術文庫
地域人口の変動(1721~1846年)
18世紀
小氷期の影響
(太陽活動のマウンダー極小期)
ヨーロッパでは
魔女狩り
本資料は講談社殿の
承諾を得て転載してい
ます。無断での再複
写・転載・配布等は法
律に反します。
166
貧しかった日本(胸まで浸かった田植えの様子)
昭和30年代の富山県
出典:養老孟司・竹村公太郎『本質を見抜く力 環境・食料・エネルギー』2008年 PHP出版
本資料はPHP出版殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
167
出典:坂本雄三編著 『省エネ・温暖化対策の処方箋』2006年 日経BP社
本資料は共同通信社殿・日経BP者殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
豊かさにあこがれた日本
(洗濯機・冷蔵庫・テレビが「三種の神器」と言われた)
168
貧しい時代は女性に厳しい時代
(生殖可能期間の終了が人生の終了)
出典:竹村公太郎著 『日本文明の謎を解く 21世紀を考
えるヒント 』2003年 清流出版
本資料は清流出版殿の承諾を得て転載しています。無
断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
平均的な人生で女性が長い老後を送れるのは
現代だけかもしれない。
女性<男性
女性のほうが
寿命が短い
女性≒男性
女性>男性
169
すでに現実化している女性の貧困問題
出典:国立社会保障・人口問題研究所
社会保障応用分析研究部阿部彩部長
1人暮らしの女性世帯の貧困率は、勤労世代で32%
1人暮らしの65歳以上の女性世帯では52%
19歳以下の子供がいる母子世帯の貧困率は57%
相対的貧困率とは、すべての国民を所得順に並べて、真ん中の人の所得の半
分(貧困線)に満たない人の割合を指す。厚生労働省では、相対的貧困率にお
ける貧困線を114万円、OECD(経済協力開発機構)の報告では、日本の貧困線
は149万7500円
平成26年1月27日放送 NHK総合・クローズアップ現代
『あしたが見えない
~深刻化する“若年女性”の貧困~ 』でも話題に
170
私の疑問(東電の公式見解ではありません)
• 昨今の石油価格の低下はあるが、安い化石燃
料の時代は終わった
• 少子高齢化で日本経済の相対的地位低下
• 財政は危機的状況だが国内はそれほど危機感
がない
• 96%(原子力を準国産エネルギーとしても81%)
を輸入に頼る
• 将来もエネルギーを海外から今までと同じように
買い続けることができるのか?
• 社会インフラはこのまま維持できるか?
• 影響は社会的弱者ほど大きい。
171
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shoene_shinene/shin_ene/pdf/007_01_00.pdf
出典:資源エネルギー庁 『再生可能エネルギー電源別の課題と推進策』(平成26年12月2日)
日本の今年度は474円/月
(1.58円/kWh×300kWh/月)
年間1.8兆円 今後3兆円×20年?
