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尿路結石(Tul経尿道的尿管結石砕石術)
- 4. 経尿道的尿管砕石術 (flexible Transurethral UreteroLithotripsy:f-TUL) f-TUL の利点 1, 硬い結石や、 10mm 以上の比較的大きな結石でも破砕可能 2, 1 回の治療で治療完了のことが多い。 3, ESWL では難しい尿管狭窄などがある場合や嵌頓結石に対してでも、結石を回収できるなど、 ESWL 困難症例にも使用できる。 内視鏡的に、結石を破砕して取り出してくる、治療法
- 5. 経尿道的尿管砕石術 (flexible Transurethral UreteroLithotripsy:f-TUL) f-TUL の欠点 1, 使用する器具の種類が多く、操作が煩雑で技術的な習熟が難しい 2, 全身麻酔が必要 3, 尿管に穴があいたり、切れたりする(尿管損傷)可能性がある。 4, 術後に尿管狭窄を起こすことがある。 5, 下腎杯の結石では、尿管鏡が届かない場合がある。 内視鏡的に、結石を破砕して取り出してくる、治療法
- 6. f-TUL の手技 1 1, ガイドワイヤーを尿管口から挿入する。 尿管造影を行なった後、尿管鏡で尿管内の観察を行なう。 2,尿管アクセスシースを挿入する。 3,軟性尿管鏡、レーザーを用いて結石の砕石を行なう 4,バスケット鉗子を用いて、結石片の回収を行なう 5,尿管ステントを留置をする
- 7. TUL の手技 1 1, ガイドワイヤーを尿管口から挿入する。 尿管造影を行なった後、尿管鏡で尿管内の観察を行なう。 2,尿管アクセスシースを挿入する。 3,軟性尿管鏡、レーザーを用いて結石の砕石を行なう 4,バスケット鉗子を用いて、結石片の回収を行なう 5,尿管ステントを留置をする
- 9. TUL の手技 3 1, ガイドワイヤーを尿管口から挿入する。尿管造影を行なった後、尿管鏡を用いて尿管内の観察を行なう 2,尿管アクセスシースを挿入する。 3,軟性尿管鏡、レーザーを用いて結石の砕石を行なう 4,バスケット鉗子を用いて、結石片の回収を行なう 5,尿管ステントを留置する
- 10. TUL の手技 3 1, ガイドワイヤーを尿管口から挿入する。尿管造影を行なった後、尿管鏡を用いて尿管内の観察を行なう 2,尿管アクセスシースを挿入する。 3,軟性尿管鏡、レーザーを用いて結石の砕石を行なう 4,バスケット鉗子を用いて、結石片の回収を行なう 5,尿管ステントを留置する
- 11. TUL の手技 3 1, ガイドワイヤーを尿管口から挿入する。尿管造影を行なった後、尿管鏡を用いて尿管内の観察を行なう 2,尿管アクセスシースを挿入する。 3,軟性尿管鏡、レーザーを用いて結石の砕石を行なう 4,バスケット鉗子を用いて、結石片の回収を行なう 5,尿管ステントを留置する
- 13. TUL の手技 4 4,バスケット鉗子を用いて、結石片の回収を行なう
- 14. TUL の手技 5 1, ガイドワイヤーを尿管口から挿入する。尿管造影を行なった後、尿管鏡を用いて尿管内の観察を行なう 2,尿管アクセスシースを挿入する 3,軟性尿管鏡、レーザーを用いて結石の砕石を行なう 4,バスケット鉗子を用いて、結石片の回収を行なう 5,尿管ステントを留置する
Editor's Notes
- Endourology は内視鏡を用いた結石治療の総称。 ESWL が登場後は役割が限定。 Endourology は 1.技術的な習熟が難しく操作が煩雑 2. PNL では腎実質に穴をあけるという侵襲性 3. PNL 、 TUL とも麻酔が必要 しかし、 ESWL は結石を砕いて小さくするだけで、それらの排出は尿路自体の運動や通過性に依存。 珊瑚状結石や容量の大きな結石・感染を伴う結石・尿路狭窄を伴う場合などは、 Endourology の出番。 結石を直視下で観察するため、結石を細かくし、除去する作業を確認できる。
- ESWL は衝撃波エネルギーを体内の結石に照射し、結石を破石する治療法。対外衝撃波結石破砕術と言われることもある。 破石されて生じた破石片は尿とともに体外に排出される。 衝撃波の発生源には水中放電方式、電磁方式、圧電方式などがあり、最近の機種では外来日帰り治療も可能。 低侵襲で安全性が高い方法。 妊婦には安全性が確立していないので不可。
- ESWL は衝撃波エネルギーを体内の結石に照射し、結石を破石する治療法。対外衝撃波結石破砕術と言われることもある。 破石されて生じた破石片は尿とともに体外に排出される。 衝撃波の発生源には水中放電方式、電磁方式、圧電方式などがあり、最近の機種では外来日帰り治療も可能。 低侵襲で安全性が高い方法。 妊婦には安全性が確立していないので不可。