180316
- 9. 遂行機能障がい
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事前計画
• 事前の準備が苦手
• 趣味の釣りの準備が苦手
• 料理・掃除の準備・段取り・片付け苦手
複数同時進行
• 複数の事を同時にこなすのが苦手
• 「ながら行動」が苦手
• 工程や手順が複雑になるとこなせない
次を考えながらの行動
• 先のことを頭の中で描けない(記憶低下も含む)
•段取り・事前準備
•複数同時処理(ながら行動)
•次に何をする?
に弱く、「気が回らない人~要領
がわるい人」と捉えられてしまう。
- 14. それを機に、休転職を繰り返すことに。
通常 通常 通常 障がい者雇用雇用形態
転職経歴
開示障がい開示
行政支援
約10年発症
介入
相
談
手
帳
取
得
ストレス
受傷してから、おおよそ2-3年で職を変わる苦しい状況が続き、現在4社目。
どうして上手くいかなくて、どうやって落ち着きを取り戻してきたか?
復職 転職① 転職➁ 転職③
休
職
休
職
休
職
休
職
休
職
14
- 23. ➁受容:きっかけ
• 就労が上手くいかなかった。
• 障がいを無かった事には
できなかった。
• 不安定な状況を断ちた
かった。
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ひとえに「障がい受容」といってもそんな簡単にできるわけではなく、
10年弱の中で、繰り返し「振り返り」機会を入れることで、少しづつ
「現実逃避はやめて向き合おう」という意識が芽生えました。
自
分
の
意
識
を
変
え
る
た
め
に
• 執筆・講演・ブログ等通じて、
振り返り・言語化を意識。
• 上記の繰り返しで刷り込み。
• 障がいを開示して再々就職。
- 26. ➂共生:代替手段の習得
• メモ帳・ノート必須(ポイントのみ)
• 保存先はシンプルに(多く深く複雑にしない)
• 保存方法の工夫(色、マーカーで視覚化)
• 振り返りの機会を作る(記憶化の促進)
症状 代替手段
医学的リハで基礎を習得⇒現場で応用。
書ききれないほど、工夫していると思います!!!
• 静かな環境にする(イヤホン・パーテッション・角席など)
• 複数同時進行を避ける
• 定規やポストイットで、注意を制御
• 作業済は取り消し線でマーキング
• 不意打ち・突発事象を避けるよう周知
• スマホ×カレンダーまたは手帳必須
• タイマー・アラートを使用(googleカレンダー)
• TODOを使用(googleカレンダー)
• やるべきリストの活用(優先順位付け)
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• 休憩を多めに(1時間に1回強制)※熊本県高次脳機能障害支援センターホームページより引用
- 38. さいごに。
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脳障がい者が就労現場で工夫している、
「マニュアル術」は、本人のみならず万
人にわかりやすい。
「視覚・整理術」は、万人が使うデー
タベースとしてわかりやすい。
「みやすい資料」は、難しい仕事をとっ
つきやすくさせる力がある。
「コミュニケーション」は、ギスギスセカ
セカを、穏やかなものにする。
目が見えない人は、目が見える人よりも記憶力が良かったり、空気を読むのがうまかったり
します。例えば、もともと相手の顔が見えない電話対応では、普通の人よりも目の見えな
い人のほうが優れた対応ができる可能性が高い。目が見えないことが、仕事の上でのアド
バンテージになることもあるのです。
目は見えないけれど人の話を聴くのが得意という人であれば、心理カウンセリングを行い
ながら社員の相談に乗るヘルスキーパーにも向いています。人と話すのが苦手な社員で
も、目の見えない人が相手なら安心して話せるというケースもあるからです。
障害があっても活躍できる場所を見つけてあげれば、「バリア」が「バリュー」に変わります。
※coFFee doctors 産業医 三宅 琢 氏インタビュー記事より抜粋
一次元一軸の世界で生きている私たちは、柔らかく包容力のある社会にする、
むしろ貴重な存在であると思ってます。
⇒周囲の視点次第で、障がいのあることがアドバンテージになる。