2014年度日本のGDP490.6兆円
172
172
173
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shoene_shinene/shin_ene/pdf/007_01_00.pdf
出典:資源エネルギー庁 『再生可能エネルギー電源別の課題と推進策』(平成26年12月2日)
174
出典:『再生可能エネルギーの導入促進に係る 制度改革の検討状況について(報告)』
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shoene_shinene/shin_ene/pdf/015_b02_00.pdf
再生可能エネルギーへの国の取り組み状況
175
175
太陽光発電の天候別発電電力量の推移
電気にも質(電圧と周波数)があります。
このため大量の太陽光発電が導入されると対策が必要になります。
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_1.pdf
176
都道府県別太陽光発電設備利用率分布表
0
1
2
3
4
5
6
7
9.0%
9.1%
9.2%
9.3%
9.4%
9.5%
9.6%
9.7%
9.8%
9.9%
10.0%
10.1%
10.2%
10.3%
10.4%
10.5%
10.6%
10.7%
10.8%
10.9%
11.0%
11.1%
11.2%
11.3%
11.4%
11.5%
11.6%
11.7%
11.8%
11.9%
12.0%
12.1%
12.2%
12.3%
12.4%
12.5%
12.6%
12.7%
12.8%
12.9%
13.0%
設備利用率
都道府県数
秋田県:9.1% 高知県:12.7%
全国平均
11.2%
出典:財団法人新エネルギー財団「都道府県のkW当
たりの年間発生電力量と年間売電電力量(10年
間)[1995.4~2004.3]」
実際に発電している割合は11%程度。
報道で原発×基分に相当という表現を目にしますが、実際には電気を作る量はその8分の一程度。
177
太陽光発電の持つ本質的限界
太陽定数1366W/m2
核融合:E=mc2
雲のアルベド等によ
る地表への未到達
緯度(θ)
太陽乗数×地表到達率×cosθ
昔は太陽光発電の研究者はこのように教えたのですが…
178
再生可能エネルギ導入に伴う国民負担の動向
出典:『再生可能エネルギーの導入促進に係る 制度改革の検討状況について(報告)』
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shoene_shinene/shin_ene/pdf/015_b02_00.pdf
179
出典:『地球を考える会』(http://enecon.netj.or.jp/index.html)
有馬朗人元文部大臣・元東大総長講演資料
http://enecon.netj.or.jp/forums/100307tokyo/pdf/arima.pdf
有馬元東大総長・元文部大臣の太陽光発電の御試算(1/2)
日照時間が5時間以上はその65%程度
180
出典:『地球を考える会』(http://enecon.netj.or.jp/index.html)
有馬朗人元文部大臣・元東大総長講演資料
http://enecon.netj.or.jp/forums/100307tokyo/pdf/arima.pdf
有馬元東大総長・元文部大臣の太陽光発電の御試算(2/2)
181
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shoene_shinene/shin_ene/pdf/007_01_00.pdf
出典:資源エネルギー庁 『再生可能エネルギー電源別の課題と推進策』(平成26年12月2日)
182182
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次
報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/white
paper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_1.pdf
風力発電の総設備容量に占める各地域別の割合
北海道・東北・九州に集中
183
The map shows the mean wind speed in ms-1 @ 10 m a.g.l. for the period 1976-95, according to
the NCEP/NCAR reanalysis data set
