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委託訓練講座改善提案20130204
- 3. ⅱ .提案者のプロフィール
氏名 釜石 徹 ( 61 歳)
大学等委託訓練講座関連の経歴
A 生命保険会社に長年勤務し、 2000 年 9 月に早期退職制度に応募し退職。
情報処理会社に再就職先を果たすが激務のため体調を崩して 2004 年 4 月に
退職。
2004 年 7 月から明治大学の新市場創造マーケティング講座を受講し同年 9
月末に修了。その後、 2004 年 10 月に B 生命保険会社に入社しマーケティ
ング事業部に配属された。その後、 B 社破綻による早期退職制度に応じ
2009 年 7 月に退職。
2009 年 10 月から専修学校においてビジネス・エキスパート講座を受講し
2010 年 3 月末に修了。講座で学んだ知識を活かし FP2 級と簿記 3 級を取
得。その後、生保業務内容と経理や社会保険の知識を認められ 59 歳で派遣
会社に入社し、 2010 年 4 月から C 生命保険会社の情報システム部へ常駐
SE として派遣。開発終了までが契約期間であったため 2012 年 10 月に開発
終了と同時に派遣会社を退職。
2012 年 11 月から、帝京大学のトップ・マネジメント養成科講座を受講し
2013 年 1 月末に修了。現在は起業準備中。 3
- 5. 1 . 委託訓練講座の現状(1)
ほとんどの受講生は雇用保険を受給しながら勉強ができるので受
受講生
受講生 講期間を比較的楽に過ごしてしまう。また、出席率 80 %程度の出
席で修了できるため必死になることもない。
委託先大学等にとって委託訓練講座は新たな収入源であり、講座
委託先
委託先
が認可されれば再就職率アップに関する改善提案を敢えて行なう
大学
大学 必要はないように思われる
求人
求人 求人企業にとって役に立ちそうな求職者がこの講座には多数いる
企業
企業 にもかかわらずこの講座のことを知らない企業が多い
東京都は講座開講中に1回だけの視察ですませていることから、講座内容についてはさ
東京都
東京都 ほど関心を寄せていないように見受けられる
5
- 6. 1.委託訓練講座の現状(2)
開講年月 開講数 定員計
委託訓練講座実施の大学等 H24年12月 6講座 120名
平成24年度 H24年11 月 8講座 155名
早稲田大学 H24年8月 6講座 115名
明治大学 合計 20講座 390名
東海大学 H24年1 月 3講座 60名
帝京大学冲永総合研究所 H23年12月 6講座 120名
産業能率大学 総合研究所 平成23年度 H23年11 月 5講座 96名
文京学院大学 H23年8月 6講座 120名
LEC 東京リーガルマインド大学
合計 20講座 396名
神田外語大学
H22年12月 4講座 80名
平成22年度 H22年11 月 4講座 80名
(一部のみ) H22年8月 4講座 80名
合計 12講座 240名
H23,H24 に年間約 400 名が受講しているが
年齢別の再就職率、特に高年齢層の再就職率は如何に?(非公
6
開?)
- 7. 2 .委託訓練講座の問題点
1)修了生でも再就職率は厳しい
特に 55 歳以上が厳しい。 65 歳再雇用制度によりさらに厳し
くなる
2)委託先大学等は講座継続と講座数拡大を優先
再就職に役立つ講座が少ない
3)企業は委託訓練講座の存在を知らない
求人企業と受講生とのマッチング機会がない
現状では再就職に充分に役立っているとはいえな
い
7
- 8. 3.委託訓練講座の改善ポイント
1)受講生の意識改革
ぬるま湯体質から脱却して本気モードになる訓練内容に変
える
2)再就職の可能性につながる訓練内容
再就職先を自ら切り開く力を付ける講座内容に変える
3)求人企業が求めるスキル・人材像がわかる講座内容
求人側の課題を発見し自ら提案ができる内容の講座を設け
る
4)中高年受講生に対しこれからの働き方を身に付ける訓練内容
再就職および NPO 法人等を含む起業を考えられる講座を増
やす
求人企業の課題解決提案ができる力、起業ができる力を
磨き再就職や自立に役立つ訓練を目指す
8
- 10. 5.改善提案
改善提案1 改善提案2
委託訓練講座 東京都の
の内容改善 取り組み改善
改善提案
東京都民間委託
訓練講座
改善提案4 改善提案3
受講生に 委託先大学等
求める改善 への要請
10
- 11. 5 -1. 改善提案の目指すところ
通常勤務時 受入期 混迷期 講座待望期 受講期 講座終了期
高 自己効力感
←
訓練対応ニー
ズ
気
力 退職決断 退職
レ 合格 開始 修了
ベ
ル
現行訓練
→
低 開講後まもな
く再就職との
乖離を感じる
11
- 13. 改善提案2:東京都の取り組み改善案
改善内容
1.講座開始前・・・公益財団法人東京都中小企業振興公社との
協業
1)中小企業におけるインターンシップを募集する
2)中小企業にシニア採用を働きかける
3)受講生とマッチングできる中小企業を募集する
2.講座期間中・・・講座内容を充実させるため
1)全コース・全教科の見学を実施する
2)プレゼンテーション発表会を聴講する
3)東京しごとセンター・東京人材銀行の就職情報を伝達する
3.講座修了後・・・講座のブラッシュアップのため
1)講師と事務局に委託訓練生の評価をさせる
2)受講生に講師、講座内容の評価をさせる
13
- 17. 6.改善後の効果イメージ
通常勤務時 受入期 混迷期 講座待望期 受講期 講座終了期
高 自己効力感
←
訓練後の効果
気
力 退職決断 退職
レ 合格 開始 修了
ベ
ル
現行訓練
→
低
17
- 18. 最後までお読みいただきありがとうございました。
改善提案のご検討をお願い申し上げます。
終
釜石 徹
東京都大田区東雪谷 2-23-13-405
Tel :070-5592-9022 Email: kamaishi@w8.dion.ne.jp
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