アグリビジネス科
共通講義


第1回
アグリビジネス概論
講師:アグリイノベーション大学 学長・西辻一真

2013年4月20日Sat.3・4限(13:30~16:45)
講義の流れ
  農業の種類
  農作物は自然からの恵み
  土から口までの距離
  農作物の流通の基本
  アグリビジネス先進事例
  話題の6次産業化
  本日のまとめワークショップ
                               この流れでお話します。
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補足資料

農業(Agriculture )とは
「土地を利用して作物の栽培または家畜の飼養を行い、人間にとって
有用な生産物を生産する経済活動。人間に有用な農業生産物は食糧と
一部の工業原料であるが、農業はそれらを土、水、太陽エネルギーな
どの自然力を利用して作物として生産し、また家畜を繁殖、肥育させ
ることによってそれを生産する」(世界大百科事典より)



農業が持つ特性
 ①季節性
 ②連続性
 ③総合性

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補足資料
 農業のはじまり
1万数千年前・・・農耕や牧畜が始まる
日本において、2500〜2600年前 水稲の栽培が始まる。
弥生時代以降野菜の栽培が開始し、明治時代 欧米から野菜が導入、本格
的な野菜生産へ


 栽培植物(農産物)とは
=人が数万年に及ぶ農耕の歴史を重ねる過程で、野生植物とは異なる形質
を選抜育種してきた結果(野生種→栽培種へ)
  〜野生種との違い〜
  可食部が大きい(種子や果実の巨大化)、種実が本体から脱落しない
  収穫時期が同一、毒物を含んでいない  など

※農業生産における栽培植物は食用作物だけでなく、
油料植物、蜜源植物、飲料植物、香辛料植物、飼料植物、薬用、木材、繊維、ゴム・樹脂
材、タンニン源などや、観賞用、環境保全用にも利用されている。

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補足資料
 農業の分類
=水田農業、畑作農業、施設園芸、果樹農業、畜産


 慣行農法
一般的に多くの地域で行われている農法
  (=現在は農薬・化学肥料を一定量使用した農業)

 有機農法
化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技
術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をで
きる限り低減した農業生産の方法
(有機農業推進に関する法律より)




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補足資料
 自然農法
無肥料、不耕起、無農薬で栽培する農法。
実践する人によっていろいろな考え方があり。
(広義には有機農法に分類されます)




 減農薬/特別栽培
化学合成農薬、化学肥料双方を慣行の5割以上減らして栽培する農法

その農産物が生産された地域の慣行レベルに比べて、節減対象農薬の使用回数が
50%以下、化肥の窒素成分量が50%以下。2004年にガイドライン改正、無農薬、
減農薬、無化学肥料という表示はできない(法的罰則はない)。
(特別栽培農産物に係る表示ガイドラインより)




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補足資料
 環境保全型農業
農業の持つ物質循環機能を生かし、生産性との調和などに留意しつつ、土
づくり等を通じて化学肥料、農薬の使用等による環境負荷の軽減に配慮し
た持続的な農業(農水省 環境保全型農業推進の基本的考え方)


 循環型農業




様々な農法(民間農法を含む)
特定の微生物資材などを投入する農法:
ピロール農法、EM農法、永田農法、合鴨農法

従来の農法とは方法が大きく異なる方法:
植物工場、養液栽培、アグロフォレストリー、パーマカルチャー、不耕起
栽培、炭素循環農法、バイオダイナミック農法
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市場規模
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日本の有機食品市場規模は1300〜1400 億円。
また、特別栽培農産物など安全性や環境に配慮した食品を加えた
市場規模は 約6000 億円。
「提携」など消費者と生産者が直接取引する規模は、約100億円と推定。

 有機食品購買同期
有機食品の購買動機は「健康」「安全」「おいしい」という「利己的」要因を評
価するアメリカ型と「理念に共鳴」「環境負荷が少ない」という社会性・公共性
の利他的要因の評価が強いヨーロッパ型があるが、日本の消費者はアメリカ型で
ある。

 有機農家は特栽農家や慣行農家に比べて新規参入者が多い。
 農業に従事されたのはいつ頃ですか。                                                                   有機         特栽         慣行
                                                                                     n=181      n=107      n=125
 A             先祖代々農家だった                                                                  58.9%      68.3%      76.8%
 B             父・祖父の代から農業を始めた                                                             16.0%      25.0%      20.8%
 C             自分の代から農業を始めた                                                               25.1%       6.7%       2.4%


          0%    10%   20%    30%       40%   50%    60%      70%   80%        90%     100%


     有機                     58.9%                         16.0%            25.1%

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     特栽                        68.3%                               25.0%            6.7%     父・祖父の代から農業を始めた
                                                                                             自分の代から農業を始めた

     慣行                             76.8%                                  20.8%     2.4%

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補足資料
GAPを知ってる?

農産物の安全性向上や環境保全型農業を実践する手法
90年代終わりから欧州で普及が進み、2002年以降に日本でも普及が進ん
でいる。
GAP・・・Good Agricultural Practice、
「工程管理に基づく品質保証」の考え方を農業現場に導入したもの。
食品事故などの問題を農場が起こさないよう未然に防ぐ農場管理の手法!
JGAP・・Japan Good Agricultural Practice、
      GLOBALGAP(EUREPGAP)との同等性認証を取得



   適切な農場管理が実現し、①食の安全、②環境保全、③労働安全が向上
      →バイヤーや消費者への信頼が高まり、販売が優位に!


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補足資料
  HACCPとの違い

HACCP
・・・Hazard Analysis Critical Control Point:危害分析重要管理点。

食品製造工程における危害(食品衛生上の問題となる物質または状態) を
分析し、 重要管理点(CCP)を設定すること。
監視方式を含めた管理システム全体を HACCPと呼ぶことが多い。
 =食品の安全性を確保するための安全確保の手法
 (食品工場で実施されている)

農業生産への食品衛生管理の理念導入の必要性があるが、
農業には不確定要素(気象条件など)が多く、HACCPにおける重要管理
点を設定しにくい。
→リスクを抑える管理項目を積み重ねていくGAPの適用が適している
 (HACCPの考え方に基づいたリスク回避手法)



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NOTE
自分が考える理想のアグリビジネスを考えてみよう

タイトル



具体的な内容




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NOTE




キーワード(例):
農業の形態、農法(有機、自然農etc.)、場所、販路、
栽培品目、加工、法人、他産業との連携、輸出、直売所、
農家レストラン、食育
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