出典:http://www.windatlas.dk/World/Index.htm
世界の風の状況
アルゼンチンのパタゴニア地方などは風力発電に適しているとも言われる。
184
洋上風力も水深200m程度
まで。
日本近海は急峻なため大陸
棚のある場所とは違う
本資料は思文閣出版殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
出典:安田・松岡編『日本文化と民族移動ー文明と環境Ⅱー』1994年 思文閣出版
185
185185
186
出典:平成25年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2014)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2014pdf/
バイオマスの分類及び主要なエネルギー利用形態
187
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shoene_shinene/shin_ene/pdf/007_01_00.pdf
出典:資源エネルギー庁 『再生可能エネルギー電源別の課題と推進策』
(平成26年12月2日)
出典:資源エネルギー庁 『再生可能エネルギー電源別の課題と推進策』(平成26年12月2日)
188
日本の水力発電設備容量および発電電力量の推移
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_1.pdf
189
出典:平成26年度 エネルギーに関する年次報告
(エネルギー白書 2015)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper
/2015pdf/whitepaper2015pdf_2_1.pdf
水力発電発導入量の国際比較
190
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shoene_shinene/shin_ene/pdf/007_01_00.pdf
出典:資源エネルギー庁 『再生可能エネルギー電源別の課題と推進策』(平成26年12月2日)
191出典:平成25年度 エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書 2014)
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2014pdf/
日本の地熱発電設備容量および発電電力量
192出典:資源エネルギー庁 『再生可能エネルギー電源別の課題と推進策』(平成26年12月2日)
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shoene_shinene/shin_ene/pdf/007_01_00.pdf
193
二次エネルギー:他のエネルギーから作られるエネルギー
水素
炭化水素(化石燃料)から作る
水から作る
電気分解
熱分解
光分解
放射線分解
水蒸気改質法
部分酸化法など
水素について
水素は電気と同じ二次エネルギー
石炭を使って作る ガス化
これでは化石燃料が必
要なことは変わらない
電気を何からつくるかで結局同じ。再生可能エ
ネルギーからの電気に期待するのは疑問。
量的にはあまり期待できない
バイオマス・廃棄物利用
(炭化水素から作る方法の一つ)
微生物分解など
(あくまでも早坂の個人的見解で東京電力の公式見解ではありません)
194
独立行政法人工業所有権 情報・研修館 流通部 『特許流通促進事業』
平成17年度 特許流通支援チャート 一般20 水素製造技術
http://www.ryutu.inpit.go.jp/chart/H17/ippan20/frame.htm
水素の製造方法
195
出典:『地球を考える会』原子力の日記念講演会「みんなで考えよう!! エネルギーと地球環境問題」
http://enecon.netj.or.jp/forums/091026fukuoka/index.html
(財)電力中央研究所 原子力技術研究所 特別上席研究員 天野治氏 「石油ピーク後のエネルギー」講演資料
http://enecon.netj.or.jp/forums/091026fukuoka/091026_amano.pdf
水素をインフラ面から考える(自動車を例に全体の観点から)
液体から高圧の気体に
③
①
ガス 冷却
液体
-162℃
②
水素製造(天然ガス改質)
日本へ
H2ガス
冷却 -263℃
液体
スタンド
インドネシア
水素自動車
高圧タンク
高圧でタンクに供給
④⑤
⑥
⑦
インドネシアから日本までの液化輸送にエネルギーがかかる。
この部分しか
着目していない。
196
高温ガス炉(原子炉)による水からの水素製造
(
原子力による低炭素社会の実現に貢献する研究開発
原子炉
最先端の水素製造技術-熱化学法ISプロセス
次世代超高温ガス炉に最も近い
HTTR(定格出力 30MW)
○高温工学試験研究炉(HTTR)を活用して水素製造と発電の実現が可能な高温ガス
炉技術基盤を確立
○高温ガス炉からの高温核熱を利用して、炭酸ガスを排出しない熱化学法ISプロセス
による水分解水素製造技術を開発
原子炉出口温度950℃を達成 (平成16年4月)
50日間の高温連続運転を完遂 (平成22年1月~3月)
資料ご提供「日本原子力研究開発機構」
197
高温ガス炉プラント研究会定期講演会
出典:一般財団法人 エネルギー総合工学研究所HP http://www.iae.or.jp/htgr/lecture.html
○会議名: 「世界の中の高温ガス炉」
○日 時: 平成28年3月7日(月) 13:00 ~ 17:00
○場 所: 東京大学 武田先端知ビル 武田ホール
(〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1)
(交通アクセス: http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_16_j.html)
○参加費: 無料
○主 催: 東京大学、高温ガス炉プラント研究会 共催
○定 員: 100名
○プログラム:
(敬称略)
詳細は、開催案内をご覧下さい。
(プログラム題名は変更される場合があります。)
1. 【開会挨拶】 岡本 孝司 会長(東京大学)
2. 【文科省挨拶】 岡村 直子 課長(文部科学省 研究開発局 原子力
課)
3. 【中国の高温ガス炉開発状況】
Lang Minggang (朗 明剛)准教授(清華大学)
4. 【地球温暖化抑制と原子力の役割】(仮題)
Fengjun Duan (段 烽軍)
Senior Research Fellow (The Canon Institute for Global Studies)
5. 【世界の高温ガス炉情勢】
土江 保男 氏(プラント研究会)
6. 【原子力学会での高温ガス炉の規格基準策定状況)】(仮題)
大橋 弘史 氏(日本原子力研究開発機構)
7. 【パネルディスカッション(世界の中での高温ガス炉)】
司会:岡本 孝司 会長(東京大学)
討論メンバー:
Lang Minggang (朗 明剛)准教授(清華大学)
Fengjun Duan (段 烽軍) Senior Research Fellow (CIGS)
國富 一彦 氏(日本原子力研究開発機構)
土江 保男 氏(プラント研究会)
8. 【閉会挨拶】 プラント研究会委員
○参加申込み 参加者の氏名、所属、連絡先をご記入の上、平成28年2月29日(月)までにe-mailにて、事務局宛
にご送付下さいますよう、お願い致します。(e-mail:rahp-h28@iae.or.jp)なお、申込みが定員に達した場合には、受
付を締め切らせて頂きます。
198
Ⅰ-1 エネルギーシステムの一体改革
出典:資源エネルギー庁HP
エネルギーシステム一体改革
199
送配電部門
法的分離
電
力
シ
ス
テ
ム
改
革
(
閣
議
決
定
)
広域機関の設立準備
送配電部門に対する行為規制、発電と送配電部門の協調ルールの検討、
組織移行準備
2013年
設立認可
小売全面
自由化
2016年4月 2020年目途
独立規制組織
への移行
広域系統運用
機関設立
小売全面自由化のための実務面の検討
料金規制継続
(経過措置)
料金規制の
撤廃(原則実施)
出典:電力システム改革専門員会報告書、2015年3月3日政府閣議決定を元に作成
ガ
ス
シ
ス
テ
ム
改
革
(
閣
議
決
定
)
現在
小売全面自由化のための
実務面の検討
小売全面
自由化
2017年目途 2022年目途
ガス導管部門に対する行為規制、組織移行準備
料金規制継続
(経過措置) 料金規制の
撤廃(原則実施)
ガス導管部分
を法的分離
2015年3月 2015年4月
エネルギーシステム改革の流れ
200
ガスシステム改革の全体像
出典:資源エネルギー庁平成27年8月20日ガスシステム改革小委員会事務局提出資料
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/kihonseisaku/gas_system/pdf/022_03_00.pdf
201
201
放射線・放射性物質
・放射能について
202
出典:資源エネルギー庁「原子力2010」他
日常生活と放射線
10
2.4
0.2
0.022
6.9
1.0
0.05
世界の1人あたりの
自然界からの放射線
(年間・世界平均)
国内での自然界からの放射線の差
(年間・県別平均値の差の最大)
東京~ニューヨーク航空機旅行
(往復・高度による宇宙線の増加)
再処理工場の操業による工場周辺の
線量目標値(年間)
クリアランスレベル導出の
線量目安値(年間)
全身CTスキャン(1回)
一般公衆の線量限度
(年間・医療は除く)
0.6
胸のX線集団検診(1回)
原子力発電所(軽水炉)周辺の線量目標値(年間)
(実績ではこの目標値を大幅に下回っています)
胃のX線集団検診(1回)
宇宙から
0.39
大地から
0.48
食物から
0.29
空気中の
ラドンから
1.26
岐阜 神奈川
0.4
放射線の量
(ミリシーベ
ル ト )
10
1
0.1
0.01
ブラジル・ガラパリでの
自然界からの放射線(年間)
0.01
1.48日本の1人あたりの
自然界からの放射線
(年間・全国平均)
※ 日本の原子力発電から放出
される放射性物質から受け
る放射線の量は0.001ミリシ
ーベルト未満です。(年間
)
203
明るさを表わす単位
〔ルクス(lx)〕
放射線によってどれだけ影響があるのかを表わす単位
〔シーベルト(Sv)〕
懐中電灯
放射性物質
光を出す能力
光の強さを表わす単位
〔カンデラ(cd)〕
放射線を出す能力
(放射能)
※
放射能の強さを表わす単位
〔ベクレル(Bq)〕
※放射能を持つ物質(放射性物質)のことを指して用いられる場合もあります
出典:資源エネルギー庁「原子力2010」
光
放射能と放射線
204
205
205
205
206
206
206
207
207
207
208
208
①体内に生じた反応性の
高い物質を除去するため
の「抗酸化機能」
②DNAの上に生じた損傷
を修復する仕組み
③DNA損傷が蓄積した細
胞を除去するアポトーシ
スと呼ばれる機構
④がん化した細胞を除去
する免疫機能
など
208生態防御機能
生態防御機能
健康人の人体
でも1日5,000
個ものがん細
胞が発生して
いると言わてい
ます。
209
209
『放射線の人体への影響』
日本学術会議総合工学委員会主催「原子力総合シンポジウム2010」
放射線医学総合研究所 酒井一夫氏講演資料
LNTの考え方によれば、どんなに微量の放射線であっても、線量に応じたリスクの増加があることになるので、微量の放射線によるリスクを多人数に適用すればがん死
亡数が算定されることになる。チェルノブイリ事故の影響を評価するにあたり、対象を全世界に拡大して、事故による被ばくに起因する死者が数万人に達するという議論
があったが、この一例といえよう。いまだにこのような例が後を絶たないが、国際放射線防護委員会(ICRP)では2007年に発表した勧告の中で、微量の放射線による計
算上のリスクを多人数に適用して、死亡数などを算定することは適切ではないと注意喚起している。
209
210
放射線の種類と性質の比較
代表的な放射性物質とその物理的半減期
本 体 重 さ 電 荷 物 質
浸 透 力
電 離
作 用
蛍 光
作 用
ア ル フ ァ 線 ヘ リ ウ ム
原 子 核
非 常 に
重 い
正 電 荷 2 小 大 大
ヘ ゙ ー タ 線 電 子 非 常 に
軽 い
負 電 荷 1 中 中 中
カ ゙ ン マ 線
( エ ッ ク ス 線 )
電 磁 波 な し な し 大 小 小
中 性 子 線 中 性 子 重 い な し 大 大 大
核 種 半 減 期 主な放射線
トリチウム※ 12年 β線
カリウム40※ 13億年 β線
マンガン54 300日 γ線
コバルト60 5年 γ線
ストロンチウム90 29年 β線
ヨウ素131 8日 γ線
核 種 半 減 期 主な放射線
キセノン133 5日 γ線
セシウム134 2年 γ線
セシウム137 30年 γ線
ラジウム226※ 1600年 α線
ウラン235※ 7億年 α線
プルトニウム239 24000日 αf線
※自然放射性物質
生体半減期
(体内で半分になる
期間)
セシウム30日
211
I:ヨウ素131の半減期は8日なので今はほとんどない。Cs:セシウムは今は半分程度に。
【注意】安定的で残留蓄積される化学物質ではないので、食物連鎖で濃縮されない。
東京電力株式会社 福島事故調査報告書
福島第一原子力発電所事故による大気中への放射性物質排出量
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu12_j/images/120620j0303.pdf
212
大気中の放射性物質の濃度の時系列的変化
1960年代や70年代には核実験の影響で大気中の放射性物質は1,000倍から10,000倍もあった。
213
213
出典:『世界の高自然放射線地域の健康調査より』
http://www.taishitsu.or.jp/genshiryoku/gen-1/1-ko-shizen-1.html
世界各地の大地から受ける年間自然放射線量
地域 平均値 最高値
ラムサール(イラン) 10.2 260
ガラパリ(ブラジル) 5.5 35
ケララ(インド) 3.8 35
陽江(中国) 3.5 5.4
香港(中国) 0.67 1.0
日本 0.43 1.26
(mSv/y)
214214
215
ご清聴ありがとうございました。
今回の機会を頂戴しました飛田先生には改めてお礼申し上げます。
この資料は下記からもご覧いただけます。
『新宿エコ市民大学』
http://www.slideshare.net/FusajiHayasaka/20160226-58463060
216
スマートグリッドについて
サブプライム・ローンの証券化のようなもの
質の悪いものをIT技術と統計学の知識で質が良くなるかのような話
<参 考>
217
メイン・フレーム(集中処理)
クライアント・サーバ(分散処理)
クラウド・コンピューティング(集中処理)
コンピュータの潮流の変化
端末の処理速度の単価 > 回線の伝送速度の単価
分散処理端末の処理速度の単価 < 回線の伝送速度の単価
集中処理
コンピュータ・ネットワークと電力系統の類似性
電力系統も送電ロスと発電効率
でネットワークが決まる
電気業の黎明期(明治時代)
はマイクログリッド
小規模発電
↓
送電技術(電圧)の向上に伴
いネットワーク拡大
218
日・米・欧の電力系統の比較
ヨーロッパの国は日本でいえば都道府県の様なもの
219
http://aspo-usa.com/2009presentations/Scott_Pugh_Oct_11_2009.pdf
219
220http://aspo-usa.com/2009presentations/Scott_Pugh_Oct_11_2009.pdf
220
221
光の波としての性格
数が多くなると統計的な性格が見えてくる
スリット実験(量子)の結果
スリット実験(量子=粒としての性格)
電力系統も同じ
出典:竹内宏『図解入門「よくわかる最新量子論 基本と仕組み」』2006年秀和システム
本資料は秀和システム殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
(あくまでも早
坂の個人的見解
で東京電力の公
式見解ではあり
ません)
スリット実験(量子)の結果
222
スマートグリッド
ネットワーク化
需要 需要
需要
需要供給 供給
供給
供給
このすべてをIT技術で制御しようというもの
供給側の出力制御で調整
同期機理論
(あくまでも早坂の個人的見解で東京電
力の公式見解ではありません)
223
需要 供給
供給側の出力制御で調整
同期機理論
需要 供給
太陽光・風力・燃料電池・蓄電池などインバーターを介する
電源は「パルス幅変調(PWM)(制御)方式」で「電力系統側
の系統周波数」を利用している
この人たち(火力・水力・原子力)だけで調整することに
(あくまでも早坂の個人的見解で東京電
力の公式見解ではありません)
224
送電ロスについて
① 送電線の距離に比例する ② 電圧に反比例する
W=EI I=W/E
電力ロス∝I
W:電力量(VA=W)
I:電流(A)
E:電圧(V)
社会インフラの質を考える
欧米の議論を日本に安直に適用しているのでは?
日本は既にコンパクトシティ!
離れたところの大規模集中型発電所から電気を送るのは無駄が多い?
マイクログリッドが地球を救う。・・・本当にそうか?
(やや厳密性に欠ける議論です)
225
電気の届くまで
275,000V~500,000V
154,000V
66,000V
6,600V
100V/200V 100%
1.5%
0.15%
0.065%
0.036% ~ 0.02%
100Vを基準とした場合
同じ電流(I)が同じ電線を流
れた場合の電力ロスの比
(やや厳密性に欠ける議論です)
226
送電網を考える上での日米比較
226
227
ロス・アンゼルス市と関東平野の大きさ 新潟や福島から電気を送るのは
アメリカで比較するとロス・ア
ンゼルス郊外の発電所から
電気を送るようなもの
需要密度の高さ(コンパクトシティ)
は低エネルギー社会のメリット!
©2009 Google 地図データ © 2009ZENRIN
© 2009 Google 地図データ © 2009 Tele Atlas
日本は既にコンパクト・シティ化が
(かなり)進んでいる
日本型スマートグリッドは整備済み?
228
地球物理学について
昨年大学院と大学を卒業した我が家の二人の娘の高校(女
子校)では地学の講座がないとお聞きしたので…
<ご参考>
地球システムの概念図
出典:川上紳一・東條文治『図解入門「最新地球史がよく解る本」』2006年秀和システム
本資料は秀和システム殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
229
本資料は東京大学出版会殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
太陽系の形成過程の概念変遷
出典:東京大学地球惑星システム科学講座編『進化する地球惑星システム』2004年 東京大学出版会
太陽系の惑星
230
本資料は岩波書店殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
地球誕生から現在までの変遷
出典:熊澤峰夫・丸山茂徳編『プルームテクトニクスと全地球史解説』2002年 岩波書店 231
地球の形成
出典:『英和ビジュアルディクショナリー-分解博物館』同朋出版
232
地球の内部構造と組成
出典:『英和ビジュアルディクショ
ナリー-分解博物館』同朋出版
現在の多くの太陽電池はシリコンを使うが
その主な成分は珪素(Si)。
地球の全組成の13%、地球の一番外側に
ある地殻の25%を珪素(Si)が占める。
太陽電池で数年前に日本のメーカーがシリ
コン不足からシェアを落としたと騒がれた
が、これは原料のシリコンを作る珪素(Si)が
不足したわけではない。
シリコンのインゴッド(金属を精製して一塊り
としたもの :鋳塊【ちゅうかい】)を作るエネル
ギー価格の高騰による。シリコン製造には
多くのエネルギーが投入されている。
233
234
出典:川上紳一・東條文治『図解入門「最新地球史がよく解る本」』2006年秀和システム
本資料は秀和システム殿・岩波書店殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
出典:熊澤峰夫・丸山茂徳編『プルームテクトニクスと全地球史解説』2002年 岩波書店
現在は第四紀
第四紀の扱い
については争
いがあります
出典:川上紳一・東條文治『図解入門「最新地球史がよく解る本」』2006年秀和システム
地球史7大事件
出典:熊澤峰夫・丸山茂徳編『プルームテクトニクスと全地球史解説』2002年 岩波書店
本資料は秀和システム殿・岩波書店殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
地球表層環境の歴史とプレート運動の盛衰、上
部マントルの温度変化および海水の総量の沈
み込み帯の温度の歴史
235
地球のエネルギーバランス
地球の内部には境界層があるために対流運動が妨げられたり加速され
たりする。そのために地球表層でカタストロフィックな大変動が起きる。
出典:熊澤峰夫・丸山茂徳編『プルームテクトニクスと全地球史解説』2002年 岩波書店
本資料は岩波書店殿と化学同人殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
地球の多層構造と不連続的な内部熱放出がおきる原因
出典:田近英一『地球環境46億年の大変動史』2009年 化学同人 236
本資料は東京大学出版会殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。
地球の熱収支
発熱量の大きな部分は地殻
中の放射性物質の崩壊熱
地球も一種の原子炉
出典:東京大学地球惑星システム科学講座編『進化する地球惑星システム』2004年 東京大学出版会
差10TW
237
地球の磁気圏
地球の外核は液体で核は鉄を中心とした成分からなる固体と考えられている。地磁気の源は,鉄を主成分とする金属コア(半径3480 km で,
地球半径の半分強を占める)に流れる電流である。地球ダイナモを駆動する源は,地球の冷却熱である。コアやマントルの深部は1 億年で10
度くらいの割合で冷えている。コアの表層部は冷却されると熱収縮により密度が高まり,コアの底に沈もうとする。いっぽう中からは熱く軽い液
体が湧き上がり,熱をマントルに逃がす。これを熱対流とよぶ。冷却熱が液体鉄の力学的エネルギーを生み,さらにそれが磁気エネルギーに
変換されるのである。コアを構成している鉄は,地球深部の高温下では大部分が融解しており,水と同程度の粘性率をもつ。実際コアは,内
部の熱をマントルに運ぶべく対流しており,その流速は10-4m/s のオーダーと推定されている。 コアが冷えて固まってしまえば宇宙からの宇
宙線や太陽風を遮るものがなくなり地上の生物は生きていけないと考えられる。(月や火星には磁気圏はない) 地殻中の放射性物質の崩壊
熱もこの一助となっていると考えられる。
出典:『英和ビジュアルディクショナリー-分解博物館』同朋出版
238
出典:川上紳一・東條文治『図解入門「最新地球史がよく解る本」』2006年秀和システム
気候システムの概念図
本資料は秀和システム殿の承諾を得て転載しています。無断での再複写・転載・配布等は法律に反します。 239
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